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2004年09月16日(木) |
PEIT(副甲状腺インターベンション)の追加 |
透析HPの方にも載せたのだが、愛媛透析療法研究会で、当院でのPEIT症例を発表した。この症例はうまくいっているのだが、長期PEITに関する資料はなかなかなかった。
2004.9.4品川で開催された、副甲状腺インターベンション研究会の抄録をめくる。 今回「PEITの実際と長期予後」に関して、昭和病院の貴田岡先生と、神戸大学の深川先生とが座長でのワークショップが開催されている。 これに結構いろいろ載っている。 いければよかったのかもしれないが、自分は9/5えひめ排泄ケアでの発表があり参加できなかった。 そんなこんなで抄録をやっと読む。
自分の発表でも述べたが、二次性副甲状腺機能亢進症の最終治療は外科的摘除である。
自院でPEITを積極的にされている先生方の演題が5題あるが、 ・住吉クリニックの佐藤先生は、PEIT長期継続の決定因子は副甲状腺体積であると述べられている。 ・東京慈恵医大の山本先生は、1年以上観察可能であったPEIT48例を報告しており、インターベンション適応症例の約1/3はPEITでコントロール可能であったと述べている。副甲状腺腫大腺数・体積によるPTH抑制率への影響は認めなかったとも述べられている。 ・医療法人 宏人会の弓田先生は、12例の経験から、PEITがもっとも効果的であるのは責任病巣が1腺のみであることが示唆されると述べられている。 ・これはワークショップではなく一般演題だが、あけぼのクリニックの田中先生は、全30例(1-2腺18例、3-4腺5例、PTX適応外7例)に関してPEIT施行しその経過を報告しており、その結果から、PEITは1.2腺腫大が治療適応であると述べている。
やはりPEITは、初期のインターベンションとしての位置づけとするのが妥当なのであろうか? ・・・というのが現時点でのコンセンサスなのかなあ。
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