いいこと見聞録

2004年12月27日(月) ゴールデン・おやじ・カップス

50歳を超えている人なら、ああ、ゴールデンカップスね、なつかしいねえ、今どうしてるの?という声が聞こえてきそうだ。平均年齢55歳の今の彼らを、ドキュメントした映画、”ワン・モア・タイム”である。全盛期を知る人なら、昔の面影を残さないほど姿を変えたれらを見て驚くはずである。
横浜・本牧を拠点にしていたカップスは、英語の歌しか歌わなかった。”長い髪の少女”などは、彼らの本心の外にあったはずである。しかし、多くの50代にとって、カップスはじぶんたちの青春の1ページであり、特別な存在だった。GSとは一線を画すバンドとして、強烈に残っていた。
その映画は、前半は、当時の思い出をインタビューでつづり、後半は今の彼らのライブである。さすがに、デーブ平尾は声が出なくなっていたが、驚いたのが、エディー蕃。さながら、日本のBBキングのように、ブルースギターをかなで、いろんな種類の声で歌う。日本のバンドには少ない、リードギター&リードボーカル。昔の面影もないほど太っているが、それがすごい味を出している。やー、まいったね。まさに、ゴールデン・おやじ・カップス。
おやじになってからでも遅くない、がんばれば、おやじもいける。そう、勇気づけられた。悲惨なことが多かったこの1年だったが、最後に、心が熱くなった。ありがとう、カップス。SEKI


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