2001年11月25日(日) |
Jユース杯 予選リーグ ジェフユナイテッド市原戦(A) |
01年11月25日15:00開始 姉崎サッカー場 第9回Jユースカップ2001・Jリーグユース選手権大会 予選Dグループ 対 ジェフユナイテッド市原ユース(A)
▼布陣 −−−−−阿部−−仁科−−−−−
−−−−−−−浩太−−−−−−−
−枝村−−大瀧−−深澤−−日高−
−−−森山−−高山−−拓也−−−
−−−−−−−浅山−−−−−−−
交代:62分:枝村→篠田 (そのまま左MFに) 86分:篠田→渡邊 (渡邊をボランチ、大瀧を左MFに) 88分:大瀧→獅子内(獅子内をFW、仁科を左MFに)
▼得点・失点(時間は目安です) 10分:清水・仁科克英 左サイドで受けた枝村が、プル&プッシュで巧みにマークを外してセンタリング、これは相手にクリアされるが、それを右45度で拾った深澤が持ち直しシュート、GKが弾いたが、素早く詰めた仁科が押し込み先制。
12分:市原・八角 右CK、ファーに合わせたボールを競りきれずにクリアが中途半端になったボールに対し、PA内中央の市原選手がフリー。八角が素早く振り抜いて、確実に決められる。
26分:清水・阿部文一朗 右から軽妙につないだボールを受けた杉山浩太が、PA内でドリブル突破に掛かる。密集地でフェイントを入れてコースを空けさせると、一気に数歩ダッシュ、シュート。GKが弾いたが、弾いた先にフリーの阿部。狙い澄ましたミドルを決める。
79分:市原・山岸 高い位置で奪ったボールを素早く展開し、中央PA付近にボールが入ると、ゴール前で山岸が森山と1対1に。森山は素早く対応に行くが、ターンで振り切られ、ゴール左30度の位置からフリーで打たれて、万事休す。
▼試合寸評 決勝トーナメント初戦のホーム開催権を賭けた1位・2位決定戦。それだけでなく、2位になると優勝候補の横浜・京都と同居する厳しい山には入ってしまう。 試合は、中盤のボールの落ち付け方に優れた清水が、押し気味に進める。セットプレーから事故のような失点もあったが、総じて安定しており、素早い展開を見せる杉山浩太を中心に、阿部・仁科・日高が巧みな連携を見せた。しかし、左サイドが手詰まりになる状況は、今まで通り改善が見られず。
後半になると、運動量の落ちた市原は、清水のスピードについていけない。だが、時折苦し紛れの相手のロングフィードが通ると、DFの1対1で対応が甘く、シュートまで持ち込まれる場面が目立った。 そして、勝利が見えてきた頃、素早いカットからパスを通され同点を許す。精神的な弱さが指摘される今年のチームは、その後に劣勢を吹き飛ばす武器もなく、焦りから、確率の低いロングボールを出すだけになってしまった。 市原サポのオヤジの野次に煽られる形で、質の高い激しいプレスの掛け合いが、最後はただの荒れた試合になってしまったのは悲しい限り。
▼結果 市原ユース 2−2 清水ユース
▼選手寸評(数値に意味はありません) 浅山郷史 6.0 失点はノーチャンス。飛び出しをもう少し速くしたい。
杉山拓也 5.0 ドリブルだけでなく、ダイレクトパスやフィードの精度を上げたい。 高山純一 5.5 安定していたが、危険地域を明け渡す、彼らしくないミスもあった。 森山勇希 5.0 フィード・早めのチェックに優れ、失点場面以外は良かったのだが。
日高拓磨 6.5 走らせなければ止められるが、走らせれば止まらない。爆走。 深澤良輔 6.0 得意のロングフィードは少しズレたが、苦手の守備で高い貢献。 大瀧義史 5.0 豊富な運動量で守備に奔走したが、得意の左足は精度最低。 枝村匠馬 5.0 潜在力は感じさせるが、まだ1対1での劣勢が目立つ。 杉山浩太 6.0 一人違った世界のセンスを見せつけるも、後半は余裕を見せすぎ。
仁科克英 7.0 パスの受け手として、プレスの起点として、動きの質は絶妙。 阿部文一 6.5 朗。高さ・速さ・強さを兼ねた脅威のフィジカル。後は足下の技術。
篠田大輔 5.0 スピード溢れるランを見せるも、ドリブル成功率が低く、起点になれず。 渡邊優希 --- 失点場面は、知性溢れるポジショニングをする彼の不在を実感させた。 獅子内善 --- 雄。良い動きを見せていたが、仕事をするには時間が無さ過ぎた。
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