今日11月23日は、語呂合わせで
「いいにいさんの日」だそうです。
そこで、映画に登場する印象的なお兄さんを
特集することにしました。

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家族日誌
Cronaca familiare
Family Diary
1962年アメリカ・イギリス合作
ヴァレリオ・ズルリーニ監督　
７年前、惜しまれつつ世を去ったイタリア映画の顔
マルチェロ・マストロヤンニと、
近年は映画製作に熱意を見せる往年の二枚目
ジャック・ペランが
生き別れになった兄弟エンリコとロレンツォを演じました。
成人後、貧しさにも負けずに努力する兄に対し、
坊ちゃん育ちで体も弱いロレンツォは、
無責任に兄に依存する生活に甘んじますが…
「血縁」という断ち難いものについて
考えさせられます。

がんばれ！ジャイアン!!
2001年日本　渡辺歩監督
（アニメーション）
「ドラえもん　のび太と翼の勇者たち」と同時上映された
短編（25分）
ジャイアンの妹ジャイ子（声・青木和代）が
マンガ好きの少年モテ夫（佐々木望）と
一緒に同人誌をつくることになる。
どうやら、モテ夫に恋しているらしいと気づいた
ジャイアン（たてかべ和也）は、
ドラえもん（大山のぶ代）たちの力もかり、
仲を取り持とうと奮闘するが…
頑張れば頑張るほど妹に疎ましがられる
「兄貴はつらいよ」な１本。

クレヨンしんちゃん
／嵐を呼ぶモーレツ！オトナ帝国の逆襲
2001年日本　原恵一監督
（アニメーション）
嵐を呼ぶ園児こと野原しんのすけ（声・矢島晶子）が、
家族と団結して未来（21世紀）を守ろうと奮闘する姿が、
各方面で涙を誘いました。
大人たちが闇の組織に操られ、子供たちを放り出してしまったとき、
一生懸命に妹ひまわり（こおろぎさとみ）の世話をするしんのすけが
いたいけでカワイイ！


ドリーム・ゴール　When Saterday Comes
1995年イギリス　マリア・ギース監督
ビール工場で働くジミー（ショーン・ビーン）は
サッカーセンスを買われ、セミプロチームから誘われます。
それを足掛かりに、地元シェフィールド・ユナイテッドへの
入団のチャンスもめぐってきますが、
酒にだらしなく酔ってしまい、一度はそれをふいにします。
が、サッカー好きで気のいい弟ラスに起きた
悲しい出来事がきっかけで、一念発起するのでした。
その地味さゆえか、日本未公開の扱いだったので、
ビデオでどうぞ。
サッカーファンよりも、
イギリスに関するものが好きな方にお勧めします。

ラ・バンバ　La Banba
1987年アメリカ
ルイス・バルデス監督
ヒスパニックの貧しい家庭から、
音楽の才能で世に出たリッチー・バレンスの伝記映画
弟リッチー（ルー・ダイアモンド・フィリップス）の
才能と成功に嫉妬し、時には衝突もするものの
一番の理解者でもあった兄ボブ（イーサイ・モラレス）の
屈折した愛情が悲しい…
Ｌ．Ｄ．フィリップスは若き天才を熱演しましたが、
実は、Ｅ．モラレスのバックグラウンドの方が
リッチーに近かったこともあり、
「この兄と弟役は逆になっていたかもしれない」
というトリビアも。


レインマン　Rain Man
1988年アメリカ
バリー・レビンソン監督

外車ディーラーで身勝手な男チャーリー
（トム・クルーズ）が
父の訃報を聞いて故郷に赴くと、
莫大な遺産の相続人は、自分ではなく
会ったこともない兄レイモンド
（ダスティン・ホフマン）だと知りますが、
初めて出会った兄は、自分には年上過ぎるだけでなく、
「自閉症」という聞いたことのない精神障碍を患っていました。
道中培う兄と弟の友情といういかにもアメリカ的な方法が
「あざとい」「お涙頂戴」と感じるという向きもありますが、
さして押しつけがましくないスタンスでありながら、
自閉症という誤解されがちな障碍への社会的な認識を深める
ある種のきっかけになった点は、
高く評価されてもいいような気がします。
（……でもないかなあ）
温かくユーモラスな描写もふんだんに盛り込まれ、
自分本位なチャーリーが、兄レイに振り回されながら
徐々に人間的な優しさを涵養していく過程を、
Ｔ．クルーズが好演しました。
（Ｄ．ホフマンの不気味なうまさは、説明の要なし）

例年のこととはいえ、９月・10月と仕事が非常に込んでしまい、
10月に至っては、単独紹介した映画はたったの１本でした。
とはいえ、ＭＬを開設していた２年前は
毎日毎日、何かしらひねり出していたのですから、
忙しいだけが理由ではありません。
ネタ切れという話もありますが、
だったら、次から次へと何かしら見ればいいだけの話。
嬉しいことに、レンタル店の料金はどんどん安くなっているし、
月々2,000円程度で利用できるウェブショップもたくさんあります。

こういう日記をマメに続けていくには、
見たばかりの映画の感想を率直に書くのがいいのでしょうが、
何しろ、自分が気に入らなかった映画は紹介したくない
（あんまり悪口は書きたくない）という
頑な思いにとらわれているので、
はてさて、きょうは何にしようか……と考え出すと、
昨日も今日も映画を見たのに
（忙しいという割に、何かしら見てるわけで…）
な〜にも書けないのでした。

最近考えているのは、ほかにレンタルしている２つの日記を
こちらに一元化して、
この日記を「映画を中心とした日常日記」にしようかということです。
はばかりながら、こんなお粗末なページでも、
読みにきてくださる方が結構いらっしゃることは
アクセス記録から窺い知れるものですから、
閉鎖する気はありません。

ところで、１本の映画を紹介するというスタイルを崩すにしても、
前述のように、やっぱり「映画づいた日記」にはしたいのです。
もちろん、映画を見ての感想とその周辺情報でもいいし、
映画を見ていて気づいた小ネタとか、
「あれはどういう意味なんだろう？」というような疑問を
気負わずに書くことならば、何とかできそうです。
殊に疑問に関しては、
現在、思うところあってリンクを外したＢＢＳも
何らかの形で復活させることも視野に入れ、
ここを読んでくださる方の知恵や知識を
おかりできればと思っています。

そこで、今日の疑問は……

「I am Sam」に出ているあのひげ面の男は誰だ？
もしもＤＶＤをお持ちの方がいらしたら、
Track３の「ビデオナイト」のシーンをごらんください。
サムが、何やら戦争ドラマを見ながら
小さなルーシーに授乳し、
寝かしつけようとしていたところに、
いつもの４人の仲間たちがドヤドヤとやってきます。
サムは忙しさの余り、
ビデオナイトのことを忘れていたのでした。

ドアを入ってくるのは、いつもの４人の仲間です。
ビデオ担当者が肝心のビデオを忘れたせいもあり、
仲間たちは、かわいいルーシーを抱いたりあやしたりしながら
「かわいいし、利口そうだ」と褒めそやします。

何度も言いますが、仲間は４人です。
役名や役者名よりも、その特徴で言った方が
わかりやすいでしょう。
映画オタクの人
妄想癖の強い人
ラテンな顔立ちで朗らかな人
丸眼鏡をかけた人（母親が心配して跡をつけてくる）
この４人です。
そう、４人なんです。
ところが、なぜか１シーンだけ、
「眼鏡をかけてひげもじゃのオヤジ」が登場し、
ルーシーはとってもかわいくて賢いと思うと言います。

え、この人一体誰なの？

ドアから入ってくるシーンにもいないし、
後々、仲間が集まるシーンでも登場しません。
ここ１シーンだけ（多分）なのです。

はっきり言って、この人って、
リンゴ・スターに似ていると思うんですよね。

そう思い立ち、IMDbで調べてみたものの、
映画のデータとしてもリンゴ・スターの出演作データとしても
全く出ていません。
ＤＶＤ特典の監督コメンタリーを見ても、全く触れていません。
ということは、この人はリンゴ・スターじゃないのか？
だとしたら、あの人は一体誰なの〜？
全編ビートルズナンバーで彩られたことでも
非常に話題になった作品ゆえ、
リンゴ・スターが（調子に乗ってノコノコ）出てきても、
何ら不自然はないのですが、
（あの人、人が好さそうだし）
どこでも誰も触れていないというのが
何とも気になります。
例えば、彼の言うセリフと歌の歌詞に
何か関係があるのかなとも思ったのですが、
ビートルズについては、有名な曲をざっと知っているだけなので、
全く見当がつきません。

この辺の真相、御存じの方がいらしたら、
このページ下部のメールフォームを使って
御教示いただければ幸いです。
待ってるじょ。

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