独り言
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2006年10月12日(木) M2P

ずっと夕暮れの中で
絶対に戻らない誰かを待っている様な


ずっと卒業式の前日の中で
大人から見たら大した問題では無い事に頭を悩ませている様な


ずっと三月の晴天の中で
十七年間背比べをした幼なじみの葬儀に参列している様な


悲哀

焦燥

孤独




神を雇い
友達を呼び戻して
何一つ理由の無い悪戯をしよう
いつかの様に

深夜のコンビニエンスストアーを味方に付ければ
略奪は罪ではなく
ビールは三ダースもあれば足りるし
どうせ誰も追い付けやしない

何故なら俺達は笑い声よりも速く走り
もうとっくにフェンスを越えて
まともな人間なら決して近付かない場所に
こうして居座っているんだから

そして俺が柄にも無く本当の言葉で話したら
その時は
「お前の話は昼のワイドショーの次につまらないよ」
と軽く笑い飛ばしてくれればいい






俺の友達は何処へ行った?


俺が消し去った友達は何処へ行った?


俺が本当の言葉で話した友達は何処へ行った?


俺の本当の言葉を笑い飛ばしてくれた友達は何処へ行った?




誰も居ない


とても生き苦しい



まるで
ずっと三月の晴天の中で
十七年間背比べをした幼なじみの葬儀に参列している様だ






俺の脳味噌を非難しろ
しかしベットルーム以外で

哀れで仕方無いから


いつまでたっても
馬鹿で
能無しの
俺や


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