2003年03月19日(水) |
Jユース杯 大会概要 Group of 「D」eath |
○Jユースカップ 大会概要
■大会名称 第11回Jユースカップ2003 Jリーグユース選手権
■予選リーグ ▼参加クラブ J1、J2の28クラブ ▼大会方式 7グループによる、ホーム&アウェイ方式による2回戦総当たりリーグ戦 ▼日程 2003年8月10日(日)〜11月16日(日) ▼グループ分け Aグループ:札幌 ・大宮 ・東京V・川崎 Bグループ:水戸 ・山形 ・浦和 ・新潟 Cグループ:仙台 ・鹿島 ・市原 ・横浜C Dグループ:柏 ・横浜M・湘南 ・清水 Eグループ:F東京・甲府 ・磐田 ・G大阪 Fグループ:名古屋・京都 ・C大阪・広島 Gグループ:神戸 ・福岡 ・鳥栖 ・大分 ■決勝トーナメント ▼大会方式 以下の16チームによるトーナメント戦 ●予選リーグ各グループ1位7チーム ●予選リーグ各グループ2位のうち成績上位5チーム 予選リーグ各グループ2位には次の順序により順位をつける (1)勝点、(2)得失点差、(3)総得点、(4)抽選 ●日本クラブユースサッカー連盟代表の4チーム
▼日程 2003年12月 ▼試合方式 ●1回戦〜準決勝:90分間(前後半各45分)+PK方式 ●決勝 :90分間(前後半各45分) +20分間の延長戦(前後半各10分+Vゴール方式)+PK方式
■入場料 原則として無料
--- なんなのさ、これはあ。昨年と引き続き、間違いなく最大の激戦区となった「死のグループ」。しかも、今年は2位になっても勝ち抜けが決まるわけではない。悪い冗談だ。
横浜は3点差を逆転した3年前の激闘の印象が強いが、一昨年にも決勝トーナメントで対決、深澤の退場を招き0−3の完敗を喫した。フリューゲルスとの合併以来、Jユースカップでは2位、3位、ベスト8、ベスト8という安定した成績を収めており、ガンバと並ぶ東の雄である。 谷口・鈴木・今田の02年U-17代表選手に荒井が組む中盤は、テクニカル&スピーディー。だが、攻撃陣はFW杉山以外は背丈がないので、清水としては高柳・森安の読みと高さで我慢しながら、隙を見て枝村が一気に局面転換。真司の突破で得たPKを、大瀧がゴール正面に気合いでぶち込んで逃げ切る展開を期待したい。
柏は、今年も仲良く死のグループに御一緒。昨年はアウェイで6−0で大勝した後、ホームでも激戦を3−2で逃げ切り、予選敗退の引導を渡している。しかし、その前の年はガンバを倒してベスト4に名乗りを上げており、実力は侮れない。 だが、柏は比較的、与しやすいと見る。順調に行けば、今年はクラブ選手権(U-15)を制した船山・柳沢・福地・中台といった有望選手が昇格してくるが、彼らに過度に期待するようなら、昨年の磐田同様に「死のグループ」では勝ち抜けないだろう。菅沼がトップに引き上げられてる可能性もある。若い素材の宝庫だがチームとしてはまとまっていない、ナイジェリアのような状態を清水サポとしては望みたいところ。
湘南は正直、怖い。経営危機を機に本来の意味でのリストラ(組織の再構築)を迫られながら、平塚から湘南となった00年以後も、昨年以外は決勝トーナメント進出を逃していない。その昨年もクラブ選手権関東大会敗退を受けて、早めに1・2年生主体に切り替えてのことであり、それでも最後まで札幌と予選突破を争った。FW永里・MF藤田・DF川口など満遍なく好選手を揃えており、チームとしてまとまったスウェーデンを思わせる存在である。
何はともあれ、予選リーグから気の抜けない試合が6試合も戦えるのは、何事にも代えられない経験になるだろう、と負け惜しみを言って締めの言葉にしておこう。来年からは、ポイント制なり第一シードなりを決めて、組み分けしてほしいなあ。
|