例えばこんな偶然も - 2002年04月28日(日) 最近 仲良くしている娘と一緒にいるとき 彼女に電話がかかってきた ネット上で出会った彼女は とても良い子で ほんの短い間に とても仲良くなった 一緒に滑りに行ったり 一緒に遊びに言ったり 色んな悩みを話してくれた 本名も知らない 家も知らない そんなお互いで 電話を切って彼女は言った 兄の友達が国家試験に受かったって へー お兄さんいるんだ ええ 亡くなったんですけどね そして 彼女は短く お兄さんのことを話してくれた 話が進むにつれて あたしは 膝が震えた 何てことだろう あなた あの人の妹さんだったんだ でも 言えない だって あたしが彼を殺したのだから それでも 変わらずあたしは 彼女を愛おしく想う いつか 彼女が知る日がくるまで あたしが あの人の変わりに 彼女を守ろう その為に 彼女とあたしを遇わせたのでしょう? - シフト - 2002年04月25日(木) 人生にはモテ時 というのがあるらしいけれど それって待ってても駄目なんだよね 自分にギアが入って フェロモンが出てないと 今は.....ニュートラルかな - 大人になれない - 2002年04月24日(水) 年を経るごとに 灰汁のような澱のような柵のような そんなものが 黒くて 汚いものが 絡み付いてあたしを絡め取ろうとする 言葉は いつも 少しずれて 耳に入る雑音は 強く長く大きく あたしを揺すぶる 笑っているその目の奥で 何を見逃すまいとしているのだろう 言葉と裏腹に その喉の奥に何を含んでいるんだろう 疑心暗鬼 覚えたくも無かったのに 良い物は良い 悪い物は悪い 嬉しいときに嬉しいと 哀しいときに哀しいと 可笑しいときには可笑しいと どうして 言ってくれないのか 聞きたくないことには耳をふさいで 見たくないものには目を反らして そうして大きくなってできるのが 大人 という生き物ならば あたしは 大人にはなれない なりたくない 人は どのように 折り合いをつけてるのだろう - 季節をなぞる - 2002年04月15日(月) あなたと出合ったのは 丁度 一月ほど前の頃 急速に惹かれて それでも どこかで結末は予測していて かからないブレーキを一生懸命踏んでいたんだ あなたと会わなくなってから もう どれくらいかな 初めて会った日 その年初めての桜を教えてくれた そして 桜の時を過ぎ 新緑の季節を過ぎて 求めすぎて 与えれなくて 一緒にいるのに孤独で 寂しくて いつしか ヤマアラシノジレンマ もう 思い出す事も 随分少なくなったのに それでも やっぱり 時折襲ってくる 満開の桜を見て 新緑の綺麗な木々を見て そして だんだん辛くなっていった 季節をなぞり 想いをなぞる 出会わなければ良かったなんて想わないけれど 早く薄れてしまえばいい - カクシン - 2002年04月03日(水) 長い 長い時間 あたしがこの世に生を受けて いつからか いつのまにか ゆっくり ゆっくり 深く 強く 通常 とか 一般的 とか そんなことはどうでも良い 問題は あたしが 彼女の あたしへの 精神的依存を異常だと感じてしまったこと 長い間 ずっと目をつぶっていたこと 言葉にならない 違和感だけが澱のように溜まって あたしを歪めていった 生きながらに 腐っていくような ずっと 何かに絡め取られているような そんな圧迫感と拘束感と閉塞感 でも それを訴えることは彼女を大きく傷つけてしまう そう思って ずっと 目をそらしてきたカクシンを 一度に 大きく 一突き こんなにも 癒着してしまった彼女を引き剥がす為には 心に 本当に 沢山の 血を流したことだろう 辛くて 心配で 不安で 後悔も 自己嫌悪も 長い夜に抱えては それでも もう戻れないと そして 少し 変わった いや まだ 変わろうとしているだけにすぎないのかもしれない それでも 良かった 今は 思う いつか 時が過ぎて きっと ああ そんな たいしたことじゃなかったと 暖かく思い出せるようになる そうカクシンできる ありがとう まだ 心に血は流れているかもしれない でも それを見せないでいてくれることも含めて ありがとう あなたが あたしが思っていたより ずっと強くいてくれたお陰で 強くいようとしてくれたお陰で あたしは 親不孝できます 手放してくれて ありがとう だいすきな おとうさん おかあさん -
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