2006年08月14日(月) |
JY: クラブ選手権 全国大会 ヴェルディ戦 |
06年08月14日 (月) 15:00開始 Jヴィレッジ Pitch 5 adidas CUP 2006 第21回日本クラブユースサッカー選手権 (U-15) 大会 対 ヴェルディジュニアユース ※35分ハーフ 天候:晴れ
▼試合展開 [前半] 清水エスパルスジュニアユース −−−−−−−−長島−−−−−−−− −−石原−−小澤−−山田−−西川−− −−−−−−青木−−荒井−−−−−− −−大島−−−−−−−−−−柴原−− −−−−−−鍋田−−櫻井−−−−−−
−−−−−−小林−−北脇−−−−−− − 小山内 −−−−−−−−−渋谷−− −−−−−−木澤−−牛尾−−−−−− −−稲葉−−馬場−−宮嶋−−八塚−− −−−−−−−−武松−−−−−−−− ヴェルディジュニアユース (〜16分)
10分、ヴェルディ、PA左角より10Mほど前でボールを受けたFW北脇が、緩やかな加速から一気にトップスピードに達し、PAの左へ侵入。スピードの変化に取り残されたCB山田を抜き去ると、シュートを放つがGK長島が至近距離でブロック。しかし、ボールはPA内中央に転がり、走り込んだRH渋谷が無人のゴールに押し込んだ。0−1。 19分、ヴェルディ、交代: 小山内→高木
途中、ヴェルディ、ポジションチェンジ: 渋谷CH、小林RH、木澤FW 31分、ヴァルディ、CH木澤が浮き球の低い弾道のスルーパスで、清水DFラインの裏を狙う。GK長島が飛び出して処理するかに見えたが、突っ込んだ北脇に惑わされたか、長島が一瞬の躊躇。これが仇となってボールは長島の裏へとすり抜け、それをFW高木が押し込み、0−2。 34分、清水、バイタルエリアで相手のドリブルをCB青木がカットし、プレスを避けるため自陣右スペースに持ち出し、そこからロングボールを送る。ギャップのできていた相手DFラインを抜け目なく狙っていたFW鍋田、CB馬場の裏でパスを受けると前進、GKと1対1に。確実にゴールを沈め、1−2。 35分 (ロスタイム)、ヴェルディ、警告: 八塚
ヴェルディ 清水エスパルスジュニアユース 4(3) シュート 5(4) ○柴原、○櫻井、×鍋田、○荒井、◎鍋田 3(0) 右クロス 1(1) ○大島 1(0) 左クロス 2(1) ×鍋田、○荒井 0(0) 右側CK 4(1) ×柴原、×鍋田、○櫻井、×柴原 0(0) 左側CK 0(0) 3(−) 犯OS 0(−) 5(0) ファウル 4(0) ・櫻井、・鍋田、・小澤、・柴原
[後半] 清水エスパルスジュニアユース (30分〜) −−−−−−−−長島−−−−−−−− −−−−石原−−山田−−西川−−−− −−−−−−青木−−荒井−−−−−− −−田代−−−−−−−−−−柴原−− −−−−鍋田−−小澤−− 畑 −−−−
−−−−−−北脇−−木澤−−−−−− −−高木−−−−−−−−−−渋谷−− −−−−−−牛尾−−窪田−−−−−− −−稲葉−−馬場−−宮嶋−−八塚−− −−−−−−−−武松−−−−−−−− ヴェルディジュニアユース (14〜34分)
14分、ヴェルディ、交代: 小林→窪田 (上記参照) 14分、清水、交代: 大島→田代 17分、清水、警告: 山田 17分、清水、交代: 櫻井→畑
途中、清水、システムチェンジ (上記参照) 34分、ヴェルディ、警告: 窪田 34分、ヴェルディ、中盤から長い距離をドリブルしてきた北脇が、清水DFと体を入れ替えてPA内左へ侵入。PA内でステップを踏んでDFからコースを空けさせ、シュートを放つ。GK長島が反応するが、こぼれたボールを自ら押し込み、1−3。 36分 (ロスタイム)、ヴェルディ、交代: 稲葉→高野 37分 (ロスタイム)、ヴェルディ、清水ゴール前へ攻め込むが跳ね返され、クリアを窪田が拾って二次攻撃。グラウンダーのクサビをPA前中央に入れると、DF2名が「門」になってしまい、その間の高木が全くのフリー。すぐさまターンしてシュートを決め、1−4。
ヴェルディ 清水エスパルスジュニアユース 7(4) シュート 3(1) ×櫻井、×大島、○柴原 4(2) 右クロス 4(1) ×青木、×石原、×石原、○田代 4(0) 左クロス 3(0) ×荒井、×柴原、×西川 2(0) 右側CK 0(0) 0(0) 左側CK 0(0) 1(−) 犯OS 0(−) 8(0) ファウル 7(1) ×荒井、・鍋田、・山田、・鍋田、・畑、 ・荒井、・山田
開始1分、大島のクロスから鍋田がシュートを放った清水がやや押し気味に進めていたが、10分、相手初シュートで失点。その後も展開の大きさで清水が上回っている印象で、17分には左外を回った西川を囮に切れ込んだ柴原のシュートのこぼれを櫻井がシュート、30分には石原の見事なサイドチェンジを柴原が前に当て、受けた櫻井の左クロスから荒井がボレーを放つ。だが、枠外に飛んだミドルを1本挟んで31分、ヴェルディ3本目のシュートで2失点目。どちらも守備の対応に粘りが足りず、集中力散漫に見えた。しかし、前半終了直前の34分に1本のロングパスから鍋田が決め、1点差で折り返すことができた。 後半は拮抗した展開に。14分、西川のクサビを受けた柴原のスルーパスから荒井が左クロス、クリアを拾った柴原のシュート性 (実際シュートを狙ったと思う) の左クロスにファー右ポスト前へ大島が飛び込んだが、ボレーは枠上に外れる。前半は清水の裏のスペースを狙う単調な展開が多かったヴェルディだが、徐々に北脇・高木らのドリブルが真価を発揮。かと思えば25分、木澤がスルーパスで中央を独走し、長島が1点ものの被決定機を止めた。小澤を前線に上げ、総攻撃を目論んだ清水だが、スルーパスとドリブルでジャブを積み重ねられたDFの足が止まり、34分とロスタイムにそれぞれ失点。予選2位通過となり、決勝トーナメント緒戦はナイキプレミアカップに優勝した3年生を揃える、クマガヤSCとの対戦となった。
▼試合結果 清水エスパルスジュニアユース 1−4 ヴェルディジュニアユース
▼選手寸評 [私撰MVP] なし [私撰MIP] 鍋田 亜人夢、荒井 航 [相手方好印象選手] 北脇 健慈
予選通過を決めた後だからか、ピリッとしない内容。鍋田の決定力と荒井の運動量はそれまで同様素晴らしかったが、他は終盤、1点を奪いに攻めに出るまで今一つのプレーだった。だが、残り10分の前に出る姿勢は素晴らしく、そこで失った2点は仕方がない。責められるべきは、集中力を欠いた前半の2失点の方だろう。ドリブラーを揃えるヴェルディだが、昔のようにただひらすらドリブルで突っ込んでくる訳ではなく、前後のポジションチェンジを盛んに行い、スペースのギャップをつくり、そこへ前を向いて攻め込めるように工夫されていた。その中でも北脇の突破は重戦車のようで、軽い当たりなど吹き飛ばして突き進む迫力があった。
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