猫の瞑想
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2002年02月21日(木) 16の春

猫の首の後ろにプックリとできものができた。
本人はなんともなさそうだったが、日に日に大きくなるので、動物病院に連れて行った。
何だったのか私はいまだに知らないが、切除手術を受け、無事帰宅した。
ところが退院後、どうも様子がおかしい。
入院したことや手術を受けたことが負担になったのか、
すっかり元気がなくなってしまった。
だんだん寝たきりのような感じになり、我が家で初めて往診してもらったりしたのだが、
回復の兆しは見られず、母に見取られて逝った。
猫は死期が近づくとそれを悟り身を隠すと聞いていたが、そんなことはまったくなかった。
数日母はつきっきりで身体をさすってあげたりしていた。
母が声をあげて泣いたのを見たのはこれが初めてだった。


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