a・phá・si・ac ...かな

 

 

無関係 - 2002年05月31日(金)

それは 例えば違和感

自分がこう受け止めて欲しいと思う通りの
リアクションではなく 的外れなもの 
ないしは 望んでいないもの



あたしは あなたではなく
あなたは あたしではなく

あたしが書いた 断片的な情報
行間は読んだ人に委ねるものだから
仕方ないことと言えば仕方ない

でも

何で気づかないんだろう?
自分の解釈がいつも正しいとは限らないことを




黙って消えたあたしを

心配する記述を目にする
素直にありがとうと思えない

だって あたしがいないからって
あなたに何の影響があるの?

もっとちゃんと見ててあげてたら
あたしのしんどさに気づいてあげてたら
あたしは いきなり消える事などなかったと言う


自分のことで手一杯でしょ?
底の浅い優しさを押し付けて自己満足してるだけでしょ?

抱えられないなら 抱えられないと
だけど どうしても手を差し伸べずにはいられなかったと

そう言って欲しかった


これもエゴ


覚えていて

あたしは WEB上からいなくなっても元気だ
ここだけがあたしの世界じゃない

あたしが WEB上からいなくなるのは
あなたのせいでもない

勝手に 謝らないで


おこがましさに反吐がでる



-

おさらい - 2002年05月30日(木)

前日 夜 メールがくる
     お昼に送ったメールの返事
     らしくない勢いのあるメール
     少し微笑みながら返事を打つ
     30分に一往復くらいのスパン
     のんびりベッドに入ったまま
     着信の音に起きては返信
     
     ずっと待ってたんだよ
     あなたから誘ってくれるの
     「最近忙しい?」の文字に 小さくガッツ
     「夜中にいきなり呼び出しても大丈夫か」と聞かれて
     少し考えて「休み前なら大丈夫 明後日代休なの」
     結局3時くらいまで メールのやり取りをして
     明日 連絡ちょうだい その時決めよう おやすみ
     そして 彼のことを考えながら眠りにつく

当日 夜 外で食事中に携帯がなる
     彼だ!
     「はいはーい」「おはようございます」「夜なのに!」
     大好きな声
     彼はあははと笑って今夜の打合せをする
     用事が終わったら電話をくれると言う
     「遅くなるけれど大丈夫?」「うん 大丈夫」
     じゃぁ また後で と 電話を切った後は 少し寂しい
     
     文字を交わすようになって半年
     初めて見たのは3ヶ月前
     初めて言葉を交わしたのは2ヶ月前
     電話はこれが4回目
     
     改めて 振り返ると変な縁だね あたしたち

     まだまだ知らないことは多くて
     行間は埋まらなくて
     知りたいことは沢山で
     でも 惹かれてる
     
     マンションに帰って少し仮眠を取る
     シャワーを浴びて マニキュアを塗りなおして
     服を何度も選びなおす
     
     携帯がなる 

     今終わってこれからそちらに向かうから
     気をつけてね
     
     ベランダに出て 外の気温を確かめる
     少し肌寒いかな

     結局 考えあぐねて選んだのは
     シマロンのジーンズに 白いコットンのセーター
     トゥリングにペテキュア
     足元から順番に GUCCIのenvyで仕上げる

     携帯がなる

     「今ついた」 「OKすぐに降りる」

     外に出て道の向こうのコンビニ駐車場
     走っていく 50mもない距離がもどかしい

     遠路遥遥ようこそ!

     車に乗り込んで深夜のデートが始まる
     少し馴染んで来たかな 肩の力が抜ける
     彼の横顔を見る余裕もちゃんとあって
     大きな車の助手席に 小さい子みたいに
     ダッシュボードに手をついて
     嬉しくて楽しくて仕方無い

     目的地について
     夜中なのに人が沢山で
     皆何してる人なんだろうね
     向こうも思ってるよ きっと

     他愛もない会話
     ひそひそ話
     くすくす笑い

     本当はもっとくっつきたかったんだ
     今になってわかったの

     「そろそろ帰ろうか」「・・・・うん」
 
     外にでると空は蒼くて 夜明けが近くて
     真っ直ぐ帰るんだ とまた少し寂しくて
     帰りの道は空いていて 
     マンションにつくのがすごく速くて
     
     さっき会ってから二時間しか経ってないんだ
     すごく長く一緒にいた気分だった
     
     あたしの部屋はまだ引っ越したばっかりで
     あなたを招き入れるには少し準備不足
     ありがとう またね と車を飛び降りて
     見送って 手を振る

     部屋に帰って服を脱いで
     白んできた外の光を避けて布団に潜る

     何か失敗しなかったかな
     次もあるかな

     あなたはあまり何も言わない人だから
     あたしにいつも主導権を取らせるの
     ずるいんだから

     少し眠って 目が覚めて 携帯にメール
     夕べは楽しいのと美味しいのありがとう!
    
     暫くして また行こう のメール

     ああ 良かった



     きっともどかしい
     でも これが あたし達の スピード

     お楽しみは先延ばし
     これからが腕の見せ所

     
     
     


-

たとえば - 2002年05月29日(水)

あたしは
あなたを
知らないけれど

いくつかわかる事もあって
想像する
こんな人かな
こんな人だね

そして
あなたに会って
やっぱり 
知らないことは
多いままだけれど


あなたの声

あなたの指

あなたの睫

あなたの目

あなたの唇

あなたの腕

あなたの口調

あなたの声調

あなたの声色

あなたの間



そんなのが好き




あたしは?

わからないdistance

あたしは
あなたの
the best favorite だと良いな




-

わかげのいたりでしょ - 2002年05月25日(土)

久しぶり。
その後どうですか?こちらはというと・・・。
あまりいい返事はできない状況かな。
ここしばらく、うちの職場はいろいろあって、
ちょっと波乱です。
こちらもだんだん不穏な空気につつまれてきたようです。
最近はかなり疲労が蓄積している感じです。

今日、メールしたのは、かなさんにすっごい時期はずれの
お礼とお別れを言うためです。







かなさんから時間を置こうとメールをもらってから、
もうかなり経つよね。にもかかわらず、いまだに本気で
好きになる人が現れません。前回の彼女を含めて。
未だに自分の中にかなさんが存在していて、なかなか
出て行こうとしません。ずーっと。
メールも全部削除して、番号も何もかも全部処分したのに、
でも出て行こうとしないのは、なぜかって考えて、きっと、
かなさんにまださようならをしていないからだろうという
ことで、このメールを書いています。

自分の中ではまだ無意識のうちにお別れができていなかったのかもね。

もうかなり前のことだから、記憶も薄れつつあるけど、
かなさんは常にお姉さんで、俺もいつかはそんなかなさんに
頼りにされる男になろうとがんばってはみたけれど、結局
最後まで情けない男のままだったよね。

かなさんに追いつこうと背伸びをすればするほど、自分の
格好悪い部分ばかりが際立って、余計に子供じみてたような
気がする。今、あのときのかなさんよりも1歳だけ年上に
なって、今から振り返ると、本当に格好悪くて情けなくなる。
かなさんは自分に余裕がなくなったから距離を置きたいと
いったけれど、あのとき俺かなさんを支えてやれるほど
大きかったらどんなによかっただろうと思うよ。

結局、そばにいてくれってしがみついていたのは俺のほうだった。

逆だよね。
かなさんは女の子で俺は男なんだから。
結局、かなさんに男らしいところを見せられないまま
終わってしまったのが本当に今でも悔やまれます。
ただの1回も頼りになるところを見せられなかった。
それだけが心残りです。

かなさんが俺に与えた影響は本当に大きかった。
人のことを好きになったらこれだけ心配できるん
だって実感した。かなさんといるときは本当に
気持ちが落ち着いて、心地よかった。
でも、今から考えれば、俺は居心地よかった分、
かなさんは負担になってたかもしれないと、
ちょっと思います。事実、いっぱいいっぱいに
なったかなさんの手を引っ張ってやることすら
できなかった。

常におれはかなさんに寄りかかって、そして満足してた。
本当に本当に情けない・・・。
と今から言ってもしょうがないんだけどね。
でも、それが情けないと気づいただけ
でもよかったと思う。
かなさんと離れてからも、事実、何かにつけてかなさんが
いたらどう言うだろう、どうおもうだろう、そんなことを
考えて行動するようになっていたからね。

本当にいろいろありがとう。

俺は、まだしばらく恋はできそうにありません。
前回の彼女と別れた一件でかなさんに相談したことが
未だに悔やまれます。結局、自分の中にかなさんが
残ったまま新しい人と付き合ってたことも。今もまだ、
かなさんの一部が気持ちの中にへばりついて離れようと
しないので、だから、こうして自分の中に溜め込んで
いたことをすべて吐き出す意味でメールを書いています。
どうしても忘れられない、でももう二度と戻れない。
そのジレンマをなんとか解放しようとね。

かなさんと出会って本当によかった。いろいろ学びました。
いろいろ教えてもらいました。
本当にありがとう。

これからかなさんがどんな人と出会ってどんな人生を
送ろうとも、充実したものになることを祈っています。
もう二度と会うことはないけれど、きっとすばらしい
ものになることを祈っています。

俺も、まだまだいろんなことに修行中だけど、きっと
かなさんの言っていたかっこいい男になれるように
がんばっていくよ。竹のような男にね。
その姿を見せられないのが残念だけど、でも、誰が見ても
いい男になろうといまでも奮闘中です。

そうそう、あと、司法試験、今でもがんばっています。
一応自分のけじめとして、40歳まではがんばって
みようとおもっています。よく考えたら、かなさんにも
3年間待ってくれって言っていたよね(苦笑)。
まあ、もうあれは時効。
30歳になるとどうしても試験勉強できない環境になる
ので、それまでにけりをつけないといけないので。

恋愛の方は、当分の間、休憩です。
俺は不器用な方だから、仕事と勉強と恋愛は両立は難しいです。
男まず仕事、それが最近の俺の信念でもあるし。

ということで、なんだか未練たらしいことも含めて
いろいろ書いたけど、ここまで読んでくれてありがとう。
最後にすっごいずるいことを言います。
このメールには返信しないでください。
このメールを書いた意味がなくなるから。
4年前もかなさんはずるいことをしたので、その仕返しです。

それでは、かなさん、さようなら。いつまでもお元気で。
いい毎日を送っていい恋をして、そして、いい人生を送って
ください。遠い将来、二人とも灰になったら、久しぶりに
草葉の陰ででもお会いしましょう(笑)。

ほんとうに付き合ってたときはありがとう。
そして、本当にさようなら。











どういたしまして 
こんなメール送ってよこしてくるようじゃまだまだよ


-

anan - 2002年05月18日(土)

すごく迷ったんだけど 会いに行って良かった

少し勇気が要ったけど
良かったと思う

きっかけはananの星占い
週末は自分の勢いを信じろとか何とか
その言葉が後押しをした


彼の声指顔唇睫を見て
改めて良いなと思う

時々触れる指と指
同じものを覗き込んで
ふと顔をあげると
慌てて顔を話す彼

計算してるのかしてないのか
どちらにしても手強くて
女がいるのかいないのか
微妙なスタンス
長期戦になりそう


久しぶり
こんな感覚

キスしたいと思う
触れてみたいと思う
抱き締めて欲しいと思う

でも 急がない

ゆっくりやろう

それも楽しみ


もし あたしの嗅覚に間違いがなければ
あたしと同じタイプの男だ

だとしたら





やっかいかも


-

理由もなく - 2002年05月12日(日)

人恋しい

いや

恋しいのは人なのか

ただただ自己否認


何がどう駄目なのか ではなくて

全てに対して



思考の放棄





どうすればいいんだろう
どうしたいんだろう



耳にするもの
目にするもの

全てに反応


眠ろう

今は


思考の垂れ流し


-

剥き出しの敵意 - 2002年05月11日(土)

結局

欺瞞なんだ

偽善なんだ

余裕の産物なんだ


誰も あたしを必要としない



だってあたしがそうだから


-

永遠の子供 - 2002年05月01日(水)

かとっちゃんは 体は大人だけど 友達だった 
優しくて 穏やかで いつもにこにこしてて

女の子は ランドセルを置いて すぐに飛び出して
近所の男の子 女の子たちと 一緒に かとっちゃん
誘って かくれんぼやおいかけっこ色鬼高鬼陣取り
兵隊さんが通るに花一匁にカゴメカゴメ 

日が暮れて くたくたになるまで遊んだ
言葉なんかなくても十分楽しくて



それでも


時は経つ




やがて 

女の子は少女へと 男の子は少年へと変わっていく

でも かとっちゃんは 大人にはならない

少年に 少女に なった子供たちは 
変わること無く汚れを知らない心を持ったままの
彼といる事に 少しずつ飽きはじめる

 

そして 



いつしか 


思春期という名の別の世界の扉を開ける



時が経つ

夢中で気が付かないほど早く


やがて


ふと 立ち止まる

いつも かとっちゃんが立ってたはずの旧道
この道を通ったのはどれくらい前のこと

にこにこと 優しい笑みを湛えて 
ここで帰りを待ってくれてた彼
永遠に 大きくならない彼


一緒に遊んだ友達が ランドセルを 
革の学生鞄に持ち替えて 白いソックスに
プリーツのスカート スカーフを結んで 
セーラーの襟をはためかせて 新しい自転車の
ペダルをこいで新道を通り過ぎる

どんな気持ちで彼はここで待っていたんだろう
どんな気持ちで彼はここで待ち続けていたんだろう


でも かとっちゃんは 大人にはならない





「小さな女の子に 悪戯をしようとしたんだ」


そんな噂が 実しやかに囁かれる
古くて小さな田舎の路地

でも 昔 かとっちゃんと友達だった
少女から女になった彼女は知っていた

悪戯なんかじゃない 
かとっちゃんは 大人には見えない何かから 
小さな友達を守ろうとしただけ



だけど


彼は 

格子がついてる窓がある部屋ばかりの建物に入れられた

どんな気持ちで彼はそこで待っていたんだろう
どんな気持ちで彼はそこで待ち続けていたんだろう



あまりにも 綺麗な子供の心を持ち続けてたせいで
神様に愛されすぎて 誰より早く 傍に呼ばれたんだね



時が経ち

形ばかり大きくなったあたしは 
薄汚れた心を抱えて
いつになったら かとっちゃんのとこに行けるんだろう


また 

にこにこと 優しい笑みを湛えて 待ってくれてるかな

そこで 永遠に 大きくならないあなたを
今度は 誰も責めたりしないよ



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