Deckard's Movie Diary
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2001年12月30日(日)  ドンデッチ・オフ会

 「デッカードさん!リリィ・シュシュはダメですよネ!」酩酊状態のNさんが握手を求めてきました。オフ会に参加して良かったぁ!(そういうコトかよー!)っつーコトで、欠席を決めていた映画オフ。家で掃除をしていましたねぇ。シコシコと・・・。でも、時間が近づくにつれて、どうにもこうにもウズウズしてきまして、土壇場で参加しちゃいました。夏のオフ以来の人も、初めて会う人も、熱く映画を語り合あった銀座の夜。皆様、本当にありがとう御座いました。それにしても「夫人」は名前じゃないですよねぇ!(謎爆) 

 でも今年はいい年でした。このHPを開いたコトによってネットを通じて様々な人と知り合えました。ネットでの犯罪も増えていますが、まともに使えばホントに素晴らしい文明の利器です。ネットが無かったら絶対会えなかった人達、みんな本当に素敵です。性別年齢を問わず、この歳になって新しい友人が増えるなんて・・・・信じられません。オフ会はまるで学生時代のコンパのようです。どこぞに隠れてしまっていたロンドン・ブーツが、ひょっこり出て来た気分です。ネットって楽しいですヨー♪


2001年12月28日(金)  キプールの記憶

 たぶん今年最後の映画です。何でもイスラエルの鬼才と言われているアモス・ギタイ監督の『キプールの記憶』。映画は第4次中東戦争で救急部隊に配属された人々の物語りです。始まって3カット目あたりから睡魔が・・・で、その後、前半戦はウツラウツラしてしちゃいました。でも、別にどうってコトなかったなぁ。確かに戦闘シーンもなければ、敵も出て来ません。全編ドキュメンタリー手法で描かれていて坦々と進んでいきます。それだけ!とりあえず生身の人間の重さを感じる事は出来ます。でも、こういう映画が好きな人っているからなぁ・・・・ボソ。


2001年12月27日(木)  シャンプー台のむこうに フォロウィング

 ホンマに年末の銀行は混んでますねえ・・・・そう言えば「Ginko」って昔、居ました。確か久保田利伸の妹!みたいなノリで。全然関係ナイですけど、とうとう今年200本目です。バカだなぁ・・・・。200本目は『フル・モンティ』と同じの脚本家の『シャンプー台のむこうに』。昨今のイギリス映画が得意としている人情味溢れるお話でした。ベタな話しなんですよ。でもこの手の話しに弱いんだなぁ・・・。何を書いてもネタバレになりそうなので、何も書きません。『ギャラクシー・クエスト』のアラン・リックマンも、ヴァネッサ・レッドグレーヴの娘で旦那がリーアム・ニーソンのナターシャ・リチャードソンも、『本当のジャクリーヌ・デュプレ』のレイチェル・グリフィスも、『パール・ハーバー』のジョシュ・ハートネットも、『サベイランス』のリー・クックも良かったです。ちなみに製作総指揮はシドニー・ポラック!で、こんなに褒めててアレなんだけど、別に観なくてもいいかもよ(笑)

 今年最後のレイト・ショーです。『メメント』が評判のクリストファー・ノーラン監督デビュー作『フォロウィング』。コレは面白いです。少なくとも尻切れトンボになっている『メメント』よりは好きです。で、分かったコトは、この監督はややこしい映画が好きなんですなぁ。っつーか、持ち味?面白半分に人の後を尾行していた男が、いつの間にか罠に嵌っていくのですが、とにかく鴨居のホコリのひとつまで義母が指に唾つけて吟味した脚本(どんな脚本なんや!)が良く出来ています。まぁ、出来すぎ?やり過ぎ?って、ツッコミはあるとは思いますが、ヒッチコックをスタイリッシュにした感覚は観て損はありませぬ〜♪ ちなみに「無理にヤヤこしくしてるんじゃない?」ってツッコミは禁止!(笑)


2001年12月26日(水)  修羅雪姫 殺し屋1

 さぁ、追い込むぞー!って、何がだよ!まずは『修羅雪姫』ですー!これはネ、すんげぇ良かったぁ〜♪ 別に小生は釈由美子のファンでも何でもないですが、釈由美子はメチャメチャ良かったです。確かにアクションの甘いところもありましたが、そんなコトはさて置いて、素晴らしかった!キチンとした発声も好感が持てますし、ラストの号泣には思わず魅入ってしまいました。美少女アクションもの(こんなジャンルがあるのか?)としては邦画の歴史に残る傑作だと間違いなく断言出来ます。観ていてゾクゾクしてしまいました。それはアクション監督のドニー・イェンの功績に追うところが大きいのですが、それに答えた本人の努力を買いたいです。一番の不安材料だったベタな甘さ(伊藤英明との絡み)もスマートでしたし、ストーリーはストレートで何の捻りもありませんが、展開も早いので気にもなりませんでした。また無国籍映画の雰囲気作りに欠かせない押井組・川井憲次の音楽も例によって憂いがあり、ハマってました。ラスト・シーンから続編の可能性を感じたのですが、釈由美子も続編までに身体を作って(無理だろうなぁ)おいて下さい。結局は、何だかんだ言っても、ただの美少女好きのオヤジなんだろうなぁ・・・自分再認識。

 ひゃー!後、30分で『殺し屋1』が始まっちゃうよー!池袋まで瞬間移動だぁー!第一印象は「また、ヤっちゃったよ。三池崇史!」。続いて「長いなぁ・・・・この映画」。つまりですなぁ、何でもアリ!なのは構わないんですが、スプラッター・コメディにしては中途半端だなぁ。え゛?スプラッター・コメディじゃないの?じゃ、何ナノ?結局、まとまりがナイんです。トっ散らかったままなんだもん!映画として凝縮していかないから、何も感じない。まるでオレが垣原になった気分!ストーリーは原作にとっても忠実です。浅野も大森も普通。姿形の演出は出来ても、三池に人間の演出は無理!こんな映画ですからキッチリ演技しているサブが、メチャ浮いてます。


2001年12月25日(火)  耳に残るは君の歌声 フカヒレ丼の夜

 本日は『耳に残るは君の歌声』。もちろんビゼーの名曲の名です。監督は『タンゴ・レッスン』『オルランド』のサリー・ポッター。とにかく全編に渡って曲がいいですし、静かに流れているBGMも緊張感があって思わず観入ってしまいます。主役の少女(クリスティーナ・リッチ)の幼年期から始まるオープニングは、これから少女が出会うだろう過酷な運命の歌いだしとしては実に良く出来ています。だから思いっきり期待しちゃいます。ところが物語が進むに連れて、だんだん、何が言いたいのか分からなくなって(英語は非常にわかり易い(笑))、焦点ボケしていくんです。「心に残る歌」によって父の元へ導かれていく少女。って、話しだと思っていたんですが、どうもそうではなかったですねぇ!少女が女になる話でした。じゃんじゃん。

 この日はクリスマス・パーチー・オフでした。ひょんなコトからフカヒレ丼を皆で食べる事になってしまい、それがこの日になっちゃったんです。そんでもってクリスマスだからプレゼント交換ですよぉ。ひょえ〜!マジっすか?でもね、コレが楽しかったんだなぁぁぁぁ。なんだか遠い昔の記憶が走馬灯のように・・・って、走馬灯はまずいだろ!って?まぁ、いいじゃないですか。久々にクリスマスの雰囲気を満喫した聖夜でした。神様、ありがとさん!


2001年12月21日(金)  サベイランス パンダ・アドベンチャー

 本日で終わってしまう『サベイランス』。コンピューター言語のタイトルバックから、出だしは快調でしたねぇ。ビル・ゲイツをパクったティム・ロビンスの演技もハマってるし、ガレージでコンピューターに向かう学生達とティムとの接点の作り方とか、テンポ良く日進月歩のコンピューター世界をシャープにあぶりだしています。ところが事件が起きてからは、どうなんだろう?っつーか、こんな事件起さなくてもいいだろ!だってさ、頭はめちゃめちゃイイ人達なワケでしょ!特にティム演じるビル・ゲイツ風ゲーリーはビジネスマンとしても一流なんだからさぁ!ちょっと無理がありすぎ!特に後半はベタベタな演出で興ざめでした。また、レイチェル・リー・クック、クレア・フォラーニの女優陣が全く存在感がなくて、汗マーク3つ!

 シネマ・カリテを出たらみぞれ混じりの雨で、どうやって雨に濡れずに高島屋まで行こうかなぁ・・・と、思案してもわからないので、近くの店員に聞いたところ、それが全くのガセネタで結果的に散々雨に追いかけられながら、やっと着きました。( ´―`)フゥー… 何しに行ったんだって?それはね、来年2月で閉館が決まったアイマックス・シアターで『パンダ・アドベンチャー』を観るためです。アイマックス・シアターってのは、時々観たくなりますねぇ。あのでっかいスクリーンに、どっかーん!って、映写が始まると、もうウキウキしちゃいます。なんだか品川近辺のシネコンに入るという噂もありますから、まだまだ望みは捨てていませんけどネ。映画の内容は、ちょっと期待していた物と違いました。でも、まぁイイや!


2001年12月20日(木)  ハリー・ポッターと賢者の石(吹替え版)

 久々にカミさんと映画です。何を隠そう(何も隠してないってば!)『ハリー・ポッターと賢者の石(吹替え版)』。カミさんは熱心な読者で、小生は全く読んだ事はありません。終わってオレとカミさんの会話「どうなの?この映画・・・」「・・・・・・」「つまらないよねぇ!」「・・・・・・」「だいたいさぁ、なんでポッターは、家族にあんなに嫌われてるの?それなのに、全然手放さそうとしない、あの家族は一体なんなの?あの学校はなんなの?メチャ差別してるやん!シズラーだかシズリンだかの組に入ったら、最悪じゃん!先生からも生徒からも鬱陶しがられてるし。で、賢者の石って何?どういう物なの?あのゲームも良くわからないなぁ・・・・。なんで皆であの小さな玉を追っかけないのかなぁ・・・・」「・・・・・・・眠たかった・・・ボソ」。まぁ、こんな会話の連続で久しぶりのランチ・デートは終わりました。・・・トホホ。大方のストーリーは把握出来ますが、ハッキリ言って出来損ないじゃないの?この映画。あ゛!それからね、吹替えなんだけど、これがまたショーモナイ出来でした。なんだかなぁ・・・・寂しくなっちゃうよ。


2001年12月19日(水)  シュレック(吹替え版) ゴジラ・モスラ・ギドラ/大怪獣総攻撃

 朝9時半からの仕事がバッチリ上手くいって、その後は自由だぁ〜!で、『シュレック(吹替え版)』。コレはイけてます!世界観が好みです。冒頭、シュレックの朝のシーンから思いっきりハマっちゃいました。この手の下品なギャグは大好きでんねん!途中ちょっとトーンダウンしますが、ラストのヒネリもまた楽し!オモロイ!吹替えも、及第点でしょ!

 気持ちよく映画館を出てきたら、隣で『ゴジラ・モスラ・ギドラ/大怪獣総攻撃』が格子戸から『観てかない〜?おにいさん〜♪』ってな感じの上映時間で誘うので、フラフラっと観ちゃいました。今回の監督は平成ガメラ・シリーズで名をあげた金子修介。大映から東宝に仕事場を移して、どうなの?結果は・・・・やっぱりねぇ。英霊の話しはどうなの?またまた国を守る話しはどうなの?宇崎竜童の滑舌はどうなの?新山千春はどこまで走るの?南果歩はどうなの?辻褄の合わない照明はどうなの?千年竜王もなぁ・・・どうなの?以上のコトをゼ〜ンブ忘れても、ラストでいつまでも戦っているのがイヤ!シツコイ!っちゅーねん!途中で欠伸が出てしまいました。なんだかなぁ・・・。巨神兵の潔さを見習えよ!


2001年12月17日(月)  スパイ・キッズ スパイ・ゲーム

 どうもアントニオ・バンデラスは苦手で、彼の出演作はほとんど観てないのですが、コメディというコトで『スパイ・キッズ』。予告編で観て思ったまんまの映画でした。子供がスパイ!ってだけっすか?もう少し考えようよ!みんなぁー!と、言いたくなっちゃいました。特に敵役の設定なんて、もうウンザリ〜って感じのキャラクター!ダニー・エルフマンのテーマ音楽は気持ちよかったです。おヒマなら、どうぞ。

 続いてレッドフォード&ブラピ初共演で話題の『スパイ・ゲーム』。監督はトニー・スコット。これもイタかったなぁ・・・。一番の欠点はレッドフォードとブラピの関係がちぃーとも濃いものに感じられない事。だから、何故に危険を冒して助けようとしているのか納得出来ません。まぁ、この監督はとにかくカッコ良くみせるコトばかり考えている人ですから、仕方がないでしょう。無駄なカット割りが多すぎるから、じっくり観られるところがありません・・・。ストーリーも無駄に入り組んでいて分かりにくいし、長い!レッドフォードとブラピのファンの皆様が観に行けばいいんじゃないでしょうか。


2001年12月12日(水)  イースト/ウエスト 遥かなる祖国 モンキーボーン

 「自己犠牲愛とはナルシズムの屈折した形であり、マゾヒズムの一種でもある。」 誰が言ったが知らないが(え゛、誰も言ってない?)、『イースト/ウエスト 遥かなる祖国』はそんな言葉が似合う映画でした。大戦後の東西冷戦時代。ロシア人医師・アレクセイと妻のフランス人・マリーとの夫婦愛、歴史をまたぐ大河ロマンです。全編を通じて、ロシアの大地から自由を求めて祖国を想うマリーの強い意志が描かれるのですが、その意志の影には、家族を想い、妻を想う夫・アレクセイの地道な努力があるのです。現実の中で、よりよい生活環境を見つけようとする男の生き方もあれば、納得出来ない現実から、なんとか脱出しようとする女性の生き方もあります。そして何よりも人の為に自分を犠牲にする事によって、自分の存在価値や生きる目的を見出していくというところにこの映画の素晴らしさがあります。「そんなものは偽善だよ!」と言う人もいるかもしれませんが、別に偽善でもいいじゃないですか。生きる目的さえあれば、人は簡単に倒れたりしませんよ。駅で妻を待つアレクセフの気持ちを想うと・・・・・泣けてきます。惜しむらくは、もう少しドラマティックに盛り上げて欲しかったなぁ・・・・個人的な趣味ですが。監督は『インドシナ』『フランスの女』のレジス・ヴァルニエ。

 東京ファンタスティック映画祭でやたら評判が良かった『モンキーボーン』。レイトショーだったので入り口で並んでいると、エレベーターから友人のAさんが「あらぁー!」と降りてきて、席についてアホな話しをしていたら、今度は「あれれ〜!」っとMさんが現れて、いきなり3人での鑑賞会になってしまいました。君らホントに映画好きやなぁ!(爆) 監督は『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のヘンリー・セレック。ブレンダン・フレイザー扮する漫画家ステュが作った、本人の大嫌いなキャラクターがモンキーボーン。ところが事故で昏睡状態になったブレンダンがモンキーボーンに身体を乗っ取られて・・・・まぁ、監督が監督ですから立体アニメーションでダークなクリーチャー世界が展開されます。ティム・バートンの影響もありますが、それでもバートンより健康的ですし、笑えます。難を言えばステュやモンキーボーンの性格や取り巻く環境がよく分からない内に物語がどんどん進んでしまうのが、ちょっと勿体なかったです。だけんどもしかし!そんなコトを補ってあまりあるほど、イけてる映画でした。


2001年12月11日(火)  光の雨 プラットホーム

 「あのさぁ。○○くん!もう少し頭の中で話しを整理してから口にした方がいいよ。そうじゃないと、何言ってるのか分からないよ!」先日仕事先で出会った新人くんに言った言葉でした。

 連合赤軍を扱った2本の映画の公開は急に決まったような印象だった。1本は佐々淳行原作の『連合赤軍・あさま山荘事件』。この原作は多くの映画人が映画化しようとしては実現できなかったモノで、この度『金融腐食列島・呪縛』のコンビ原田眞人監督と役所広治がタッグを組み、来年の公開に合わせ年内にクランクアップする予定だそうです。この原作は機動隊側から連合赤軍事件を描いているのですが、もう一本の立松和平原作(未読)、高橋伴明監督作『光の雨』は学生側に焦点を当てているようです。少なからずこの時代の空気を吸っていた小生としては興味深くもありましたし、学生側から描いているという意味で期待もしていました。映画は当時のニュース・フィルムから始まり、劇中劇として話が進んでいきます。時間が経つにつれて、だんだん怒りが込み上げてきて・・・・ホントに、しょーもない映画でしたなぁ・・・・。もう、どもならん!ドツボに嵌って凶器の殺人集団と化してしまった学生達を延々と写す事に一体何の意味があるんでしょうか。これでは某カルト教団の事件と何等変わりはありません。こんな片手落ちの描写では当時の学生が可哀相過ぎます。ラストの立松氏の語りがとても寂しそうでした。だいたい、大杉さんの役は一体なんだったんでしょう。冒頭の「○○くん」の中に「高橋」という名前を入れてもらっても全く問題ありません。裕木奈江は良かったのに・・・・ボソ

 香港映画『プラットホーム』。80年代、人民服からラッパズボン、革命歌からポップ・ミュージックへ!変わりはじめた中国に生きる若者達の青春もの。長いです。もう、淡々淡々淡々淡々と長い〜。ミニシアター劇場でイビキをかいて寝ている人に初めて遭遇しました(苦笑)。知らない内にどんどん季節が変わっちゃってるし、ついて行くのに骨が折れます。疲れました。不器用さ、ここに極まれり!


2001年12月07日(金)  壊れた手帳 アニバーサリーの夜に ブレス・ザ・チャイルド

 朝から東急ハンズに行って不良品だったシステム手帳を返品し、「喜楽」でラーメンを食し、会社に寄ってチビっと打ち合わせして、1時半の『アニバーサリーの夜に』を観る為、ヤっばぁー(汗)!っと、地下鉄に急いでいると、な、な、なんとUさんにバッタリ!すれ違いざまに「ナニしてんのー?」Uさんは友人と一緒で「Yちゃんとこれかれメキシコ料理のランチを〜」「あ、どうも!Yちゃん!」 Yちゃーん、久しぶり〜!何年ぶり?20年以上だよねぇ!面影あるなぁ・・・・・・立派になっっちゃって!「(⌒▽⌒)アハハ!」「(⌒▽⌒)アハハ!」と笑いあって、(^-^)/と、まさに一瞬の出来事のように別れて、反対方向へ!Uさんとは昔・・・・・ あの時は、こんな風に笑えなかったなぁ・・・・。帰らざる日々って奴ですねぇ。生きてりゃいい事あるさ!

 で、『アニバーサリーの夜に』なんですが、コノ映画はなんなの?アホくさい内容やなぁ!監督はアラン・カミングとジェニファー・ジェイスン・リーの役者カップル。う〜ん!貴方達の痴話げんかを見せられてもなぁ・・・・どうせ一般人と違うセレブーな人々なんだから、普通の人のように悩まれてもなぁ・・・。全く思い入れ出来ませ〜ん。勝手にやってれば!って感じでしょうか。おーい!アルトマ〜ン!(笑)

 お次は『ブレス・ザ・チャイルド』。まぁ、よくあるオカルト系・悪魔崇拝モノ!ホンマ、好きやなぁ君ら(アメリカ人)!こんな質の悪いホラー映画作っていて恥ずかしくないのかなぁ・・・。あまりにトホホな内容に、ちょっと引いてしまいました。どうでもいいです。『L.A コンフィデンシャル』でオスカー受賞したキム・ベイジンガーも、名バイプレイヤー、イアン・ホルムも、新世代女優のクリスティーナ・リッチもこんな映画に出演していていいんでしょうか?ちょっとだけ良かったシーンは、抱きしめるところ!とでも言っておきましょう。


2001年12月05日(水)  裏切り者 ロード・キラー まぶだち

 積もりに積もった鬱憤(←難しい!!)を晴らすかのように、まずは『裏切り者』。いい映画です。でも地味!地味!地味!(何も3回も言わなくても・・・) いや、惜しいから余計に言いたくなるんですよー!だって、この映画は監督次第で傑作になった可能性が大きいんですよ!役者陣(ジェームス・カーン、フェイ・ダナウェイ、エレン・バースティン、ホアキン・フェニックス、シャーリーズ・セロン、マーク・ウォールバーグ)も凄いのに、このテイタラクはぜ〜んぶ、監督のジェームス・グレイのせい!2作目じゃ、しょうがないか・・・。

 続いて『ロード・キラー』。これもなぁ・・・。どうなの?悪ふざけも過ぎると、相手次第で殺されるよ!って、話。お暇ならどうぞ。全くもって予想を超えないベタな映画。

 そして最後は『まぶだち』。この映画は期待していました。『リリィ・シュシュのすべて』と同じように14歳が主人公で、地方都市の話。幾つかの共通点から、「リリィ〜」とは違う観点で14歳のリアルを見せてくれるのではないかなぁ・・・と。監督は古厩智之。う〜ん、一体どこが“まぶだち”なのかなぁ・・・・何故、こんな脚本にするのか、理解に苦しみます。人の生き死にを安易に捉えすぎだと思う!拙い展開にガッカリ・・・。


2001年12月03日(月)  さよなら、小津先生 最後の家族

 久しぶりにTVドラマの話しを・・・。今見ているドラマは「さよなら、小津先生」と「最後の家族」です。この2本は実に対照的なドラマで、「さよなら〜」は脚本は君塚良一、「最後の家族」は村上龍。TVで見ていると、明らかに「さよなら〜」が自分の好みで、泣かせてくれるし面白いです。「最後の家族」は暗くて重くて、ちょっと閉口します。でも、映画だったら「さよなら〜」は「めちゃめちゃベタじゃん!ちょっとなぁ・・・お子様ランチ!みたいな・・・」なんてホザいているでしょうし、逆に「最後の家族」はそれなりに評価するかもしれません。この辺にTVドラマと映画の温度差があるような気がします。じゃ、海外ドラマはどうなの?NHKドラマは?う〜ん・・・・マっ、どうでもいいや!「芸能人なりきり合コン」でも見て寝よう!(自爆)


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