|
|
■■■
■■
■ 許すという行為
『他人を受け入れる、あるいは、許すという行為には、自分が圧倒的に善の立場にあるという勘違いや、無意識に相手を蔑む傲慢さが潜んでいるのかもしれない。 』
これは『ドッグヴィル』というニコール・キッドマン主演映画の紹介記事の一説。 今の私には本当にグッとくるものがあった。
母に先日会ってからというもの、やはり心はかき乱され、眠れない日々も多くなっていった。 悪夢の再開であった。 相変わらず理不尽なことで叱られてる夢だ!
妹は2月6日入籍して、2月中旬にに引越しをした。 母はこんな新しい旅立ちの時に、妹夫婦を悩ますことばかりしている。
妹の2月に入った障害年金を使い込んだり、妹達が生活保護を受けるには、母が乗っている車の名義を、妹から母に移さなければいけないのに拒否したり。 理由は母が払うお金が増えるから… 生活保護が受けられないと生活できないのは妹達なのに…
引っ越しも手伝ってくれると言ってくれてた彼の友達の申し出を断り、母だけですると言い、結局、荷物は全部運べなかったらしい。 引越し屋に頼むのはお金もかかるし、頼まなかったようだ。 たぶん、ゴミ御殿を見られて呆れられるのが嫌だったのだろう。 見栄だけは一人前だから…
また、妹が引越しの時に持ってきていたワープロも、母が使うからと妹から奪い取っていった。 引っ越しのお知らせを、ワープロで打つつもりにしていたのに… せめて妹が用事を済ませるまで待てないのか!
聞くところによると、母は月25万の収入がある。 60歳でこれだけ稼いでくるのはスゴイと思うが、なら、なぜ、そんなにお金が必要なのか? 母の異常な浪費癖にある。 常に妹の年金をアテにした生活をしていた。 それが妹が結婚したことで無くなる。
私に話し掛けてきたのも、やはり心からのものではなく、新しい金づるか! そうやって、いつも人の優しさや思いやりにつけこんで、自分のいいようにしようとする。 アメをチラつかせながら近づいてきて、少しでも自分の思い通りにならないとムチを振り下ろす! そんなことが何度繰り返された事だろう。
いつかは受け入れなければいけないか、許さなければいけないかと悩んでいた。 『他人を受け入れる、あるいは、許すという行為には、自分が圧倒的に善の立場にあるという勘違いや、無意識に相手を蔑む傲慢さが潜んでいるのかもしれない。 』 これはまさにそうだ! 無理に受け入れるのは辞めることにした。 かえってスッキリした。 許さなくていいんだな、和解しなくていいんだな。
あんな親でも、罪悪感があった、私の中に… 親を無視してしまってる自分に… もう本当に、イイ子ちゃんはおしまいだ!
2004年03月08日(月)
|
|
|