ゆるだら
ひいな

+-- 注)この日記は鬱病・自傷などの内容を含んでいます --+

 守護天使
2004年03月23日(火)


「ちっきしょおぉーっ、もう限界だぁー」
そう呟きながら毎日会社に行っている。

もう数字なんて見たくないよ。

けど、

やっぱり辞めるにしたって、ちゃんと責任を果たしてからじゃないと…。
それが自立したオトナってやつじゃん(ってか、ホントかよ。゚(/дヾ)゚。 )


今日は朝起きたとたんに死にたくなった。

“会社行きたくない”じゃなくて、
“もう死にたい”なんだな、コレが。

それでも時間に追われつつ出勤準備をして。

歯を磨きながら頭の中で「死にたい」「死にたい」って呟いている。

そして、ふと視線を落とすと…


姫が洗面台のシンクとパイプの間に挟まっていた。


( ̄▽ ̄;)!!


…どうやら身動き取れない様子。
まん丸い目をしてこちらを見上げている。


救出したら「んなぁー」とか「んむぅー」とかモンク言ってるし。

気がつくと、「死にたい」がどっかに吹っ飛んでいき、
朝から大笑いしている自分がいた。


あー、もうホント、私って姫に護られてるよね(笑)


 修道院
2004年03月25日(木)


鬱の症状のひとつに『性欲がおちる』というのがある。
抗鬱剤の副作用でも『性欲の減退』が起きたりするそうだ。
そのせいなのか何なのか、もともと淡泊だった私は、
すっかり性欲がなくなってしまった。
…ついでに食欲もないけど。

姫は姫で避妊手術済みで“永遠の乙女”ってやつだから、
この部屋はまるで協会のように清らかな空気に満ちている(ぉぃ

「私達って修道女のようじゃない? という事は、此処は修道院ね†」

なーんて姫と話していると、コイビトが眉間にシワを寄せて冷たい視線を送る。

(そりゃ、アナタのお家は煩悩で溢れてるもんねー …ってのは余談(笑))



あ。
姫は修道女じゃなくて、私の守護天使だった(笑)

本日も守護天使様は食欲旺盛でご機嫌麗しい。
いきなりスイッチ入って甘えんぼ仮面になっちゃうし\(=^・o・^=)/

でも、1ヶ月も入院してたらきっと私の事なんて忘れてしまうんだろうな。
(…だってネコだし(ノ_・。))
そしたらまた1から信頼関係を築かなくちゃいけないんだろーか。

以前、超愛猫家の人から「あなたには猫を飼う資格はない」って
メールを貰った事があるけど、こうなってみるとその通りかもしれないな…とも思う。
気弱だね… だってマジ弱ってるし(ぉぃぉぃ
っていうか、私は姫を『飼って』いません。一緒に『暮らしてる』けど。



ところでなかなか味な記事を見つけたのでご紹介します。
動物文学研究家:池田教授のインタビュー
話の内容も良いのですが、是非ムービーを見て下され。
教授の膝に抱かれている猫が「離せ〜」と怒っているのがオモロイです。


 悪循環
2004年03月26日(金)


数日ぶりに切った。

以前は切って血が流れるのを見るだけで気持ちが落ち着き、
頭がスッとして“マトモに戻れた”なんてパァな事を感じていたんだけど、
最近では「なんでもっと深く切れないの?」「なんでもっと血が出ないの?」って、
苛つくようになった。
“切る”事がストレスになって来ている。

ますますイカレてきてるな。

あー… 鬱病患者の表情になってきてるんだろーか、私。
ああいう“目”になってきてるんだろーか。

怖いな…。


左腕の内側がデコボコになってきた。
この凸凹はずっと残るのかな。
ま、いっか、残っても。…自分がしている事だし。

そのかわり、右腕だけは傷つけちゃダメだ。自戒。


メールで「解離も入っているんですか?」とか聞かれ。
何だろー?『解離』って。  ̄(=∵=) ̄ ??
よく解らなかったので、ちょっと調べてみた。

たぶん、私、『解離』は入ってないと思います。
だって切る時痛いもの。

 櫻の樹の下には
2004年03月27日(土)


死体が眠る …と書いたのは梶井基次郎で、
元になった物語は坂口安吾の『桜の森の満開の下』。

安吾…結構好きな作家だったりする(笑)

桜といえば、中山可穂の『サグラダ・ファミリア』の中で、
主人公の響子が満開の桜の木の下で、亡くした愛猫を抱いて佇む…
という場面がある。


桜って何だか 死 の匂いがする。


今日は久しぶりの晴天で、東京の桜も一気に花開くかな?
ずっと、五分咲き程度で止まっていたからなぁ。
後は一気に散っていくんだな…それもなんだかもの哀しい。

家の近くに桜並木があるんだけど、この季節は“桜祭り”の提灯が下がっている。
…個人的にはちょっと(かなり)抵抗がある(笑)
あの赤い提灯がなければ、ずっといい雰囲気になるような気がする。

華麗 幻想 残酷 輪廻 夢うたた…


いかん。
もっと健康的に 河口恭吾 でも聴いていた方がいいのかもしれない。

僕が傍にいるよ
君を笑わせるから
桜咲く季節かぞえ
君と歩いていこう

って、まるで守護天使・姫がおねえちゃんに歌ってくれてるみたいじゃない(笑)

その守護天使様は、私がキッチンで洗い物をしていたりすると、
背後から肩に飛び乗ってくる。
そして肩に座って、必ず両手を私の頭の上に置くの( ̄ェ ̄;)

重いし、バランス悪いし、もー大変!(可愛いけど)


今日はコイビトが昼寝をしにやって来た。
守護天使様はプリンタの上から、眠っているコイビトをじーっと見下ろしていた。
すっごい迷惑そうな顔して(笑)

この2人、だんだん仲が悪くなっていくなぁ…(泣)
私が入院中、姫を見て貰わなくちゃいけないのに。

入院している間、2人暮らしの静かな初老の夫婦に預けるとか、
コイビト宅に預けるとか色々話していたんだけど、猫は環境の変化を最も嫌うし、
何より姫ちぃの性格から考えて、自宅でお留守番してもらう方が良いんじゃないかと
いう話の流れになっている。
で、コイビトや友人にシフトを組んで貰ってお世話をお願いしようかと。
私は任意入院だからすぐに外出許可も出ると思うし。

淋しくさせてごめんね、姫。
でもおねえちゃんは絶対元気になって戻ってくるから。


コイビトに「また痩せただろ?」なんて言われ。
そうなのかな?そうなんだろうな、やっぱり。
ここのところ、とうとう身体が出社拒否を起こし出していて、
しょっちゅうお腹壊してるんだよね。

コイビトから「今から行く」って電話が入るとお腹が痛くなるし(笑)
こっちは“まだ切っているのがバレたらどうしよう”というストレスかな。

あーあ。
アタマもカラダも弱りすぎ、私。


そうそう。
ペットの保険(共済だけど)で、障害者割引があるトコを見つけた。
珍しく精神障害者も対象になっている。
…というか、私、まだ手帳持ってないんだけどね(笑)
来月、保健所に電話して確認しなきゃ。

1人暮らしで病気になっちゃって、暫く仕事できなくなってしまったら、
すっごい恐怖でしょ?(しかも身内に頼れないときたもんだ)
だから生きていく為に使える色んな公的制度を調べてます。
退院して自宅療養に入ったらまたHP作ろうと思ってまして…。
その時に、そんな私なりの情報ページを作れたらと思ってます。


 電池が切れる
2004年03月28日(日)


“入眠セットを服用しなかったらどれだけ眠れないんだろう?”
昨夜そんな事を試していたら午前一時を回ってしまった。

ネットにも飽きて、髪をいじりながらボーっとしていたら、
なんだか身体に力が入らなくなってきた。
立ち上がると血がすーっと退いていくような感覚があって、
膝や腕の関節がガクガクする。

貧血?

イイエ。

空腹でしたのヾ( ̄∇ ̄;)

思えば朝から水分以外のものを摂取していなかった。
それ以前もずっと粗食だったので、とうとう電池が切れたって感じでしょーか。

空腹感は発生するんだけど、「何か食べよう」という気が起きなくて、
そのままダラダラと過ごしてしまう事が多い。


深夜にカップ麺を食べましたよ、しかも完食!!スゴイよ、私。
でも夜遅く何か食べると胃痙攣を起こしてしまうので、
ちょっと心配だったんだけど、就寝セットを服用後そのままベットに。
しかし、眠る前に吐き気が…(泣)
けれど、せっかく食べた物を吐いてたまるかっ!って感じで
強引に寝てしまいました。
頼むから少しでもエネルギーになってくれぃ…っと、祈り。
…胃痙攣も起きなかった。ほっ。

その後、新聞屋さんのバイクが走り始める頃に酔っぱらいのコイビトが来た。
クスリで寝ている人間を起こすなよっ!(怒)
翌朝健忘激しく、どう対応したのか不明…
殆ど泥酔状態だったコイビトも覚えていないとか。

怖いハナシだ。


とにかく体力がなさ過ぎるので、夕食は久しぶりに焼き肉を食べに。
美味しかったです(*^。^*)

…でも、此処でも私の判断力の低下を身をもって再認識する事に(泣)

焼き肉屋店員:「コートをお預かり致しますか?」

私:「……(ё_ё)。.oO○」

コイビト:「塩にする?」

私:「うん」

コイビト:「それともタレにする?」

私:「うん」

コイビト:「………」


頼むから誰も私に何も聞かないでくれぇ〜。゚(/дヾ)゚。

 もう少し
2004年03月29日(月)


姫の食器の下に敷く、薄いプラスチック製のマットがある。
新しく可愛い絵柄のマットを姫に買ってあげて、
古いマットを私が貰った。

腕を切る時、そのマットの上にティッシュを重ね、
周囲が血で汚れないようにする為に。

そしたらね、

剃刀を引き出しから取り出す間に、
姫がマットの上にちょこんと座っていたりする。
それからにゴロンって仰向けに寝転がって私をじっと見る。
綺麗な綺麗な目でじっと見る。

そんな夜、私は切る事が出来ない。

涙が出てきて切る事が出来ない。


私の小さな守護天使。

もう少しだけ待っていて。
こんな醜い殻、必ず打ち破ってみせるから。

 ソメイヨシノ、満開
2004年04月02日(金)


っていうか、もう散りだしている。まさに花吹雪状態。
安吾が書いたのは山桜だから、死人が眠っているのも白っぽい山桜だ。

私の目の前にある、ソメイヨシノの下には何が眠っている?

川だ。

桜並木が出来る前、そこには川が流れていたという。
コンクリートで覆われ、歩道が出来、桜が植樹された。

ふと、路面に耳をつけて水の音を聞いてみたくなる。

かつて、日の光を燦々と浴びながら、済んだ水が流れていたその川は、
今は暗い闇の中でひっそりと息をしている。

…息を、しているんだろうか?



会社がある日は、1日がとても長く感じる。
自己嫌悪や被害妄想に陥ったり、そんな自分を笑ったり、
苛ついたり落ち込んだり、また笑ったり。
家に帰り着くともうグッタリで、姫の世話をするだけで精一杯。
忙しさに参っているコイビトに、してやらなきゃいけない心遣いも忘れてしまう。

ダメじゃん、自分。


相変わらず精神状態は不安定なんだけど、
何故かアレルギー症状まで悪化してしまった。
姫の右目もウルウルしてる。
涙妬けを起こさないように、こまめにコットンで拭く。

会社から帰ると、姫が泣きながらお出迎えしてくれるので、
そっちに気を取られていて腕を切るヒマがない。
守護天使・姫、身を挺して護ってくれているのかしら?ヾ( ̄∇ ̄;)

マジメな話、今日はだいぶ良くなったね、姫。
良かった、良かった。

おねえちゃんの鼻づまりと胸ヒューヒューと咳と痒みは時々悪化するけど、
姫が良くなったから、まあいいや。

おねえちゃんのアレルゲンは猫。
可愛い可愛い姫ちぃ。…困ったもんだ(笑)

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