蛍桜

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予告

「誰も本気で愛せない」

と、嘆いたことがあった


「人付き合いには、必ず裏切りがある」

と、泣いたことがあった



いまもその気持ちは変わらない



すれ違いを「裏切り」と受け取った私が居た
でもいま考えれば
相手も相手で自分のことでいっぱいいっぱいだし
私が期待しすぎていただけなのかもしれないし
何よりそれは「裏切り」じゃなくて
私の「思ってたのと違う」っていう思いだったのかもしれない



私を裏切った人は、大嫌い
大嫌い、って
言い切れるまで嫌いになったのは
ちゃんと自分の中で
「本当の裏切り」と「思ってたのと違ったときのショック」の
違いが、なんとなくわかってきたからだと思う



いつだったか忘れたけど、
いろんな裏切りが重なって
私は何もかもがいやになって
携帯のメモリを消して、メルアド変更したときがあった

そのときのメルアドは
「何もかも消える、私さえも」
っていう、なんともネガティブなメルアドになった



でもいま思い浮かべると
そのとき「裏切り」と思ってたもの、何一つとして
「本当の裏切り」だったものはなかった

といっても、いまはもう忘れてしまってることだらけなんだけど

唯一、ひとつだけメモリを消すきっかけになったことで
覚えていることは

私が大切だと思ってた人で
私のことを特別だと言ってくれていた人が居て
その人が書いていたブログが
その人とのつながりだと思ってたブログが
私に何も言わずに消されてた、ってこと


ほんと、つまんないことなんだけど
その人に依存してた私は
よくわかんないんだけど

「私のことを書いていてくれたブログを消したってことは
私のことなんてもういらないってことなんだろうか」
「私に何も言わずにブログを消したってことは
私にはもう見られたくないってことなんだろうか」

みたいなネガティブモードに突入してしまって

その人を信用してたから打撃が大きかった、ってのもあるんだけど
なんていうか、ただの妄想で裏切られたって思った

まあちょうど、ほかの人のブログでも
私に見られたくないっていって、パスワードかけた人が居たから
そこらへんとリンクしちゃったのかもしれないんだけどね



多分、実際は、私を追い出したかったわけじゃないと思うんだけど
私は追い出された、って感じたんだ


で、そのころの私は
「相手が裏切りと思っていなくても
私が裏切りと感じれば、それは裏切りだ」
なんてこと思ってて、相手を責めていた

たち悪い



あれから何年経ったのか忘れたけど
あんなことを裏切りだなんて思ってたなんて馬鹿みたいって
思えるようになった
もちろん、あのころの私にはとてもとても大きなことだったんだけど

結局は、「不幸な自分」が好きだったんだろうな




「誰も本気で愛せない」

と、嘆いたことがあった


「人付き合いには、必ず裏切りがある」

と、泣いたことがあった



いまもその気持ちは変わらない




でもいまは

「誰も本気で愛せない」

けど

「愛情を注ぐことは出来る」

と思ってる


「人付き合いには必ず裏切りがある」

かもしれないけど

「裏切りがあるまでは笑顔で居られる」
「裏切りがあったとしてもそれを裏切りと私が捕らえなければ裏切りにならない」
「裏切られた、と感じても、相手を責めず自分のどこが悪かったか考えて成長できる」

と思ってる





もうちょっとしたら、私、みんなに報告しなきゃいけないことが出来るかも




そのときはみんな
どんな反応をするだろうか

一方的なこんな文章しか送れないから

表情も、声も、感情も、分からないけど

一方的なこんな文章を読んでくれているのなら

私は報告しなきゃいけないと思う





怒るかな
笑うかな
泣くかな
悔しがるかな
喜ぶかな




あなたの声が聞こえない


だけど、聞こえてるふりをするんだ





そのほうが楽しいから


2010年03月16日(火)

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