2006年02月26日(日) |
イーダ・ボハッタの絵本 |
届いたばかりの「この本読んで!」の春号をパラパラとめくっていましたら、 ふと、イーダ・ボハッタの絵本の広告が目に入ってきました。
「はなのこどもたち」と「かわいいひかりのこたち」
どこかオルファースを思わせる画風です。 イーダ・ボハッタも100年ほど前に活躍した作家さんのようです。
こうした花の妖精の絵にはつくづく弱いです…(^^; でも表紙の絵がとても愛らしくて、 ついつい中身もみたいなぁ…と。
洋書の雰囲気は、こんな感じ。(これもとっても愛らしい…)↓(^-^)
タンタンの冒険旅行「黒い島のひみつ」が届きました。 昨秋、パパがタンタンのふるさとベルギーに行ったおり、 ブリュッセルのビルにはタンタンの壁画(!?)があったそうです。(^-^)
娘は暇があったら、今はこの本を開いています。 あ〜やっぱりこの娘は本当に漫画好き。 (物語の本にも、これくらい食いついてくれ〜(^^;)
タンタンがスコットランドらしいスタイルで 出てくるのがいいですね♪
「黒い島のひみつ」 エルジェ/作 川口恵子/訳 福音館書店
もともと「くにのはじまり」を学校で読むため取り寄せ、 その後、ぼちぼちとそろえていたのですが、 お世話になっていた児童書店さんが3月中旬に閉店されることになり、 この2月で急ぎ残りも送っていただきました。
「あまのいわと」「やまたのおろち」「いなばのしろうさぎ」などは 私も子どもの頃に聞いた話の断片が記憶にありますが、 じゃあ「やまたのおろち」を成敗したのが須佐之男の命だったとか、 「いなばのしろうさぎ」でうさぎを助けたのが大国主の命だったとか、 そういう肝心な神様の名前までちゃんと覚えていなかったので、 このシリーズでいろんな神々の名をあらためて確かめた感じです。(^^;
それにしても、「いなばのしろうさぎ」のうさぎを助けた後、 大国主の命の大変なこととと言ったら、、、!
絵本についている解説を読んでいると、 もうちょっと知りたい気持ちがむくむくと出て来て、 「古事記」に関する本をちょっと読んでみようかしらん…という 気になっています。
ちなみに家の近所の神社はスサノオノミコトを祀っていますが、 この絵本とは漢字の表記が違いました。(後ほど、ちゃんと調べてきます…) 八坂神社も「素戔嗚尊」ですね。
「日本の神話〈第1巻〉くにのはじまり」 「日本の神話〈第2巻〉あまのいわと」 「日本の神話〈第3巻〉やまたのおろち」 「日本の神話〈第4巻〉いなばのしろうさぎ」 「日本の神話〈第5巻〉すさのおとおおくにぬし」 「日本の神話〈第6巻〉うみさち やまさち」
2006年02月15日(水) |
「たのしいムーミン一家」 |
途中、いろんな本を間にはさんで途切れ途切れに読んでいたので、 ああ、長いことかかりました。 やっと「たのしいムーミン一家」を読みおわりました。
とにかく途切れ途切れに読んだために、 前に読んだ部分を忘れているっていうこともしばしばあったのですが、(^^; 加速的におもしろくなったのは、 トフスランとビフスランが出て来てからでしょうか。 彼らの使う言葉が、娘のツボにはまりました、笑。 (もちろん、飛行おにのぼうしやニョロニョロもドキドキしながら 読んだのですけれどね…。)
そして最後は、ムーミン谷に訪れた秋の気配を感じながら、 満ち足りた気持ちで読み終わることができました。(^-^)
ところで、この間、ムーミンのDVD「ムーミン絵本 それからどうなるの?」を借りたのですが、 これは絵本「それからどうなるの?」と「さびしがりやのクニット」をそのまま映像化したもので、絵本の雰囲気をこわすことなく、美しく仕上げられていました。 DVDを見終わった後、 本棚から「さびしがりやのクニット」を取り出して余韻に浸りました。 それにしても、このDVD(2冊の絵本)に出て来るヘムレンは 「たのしいムーミン一家」に出て来るヘムレンさんとは まったく別物のようですね…。
今夜は、満月。 東の山からぽっこり出て来たお月様は わずかに黄色味を帯びた優しい光を放っていました。
こんな夜には、「雪わたり」がぴったりときます。
きっと「きつねのげんとう会」は 森のどこかで開かれていたのでしょう。 まさに、きつねの紺三郎の言う 「お月さまはまるでしんじゅのおさらです。 お星さまは野原のつゆがキラキラかたまったようです。」 今夜はそんな冬の夜です…。
ほら、どこからか聞こえてきましたよ。 キックキックトントン キックキックトントン
しみ雪しんこ、かた雪かんこ
ってね。(^-^)
宮沢賢治のおはなし「雪わたり」(岩崎書店)
2006年02月11日(土) |
「やまんば山のモッコたち」(改訂版) |
今日の夜、少しずつ娘に読んでいた 「やまんば山のモッコたち」を やっと読み終わりました。(^-^)
最初、娘に図書室で借りて来てもらったのは 20年前に出た版のものだったのですが、 (↑考えてみたら、古い本が図書室にはある…!) 夜、ちまちまと読んでいたので、 当然1週間で読めるわけなく、途中で返却。 結局、本を手元に置くことにしたのです。
そうして、やってきたのが、2000年に出た改訂版。 すると…あれ? お話が増えている! そうなんです。 図書室で借りて来ていた本にはなかったお話が 改訂版には載っていたのでした。 それに、冒頭に「モッコ」の説明も載せてあったり、 (最初に娘に「モッコ」って何?と聞かれ、 本を読む前にはわからなかったので、 この説明が載っているとお話に入りやすいかもしれません。) 霜里の地図が見開きにあったりして、 とても親切(!?)になっていました。
この本は思っていた以上に、 心に栄養を与えてくれる本でした。 やまんば山の四季の移り変わり。 美味しい山の幸。 まゆと啓太のまっすぐな性格。 やまんばの母としてのかっこよさ。(見習いたいわ。) そして何よりも、 センス・オブ・ワンダーを感じる世界。 そう…空気の冷たさや水の冷たさ、 木々や花々や美といったものの匂いなどを感じ、 想像できる世界。
それにしても、 この本に出て来る食べ物のおいしそうなこと! ヤマモモの砂糖煮やクルミの蜂蜜煮、揚げころ餅、 それにきいちごのアイスクリームなどなど、 どれをとっても食べてみたいと思うものばかりでした♪ (食いしん坊にはとても美味しい本です、笑)
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