Comes Tomorrow
ナウシカ



 副作用

ホルモン療法を受け始めて20日ほど。
まず膝が痛くなった。
最初は、立ったり歩いたりも辛いほど痛かった。
しばらくすると慣れたけど、でも膝の違和感は続いてる。

そんでもって、体重はほとんど変わらないのに『太った?』と聞かれるように!?
服用する前は『痩せたね』と言われていたのに、ここんとこ自分でも気になるように。
ひょっとして、ムーンフェイス!
元々オカメちゃんなのに、ますますオカメちゃん!

運動して痩せようかとも思ったけど、膝が痛いので無理もできず。
せめて基礎代謝を上げようと、毎日生ショウガを食す。
効果のほどは…う〜ん、お腹周りは若干締まったような気がするけど、顔は腫れてるように丸いぞよ!
足もなんかムクんでるような気がする。
心臓の病気して以来だ!

当初、心配されていた出血傾向は見られず。
吐き気や気分不良もなし、頭痛もなし。
毎月の生理がなくなるのは楽だけど…

しかし、最大の心配事といえば、うつ病。
副作用にうつ病があるのだ!

確かに、なんかイライラしてたし、浮き沈みが激しくなったような気がしたし…
でも、妹のことやら色々重なったから、副作用なのか状況がそうさせたのか分からない。
取り合えず、そっちの方も落ち着いてはきたから、身体が慣れたのか?

兎にも角にも、日々を平穏に過ごしたい。
今は、手作りパン・ケーキにハマっていて、毎日生地をコネコネする日々。
これってイイね、ストレス解消になるなぁ〜
子どもたちも旦那も、美味しい美味しいと言って食べてくれるし♪

今日は、バナナヨーグルトケーキを作りました。
味はまずまずだけど、チョコをかけて食べたい!
夜は太るので味見だけ。
明朝、ガッツリ食べますわ!


2010年11月18日(木)



 インフルエンザワクチン接種について

http://www.thinker-japan.sakura.ne.jp/dontvaccinated.html
http://www.thinker-japan.sakura.ne.jp/dontvaccinatedkouhan.html

これらは本当だろうか?
TVに出てる医師は別として、現場の医師たちは、普通に健康な成人だったら打たんでいいけどなぁと言う。
その結果、接種しない医師、看護師も多い。
こういう陰謀説を知ってても知らなくても(信じても信じなくても)、経験値でわかってるんじゃないのかな?

私の経験だけで言うと、私は子どもの頃、病弱でよく熱を出していたので、インフルエンザワクチンの集団接種を免れることが多かった。
そして成人して、私の記憶では2回ほどインフルエンザかなという高熱を出したけど、薬も飲まずにひたすら寝て(しんど過ぎて病院に行く気にもなれなかった…昔は寝て温めて、消化のいい栄養のあるもの食べて治すということが当たり前のようにあったし)、それからは、どれだけインフルエンザの集団発生した場所(保育所、学校、病院)にいても罹ったことがない。

うちの子どもたちも、生まれてこのかたインフルエンザワクチンを打ったことがないけど罹らない。
あんだけ集団発生した保育所、学校にもいたのに!
周囲は、インフルエンザワクチンを打って、インフルエンザに感染した子(人)ばかりだった!
これはどういうこと?
たまたま運が良かっただけ?

科学的には証明のしようのないことだけど、うちは今年もワクチンは打たないわ。


2010年11月12日(金)



 『99年の愛』を観て

久々の長編大作で好きな題材だったし、草なぎ君はかつて大ファンだったので(今は小渕さん1本です!) 絶対見逃すまいとTVにかじりついて、リアルで観ました!
橋田 壽賀子脚本はセリフ回しが不自然なので、あんまり好きではないんだけど、今回のはまずまず良かったですね〜

なんといってもシアトルが舞台になってるので、もう懐かしい気持ちで観てました。
故郷ではないけど、まるで故郷を見てるような気持ちで…

私が初めて海外を訪れたのは、アメリカ、テネシー州のナッシュビル。
高校時代の友達が結婚して、ここにいたので1週間ほど滞在させてもらって、英会話の授業をタダで!受けさせてもらっていました。
さすが移民の国だ!なんて思ったものでした。

次に滞在したのがシアトル。
看護学校在学中に、夏休みを利用して3週間の短期留学をしました。
全国の看護学生15名で、シアトル大学の学生寮に2週間とちょっといて、残りはイギリスからの移民の弁護士一家のところにホームステイして。

夏のシアトルは、ほんと涼しくて過ごしやすかったです。
21時まで、白々と明るいのにはビックリしましたけど。
昼間の時間が長くて、21時が日本の17時18時感覚で、ついつい活発に活動しちゃって、夜は毎日ヘトヘトでした。

シアトルに行って初めて知ったんだけど、神戸と姉妹都市になってるんですね。
日本人街とかあって、日本食レストランがあったり、日本の家電やら食品やら売ってる店も豊富で、食べる物にも困らなかったです。

シアトル大学の学食に飽きた私たちは、よくその日本人街に食べに行ったり、安い炊飯器を皆でお金を出し合って買って、それで数日ぶりのおにぎりと味噌汁を食べて、日本の味を噛みしめたもんでした。

その日本人街で、日系三世夫婦に出会いました。
5〜6ヶ月ぐらいの可愛い男の子を抱いていて、名前を聞いたら、それが『イチロー』って言うんですよ!
私たちは、『おお〜イチロー!』ってどよめいたけど、まだその頃は日本で活躍してたイチロー。

その夫婦キョトンとしてて、『イチローって、日本では大変有名なプロ野球選手なんだよ、同じ名前だから、きっとこの子も立派になるよ』なんて話してあげて、とても喜んでもらえたことを覚えてる。
その数年後にイチローがシアトル・マリナーズに入ったから、きっとあの時の日系三世家族、私らのこと思い出してくれてるだろうなぁ〜なんて想像して、にやけてました。

休日を利用してシアトル・マリナーズの試合も観に行ったけど、あのオーバーアクションの国アメリカで、お客さんたちが意外に静かなおとなしめの観戦をしてて、ビックリした!
甲子園球場の阪神戦を知ってる私としては、拍子抜け。

休日以外では何をしてたかというと、大学で英会話の授業と看護に関してのレクチャー。
そして、病院や施設の訪問です。
その中に、日系二世の人がつくったという老人施設があって、そこでいろいろ貴重なお話を聞かせてもらいました。

その施設は日本人じゃなくても入所できるんだけど、ほとんどが日系の人たちでした。
施設内には、仏教系とキリスト教系両方の部屋があり、そして、老人施設という割には、全然オシッコ臭さがない!
あの独特の施設の臭い、それが皆無でした。
これには驚いた!

聞くと、尿にしても便にしても、排泄したら時間も関係なく、すぐに換えてくれて、しかもその排泄物はすぐにどこかに片付けられるらしい。
なので、居室にしても廊下にしても、全然臭わないんです!
日本だと病院・施設って、まず間違いなく、排泄物と消毒薬の臭いがするもんだけど、そういうのが全然なくて、カルチャーショック!
ほんと理想的な施設だと思いました。

それに、もう一つ驚いたのは食事。
24時間、食べたい時に食べたい物を、ほぼいつでも食べれるらしい。
昼夜逆転してようが、たった一人の食事だろうが、食べたいと思った時に食べさせてもらえるらしい。
まず日本じゃ考えられない!

食事の時間も、オムツ交換の時間も、起きる時間も、寝る時間も全て画一的に決められている日本とは大違い!
糖尿病の人はどうするの?とか、認知症で四六時中食べたがる人はどうするの?という疑問が沸き起こったけど、それはそれで、ちゃんと管理してくれる人もいるようだけど、日本ほど個人の自由が阻害されることはないみたい。

だから、入居者の人たち皆、穏やかな顔してたなぁ〜
まずスタッフが、入居者を怒ったり、たしなめたりってなかったもんね。
日本はそういった点では、年取ると大変ですよ。
身体の不自由に加え、何から何まで自由が奪われてしまいます。

今、私も訪問看護の仕事してて、そういう施設も回っているけど、ほんと可哀想なぐらい、いろんなものを奪われた不自由な暮らしをさせられてる。
見てて、ほんと切なくなる。
ごめんねと心の中で思いながら、私はバイタル測って、お話を聞いてあげるしかできない。

なんで日本って、こんなだろう?
年取っても人なのに、まるでベルトコンベアーを流れてる機械のように扱われる。
尊厳が奪われる。

身体が悪くなったから、機能が衰えたから、ボケたから、家族の負担になるから、スタッフが少ないからと、自分の孫ぐらいの人に子ども扱いされながら、怒られながら、世話をしてもらって…
自分がその身になってみ、どう思う?って問いたくなる。

スタッフの中には高齢の入居者に対して、親しみを込めて、○○ちゃんと愛称で呼ぶことが多い。
1人がそう呼び出すと、ほとんどのスタッフがその愛称で呼び始める。
本人はそう呼ばれて、どう思ってるかわからないけど、本人の前でもその愛称で呼ぶんだよね。

それはそれで、機械的な介護ではなく、愛情を持って介護してるという感じに見えなくもないんだけど、私はどうも、そのやり方に違和感があって、学生の頃から、○○ちゃんという愛称では呼んだことがない。
周囲みんなが愛称で呼び、申し送りも愛称で行っていても、私1人、○○さんと呼ぶ。
スタッフからは怪訝な顔で見られるんだけど、意地ではなくて、どうしても愛称で呼ぶことに抵抗があって、私はそうしてる。

お世話はしてても、あくまで目上の人であって、自分の家族でもないし友達でもないし、親しくなって敬語が多少崩れても、それでも名前だけはちゃんと○○さんと呼びたくて…

随分と話が横道に逸れてしまいましたが、その老人施設で私たち学生は浴衣を持ってきてる子はそれを着て、日本の歌、『ふるさと』とか日本の歌をいくつか歌って、一緒に折り紙をしたり、交流をさせてもらいました。
皆さん泣いてたね、『日本の歌を久しぶりに聴いた、日本を思い出した』って。

アメリカで苦労して、帰りたくても帰れなかった日系の人たちがたくさんいた。
『99年の愛』を観て、あの人たちのことを思い出したよ。

たった3週間のことだったけど、まだまだ語り足りないぐらい貴重な経験をさせてもらいました。
また書きたくなったら書くけど、シアトルではずっとココに居たいって思えるぐらい楽しく、日系人によく間違われてたしね、私。
ほとんど、いい思い出しかない。
日本人学生、日本人教官との付き合いの窮屈さ以外はね。

子ども達の手が離れたら、海外で暮らしてみるのもいいかもね。
あの施設だったら、全然日本じゃなくてもいいしね…なんてね。


2010年11月08日(月)
初日 最新 目次 MAIL


My追加