NHK-BSで録画した『HACHI 約束の犬』を見た。
ハチのかわいらしさに胸がしめつけられる。
デカイ秋田犬のハチをポケットにつっこんでどこかに連れて行きたいと思った。
見る前は、ありがちな涙の物語なのかなあ、と想像していた。
ただ『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』や
『ギルバート・グレイプ』の監督なので良い意味で裏切られるかも、、、
と、ゆれつつ、やっぱり期待値は大きくなかった。
北米での上映が説明のないまま見送られたそうだが、
ワシが思うに、アメリカにおける動物愛護の観点での批判の回避が大きな理由ではないか。
『ショーシャンクの空に』の鳥の雛にイモムシをあげるシーンに
動物愛護団体がクレームをつけてきた、とコメンタリーバージョンで
監督がぼやいていたのを思い出した。
飼い犬を放浪犬として送り出してしまうとか、10年もほったらかしにしてるとか、
今の時代では日本でさえ現実的にありえない(けど作品としては受け流して見れる)こと、
アメリカだったら尚更、強弁の輩がいっぱい出てきそうだ。
そんなこんなで物語的には、かなり無理があるというか不自然に感じる部分は多々ある。
しかし! ハチの心臓をわしづかみにする可愛らしさが全てを超えてしまった。
せつな過ぎて、可愛過ぎて、もうイヤ。
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