2006年03月04日(土) |
JY: 東海新人 若鮎長良FC戦 +名古屋グランパスエイト戦 |
Jrユース 06年03月04日 (土) 11:30開始 静岡県営草薙球技場 第11回東海中学生サッカー新人大会 準決勝 対 若鮎長良FC ※30分ハーフ 天候:晴れ
▼試合展開 [前半] 清水エスパルス: −−−−−−−−長島−−−−−−−− −−加藤−−植野−−山崎−−小澤−− −−−−−−青木−−山田−−−−−− −−柴原−−−−−−−−−−西川−− −−−−−−鍋田−−櫻井−−−−−− 交代:なし
−−−−−−16−−09−−−−−− −−17−−−−−−−−−−18−− −−−−−−10−−07−−−−−− −−14−−03−−04−−05−− −−−−−−−−01−−−−−−−− 前半20分:09→13 若鮎長良FC (前半00〜20分):
04分:長良、03に警告 (反スポーツ的行為?) 19分:清水、青木のクサビはカットされるが、鍋田が奪い返してPA内突入するや横にノールックパス、櫻井が決めて、1−0 28分:清水、山田の縦パスをCBが前に出て奪うが、青木が取り返しロングスルーパス。鍋田がGKも抜いて流し込む、2−0
若鮎長良 清水エスパルス 3(3) シュート 8(6) ○西川、×植野、○柴原、×柴原、○櫻井、◎櫻井、○西川、◎鍋田 4(3) 右クロス 6(2) ○加藤、×西川、○櫻井、×青木、×青木、×加藤 0(0) 左クロス 6(2) ×西川、×西川、○櫻井、×小澤、○西川、×青木 0(0) 右側CK 1(0) ×青木 0(0) 左側CK 1(0) ×青木 1(−) 犯OS数 3(−) ・櫻井、・加藤、・鍋田 4(0) ファウル 2(0) ・鍋田、・加藤
[後半] 清水エスパルス (後半14分〜): −−−−−−−−長島−−−−−−−− −−石原−−植野−−山崎−−小澤−− 後半07分:加藤→石原、櫻井→畑 −−−−−−滝戸−−荒井−−−−−− 後半10分:山田→滝戸、柴原→関口 −−関口−−−−−−−−−−大島−− 後半12分:青木→荒井、鍋田→田代 −−−−−−田代−− 畑 −−−−−− 後半14分:西川→大島 (左図参照)
−−−−−−16−−11−−−−−− −−17−−−−10−−−−13−− −−−−−−02−−07−−−−−− −−−−03−−04−−05−−−− 後半12分;14→02、18→11 (3-5-2に移行、左図参照) −−−−−−−−01−−−−−−−− 後半23分:17→06 若鮎長良FC (後半12分〜23分):
08分:清水、石原のスローインで前に出た柴原がマークを直角に交わしてPA内、クロスを鍋田が胸トラップから右足、3−0
若鮎長良 清水エスパルス 2(1) シュート 10(5) ○柴原、×櫻井、×青木、◎鍋田、○大島、×田代、×大島、○畑、 ×田代、○山崎 1(0) 右クロス 7(4) ×青木、×加藤、×柴原、◎柴原、○関口、○関口、○石原 2(0) 左クロス 6(2) ○小澤、×西川、×西川、×西川、○小澤、×田代 0(0) 右側CK 2(0) ×青木、×滝戸 0(0) 左側CK 0(0) 1(−) 犯OS数 1(−) ・櫻井 3(0) ファウル 2(0) ・荒井、・植野
清水エスパルスJrユース 3−0 若鮎長良FC
キンパラカップを11年ぶりに制した清水は、11年前の翌年に始まったこの大会初出場。各県1位による4チームのトーナメントで、初優勝を狙う。1時間半前に始まった第1試合は、グランパスが2−1で四日市FCに勝利し、一足先に14時半から行われる決勝進出を決めた。 初戦の相手は、岐阜県代表・若鮎長良FC。立ち上がりから左サイドの西川を中心に、清水が一方的に攻め込むが、得点をあげることができない。そうしている間に16分、CB山崎のクリアをCH5番が前に出てカットし、RB5番へ。クロスをFW16番が合わせたが、GK長島がグッドセーヴ。この場面でもCHとSBが前に出てきたが、長良は好機と見るや後ろの選手も積極的に攻撃参加する、見ていて気持ちの良いチームだった。23分には、右に流れたFW13番のサイドチェンジ気味のクロスに、CB3番が駆け上がり、シュートを放っている。 嫌な流れに傾き掛けたのを断ち切ったのは、エースの鍋田。19分、鮮やかなノールックパスで櫻井の得点をお膳立てすると、28分には青木との清水第八ラインでカウンターを成功させた。後半になっても8分、柴原のクロスを落ち着いてゴールに沈めた鍋田は、後半14分にお役ご免。岩下監督はGKとDF3枚を残して9人を交代、3時間後に行われる決勝に備えた。それでも前半から中盤を支配され、ボールを回された長良に、反撃の余力は残っていなかった。そんな中、DFを一枚削ってでも1点を奪いにいった長良だが、右45度でフリーになった11番のシュートもGK長島に阻まれ、万事休す。清水が完封で、決勝に駒を進めた。
▼個人的好印象選手 鍋田亜人夢 (FW): 伸びてきた背丈を上手く使えるようになってきた。競り合いで強引さを見せつつ、プレーはいちいち正確。 青木 達也 (CH): 巧い上にボールに執着心がある。だから奪われないし、奪われても自ら奪い返す。攻守両面でチームの要。
Jrユース 06年03月04日 (土) 14:30開始 静岡県営草薙球技場 第11回東海中学生サッカー新人大会 決勝 対 名古屋グランパスエイト ※30分ハーフ 天候:晴れ
▼試合展開 [前半] 清水エスパルス: −−−−−−−−長島−−−−−−−− −−加藤−−植野−−山崎−−小澤−− −−−−−−青木−−山田−−−−−− −−柴原−−−−−−−−−−西川−− −−−−−−鍋田−−櫻井−−−−−− 交代:なし
−−−−−−矢田−− 播 −−−−−− −−中野−−−−−−−−−−神谷−− −−−−−−02−−本間−−−−−− −−11−−03−−04−−13−− 交代:なし −−−−−−−−池田−−−−−−−− ※ 前半05分:13をRB、11をLBにサイドチェンジ 名古屋グランパスエイト (前半05分〜):
00分:清水、加藤が柴原とのワンツーで縦に抜けてクロス、櫻井はスルー、鍋田のシュートをGK弾くが、最後は山田、1−0 24分:清水、鍋田に警告 (遅延行為) 25分:清水、青木に警告 (繰り返しの違反?)
グランパス 清水エスパルス 5(2) シュート 7(6) ○鍋田、◎山田、○鍋田、×山田、○青木、○柴原、○鍋田 3(2) 右クロス 3(1) ○加藤、×柴原、×加藤 0(0) 左クロス 7(2) ×青木、○西川、×西川、×西川、×小澤、○西川、×西川 1(1) 右側CK 1(1) ○青木 1(1) 左側CK 3(0) ×青木、×青木、△青木 2(−) 犯OS数 2(−) ・鍋田、・鍋田 5(0) ファウル 3(0) ・青木、・青木、・青木
[後半] 清水エスパルス (後半13分〜26分): −−−−−−−−長島−−−−−−−− −−加藤−−植野−−小澤−−西川−− −−−−−−青木−−山田−−−−−− 後半00分:山崎→畑 (小澤CB、西川LB、畑RH、柴原LH) −−石原−−−−−−−−−−鍋田−− 後半13分:柴原→石原、櫻井→田代 (左図参照) −−−−−−田代−− 畑 −−−−−− 後半26分:西川→荒井
−−−−−−矢田−− 播 −−−−−− −−中野−−−−−−−−−−木股−− −−−−−−02−−本間−−−−−− −−11−−03−−04−−13−− 後半23分:神谷→木股 (左図参照) −−−−−−−−池田−−−−−−−− 後半29分:播 →西 名古屋グランパスエイト (後半23分〜29分):
01分:清水、山田のスルーパスに対し左から斜めに加速した柴原、綺麗に中央を割って最後はスライディングシュート、2−0 07分:清水、中盤に下がった鍋田のスルーパスに、入れ替わって櫻井が走り込む。シュートをGK弾くが、柴原が詰め、3−0 08分:清水、倒れながら体を入れてきた鍋田を押し、2番のファウル。中央35Mから加藤の強烈キックがバーを弾いて、4−0
グランパス 清水エスパルス 2(1) シュート 11(9) ◎柴原、×青木、○櫻井、○櫻井、◎柴原、◎加藤、○鍋田、×櫻井、○青木、○畑 ○鍋田 1(0) 右クロス 1(1) ○畑 1(0) 左クロス 2(1) ×畑、 ○荒井 0(0) 右側CK 0(0) 0(0) 左側CK 0(0) 2(−) 犯OS数 0(−) 3(1) ファウル 5(0) ・鍋田、・山田、・畑、 ・田代、・山田
清水エスパルスJrユース 4−0 名古屋グランパスエイト
決勝の相手は、常に東海で清水のライバルになってきたグランパス。しかし、開始僅か40秒、いきなりSB加藤とCH山田が敵陣深くに侵入し、先制に成功。しかし、この早すぎる先制点がリズムを崩したか、前半は受け身の流れに。先制点にも絡んだ柴原をポジションチェンジした主将の11番に上手く守られ、左の西川が突破を図るがクロスを跳ね返される。名古屋は追い風を最大限に利用するキック&ラッシュを選択、スピードのあるFW矢田、RH神谷を警戒して押し込まれた。終了間際には、積極的に前に出てボールを跳ね返していたCB山崎が足を痛め、ピッチ外で治療したまま前半を終えた。 その山崎は結局、後半から交代。漂った暗雲を振り払ったのが、柴原だ。左にポジションを移し、11番のマークから逃れた柴原は、1分に素晴らしいランで追加点を奪い、7分にも鍋田のスルーパスに連動、櫻井のシュートリバウンドをしっかり詰めた。テクニシャンの柴原はどうしても足下でもらいたがるが、長良戦でも石原のスローインをスペースで受けて鍋田のゴールをアシストしたように、この日はスペースを意識し、もう一つの長所であるスピードを最大限に発揮した。8分に加藤のパワフルシュートが飛び出して差を4点に広げると、風の順逆に戸惑う名古屋の反撃を14分の播のシュート程度にとどめ、見事に優勝を飾った。
各紙報道で岩下監督や山崎キャプテンが辛口の自己分析をしていたとおり、現時点では決して完成度は高くない。例えば、県大会に比べてSBが攻撃参加したり、CBが前に出てパスカットを狙うようになってきたが、SBが戻れなかったり、CBのスペースを埋めるためSBが中に絞った時に、サイドスペースをCHやSHが埋められていない場面が散見された。しかし、こうした課題は全国の頂点を目指す上での伸びしろだ。青木・山田の枝村・山本真を思わせる中盤に、前線の鍋田、後衛の山崎と一本縦に通ったセンターラインは強力。柴原が良い刺激を与えているが、県大会ではスタメンだった水野、畑、関口や、2年生の田代なども十分な実力の持ち主で、今のスタメンもうかうかしていられない。今後に大いに期待している。
▼個人的好印象選手 加藤 喬大 (RB): パワフルなキックはFKだけでなく、クリアでも目立っていた。スピードも十分。目指せ、右のロベカル! 柴原 誠 (RH→LH): パスを呼び込んだランで新境地を開く。相手を抜く意欲と、抜いた後の選択の豊富さが素晴らしい。
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