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2006年07月01日(土) プリンス東海 浜名高校戦

06年07月01日 (土) 14:15開始 エコパサブグラウンド
 JFA プリンスリーグU-18 東海2006
 対 県立浜名高等学校 ※45分ハーフ
 天候:曇り

▼試合展開

[前半]
−−−−−−− 山崎晃 −−−−−−−
− 望月卓− 望月恭−鍋田−−小出−−
−−−−−−−−池田−−−−−−−−
−−− 桑原卓 −神田− 桑原彬 −−−
−−−−− 山崎竜 −町田−−−−−− 交代:なし

−−−−−−−−町田−−−−−−−−
−−−−−−堀切−−11−−−−−−
− 佐藤大 −05−−06−−15−−
−−−−17−−04−−07−−−−
−−−−−−−−01−−−−−−−− 41分:06→14
県立浜名高等学校 (〜41分)

浜名高校      清水エスパルスユース
4(1) シュート 5(2) ○竜男、×竜男、×竜男、○町田、×町田
2(1) 右クロス 1(1) ○神田
5(1) 左クロス 1(1) ○小出
2(0) 右側CK 4(1) ○桑卓、×桑卓、×桑卓、×桑卓
1(0) 左側CK 0(0)
0(−)  犯OS  1(−) ・町田
5(0) ファウル 2(1) ×鍋田、・鍋田

[後半]
清水エスパルスユース (17分〜)
−−−−−−− 山崎晃 −−−−−−−
− 望月卓− 望月恭−鍋田−−小出−−
−−−−−−−−池田−−−−−−−−
−−− 桑原卓−佐野諒−桑原彬 −−− 08分:町田→藤牧
−−−−−−藤牧− 山崎竜 −−−−− 17分:神田→佐野諒

−−−−−−−−11−−−−−−−−
−−−−−−堀切−−松浦−−−−−−
− 佐藤大 −−−05−−−−16−− HT:町田→松浦
−−−−17−−04−−07−−−− 22分:15→16
−−−−−−−−12−−−−−−−− 29分:14→12
県立浜名高等学校 (29分〜)

 27分、浜名、右に開いて受けた16番がPA内へ切れ込み、1対1を挑まれた小出が辛くもカットするが、こぼれ球をすかさず堀切が15Mシュート。GK山崎晃が掻き出しで、左CKへ。堀切のキックはニアでカットするが小さく、PA内で5番が拾わって外に戻し、堀切が再び左クロス。これを中央でマークのない佐藤大がニアへ叩き落とし、均衡破れる。0−1。
 29分、清水、藤牧が中央へ強引に通したスルーパスが山崎竜に通る。1対1になった山崎竜は右足アウトでボールをスライド、サイドステップでGKを抜き去るが、GK思わず腕を後方から足に掛け、山崎竜を倒す。得点機会阻止で当然、一発退場。代わったGK12番に対し、桑原卓が速いボールを正確に左「上」角へ決め、1−1。

浜名高校      清水エスパルスユース
11(8) シュート 7(3) ×神田、○藤牧、◎桑卓、×藤牧、○桑卓、×竜男、×桑彬、×桑卓
4(2) 右クロス 7(2) ○卓馬、×卓馬、×佐諒、○佐諒、×竜男、×卓馬、×池田、×桑彬
4(2) 左クロス 5(1) ×小出、×桑卓、×小出、×小出、○竜男
0(0) 右側CK 1(0) ×桑卓
4(1) 左側CK 0(0)
0(−)  犯OS  0(−)
3(1) ファウル 9(2) ×鍋田、×鍋田、・池田、・藤牧、・藤牧、・藤牧、・佐諒、・鍋田、・池田、・桑彬

 4人が出場停止の清水。人数以上にその顔ぶれが厳しい。主将 (岩本)、エース (長沢)、守備の要 (佐野克)、切込隊長 (小泉) と、誰か4人出場停止にできると聞かれたら、10人中8、9人がこの4人を選ぶだろう。この事態を受けて、というよりも終ぞ改善されない中盤の守備の改良の目的か、行徳監督は中盤4人をフラットではなく、ダイヤモンドに組んできた。前の3人のポジションは流動的だが、中盤の底に固定された池田はバイタルエリアを守りつつ、頻繁に最終ラインのヘルプに入る。今回のドイツ代表のようなシステムで、トップ下の神田もしきりに守備に戻っていた。浜名の方も、Jクラブへの練習参加が続く松浦がベンチスタート。

 前半は共にミスが多く、低調な内容。長沢不在の清水は攻撃の厚みが足りず、神田が何度かサイドに飛び出す動きを見せるものの、決定機に繋がったのは9分、相手CKを望月恭がクリアしたカウンターから桑原彬がサイドチェンジ、左スペースに飛び出した神田のクロスに山崎竜のヘッドが当たり損ねた場面ぐらい。他では両FWが、PA外から強引にミドルを放つぐらいだった。対する浜名も中盤底に位置する池田の突破に手間取り、何度か佐藤大が左サイドを破ったものの、決定機には繋がらなかった。
 後半から浜名は松浦を投入。松浦投入を契機に、というより清水の中盤プレスが弱まったことで、浜名は早めにサイドにパスを回し、そこから仕掛けられるようになった。中盤がダイヤモンドの清水はサイドでSBが孤立することが多い。10分に15番のスルーパスから堀切が右20度シュート、13分に8分の左クロスがファーに流れたのを15番が折り返し、堀切がヘッド、26分にも16番の右クロスがファーに流れたところを更に堀切の左クロスと、浜名が攻め続ける。が、サイドからの攻撃は効率が悪く、山崎晃も好セーヴで阻む。清水も15分、小出の奪取からのクサビを山崎竜が落とし、桑原彬が繋いで神田のミドル、16分に池田のクサビを藤牧が落とし、桑原卓が繋いで藤牧のミドルと、隙を突いて速い攻撃を見せるが、それ以外に攻め手がない。
 遂に27分、16番のサイドからの仕掛けで奪った左CKが中央で跳ね返されると、もう一度サイドからクロスを入れ、浜名が先制に成功。だが、その2分後、一瞬の隙で中央にスルーパスを通させてしまい、しかも抜かれたGKが腕を掛けて退場。桑原卓がきっちりPKを決めた清水は、残り15分攻勢に転ずる。これがイタリアやドイツならサイドにボールを回し、数的不利の穴を更に広げるように試合を運ぶだろうが、このチームは中央突破を図って、逆に34分、16番の右クロスから11番に決定的なボレーを放たれるなど、相手に最短距離でのカウンターを許す場面も。36分、小出のクサビを山崎竜が落とし、佐野諒のスルーパスで桑原卓がGK1対1となるが決められず、ロスタイム、藤牧のパスから山崎竜が左クロス、サイドに流れたのを桑原彬が拾って戻し、桑原卓がシュートを放つが、大きく枠を外した。

 結局、勝点1を分け合って試合終了。前節静学戦に比べると互いにミスが目立つ内容ではあったが、中盤の守備には一定の成果が見られた。残す課題は2列目から飛び出しての攻撃。数的有利になってからは桑原彬を中心にそうした攻撃が見られたが、数的同数の間からそうした攻撃ができるか。長沢頼みからの脱却が、長沢が復帰する次節以降、試される。


▼試合結果

清水エスパルスユース 1−1 県立浜名高等学校
 得点:後半27分:浜名・佐藤 大生 (堀切 大地・左クロス)
    後半29分:清水・桑原 卓哉 ※PK
 退場:後半29分:浜名・01


▼選手寸評

[私撰MVP] 山崎 晃太
[私撰MIP] 望月 恭平、池田 康彦
[相手方好印象選手] 04、佐藤 大生


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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