2006年05月04日(木) |
JY (中2): ナイキ杯 京都パープルサンガ戦 |
Jrユース (中2) 06年05月04日 (木) 10:30開始 Jヴィレッジ No. 2 ピッチ ナイキプレミアカップジャパン2006 1次ラウンド 対 京都パープルサンガJrユース ※25分ハーフ 天候:晴れ
▼試合展開 [前半] 清水エスパルスJrユース −−−−−−−−井出−−−−−−−− −−深澤−−中原−− 荻 −−片井−− −−−−−−藤田−−田代−−−−−− −−坂口−−−−−−−−−−成田−− −−−−− 三渡洲 −松田−−−−−− 00分:柴原→三渡洲
−−−−−−−−宮吉−−−−−−−− −−石黒−−山下−−伊藤−−駒井−− −−−−−−−−西岡−−−−−−−− −−渡辺−−植田−−梅田−−槍田−− −−−−−−−−村下−−−−−−−− 00分:??→西岡 京都パープルサンガJrユース
13分、清水、藤田に警告 (ラフプレー) 19分、京都、こぼれをカットした伊藤が深澤を突破、右足インに掛けたゴールに向かう左クロスを駒井が軽く頭で、0−1
京都 清水エスパルス 3(1) シュート 0(0) 0(0) 右クロス 3(0) ×田代、×??、×坂口 3(1) 左クロス 4(2) ×片井、×成田、○成田、○成田 2(0) 右側CK 0(0) 0(0) 左側CK 0(0) 1(−) 犯OS数 1(−) ・松田 2(0) ファウル 7(1) ・成田、・坂口、・成田、×藤田、・成田、・片井、・坂口
[後半] 清水エスパルスJrユース (13分〜) −−−−−−−−井出−−−−−−−− −−深澤−−中原−− 荻 −−片井−− −−−−−−前澤−−田代−−−−−− −−坂口−−−−−−−−−−遠藤−− 11分:成田→遠藤 −−−−− 三渡洲 −松田−−−−−− 13分:藤田→前澤
−−−−−−−−宮吉−−−−−−−− −−石黒−−山下−−濟川−−駒井−− −−−−−−−−西岡−−−−−−−− 07分:伊藤→濟川 −−渡辺−−植田−−梅田−−槍田−− 19分:山下→川嶋 (川嶋FW、宮吉OH) −−−−−−−−村下−−−−−−−− 24分:宮吉→家城 京都パープルサンガJrユース (07〜19分)
京都 清水エスパルス 4(2) シュート 1(0) ×遠藤 3(0) 右クロス 0(0) 7(1) 左クロス 1(0) ×片井 0(0) 右側CK 0(0) 0(0) 左側CK 0(0) 1(−) 犯OS数 0(−) 3(1) ファウル 4(0) ・成田、・坂口、・舞人、・田代
清水エスパルスJrユース 0−1 京都パープルサンガJrユース
ナイキカップは初日、ヴェルディ小山・アビスパ福岡に勝利。2日目のグループリーグ最終節は、京都パープルサンガとの2勝対決となった。常連ガンバ大阪を下して関西代表に選ばれた京都パープルサンガは、GK村上、DF植田、MF駒井がU-14NTCに選ばれている。しかし清水は、前日厳しいマークを受けたエースの柴原が、足を痛めて欠場を決定。アップ前までは先発予定だったようで、試合開始と同時に三渡洲が交代投入された。京都も同様の状況のようで、出場予定だった選手は確認できないが、西岡が投入された。もっともナイキカップは延べ18人までなら再出場可能なので、その気になれば柴原も交代出場できる。
前半は逆風。立ち上がりは中盤の潰し合いとなるが、ワントップで中盤の厚いシステムの京都に対し、田代がパスが渡る先々に次々とプレスを掛け、時にパスカットから単独右サイドを突破してクロスを入れる。清水は田代の活躍で五分以上に渡り合うが、柴原不在の影響か、相手ゴール前での一押しが足りない。京都は18分、石黒が初めて左サイドを突破すると、続く19分に伊藤が再び左サイドを突破して先制。伊藤はロスタイムに今度は右から片井をかわしてシュートを放つが、これは枠を外れた。 後半は順風になるが、あまり流れは好転しない。柴原の代わりに入った三渡洲だが、まだ細かいトラップやパスにズレが多く、連携不足が見られた。京都は後半頭から左の石黒が次々と突破。更に16分には右の駒井が遠藤・荻の2人を抜いてシュート、終盤20分にはDHの西岡までが右からドリブルで抜けてシュートを放つが、GK井出が失点を阻む。清水は22分のFKに遠藤が体で突っ込むが、シュートは枠を外して万事休す。結局0−1で敗戦したが、他のグループの2位を得失点差で上回り、4チームの決勝トーナメントに駒を進めることができた。
▼個人的好印象選手 田代 諒 (CH): これだけ大きい選手が、柔らかく体を入れ、抜かれてもすぐに動き直す反応速度を持つのは、反則だ。 井出 裕也 (GK): 向かってくる相手に対し、急所となるニアに体を投げ出す判断力と、なにより勇気をもっているGK。
[相手方好印象選手] 西岡 僚太 (DH): 小柄ながらボール扱いが素早く正確で、左右に捌いてワンボランチの大役を果たす。プレスも的確だ。
Jrユース (中2) 06年05月04日 (木) 15:00開始 Jヴィレッジ No. 2 ピッチ ナイキプレミアカップジャパン2006 準決勝 対 京都パープルサンガJrユース ※30分ハーフ 天候:晴れ
▼試合展開 [前半] 清水エスパルスJrユース −−−−−−−−井出−−−−−−−− −−深澤−−中原−− 荻 −−片井−− −−−−−−藤田−−田代−−−−−− −−坂口−−−−−−−−−−成田−− −−−−−−柴原−−松田−−−−−− 交代:なし
−−−−−−−−宮吉−−−−−−−− −−石黒−−山下−−伊藤−−駒井−− −−−−−−−−西岡−−−−−−−− −−渡辺−−植田−−梅田−−槍田−− −−−−−−−−村下−−−−−−−− 交代:なし 京都パープルサンガJrユース
京都 清水エスパルス 2(1) シュート 5(2) ○柴原、×松田、○柴原、○成田、×田代 3(1) 右クロス 5(0) ×坂口、×坂口、×松田、×坂口、○柴原 2(1) 左クロス 2(2) ○成田、○成田 2(0) 右側CK 0(0) 0(0) 左側CK 0(0) 1(−) 犯OS数 2(−) ・松田、・柴原 4(1) ファウル 3(1) ・坂口、×深澤、・深澤
[後半] 清水エスパルスJrユース −−−−−−−−井出−−−−−−−− −−深澤−−中原−− 荻 −−片井−− −−−−−−藤田−−田代−−−−−− −−坂口−−−−−−−−−−成田−− −−−−−−柴原−−松田−−−−−− 交代:なし
−−−−−−−−宮吉−−−−−−−− −−石黒−−山下−−濟川−−駒井−− −−−−−−−−西岡−−−−−−−− −−渡辺−−植田−−梅田−−槍田−− 15分:伊藤→濟川 −−−−−−−−村下−−−−−−−− 29分:駒井→家城 京都パープルサンガJrユース
京都 清水エスパルス 4(3) シュート 6(3) ○柴原、×荻、 ○田代、○坂口、×田代、×柴原 2(1) 右クロス 1(0) ×坂口 0(0) 左クロス 8(5) ○成田、○成田、○成田、○成田、×成田、○柴原、×成田、×片井 1(1) 右側CK 2(0) ×坂口、×坂口 2(0) 左側CK 0(0) 2(−) 犯OS数 0(−) 7(0) ファウル 8(0) ・成田、・中原、・成田、・坂口、・坂口、・藤田、・藤田、・田代
13分、京都、伊藤に警告 (ラフプレー) 27分、京都、駒井が右クロスのクリアを自ら拾って突破。カットされるが再度拾ってPA内へ、中央に送って西岡、0−1
清水エスパルスJrユース 0−1 京都パープルサンガJrユース
何の因果か、準決勝の相手は再び京都。午前の試合では温存された柴原も、決意の先発である。
今度は前半が清水の順風。開始早々、成田の左クロスをゴール前で柴原が合わせて口火を切る。京都は11分、深澤のファウルで得たFKがファーに流れたのを宮吉が拾い、右クロスを梅田が合わせる場面があったが、GK井出が好セーヴ。優位に試合を進める清水だが、ワントップの宮吉を残して全員が献身的に戻る京都の守備は堅く、柴原や田代がミドルで打開を図る。29分には柴原が30Mをドリブル突破、戻したボールを追走してきた田代がPA内で合わせるが、DFにブロックされた。守備では京都に数的有利となる場面を与えず、常に正しい選択を行う中原を中心に確実に跳ね返した。 後半、逆風。だが、その影響を見せず、1分にはゴールキックの深澤の跳ね返しから、柴原がいきなりドリブルシュートを放つ。特に左の成田が絶好調で、5分、右CKの流れからクロス、坂口が繋いで荻のシュートは枠外。12分のクロスは柴原が頭で流して坂口が戻し、田代のミドルは威力弱。14分のクロスは柴原がドリブルで挑むがカットされる。が、再度奪い返し、もう一度高速クロスをDFの裏に通すと、柴原、松田、そして大外で坂口が頭から突っ込んだ。GKごとゴールに押し込んだかに見えたが、ファウルの判定でノーゴールになってしまう。京都は10分、伊藤のロビングパスで宮吉が裏に抜けたが、GK井出が体を張った。 その後も清水の攻勢は続いたが、27分、駒井の個人技から失点を許してしまう。すると29分、自陣右でパスを受けた柴原は軽いフェイントからの加速で寄せに来た2人をかわし、更に進路を塞いだDFも最高速のまま突破。PA右角付近から右足を強振する。GKの腕を越えたシュートは、しかしボール一つ分落ちきらずに左上角を外れ、柴原はフィールドに突っ伏した。伝説は生まれず、清水のベスト4敗退が決まった。幾人もの選手が人目も憚らず泣きじゃくっていたが、その涙がきっと今後の成長の糧になるはずだ。
最後に。自分の子どものことだけに熱くなるのもわからなくもないが、ほんの13、14歳の相手選手に対して口が過ぎるのは、応援の範疇を越えていると思う。ただ、サッカーという競技では、今後高校、Jリーグ、欧州リーグ、国際試合と舞台が大きくなるにつれ、人倫にも悖るような野次が飛んでいるのも事実。それ自体は勿論、良いことではない。だが、選手にはそれを乗り越えられるぐらい、心を強くしてほしい。この試合、成田はサイドプレーヤーで、しかもガツガツぶつかるのが彼のプレースタイルということもあり、随分と非難の声が飛んでいたが、2試合目の準決勝、彼は見違えるようなプレーでそれを跳ね返した。加藤監督も「プレーしよう!」と声を掛け、京都の矢作監督も冷静にプレーするように指示を出していた。選手と両監督を頼もしく思った。
▼個人的好印象選手 柴原 誠 (CH): 本当に足を痛めたか疑ってしまうほどのキープ力とスピード。球足の速いキックが、いちいち正確だ。 成田 恭輔 (LH): 球際に強く、人を食った軽いタッチでマークをかわし、しかし左足のキックは低い弾道でよく伸びる。
[相手方好印象選手] 駒井 善成 (RH): 石黒・伊藤も優れたドリブラーだが、相手を抜く点で駒井のアジリティとステップワークが群を抜く。
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