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2004年04月19日(月) サテ: サテライトリーグ ジュビロ磐田戦 (H)

04年4月18日14:00開始 三保グラウンド
 2003Jサテライトリーグ Cグループ 第6日
 対 ジュビロ磐田サテライト (H) ※45分ハーフ
 天候:晴れ 観衆:573人

▼布陣
清水エスパルス:              ジュビロ磐田:
−−−−− 鈴木真 −阿部−−−−−−−   −−−−−−西野−−川口−−−−−−
−−和田−−−−−−−−− 前田高 −−   −−−−−−− カレン −−−−−−−
−−−−−−村松− 鈴木隼 −−−−−−   −−成岡−−松下−−ガヴ− 森下仁 −
− 高野美−高木和 −高林− 高木純 −−   −−− 森下俊 −大井−−加賀−−−−
−−−−−−−−鶴田−−−−−−−−−   −−−−−−−−山本−−−−−−−−
交代:後半14分:高野美→佐野        交代:後半00分:山本→松井、森下仁→太田
   後半26分:鈴木真→岩本           後半27分:川口→藤井
                         後半36分:松下→上本

▼試合展開

[前半]
磐田        清水エスパルス
5(2) シュート 2(0) ×前田、×純平
5(2) 右クロス 3(0) ×純平、×純平、×??
1(1) 左クロス 4(1) ×和田、×阿部、×和田、○美臣
0(0) 右側CK 1(0) ×純平
1(1) 左側CK 1(0) ×隼人
2(−)  犯OS  2(−) ・前田、・阿部
8(1) ファウル 12(0) ・阿部、・前田、・美臣、・村松、・真司、・阿部、・阿部、・高林
               ・和道、・純平、・村松、・村松

[後半]
和田と美臣がポジションチェンジ。14分、美臣に代えて佐野。そのまま左SH。
15分、川口の突破して戻すと、佐野が追いつく前に成岡が右クロス、西野が頭で逸らし、0−1。
16分、高林のパスミスをカットしたカレンから松下が独走、左クロスをカレンが押し込み、0−2。
26分、真司に代えて岩本。前田がFW、岩本が右SH。

磐田        清水エスパルス
8(5) シュート 10(5) ×美臣、×前田、×前田、○佐野、×佐野、○村松、○阿部、×前田
               ○隼人、○阿部
5(2) 右クロス 4(1) ×前田、×前田、×隼人、○岩本
4(2) 左クロス 3(1) ×和田、○美臣、×佐野
1(0) 右側CK 2(2) ○純平、○純平
2(0) 左側CK 1(0) ×隼人
3(−)  犯OS  1(−) ・美臣
3(1) ファウル 7(1) ・真司、・阿部、・純平、・高林、・村松、・純平、・前田


▼試合結果

清水エスパルスサテライト 0−2 ジュビロ磐田サテライト
 得点:後半15分:磐田・西野泰正(成岡翔・右クロス)
    後半16分:磐田・カレンロバート(松下幸平・左クロス)
 警告:前半38分:清水・高木純平(ラフプレー)


▼選手寸評
鶴田 達也 5.5 怪しい飛び出しやフィードも目立ったが、最低限の仕事は果たした。

高木 純平 6.0 守備では成岡を完封。攻め上がりのキレ味は変わらず。空中戦の競り合いに強さも。
高林 佑樹 4.0 カバー感覚は良く、当たりにも強くなったが、空中戦完敗+自責点1。
高木 和道 6.5 無敵。
高野 美臣 5.5 カレンや川口を潰すなど標準以上の内容。攻め上がりのタイミング、精度も良い。

前田 高孝 4.5 積極性は買うが、積極性=独善性が認められるほどプレーの精度は高くない。無謀。
鈴木 隼人 6.0 無難。
村松 潤  6.5 90分間、攻守に広く動きつつ、視野やセンスは落ちなかった。1stDFの詰めが速い。
和田 拓三 5.0 上がったらせめてクロスは入れよう。ロングスローがあるんだし。スピード勝負に不安。

鈴木 真司 4.0 加賀に完敗。
阿部文一朗 5.5 実質ワントップの状況で、ポストは頑張ってたが、それだけ。

佐野 克彦 5.0 サテのスピードに対応していたが、精度悪し。攻守の切替に遅れる場面も。
岩本 大  4.5 ダイレクトで捌くセンスと精度はあったが、動き直しが遅い。サイドに張りっぱなし。

 本来アマチュアのユース生も含め、サテライトに出場する以上はプレーを見せて金を貰うプロ予備軍と言うことで、数字を付けて採点させて頂きました。コメントも辛口にしてあります。

 ということで、佐野はこちらにいました (笑)。いやあ、メンバー表が配られる前、アップで彼らの姿を見た時は興奮しましたよ。出場はしなかったものの、GK前田もベンチに。前田よ、サテに参加できるコンディションが戻ってきてるなら、プリンスに出てくれ…。
 行徳監督も話してましたが、非常に有意義な試合だったと思います。和道・村松・純平・隼人といったトップに近いところにいる選手は、サテのレベルとは一つ上の位置にいることを示してくれました。特に村松・純平は去年から良いプレーはありましたが、それが90分間持続して見られるようになったのが大きい。2人が課題とされていた当たりの弱さも、このレベルでは全く問題がなく、エルシオの肉体改造が順調に進んでいる印象です。怠らず走り込めば、夏前にはトップに常駐できるでしょう。

 ユース生は佐野を除いて、昨日90分間戦っての連戦になりました。その中で、美臣は非常に良かった。疲労もあって何度か走り負ける場面もありましたが、カレンや川口を潰すなど、強さを見せました。攻め上がりのタイミングもよく、クロスやフィードの質も高く、トップの左SBに推薦したくなるくらい。一方、真司の内容は悪かったですね。時折、その身長に似合わない爆発的なフィジカルを披露してましたが、昨年も2トップを組んだはずの阿部との息が合わず。前田のクロスに阿部が飛び込んだこぼれ球を、後ろ向きながらPA内でフリーで拾った場面がありましたが、ターンしようとせず後ろの味方に戻した(しかも合わなかった)のは、かなりサポへの印象が悪かったと思います。
 半月前に高校生になったばかりの佐野と岩本は、共にサテライトのスピードについていけませんでした。アウトサイドの経験もある佐野は、和田や村松、阿部と入れ替わりながら、流動的に動くことはできましたが、そのテンポに合わせるのが精一杯で、正確さに欠けました。決定機でのシュートミスも1回。岩本は相変わらずダイレクトでのパスセンスはありましたが、パスを待ち構えるばかりで、動き直しを欠いたため、徐々にパスを回してもらえなくなりました。とはいえ、彼らが15歳でこの判断スピードを体験できたのは有意義でしょう。今後はユースの試合でも、常に判断の速さと常に動き直すことを心掛けて、プレーしてもらいたいものです。


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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