Deckard's Movie Diary index|past|will
「デッカードさん!リリィ・シュシュはダメですよネ!」酩酊状態のNさんが握手を求めてきました。オフ会に参加して良かったぁ!(そういうコトかよー!)っつーコトで、欠席を決めていた映画オフ。家で掃除をしていましたねぇ。シコシコと・・・。でも、時間が近づくにつれて、どうにもこうにもウズウズしてきまして、土壇場で参加しちゃいました。夏のオフ以来の人も、初めて会う人も、熱く映画を語り合あった銀座の夜。皆様、本当にありがとう御座いました。それにしても「夫人」は名前じゃないですよねぇ!(謎爆)
たぶん今年最後の映画です。何でもイスラエルの鬼才と言われているアモス・ギタイ監督の『キプールの記憶』。映画は第4次中東戦争で救急部隊に配属された人々の物語りです。始まって3カット目あたりから睡魔が・・・で、その後、前半戦はウツラウツラしてしちゃいました。でも、別にどうってコトなかったなぁ。確かに戦闘シーンもなければ、敵も出て来ません。全編ドキュメンタリー手法で描かれていて坦々と進んでいきます。それだけ!とりあえず生身の人間の重さを感じる事は出来ます。でも、こういう映画が好きな人っているからなぁ・・・・ボソ。
ホンマに年末の銀行は混んでますねえ・・・・そう言えば「Ginko」って昔、居ました。確か久保田利伸の妹!みたいなノリで。全然関係ナイですけど、とうとう今年200本目です。バカだなぁ・・・・。200本目は『フル・モンティ』と同じの脚本家の『シャンプー台のむこうに』。昨今のイギリス映画が得意としている人情味溢れるお話でした。ベタな話しなんですよ。でもこの手の話しに弱いんだなぁ・・・。何を書いてもネタバレになりそうなので、何も書きません。『ギャラクシー・クエスト』のアラン・リックマンも、ヴァネッサ・レッドグレーヴの娘で旦那がリーアム・ニーソンのナターシャ・リチャードソンも、『本当のジャクリーヌ・デュプレ』のレイチェル・グリフィスも、『パール・ハーバー』のジョシュ・ハートネットも、『サベイランス』のリー・クックも良かったです。ちなみに製作総指揮はシドニー・ポラック!で、こんなに褒めててアレなんだけど、別に観なくてもいいかもよ(笑)
さぁ、追い込むぞー!って、何がだよ!まずは『修羅雪姫』ですー!これはネ、すんげぇ良かったぁ〜♪ 別に小生は釈由美子のファンでも何でもないですが、釈由美子はメチャメチャ良かったです。確かにアクションの甘いところもありましたが、そんなコトはさて置いて、素晴らしかった!キチンとした発声も好感が持てますし、ラストの号泣には思わず魅入ってしまいました。美少女アクションもの(こんなジャンルがあるのか?)としては邦画の歴史に残る傑作だと間違いなく断言出来ます。観ていてゾクゾクしてしまいました。それはアクション監督のドニー・イェンの功績に追うところが大きいのですが、それに答えた本人の努力を買いたいです。一番の不安材料だったベタな甘さ(伊藤英明との絡み)もスマートでしたし、ストーリーはストレートで何の捻りもありませんが、展開も早いので気にもなりませんでした。また無国籍映画の雰囲気作りに欠かせない押井組・川井憲次の音楽も例によって憂いがあり、ハマってました。ラスト・シーンから続編の可能性を感じたのですが、釈由美子も続編までに身体を作って(無理だろうなぁ)おいて下さい。結局は、何だかんだ言っても、ただの美少女好きのオヤジなんだろうなぁ・・・自分再認識。
本日は『耳に残るは君の歌声』。もちろんビゼーの名曲の名です。監督は『タンゴ・レッスン』『オルランド』のサリー・ポッター。とにかく全編に渡って曲がいいですし、静かに流れているBGMも緊張感があって思わず観入ってしまいます。主役の少女(クリスティーナ・リッチ)の幼年期から始まるオープニングは、これから少女が出会うだろう過酷な運命の歌いだしとしては実に良く出来ています。だから思いっきり期待しちゃいます。ところが物語が進むに連れて、だんだん、何が言いたいのか分からなくなって(英語は非常にわかり易い(笑))、焦点ボケしていくんです。「心に残る歌」によって父の元へ導かれていく少女。って、話しだと思っていたんですが、どうもそうではなかったですねぇ!少女が女になる話でした。じゃんじゃん。
本日で終わってしまう『サベイランス』。コンピューター言語のタイトルバックから、出だしは快調でしたねぇ。ビル・ゲイツをパクったティム・ロビンスの演技もハマってるし、ガレージでコンピューターに向かう学生達とティムとの接点の作り方とか、テンポ良く日進月歩のコンピューター世界をシャープにあぶりだしています。ところが事件が起きてからは、どうなんだろう?っつーか、こんな事件起さなくてもいいだろ!だってさ、頭はめちゃめちゃイイ人達なワケでしょ!特にティム演じるビル・ゲイツ風ゲーリーはビジネスマンとしても一流なんだからさぁ!ちょっと無理がありすぎ!特に後半はベタベタな演出で興ざめでした。また、レイチェル・リー・クック、クレア・フォラーニの女優陣が全く存在感がなくて、汗マーク3つ!
久々にカミさんと映画です。何を隠そう(何も隠してないってば!)『ハリー・ポッターと賢者の石(吹替え版)』。カミさんは熱心な読者で、小生は全く読んだ事はありません。終わってオレとカミさんの会話「どうなの?この映画・・・」「・・・・・・」「つまらないよねぇ!」「・・・・・・」「だいたいさぁ、なんでポッターは、家族にあんなに嫌われてるの?それなのに、全然手放さそうとしない、あの家族は一体なんなの?あの学校はなんなの?メチャ差別してるやん!シズラーだかシズリンだかの組に入ったら、最悪じゃん!先生からも生徒からも鬱陶しがられてるし。で、賢者の石って何?どういう物なの?あのゲームも良くわからないなぁ・・・・。なんで皆であの小さな玉を追っかけないのかなぁ・・・・」「・・・・・・・眠たかった・・・ボソ」。まぁ、こんな会話の連続で久しぶりのランチ・デートは終わりました。・・・トホホ。大方のストーリーは把握出来ますが、ハッキリ言って出来損ないじゃないの?この映画。あ゛!それからね、吹替えなんだけど、これがまたショーモナイ出来でした。なんだかなぁ・・・・寂しくなっちゃうよ。
朝9時半からの仕事がバッチリ上手くいって、その後は自由だぁ〜!で、『シュレック(吹替え版)』。コレはイけてます!世界観が好みです。冒頭、シュレックの朝のシーンから思いっきりハマっちゃいました。この手の下品なギャグは大好きでんねん!途中ちょっとトーンダウンしますが、ラストのヒネリもまた楽し!オモロイ!吹替えも、及第点でしょ!
どうもアントニオ・バンデラスは苦手で、彼の出演作はほとんど観てないのですが、コメディというコトで『スパイ・キッズ』。予告編で観て思ったまんまの映画でした。子供がスパイ!ってだけっすか?もう少し考えようよ!みんなぁー!と、言いたくなっちゃいました。特に敵役の設定なんて、もうウンザリ〜って感じのキャラクター!ダニー・エルフマンのテーマ音楽は気持ちよかったです。おヒマなら、どうぞ。
「自己犠牲愛とはナルシズムの屈折した形であり、マゾヒズムの一種でもある。」 誰が言ったが知らないが(え゛、誰も言ってない?)、『イースト/ウエスト 遥かなる祖国』はそんな言葉が似合う映画でした。大戦後の東西冷戦時代。ロシア人医師・アレクセイと妻のフランス人・マリーとの夫婦愛、歴史をまたぐ大河ロマンです。全編を通じて、ロシアの大地から自由を求めて祖国を想うマリーの強い意志が描かれるのですが、その意志の影には、家族を想い、妻を想う夫・アレクセイの地道な努力があるのです。現実の中で、よりよい生活環境を見つけようとする男の生き方もあれば、納得出来ない現実から、なんとか脱出しようとする女性の生き方もあります。そして何よりも人の為に自分を犠牲にする事によって、自分の存在価値や生きる目的を見出していくというところにこの映画の素晴らしさがあります。「そんなものは偽善だよ!」と言う人もいるかもしれませんが、別に偽善でもいいじゃないですか。生きる目的さえあれば、人は簡単に倒れたりしませんよ。駅で妻を待つアレクセフの気持ちを想うと・・・・・泣けてきます。惜しむらくは、もう少しドラマティックに盛り上げて欲しかったなぁ・・・・個人的な趣味ですが。監督は『インドシナ』『フランスの女』のレジス・ヴァルニエ。
「あのさぁ。○○くん!もう少し頭の中で話しを整理してから口にした方がいいよ。そうじゃないと、何言ってるのか分からないよ!」先日仕事先で出会った新人くんに言った言葉でした。
朝から東急ハンズに行って不良品だったシステム手帳を返品し、「喜楽」でラーメンを食し、会社に寄ってチビっと打ち合わせして、1時半の『アニバーサリーの夜に』を観る為、ヤっばぁー(汗)!っと、地下鉄に急いでいると、な、な、なんとUさんにバッタリ!すれ違いざまに「ナニしてんのー?」Uさんは友人と一緒で「Yちゃんとこれかれメキシコ料理のランチを〜」「あ、どうも!Yちゃん!」 Yちゃーん、久しぶり〜!何年ぶり?20年以上だよねぇ!面影あるなぁ・・・・・・立派になっっちゃって!「(⌒▽⌒)アハハ!」「(⌒▽⌒)アハハ!」と笑いあって、(^-^)/と、まさに一瞬の出来事のように別れて、反対方向へ!Uさんとは昔・・・・・ あの時は、こんな風に笑えなかったなぁ・・・・。帰らざる日々って奴ですねぇ。生きてりゃいい事あるさ!
積もりに積もった鬱憤(←難しい!!)を晴らすかのように、まずは『裏切り者』。いい映画です。でも地味!地味!地味!(何も3回も言わなくても・・・) いや、惜しいから余計に言いたくなるんですよー!だって、この映画は監督次第で傑作になった可能性が大きいんですよ!役者陣(ジェームス・カーン、フェイ・ダナウェイ、エレン・バースティン、ホアキン・フェニックス、シャーリーズ・セロン、マーク・ウォールバーグ)も凄いのに、このテイタラクはぜ〜んぶ、監督のジェームス・グレイのせい!2作目じゃ、しょうがないか・・・。
久しぶりにTVドラマの話しを・・・。今見ているドラマは「さよなら、小津先生」と「最後の家族」です。この2本は実に対照的なドラマで、「さよなら〜」は脚本は君塚良一、「最後の家族」は村上龍。TVで見ていると、明らかに「さよなら〜」が自分の好みで、泣かせてくれるし面白いです。「最後の家族」は暗くて重くて、ちょっと閉口します。でも、映画だったら「さよなら〜」は「めちゃめちゃベタじゃん!ちょっとなぁ・・・お子様ランチ!みたいな・・・」なんてホザいているでしょうし、逆に「最後の家族」はそれなりに評価するかもしれません。この辺にTVドラマと映画の温度差があるような気がします。じゃ、海外ドラマはどうなの?NHKドラマは?う〜ん・・・・マっ、どうでもいいや!「芸能人なりきり合コン」でも見て寝よう!(自爆)
デッカード
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