Deckard's Movie Diary
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『ヒトラーの贋札』 作られることに意義のある映画だとは思いますが、ただそれだけです。それ以外のナニモノでもありません。全編に渡って緊張感に溢れていますし、出来は決して悪くはないのですが、人物描写が甘くて映画としては物足りません。この流れでは戦争後の主人公の姿は不要ですね。
2008年01月23日(水) |
28週間後… スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 |
『28週間後…』 言わずと知れた(オイラは知らなかった(/・_・\)アチャ-・・)『28日後』の続編です。物語の前半・・・百歩譲れば(五十歩かな?)彼らの行動も理解出来ますし、そこで起こる展開も悪くないのですが、そこからがなぁ・・・物語が大きく動くきっかけになる出来事の描き方があまりに簡単なんで、拍子抜けしてしまいました。そこをキッチリ描かないとダメダメだと思うんですけどねぇ。ラスト近くでの盛り上がりが全然違ったと思いますよ!残念だなぁ・・・。
『スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師』 オイラが大好きなティム・バートンの新作です。まず最初に言っておきますが、ミュージカル舞台版は観たことがありません。それでも、簡単に言ってしまえば“ミュージカル舞台”を“映画的な見世物”にした作品なんじゃないでしょうか?だとしたら、実に良く出来た映画化だと思いますが、元の舞台を観ていないので、そんなコトは言えませんね。逆に言わせていただければ、コレを観ちゃうと舞台が物足りなくなるような気がしちゃいますが、それも大きなお世話ですね。まぁ、舞台と映画は別モノですから、比べること自体バカバカしい行為なんですけどね(だったら、やるなよ!)。で、映画としては前半のテンポがヌルい印象がしたのですが、それはオイラがミュージカルが苦手だからかもしれません。後半は唄に載せてドッカンドッカンと進むので楽しかったですねぇ(笑)。大好物の出来上がりで満足満足!とりあえず、本年度第10位は確定かな(苦笑)。
\(^-^\) (/^-^)/ソレハコッチニオイトイテ...
オイラが観に行ったのがレディース・デイの最終回で、客席はジョニデ・ファンの女性で溢れかえっていたのですが、彼女達の反応が実に面白かったですねぇ(苦笑)。
2008年01月17日(木) |
ジェシー・ジェームズの暗殺 |
『ジェシー・ジェームズの暗殺』 リドリーとトニーのスコット兄弟と主演のブラピが製作に名を連ねる作品です。はっきり言って、長いでしょ!前半から中盤まではストーリーがとっ散らかっていて、無駄な描写が多いです。っつーか、σ( ̄。 ̄) オイラみたいな平凡な人間にはハナシが良く分かりません。だいたい、ジェシーのカリスマ性なんて全く描かれませんし、役者のオーラだけで見せるのにはブラピでは荷が重いです。だから、何故に皆がジェシーを恐れているのかサッパリ伝わって来ませんでした。終盤になってようやくエンジンがかかりますが、時すでに遅し!もっとケイシー・アフレック演じるロバートとジェシーの関係にストーリーを凝縮した方が良かったと思うのは私だけでしょうか?
『earth』 う〜ん、普通でしたね。コノ手の映画を観るといつもそうなんですが、眠たくなります。今回もまた案の定でした(6 ̄  ̄)ポリポリ 特に目新しいモノはありませんでした。
ダメだろうなぁ・・・と思って観に行ったので特にガッカリはしませんでした(苦笑)。まぁ、東映時代劇と聞くと、お尻がむずむずしてくる輩ですから、仕方ありませんな。まずは、多くの方が指摘しているキャスティングです。長女・和央ようか、次女・富田靖子、三女・寺島しのぶ。年齢はそれぞれ39、38、35ですけど、見た目では寺島、和央、富田でしょ!っつーか、富田靖子ももう38なんですねぇ(; ̄― ̄川 アセアセ。でもって、それぞれの子役は悪くないのですが、千姫の子役は酷かったですねぇ!なんですかね、あの歯並びの悪さは!
で、茶々を演じた宝塚男役出身のヒロイン・和央ようかですが、口元が貧弱というかみすぼらしいですね。当然の如く演技は宝塚ですから、大袈裟です。思いっきり“ワタクシ、演技してます!”って感じです。比べちゃいけないとは思いながらケイト・ブランシェットの『エリザベス/ゴールデン・エイジ』の予告編なんか見ちゃうとね・・・\(^-^\) (/^-^)/ソレハコッチニオイトイテ、とにかく、一番ダメなのは主役である茶々の人物像を全然掘り下げていないとこですね。出だしは決して悪くなく、一瞬期待させるんですが(松方はやっぱりハマってます!)、それ以降はどうしようもないほど散漫です。宝塚の男役を生かしてジャンヌ・ダルクのような姿を見せたいのなら、史実なんか完全に無視して信長の血を引く女傑として描いちゃえばいいのに、中途半端なんですよ。いくらでも面白くなる素材だと思うんですけどねぇ・・・もったいない!
2008年01月02日(水) |
迷子の警察音楽隊 グミ・チョコレート・パイン |
『迷子の警察音楽隊』う〜ん、どうなんでしょ?映画そのものが迷子になっている気がしました。想像の範囲を越えないというか、越えない所か下回っている!みたいな印象が残りました。もっと面白くなるでしょ!っつーか、せっかく楽器が出来るのに全く利用しないってどういうことよ!せっかく誕生日なのに!とか・・・一事が万事、面白くなりそうでちっとも面白くなりません!ぶっちゃけると、とても眠たくなる映画でしたね! 今年最初の“期待外れ”賞でした。
『グミ・チョコレート・パイン』観客の年齢層は20代〜30代前半という感じでしたが、劇中に出てくる様々なネタ・・・スコラ、GORO、ジョン・カーペンター、トビー・フーバー、石井聰亙、『祭りの準備』、“atg”、「ホラー映画のコメディ化」、レッドツェッペリンのデビューアルバム、青木琴美@宇宙企画とか分かるんですかね?分からなくてもいいのかもしれませんが、「知らん!」と言い切られると寂しい気もします(苦笑)。個人的にはツボを刺激されるネタが満載でしたが、内容は寒かったです。監督はケラリーノ・サンドロヴィッチ(元有頂天のケラ)。前作の初監督作『1980』の時にも感じたのですが、ダラダラと出しっ放しの印象が残ります。大槻ケンジの原作はロックと映画が好きだった自分と重なる部分もありますし、主人公の心模様や生活(笑)は十分理解出来ます。でも、それだけなんです。前作同様、今作もノスタルジーに振り回され、本質が疎かになっているような印象が残りました。過去に浸るだけでなく、ガツン!とボリューム一杯でぶちかましましょう!いつの時代だって“青春”の本質は変わらないのですから!っつーか、オイラの時代では“グリコ・チョコレート・パイナップル”だったんですけど・・・( ̄。 ̄ )ボソ
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