2005年04月11日(月) |
二千四年十二月二十六日 |
その朝インドネシア沖で巨大な地震が発生したとインターネットが速報を流した。そのときNHKは当たり障りのないクラシックが流れ一向に地震についてのニュースが流れる気配がないままだった。年末なのでかなりの邦人が旅行に出かけているであろう場所での大きな地震、それでも日本のメディアは沈黙したままだった。 二十万人以上の人が亡くなった地震の始まりはまったくこんな風だった。
その頃日本最大の放送局は年末の歌謡番組へ向けて以外の事についは無頓着になっていたのだった。
三ヶ月後日本最大の放送局は地震についての検証番組を放送していた。結果を次に繋ぐためには必要な事ではあってもテレビがすでに速報の旗手でないのは明白であり、世界の広さに追いすがるのみだと改めて思うのみだった。
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