思うこと
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2005年09月05日(月) ニューオーリンズ大水害

ニューオーリンズ大水害の様子がニュースで放映されている。
被災一週間後。
テレビは、単に水没した街の様子だけではなく、治安が悪化し警察と銃撃戦を繰り広げる暴徒、主人が避難している間に略奪に遭った商店などを次々と映し出す。とても、世界一の先進国で起こっている出来事とは思えない。まさにアメリカという国のゆがんだ一面を見事に映していると思う。


2005年09月02日(金) アレキサンダー

 この春全国で上映された「アレキサンダー」をレンタルビデオで見る。
本当はナマで見たかったけど、忙しい時期だったこともあり、「仕方ないけどビデオでいいや」ということで、楽しみにしてた。
 ネット等での評判を見ると、「期待外れ」「駄作」等の酷評がされているようであるが、まあまあの出来ではないだろうか。

 エジプト遠征は省略。ペルシャ遠征はダリウス大王との「ガウガメラの戦い」とその後の掃討戦のみで、王都ペルセポリスが出てこなかったのは残念。
事前のCM等で観た、バビロンの都のCG映像は、ちょこっとだけだったので残念。剣と槍のチャンバラはもっと短くていいから、バビロンの風景をもっと映せ〜。

 酷評の理由は、本国ギリシャなどでは、主人公の同性愛描写があることについての怒りとのことだが、当時は普通のことだったんだからいいじゃないか。
 また、大王はマザコンとの酷評もされているようだが、「子供は親を選べないんだから、仕方ないだろ」と言いたい。

 事前知識では、アレキサンダー大王は、遠征の途中で愛人「ヘファイスティオン」との愛情に亀裂が入り・・・というような展開になるのかと思いきや、彼(ヘファイスティオンは男です。)が死ぬまで両者の絆は安泰だったので、最後まで観て、ほっと安心した。
 
 ネタバレになるが、印象に残ったところは、大王の結婚を知ったヘファイスティオンが、大王に受け取ってくれと巨大な指輪をプレゼントした場面かなあ。「次の王となるべき子孫を残さねばならない=結婚は不可欠」という、王ならではの宿命をアレクサンダーが背負っていることをよく知っているヘファイスティオン。それ故、しかし、指輪を渡す時の彼の泣きそうな顔は印象的だった。



(その他気になったこと)
 ペルシャの兵装、ちょっとイスラムっぽすぎない?一般兵卒がターバン巻いてるのに違和感があった。イスラムが世界史に登場するより1000年も前の話なんだから。。。高校の世界史の教科書に出てきた、戦いを描いたレリーフ(彩色煉瓦)でのペルシャ兵あたりを参考にすればよかったのに。
 
 アレキサンダーが辺境の地で娶った婦人、なんか、顔がライス国務長官(だっけ?)のような黒人系の顔なんだけど・・・。

 インドへの遠征で初めて象が出て来て苦戦してるけど、ペルシャとの戦いで既に象が出てきている筈なんだけどね。(当時は、中東という地域は今ほどまでには砂漠化されていなく、中東一帯に象は広く生息しており、ペルシャ帝国は象部隊を持っていた。「ガウガメラ」も一面の土漠として出てきているけど、本当はところどころ草木の生えた土地であった可能性が高い。)


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