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2005年11月28日(月) 『12人の優しい日本人』プレビュー2日目

<場所>PARCO劇場、Z−17番
<出演>
 浅野和之、生瀬勝久、伊藤正之、筒井道隆、
 石田ゆり子、堀部圭亮、温水洋一、鈴木砂羽、
 小日向文世、堀内敬子、江口洋介、山寺宏一 

開演前に三谷さんの挨拶あり。
反応が悪いところなどがあれば、
本公演前に直していくからという話だったけれど、
その割に「面白くなくてもガンガン笑え」とは、いかに?
面白いところと面白くないところが分からないじゃんよ。
まあ、初舞台の人もいるわけだし、このプレビューには
客が入って反応することに対して、どれくらい
対応できるかを見るという面もあるんだろうけれど。

その点で、ダントツでダメなのは江口洋介@11号。
というか、最初のうちはずっと奥に座りっぱなしで、
よく見えていないけれど、「単に」座っているよう。
いつ見ても、演技しろよ、お前・・・状態に見える。

後半になると、メインでしゃべりまくるのですが、
これまた、客の反応を気にする余裕なんてゼロで、
演技という以前にいっぱいいっぱいで話してるだけ。
隣が、まさにハマり役という感じの、ぬぼ〜っとした
筒井@4号と、異様にハマっている堀内@10号だけに、
ダメさが目立って、かわいそうなくらいでした。

慣れれば少しは良くなってくるのかなぁ?
それとも、これだけダメでも何とか見られるよう、
演出の方を変更していってくれるってことかな?
でも、全員出ずっぱりのこの舞台では、
しゃべってない時に演技できない役者って、
致命的なような気がしてしまうのですが。うぬぅ。

すばらしいと思ったのは、小日向@9号。
ものすごい嫌なヤツなんですよ〜。映画とも違うし、
普段の「いい人」こひさんからは想像もしなかった感じ。
「知」を転がして遊ぶ感じの嫌味な冷静さがナイスで。
絶対に近づきたくないけど、結構いるタイプだよなぁ。

後はやっぱり、生瀬@2号。
『〜怒れる男たち』と一番はっきり違う人だけれど、
この2号の最初と最後が両方共感できちゃうところが、
私も日本人だよなぁと思わされてしまう、嫌なところ。
結果的に、相当「おいおい(^^;」な態度を見せる人だし、
それ以前から、物言いが気に食わない人にも関わらず、
どうしても憎めない人物なのは、なんでなんだか。
まあ、三谷作品で心から腹立つ人物ってあまりいないか。

・・・と考えてくるに、私の江口評は不当に低めかも。
映画で見ても、11号って、最も共感しづらい人間だし。
でも「最後だけおいしいとこどりの役のくせに下手くそ」
と見えてしまったのは、オーダーを取るときなどの、
途中途中でチラチラ出る場面がこなせていないせいも、
絶対にあると思う。人間として存在できていないというか。

まあ、石田ゆり子@5号や鈴木砂羽@8号の女性陣、
堀部@6号も、存在感は、ほとんどなかったから、
ただただ「頑張れ、もっと頑張れ」と言うしかないか。
開けて2日目、プレビューしか取れなかった身には、
何とも高望みな話なのかもしれませんが。
あ、でも、話は好きだし、面白かったですよ。
本当にただ、高望みしすぎていただけ。多分。


2005年11月24日(木) 『マイ・フェア・レディ』サクッと感想

急いで書いておく。ちょっと宣伝まがい。
帝劇『マイ・フェア・レディ』観てきました。
石井ヒギンズがブラボー!でした。

前回観劇が草刈バージョンだったし映画も見ているしで
この役は「ダンディー」が合言葉だと思っていたのですが、
若さのバカバカしさというか、女慣れしていない、
学者バカな単なるオタクっぷりが大はまりでナイス!
もはや、草刈ヒギンズがどんなだったか思い出せないほど。

30代も半ばになりながら、女の服はどこで売ってるかも
知らない世間知らずさ、興味あることしか知らないところも、
恐ろしいまでに女に興味ないところも、自然すぎる。
帰りにパンフレット読んでいたら、石井一孝という人は、
「レコードか彼女か選べといわれたらレコード」だそうで、
ピッカリング役の羽場さんから「君、本当にヒギンズだよ(笑)」
というお言葉をいただいていました。大笑いしました。

これは、一見の価値があると思います。
実は以前に観て以来、相当不安だった真央様の歌も、
以前に私が観たころからしたら数段の進歩をしていて、
多少の後一歩感はあっても、十分に聞けるものになっていたし。
後は今週末ぐらいしかありませんが、多少チケットありそうだし、
気になってる人は、是非どうぞ!

以上、書き殴り、マイフェア感想でした。
あ、浦井君は更に若く可愛かったです。
なーんも分かってない、保護欲をそそる感じが○。


2005年11月18日(金) 『-The West Side Waltz- 稲本響コンサート』

さくっと個人的印象を書き連ねただけですが。

<場所>ル・テアトル銀座4列18番
<時間>19:30〜2時間ぐらい?休憩なし
<出演>
ピアノ:稲本響、チェロ:江口心一
クラリネット:稲本渡、パーカッション:萱谷亮一
ゲスト:戸井勝海

舞台装置そのままに、その中で演奏するというから、
前日の舞台中で使った曲を演奏するんだと思っていたら、
想像していたようなクラシック系とは全く違って、
響さんのオリジナル曲主体のコンサートでした。
でも、何だか気持ちよかったな。ノリのいい曲多いし。

ちょうど、ピアノの指が一番よく見える席だったので、
背格好に対して驚くほど大きな手と長くきれいな指が、
手首から先だけ別の生き物みたいに動くのが堪能できて、
何とも不思議な気分でコンサートを「見て」いられたし。
陶酔したように全身で弾くピアニストさんって、実は
結構 苦手だったりするんですけど、体の動きよりも、
響さんが手首を操っている感じが強くて面白かったです。

「生き物みたい」というのは、チェロにも感じて。
チェロの場合は、ガンガン弾いている時よりも、
休んでいる時の方が、その感覚が強かったかな。
抱きかかえ方に、大きな猫か何かを相手にしている
みたいな印象を持った私は、変なのかなぁ?
飼い馴らすのが大変で、でももう馴染んでいる相手。
前に『コントラバス』という舞台で、コントラバスは
存在感が大きすぎて、部屋にあると見られているようで、
彼女も部屋に呼べないと愚痴る話があったけれど、
もうちょっと小さいながらも人格がありそうな感じで。

パーカッションだと、同じように人格があっても
「ダチ」って感じの付き合い方かな。もっと対等。
本人が動き回りまくるせいもあるのかもしれないですが。
この方、遠目には妹の旦那様に似ていたせいもあってか、
子供のおもちゃみたいなのまで縦横に使って、本当に
楽しげに演奏する姿が親しみあって、好感度高かったです。

クラリネットさんは、響さんの弟さんだとか。
登場は、『GODSPELL』のユダのようでした。
客席後方から告げ知らせるように高らかに音がして。
いいよな〜、羨ましいよな〜とか散々言われていたけれど、
本当、かっこよかったです。クラリネットって楽器は
あまり馴染みがないけれど、蓋をパタパタさせるのまで
演奏に使うのって、普通?ちょっと面白かったです。

戸井さんは、『ウェストサイドワルツ』でハミングで登場、
『スターダスト』と『I Love You 愛の果ては?』から1曲。
『スターダスト』の前に、普段は役になって歌うので、
今日はそうじゃなく歌ってみます的なことを言われたけれど、
やっぱり、戸井さんの歌はストーリーあってこそという印象。
『I Love You〜』の方は、分かっていてもウルリと来たし。

想像とは全然違うコンサートだったけれど、よかった。
何となく、青山円形劇場で聴いてみたい気がしたかな。
ちらりと『ア・ラ・カルト』も思い出したし、高泉さんと
組んでみても、面白いかもしれないなんて思ったり。
ちょっとお洒落感が舞台のセットにも似合っていたし、
なかなか気に入ったコンサートでした。


<パンフレットに載っていたプログラム>
ウエストサイドワルツ
The Little Years 序曲
遠い時間(母のテーマ)
虚数・実数・複素数
NIAGARA/AMERICA
S-Bahn Boogie Woogie

ウェストサイドワルツ
スターダスト
Shouldn't I Be Less In Love With You

PIANICA HIBIKI
ントゥーの誓い
赤いカサと黄色いレインコート
LONG ISLAND DRIVE
スイカのたねとばし

BROADWAY
DO-KA-TA
女神

※アンコールは2曲。
パンフレットに載ってなかったけれど、
多分1曲は「海の上のピアニスト序曲」でした。


2005年11月17日(木) 『ウェストサイドワルツ』

<場所>ル・テアトル銀座3列17番
<時間>1幕19:00〜20:05、2幕20:20〜21:35
<作>アーネスト・トンプソン
<演出>高瀬久男、<音楽>稲本響
<出演>マーガレット・メアリー:若尾文子、
 ロビン:浅野温子、カーラ:寿ひずる
 サージ:石田圭祐、グレン:戸井勝海

とにかく、若尾文子さんがきれいだったぁ・・・。
かつてはピアニストを目指し、結婚後は教える側に回り、
夫に先立たれてしばらく、今はそれもやめているという、
70歳代の独り暮らしの女性役だったのですが、自分の人生を
生きている誇りと気品が、全身から かもし出されていて。
途中から杖、次に歩行器に頼り、最後は車椅子になるのですが、
それでも独りで立っている美しさが輝いていて。

ただそれは確実に、意固地さにもつながっていました。
寿さんが演じるカーラは、同じマンションに住む独身の
「おせっかいおばちゃん」といった様相の人なのですが、
彼女の好意に対する辛辣な拒否は、さすがにどうよ?と
思う時もないわけではなく。まあカーラは親切だけではなく、
それに付随する図々しさも多分に持っている人で、私なら
門前払いを食らわせるだろうし、仕方がない気もしますが。
ただ一つ、カーラはバイオリンが好きで、少しもめたとしても、
ピアノとアンサンブルをしようとなれば、気持ちは重なって。

ただ、マーガレット・メアリーにしたところで、
そんな、素直に人の親切を受け入れられない自分に、
人ときちんと関われなくなっている自分に苛立ちがないわけでも
ないわけで、衝動的に、本屋の掲示板に「同居人求む」という
紙をはりつけて帰ってきたりもします。でも、忘れてしまう。
そんなことをしたことも忘れて、煩わしいなりに寂しさが紛れる
カーラとの生活を送っていると、掲示を見たというロビンが現れる。
マーガレット・メアリーは、今までの自分の生活にはありえない、
奇抜な格好をした彼女を受け入れる。

そこまでは良かったんです。頑なで美しいマーガレット・メアリーと、
彼女に憧れ、何くれとなく世話を焼き、アンサンブルできることが
自分の誇りで喜びであるカーラとの生活も感情も理解できた。
最後まで観ても、私には、頑なだったマーガレット・メアリーが、
カーラを受け入れて微笑むまでの話なんだと理解されました。
けれど、キャスト表でロビンはカーラより上に書かれていました。
私にとって「ロビン」とは、ただ、話を動かすための登場人物としか
思えなかったのに、さらにその恋人となると、なぜ実際に
登場する必要があったのか全く理解できなくて悩んでしまって。

ロビンは、話を動かす人物としては良かったです。
女優志願と言いながら、ちっとも稽古などを受けようとはせず、
自分の実力の程度を認識するのが嫌だからなどと言うロビン。
そして時には、「あなたはカーラを利用しているだけだ」などと
直視したくないことを、拘りなくはっきり言ってのけたりもする。
彼女と暮らすことでマーガレット・メアリーが変わっていく姿は、
見えていたのですが、ロビン自身の変化が理解しかねたため、
奇抜な格好ではなくドレスを着て、恋人としてグレンを連れて
やってきた彼女は、理解できませんでした。しかも、現れたのが
「弁護士」という職業以外に何の魅力も感じられない、むしろ、
人間としてダメだろうと思われる言動の男って、どうなのよ?

・・・というわけで、私にとっては何が起こったのやら
理解できないままに、わずかな戸井さんの出演時間は去り、
ロビンも去り、マンションの雑用をしながら彼女たちをずっと
見守ってくれていたサージも去り、あっという間に2人になって。
もはやピアノも弾けなくなって長いすに横たわるマーガレットと
カーラの微笑むエンディングは、人との関わり方に関しては、
最も、マーガレットに共感する私にとってはホッとするものでした。
熊ん蜂の飛行やチェルニー、キラキラ星、子犬のワルツなど、
馴染み深い優しい音楽を挿みながらゆったりと進行する舞台は、
エンディングまで、割と好きだったのですが、どうしても途中が
全く理解できなかったところが、不完全燃焼になっています。


2005年11月11日(金) 鈴木綜馬ライブ『音一会』Vol.2

いつの話や(^^;という話を、
しかも、ほとんど当日のメモのままアップします。
もう15分ほどしたら、今いるところを離れて、
劇場に向かわなければならないのでその前にアップ。
(2005/11/17 18:00記)


鈴木綜馬ライブ『音一会』Vol.2

<場所>品川プリンスClubEX、B3- 番(3列目中央通路脇)
<時間>1幕19:00〜20:00、2幕20:20〜21:30ぐらい
<コーラス>今泉りえ、高島みほ、横沢健司、SINGO

綜馬さんライブ初日に行ってまいりました。幸せ〜(*^^*)
初日だとね、いつも「完璧でございます」な綜馬さんが、
微妙に緊張していて、ミスとかもしちゃったりするんです。
今日は特に、なぜかVol.1の時よりも緊張強かったらしく、
何だか今日はドキドキ緊張すると何度も繰り返されていたし、
歌詞間違いが2回もあって最後の曲は歌い直しもされて。
センターの上手側に譜面を置いていたので、だんだんと
それを見ることが多くなったりして、微妙に上手側だった
私は、緊張したり悔しそうな顔がよく見えて嬉しかったし、
何より、より丁寧な歌い方になったのが嬉しかったかな。

でも一番好きだったのは、ほとんど譜面を見ずに歌った
アンコール1曲目の「♪蘇州夜曲」。良かったぁぁ!
誰が歌ってもいい曲だけど、じんわり温かかったし。
綜馬さん自身は「日本人でよかったと思いますよね」と
歌い終わった後に話されていたけれど「日本人として」
というよりも、何となしに寂しげな異国情緒が、
綜馬さんの、日本人離れした感じに似合う気がして。
オリジナル曲で一番好きな「♪宮廷詩人」でも、
そんな感じが似合うと思っているのかもなぁ。

1幕はミュージカル曲で、2幕はオリジナル曲。
1幕では、真島茂樹氏に電車の中で話しかけられたという
話の後に歌った「♪I am what I am」が良かったです。
綜馬さんの「役者」部分を、とても感じさせられて。
「役者なら必ず」ではないでしょうが、自意識の強さが、
自分がこうあろうとしている姿が強く感じられたかな。

でも私、何となく綜馬さんライブは、回を重ねるごとに
オリジナルの方が好きになっていっている気がします。
舞台は舞台でもちろん好きだけど、ただ歌う時は
オリジナルが好きというのは、何か嬉しい気分。
今回はアレンジもどの曲も好きな感じで、コーラスもよく、
実はお気に入りのSINGOさんの声も響いてきていたし、
危うく、行かれないのに翌日の当券の有無を
聞きそうになってしまうくらい、気に入ったライブでした。


2005年11月10日(木) 『Little Shop of Horrors』

劇場に行って物販をのぞいてみたら、なんと、
見たことのない土方ポスター2種がお出迎えで。
ちゃんと「新選組!」と大河のロゴが入ってるし、
正式なものなんだろうなと思うけれど、何か不思議。
しかも、最初の衝撃から抜けてゆっくり見てみれば、
「土方」というより「山本耕史」感の強いもので、
いつごろ撮ったんだろうという疑問もわいてきたり。
洋装と和装各1枚で、気にはなるんですけどね。
何より、洋装の土方って、抗えないものがあるし。

そんなこんなで少々「新選組!」モードに
戻りかけていたところで、いきなり携帯に来たのは
「三谷幸喜が大河に出演するって!」というメール。
「えっ『その後の新選組!』に?」と一瞬思ったけれど、
そういえば「その後の新選組!」は「正月ドラマ」でした。
正しくは「功名が辻」に出演ということですが、
写真とか見ると、何か違和感が・・・。メガネないし。
まあ、彼のおかげで「大河ドラマを見る自分」が
有り得るようになったわけだし、来年も頑張ってみるかな。


『Little Shop of Horrors』

<時間>1幕19:00〜20:05、2幕20:25〜21:15
<場所>青山劇場B-25番(7列どセンター)
<出演>山本耕史、上原多香子、越中睦、小堺一機
 浦嶋りんこ、Tina、尾藤桃子、結樺健、QUMO
 和田アキ子(声のみ)
<演出>吉川徹

「この演目を青劇で」と聞いて心配していたよりは、
面白かったんじゃないかなと思います。結構楽しかった。
でも、客席のノリが悪いこともあって、後一歩感が強く。
オープニングで3人娘が踊り歌っている時なんて、
手拍子始めてみたんだけど、誰も続かないもんだから、
諦めて、指だけ手拍子でフラストレーションためてたり。

でも、宣伝番組とかで見て思っていたよりずっと、
山本君がちゃんとダサいシーモアしていたかも。
類型的「おどおど」君な動きが、ちょっと保護欲をそそるし
上原多香子@オードリーは、金髪巻き毛のかつらが似合って
どうしようもなくバカで可愛く目を引くし、歌もまあまあ。
越中オリンは、ふっ切れ方がイマイチだったせいで、
肝心の亡くなる部分が笑えないのが辛かったけれど、
それなりに悪くないかなぁという感じがあって。
小堺さんも、さすがに笑わせて見せてくれるのが嬉しい。

しかしどうしてこう、生物を見ている興奮が薄いんだろう?
主役が「ちゃんと巧い」ことが、問題なのかなぁ?
3人娘とかで、ちゃんと手拍子して気分盛り上がっておけば、
もしかしたら行けたのかもしれないけれど、「ちゃんと」
面白かっただけで、どうも舞台から疎外感を感じてしまって。
良かった。面白かった。一人称が「あたし」のオードリー2も、
意外に可愛げあって受け付けたし、最後にまた出てきて、
歌い回るキャストさんたちの演出も、そう気にならない。
脇に歌えるキャストが多いし、観て不満はないと思う。
良かったんだよ。でも、歯切れが悪い気分なのは何故だろう?
そんな感じの舞台。楽日に観れば盛り上がるのかなぁ?


2005年11月07日(月) 匠馬さん、「風のハルカ」デビュー。

今日は山本匠馬さんの関東初オンエア日。
京都では「探偵オブマイハート」でデビュー済だけど、
私の住む神奈川では放映が11日なので、朝ドラが先。
朝は、どうしても美奈子ちゃん関連の話を見ていたのと、
山手線の運休などがあってバタバタしていたので、
帰宅してから、ちゃんとTVの前に座って見てみる。

んが。・・・・名前が違うよーっ!
「矢神尚人:山本匠人」って、えーっ!?
まさか別人ってことはあるまいと思いながら見続ければ、
先週までのお話の直後、あすかちゃんの場面から始まり、
声をかけてきたのは、どう見ても匠馬さん本人。
ちょっと含みを感じさせるあすかちゃんの演技もあって、
短いとはいえ今後に期待を持たせるような場面だったし、
「矢神」自体は、展開を感じさせる印象づけがあった。
でも、初日っから名前間違えられてるなんて・・・。

まさか改名したなんてわけもないよねえ?と、
念のために事務所サイトにも飛んでみたけれど、
掲示板での疑問の声にも「匠馬です」と答えがあって。
多分、テロップ作成した人が「尚人」を打った勢いで
「人」の字を打っちゃったんだろうと推測はできるけど、
デビューだけに、あんまりだぁぁ!という気分。

まあ、今後も出番のある役なんだし、
後で訂正が出してもらえるだろうことは期待します。
ちょこちょこブログなど回ってみたら「矢神が」とか
「イケメンが」声をかけてきたなんて話はあっても、
役者さんの名前までチェックしてくれているところは
1か所しか見当たらなかったし、今なら実害は少ないし。

しかしこのドラマ、主人公と周辺の演技がヘタレなのは、
「朝ドラってこんなもんだよね」と諦めモードにせよ、
もうちょっと違うタイプの男の人は出せないのかなぁ?
「ダメ男に惚れるやつは、何度でもダメ男に惚れる」って
テーマなのかもしれないけれど、出てくる男の人たち全員、
どうもヘニョヘニョしていて、いまいちなんですよね。
まあ朝ドラに大きな期待はしないし、猿丸の抜け加減は
いっそ気持ちよくて、それなりに気に入っているのですが。
でもどうせ、この男とハルカがくっつくんだろうなぁ。


2005年11月06日(日) 訃報。

本田美奈子.さんが亡くなられました。
今年1月、急性骨髄性白血病のため舞台を降板され、
その後は入院して治療を続けていると聞いていました。

最初に聞いた時は、「ファンテーヌなら数年後でもできるし、
焦らないでゆっくり治療して欲しいね」なんて言ってました。
戻ってきてからでも、まだ何でもできる年齢なんだしって。
本当に全く、治ることに何の疑いも持っていなかったし、
実際に、治ってきて退院したという話も聞いていたのに。

それだけに、短いニュースをたまたま目にした時も、
何か笑っちゃうくらい、今見たものが信じられなくて、
うろうろジタバタ、いろんなところを回ってきたりして、
それでやっと「なんで?!」と思いつつも、何とか、
事実なんだと認められるようにはなりました。

私たちですら、こんなにも
「まだあれもこれもできるはずだった」と思うのに、
本人はどれほどの思いだったろうと思ってしまいます。
でもせめて、今は少しでも安らかにいられますよう、
ご冥福をお祈りします。それしかできないのも悔しいけれど。


2005年11月05日(土) DVD様が来た。(舞台版「電車男」プチ感想あり)

DVD様が、1日に家にやって来ました。
以下は、えらく長いですが、ここ数日の幸せ日記です。
「電車男」が目的の場合は、6段落目だけで十分です。
珍しくF1話を7〜8段落、慎吾話が9段落目です(苦笑)

基本的に新しいものや流行りものに興味はないです。
新しいものを触るのは好きですが、古いのが使えるなら、
古いものでも、お下がりでも、全然かまわないので。
が、イオカードも廃止になったし定期も切れてしまったので
「仕方なく」SUICA定期を購入した翌日、その勢いを借りて、
仮死状態になって半年のビデオデッキに見切りをつけました。
ピケやジャックパパ時代の伝説のF1がノーカットで放映される
というのも、相当、大きな後押し。

とはいえ、DVDを買うぞと決めたところで、何もかも不明。
会社で「今日買う」と宣言して、いろいろ聞いてみたけれど、
みんなの会話で理解できるのが値段の部分だけ。
外回りに出た人がカタログをもらってきてくれたけれど、
仕様部分は、説明されても何のことやらさっぱり。

結局、何とか理解したのは以下のこと。
ビデオカメラもデジカメも私の生活には必要ないので、
それ用の端子があっても意味がない。W録なんてあったって、
録画したきりで見ない番組が増えるだけ。見たい番組が
重なったら、片方はリアルタイムで見るか、諦めるので十分。
大容量ハードも以下同文。地デジはチューナーがあるので不要。
つまり条件は「ビデオがついていること」「野球延長があること」。
お値段は「6万ぐらいかな?」「いやSONYなら4万台」とのこと。
今どきDVD持ってない人の方が少数派という状態とあって
心強い先生が多かったおかげで、いざ店に行ったら15分で決定。
パイオニアの在庫処分品、ポイント使って2エリザちょっとで購入。
「最初は自分が何をしたいかも分からないから、安いのが正解」
という先輩のアドバイスが、一番、身にしみていたのかも。

取説は読まない人間ですが、あーだこーだ失敗しつつ繋いだら、
もう、大活躍。録画時間80時間なんてあっという間に埋まりそう(^^;
とにかく目的のフジテレビ721を録画することに重点を置いて、
デコーダーから録画する方法をまず勉強したら、早速WOWOWで
どうしても食指が動かず観に行かなかった「電車男」が放送され。
テストを兼ねて予約、開始5分前にテレビの前に座って開始を確認、
終わって止まるのまで見届けてちょっと幸せ。アホか、私。

でも、「電車男」舞台として不評だったのが納得できるくらい、
映像は面白かったです。引きこもりの人々を表現したんだろうけど、
舞台の両側に3階建ての部屋があって、登場人物7人中5.5人は
エンディング以外、それぞれの部屋から一歩も出ないんだもん。
彼らの顔は、真ん中の巨大スクリーンに映し出されてそれを観る。
生物観に行ってそれじゃ怒るよなぁ。 でも映像になってしまえば、
基本的に、スクリーン(彼らの台詞が字幕でかぶってる)中心に
録画しておけばいいわけで、ある意味、とても面白かった。これ、
舞台やってた時の映像のスイッチャーさん大変だったろうなぁ。
ちなみに行こうか迷った理由の総代は、「イケメン」役でしたが、
彼が「イケメン」って・・・、私には無理を感じられたかも(苦笑)
でも、嘘っぽさとマジのバランスは良かったかな。

肝心のF1も無事に2回まで録画できました。
1回目の81年第2戦、ブラジルGPはまだ見てないけれど、
ジャックパパの伝説といわれる第2回のモナコGPは見て。
モナコGPって、雰囲気だけでわくわくしちゃうけれど、
こんなに盛り上がったのは初めて!というノリでした。
電子制御じゃなく、ガチガチの跳ねまくる車を抑えて、
ピットイン作戦なんてものに頼らず、自分だけで戦う。
一瞬のミスも許されない接近状態での心理戦が続いたり、
中盤で酷使した車が、いざという時に伸びなくなったり。

中盤では、ピケのガードっぷりに本気で惚れ惚れ。
「お前ジャマ!」という声が聞こえてきそうな、モロに強引な
シューマッハ様のガードも、見ていて楽しくて好きですが、
解説に「踊るような」と言われた彼の走りは本当に芸術でした。
後ろから来るジョーンズのラインに、気がついたら、いる。
「きれいだなぁ・・・」とうっとりできる走りなんて、あるんですね。
終盤では、ジャックパパ、ジルの伝説はこれかと思わされて。
中盤で雌伏していたパパが、目で理解できる速度で、
差を詰めてくるなんてワクワクは、これがレース!って感じ。
残り6周でこの差じゃ、ありえない・・・と思いつつも、
目が離せなくなる感じが、いいんだよなぁ〜。
結果知ってるレースでこんなにドキドキしたの久しぶりでした。

でも、既に10時間近く録っては消ししていますが、
まだまだ取り扱い方法は何のことやらという感じです。
昨日も、PCの方でぼうっとスマステの頭を見ていたら、
いきなり「♪嘲笑」の映像が!これ、私が慎吾に最終的に落ちた
10年以上前のライブの時の慎吾ソロなんですよぉぉ。野外ライブで、
星空を背景にした慎吾の姿ともども、すごく好きだったんだけど、
他人様の曲なんでDVDにも入ってなくて私にとっては幻の思い出。
うわぁぁっっ、録画ぁぁぁ!!と思った瞬間には終わってしまい、
泣きそうになりながら、仕事のためチャンネルを回したのですが、
ふと気づいたら、DVD様が勝手に最初から録画してくれてました。
なぜ?なぜ?裏スマはGコード予約したけど、そのせい?
まさかお気楽ナビって、登録すると全部録画してくれるの??
何にしても、でも、有難う有難う、DVD様・・・(泣)

そんな感じで、今頃DVD生活始めています。
今のところ、CMもなくて、ベタ録りして観るとなったら、
最初から最後までベタで観るしかない番組ばかりなので、
DVD自体よりはデッキ性能の有難みに感謝していますが、
年末にかけてSMAP様がたくさんテレビに出るようになれば、
バラエティとかの必要部分だけ編集できるのが助かるかな。
それまでに、少しずつでも機能を覚えるように頑張らねば!
まずは「♪嘲笑を切り取って、DVDに保存」だな。よし!



面白かったり共感したら、押して下さい。
ランキングに反映され、かずきが やる気を出します。

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