独り言
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2006年07月15日(土) |
テリーデイズというBandについて・その30 |
1991年3月4日
今回のリバティー・ポイント総会に伴って発生した『新世代達の新たな動向』は警官隊が出動したという事実も相まって一つの社会現象として各種のマスメディアに取り上げられる事となる
この現象を音楽業界に携わる人間達が見過ごすはずは無く総会でのライブ直後からテリーデイズには大手レコード会社やプロダクションからレコードデビューに関する数多くのオファーが舞い込む事になるのだがその構図は現代の音楽業界が提示する間違った力関係とは異なりまずアーティストが先に立ちそれにレコード会社が賛同するという本来あるべき姿を示したとても健全たるものだった
こういったオファーを申し出たものの中にはかつて接触のあったスリークォーターミュージックやその大元であるサンレコード直属の有名プロダクションも含まれていたが当然彼等の申し出がテリーデイズの心を射止める事は無く最終的にバンドは「尊敬する歌手が在席しているから」という亜龍の意志によりロックとは遠く掛け離れた中国古典歌謡をメインに制作している『王盤社』と契約を結びそして契約書が交わされた翌日である3月4日にはもうレコーディングを行うという急展開を迎えている
レコーディングは前回同様たった一日で全曲を完全なる一発録りによって行われる事となり現場には王盤社が手配したプロのエンジニアも居るには居たが彼等の仕事といったらスージー・キューの小間使い的な役割として働く事以外無かったという
「スージーさんは前回の録音の時エンジニアさんに執拗とも思える程に機材の扱い方やマイクのセッティングの仕方を聞いてたんです そしてそれを全てマスターしちゃってたみたいで作業は驚く程スムーズに進んでいきましたよ」 と当時を振り返りジョージは語っている
今回のレコーディングでは15曲録音されたがこれも前回同様亜龍の意志により5曲がカットされ残されたものがテリーデイズ唯一のオフィシャル音源に収録される事となった
その曲目は 「Like the elephant」 「Spri」 「World Wide Disturbance」 「Summer Call」 「J.J.P.R.」 「ZACK VANHOUTEN」 「Nile's Miles」 「33」 「for sweet」 そして唯一の日本語タイトルが付けられた「希望方」 の10曲でこの音源のタイトルには 「限り無く終わりに近しい始まり」 という意味を込めて亜龍が考えた 「Stend」 という造語が付けられる事となった
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