木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2006年11月20日(月) 「エーミルと小さなイーダ」

最近、娘に読んだ本から。

10月に復刊したリンドグレーンのエーミルシリーズ。
娘はこういう本が大好きなだけに
イーダぐらいの年で読んであげられたら、
もっともっとよかったのに…と思います。

なかなか子どもの成長と復刊のタイミングがあわなくて…。
本がいつでも流通しているといいのですけれど。


エーミルと小さなイーダ
アストリッド・リンドグレーン/作 さんぺいけいこ/訳 岩波書店



2006年11月17日(金) 「がんばれヘンリーくん」

只今、パパ担当で娘に読んでいる本です。
(毎晩読む訳ではないので、遅々としてすすみませんが…(^^;)

ヘンリーくんは三年生です。
今までヘンリーくんの身の上にはあまりたいしたことは
おこっていなかったのですが、
ある日、一匹のやせこけた犬と出会ってからは
次々にいろんな事件がおこります。

子どもらしい子どものかかえる事件に、
娘も「この先、いったいどうなるのー!」と気になるようです。
(一話を2回ぐらいにわけて読むので、特に!)

そして、ヘンリーくんなり(子どもなり)に
ひとつひとつの事件(!)を解決していくところが、
子どもにとっておもしろく、
気持ちもすっきりするのだろうなと思います。


ところで、パパは「アバラー」のネーミングに受けてました…。(笑)
もともと原書では何て名前だったのでしょうね?!



2006年11月15日(水) 「おとうさんの庭」

ウエズレーの国」の作者、
ポール・フライシュマンの新刊絵本です。

アメリカの開拓時代、一人の農夫は三人の息子と
畑をたがやし、牛やぶた、ニワトリたちを飼っていました。
息子たちははたらきもので、一日中、
うたいながらはたらいていました。

ある春のこと、ちっとも雨がふらない日が続き、
大地は何週間も、ひからびたままでした。
農夫の親子は農場を売り払わなければならなくなって、
いけがきにかこまれたちっぽけな小屋に移り住み…。

自然の営みの厳しい中、農場を手放した後の
その後の農夫親子の生き方を描いています。
おとうさんが生け垣に託して、
息子たちに自分たちの人生を見つけさせて行く部分には
はっとさせられます。

自分の歩む道を指し示すもの、
それは自分のこころの底にちゃんとあるものなのですね。




2006年11月12日(日) 「ねこのパーキンスのおみやげ」

娘の最近の読了本から。



目の不自由な男の子が飼っているねこちゃん、
長期旅行から帰って来たら、
なんと自分の飼っていたねことちがうと気づきますが、
見た目がそっくりなので
家族はだれも信じてくれません。
でもおじいちゃんが探偵役をかって出てくれて…。

目の不自由な男の子とねこの交流、
家族とのかかわり合いの中に、
ちょっぴりミステリーな話も加わって、
お話に引き込まれて行きます。
子どもの気持ちに寄り添った本。

この本は配本でやってきたのですが、
つくづくいい選書だなぁと思います。
(配本リストにも載っていなかったのですが、
リストにある本はすでに予備の分も持っていたので、
この本をおすすめしてくださったのです。)
自分ではなかなか出会えない本に
こうして巡り会わせてくれるのは、
ブッククラブの醍醐味ですね。

子どもの気持ちをくめない親の態度には、
我が身を振り返り、ドキっとしたりしますが。。。(^^;



2006年11月06日(月) 「もりのてがみ」

大好きな「もりのてがみ」が
ハードカバーになりました。
嬉しいなぁ♪

落葉した広葉樹の森に
ぽつんとたっているもみのき。
ひろこさんはそのもみのきに
森の動物たちにあてた手紙を託します。

そして、ゆきがとけるころ…♪

さむいさむいふゆによむ
ぽっとあったかくなるお話。(^-^)


…と、これを書くために
本を開いていたら、
ココアが飲みたくなりました。
だってひろこさんが飲んでいるココアがおいしそうなんですもん♪
(↑なんて単純、笑)
今から、ミルクをあたためてきましょ…♪






2006年11月02日(木) 「十一月の扉」

何年か前に古本屋で手に入れて、
11月になったら読もう!と心に決めていたのに、
それが実現されませんでした。
(もっとも去年は本を読める状況じゃなかったけれど。)

今年こそ!
そんな訳で、やっと私も
十一月の扉を、”トントン”とノックして、
今日からしばらく十一月荘の住人です。(^-^)

そうそう、最近文庫版が出たのですね。
解説読みたさに買ってしまうかもしれません…(^^;

  


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スズ [木陰でひと休み]

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