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2006年09月06日(水) 『スウィート・チャリティ』(開幕2日目ソワレ)

<場所>ル・テアトル銀座10列10番
<時間>1幕19:00〜20:10、2幕20:25〜21:30
<出演>
 玉置成実(チャリティ)、岡田浩暉(オスカー)、
 樹里咲穂(ニッキー)、初風緑(ヘレン役)
 赤坂泰彦(ハーマン)、岡千絵(アーサラ)
 石井一孝(ヴィットリオ/ピッグ・ダディ)
 原田薫、山崎ちか、伊藤有希、林希、鈴木奈苗、高橋千佳、
 松本なお、生尾佳子、長内正樹、附田政信、安田栄徳
 山岡周平、高山光乗、桜木涼介

え〜と、近辺友人たちの賛同を得て強気なので、
珍しく、ちょっと言い切ってみてしまいますが。
これ、舞台としては最っ低なんですよ。
演出家が存在してなくてバラバラなんだもん。
前半なんて、流れも何もあったもんじゃない。
ワンシーンごとにぶち切れて、たるい間がある上に、
ダレすぎたアンサンブルが、個々に上手いわけでもなく、
統一感があるわけでもないダンスを繰り広げる。

でもね、途中で視点を切り替えちゃってからは、
もうすーーっかり幸せで、結構満足して帰ってきてたり。
大切なのは、舞台オタクとしてのプライド投げ捨てること。
今観ているのは演劇ではないと、思い切ってしまう。
そうすると、メインキャストの個々人は結構いいんで、
「おお!教祖様、いけてるじゃ〜ん♪」とか、
「うわ〜、オスカー、情けなすぎ(笑)」とか素直に思えて、
それだけでお腹いっぱい楽しめてしまうので。

おかげでね、岡田浩暉を観に行って、
岡田浩暉に解けまくって帰ってきました。何がそんなに
好きだか全然分からないけど、とにかく見てるだけで幸せ。
頭の中「いやん、大好き(*^^*)」って言葉がグルグルしている自分を
ひっぱたいて正気に戻してやりたいような、勿体ないような気分。
1幕最後、閉じ込められたエレベーターの中の情けない姿も可愛く、
2幕途中、止まってしまったリフトの上で手放しで愛を歌う姿も
あんまりバカでバカでバカなんで、歌われているチャリティが
羨ましくて入れ替わりたくなっちゃうくらい、素敵。

問題は、ストーリーが成立していないものだから、
オスカーと岡田浩暉が、私の中でぐっちゃになってること。
カーテンコールで両足を真っ直ぐ伸ばしたまま
ピョコタンピョコタンと左右にヤジロベエみたいに揺れながら
跳ねてる姿にも、今まで観ていたオスカーに対してと同じように
呆れつつ解けている自分が、よく分からないです。
別に分類しなくたって、幸せならそれでいいんですけどね。

一孝さんもいい感じでソロライブを繰り広げていたし、
これは、個人芸だけ観に行く時間と割り切るのがいいのかも。
主役のチャリティも可愛くてよかったですし。
記号的に可愛いので、安心して「萌え」られる感じ。
幕間で友人が「アニメっぽい」と言ってたけれど、納得。

別の友人が訴えていたとおり、
本来のこのストーリーの中の人物としては、
もっと惚れっぽくて愚かでなくちゃいけないんですよね。
「可愛い」を上手に作っているようじゃいけないと思う。
でもこれだけバラバラの舞台だと、場面毎できちんと可愛くて、
つい世話を焼きたくなったり、守りたくなる感じがあれば
十分だったんじゃないかな。演技も歌も正直まだまだだけど、
踊っている場面(これがまた、非常に長いし)では、
ストーリー放り出して、とにかく萌えてました。

というわけで。
来週の2回目、できれば一孝さんが出てくるくらいまで
30分ぐらい遅れて行きたい気分が非常にありますが、
私がどう考えようと一応は舞台であることには違いないので
とにかく遅れず入って、不思議な衣装やセットを眺めたり
アンサンブルさんの見分けに励んだりしてみます。
なーんかなぁ、いいのかよ、本当にこれで。


2006年09月01日(金) 『Ristorante』

失礼な話、まったく期待せずに行きました。
ほとんどが新レミのアンサンブルさんだというのは
把握していたのですが、実感では知らない人ばかりで、
知っているのは、前からアンサンブルの伊藤さんの他には、
綜馬さんのコンサートで名前を覚えたSINGOさんと、
レミゼの中で悪目立ちして覚えてしまった人だけですし。
ただひたすら純粋に、駒田さんだけ観に行くモードで、
自由席だというのに開演10分前に入りました。
後ろから2列目センターブロックでの観劇です。


『Ristrante』

<場所>新宿モリエール
<時間>19時〜2時間強、休憩なし
<出演>
 阿部善次郎(カリスマシェフ):駒田一
 本社である建設会社から派遣されてきた新店長:SINGO、
 高田安男(善の友人のシェフかもしれないオタク風の人):KAZZ
 幽霊(善の友人・俊司):上條コウ
 ホール担当:村井麻友美(俊司の妹)、たむらもとこ、角崎修平、
 厨房担当:大江尚毅(俊司の後輩・つよし君)、
  伊藤俊彦(善とつながってる)、水野貴以(元ホール担当・理恵)、
 酒屋:上條盟、本社の人:内藤沖也
<音楽>
 ギター:織川ヒロタカ、パーカッション:奥出矢


でも、意外に面白かったです。
無理にミュージカルにしないで、もう少し短く
まとめた方が良かったかなという気もしますが、
暗転の間に上手で行われる生演奏が舞台と合っていて、
ブチ切れの舞台という印象が全くなかったのが嬉しい感じ。
「俺が俺が演技」で超苦手な人は、やっぱり論外にダメでしたが、
1曲壊滅的なデュエットがあった以外は出番控えめで、
煩ーーいっ!とちゃぶ台ひっくり返す必要はなかったのも○。

良かったのは、主役(ですよね?)のSINGOさん。
綜馬さんのコンサートでコーラス参加していた時から、
歌が気になる人ではあったのですが、演技も良かった。
急に畑違いのところに建て直しに放り込まれたのに、
一生懸命に人と人をつないでやっていこうとする人物が
嫌味なく演じられていて、好感度大だったかも。

KAZZさんは、飛び道具のようなキャラクターを
温かく演じていたし、姉御肌なたむらさんもいい感じ。
彼女は踊りは初めてとパンフレットに書いてありましたが、
女性3人で踊り歌う曲では、堂々とかっこよかったです。
まあ、隣にいた人が、レミゼに出ていたというのに
学校演劇(「学生」演劇ではなく)のような、恥じらいの
抜けない素人くささ丸出しだったせいもあるでしょうが。
理恵ちゃんも可愛かったし、つよし君も地味によし。

肝心の駒田さんは磐石すぎて、
それはどうなのよという役者さんと掛け合う場面など、
逆に演技がプカプカする時もわずかにあったけれど、
基本は「俺がいると皆が自分の意見を言わない」がために
わざと店を留守にして様子を見る役どころを、友情出演らしく
演じていたと思います。ちょっとTDVネタもあったり、
ファンサービスも交える辺りも、ゲスト様。

全体的に押し付けがましくない温かさがあって、
音楽の良さとあいまって、後味のいい舞台でした。
4〜5人削ってすっきりさせたら もっといいけれど、
人が集まって何かやろうかという形式だと、
そうも言ってられないのかな・・・。難しいところです。


※追記※
検索していたら、この作品、再演のようです。
私が超苦手でこの舞台でもダメだった人プロデュースで。
今回は脚本にも演出にも伊藤さんの手が入っているし、
人数も1人減っているようだから、
安易に初演の判断まではできないけれど、
役者としてはダメでも、それ以外については
完全否定しなくてすむかなぁと思っています。

ちなみに、この初演の上演リストを見つけたら、
その3週間後に、近藤大介君出演の懐かしい舞台も発見。
同じ年・同じ月・同じ劇場で同じような自力公演か〜。
何となく、感慨深いものがあったりします。
http://www.netlaputa.ne.jp/~gin-jel/g-01schedule/ginshow-schedule01-06.htm



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