木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2005年07月24日(日) 「おばあさんの飛行機」

先日、こっそり目立つ所に移動させておいた(笑)「だれも知らない小さな国」を
パパが手に取ってながめていました。
彼はかつて自分が子どもだった頃に、
この本をはじめ、いくつか佐藤さとるさんの作品を読んだ事があるそうです。
その中で「たしかおばあさんが編み物かなんかで飛行機をつくる話があった」と
言い出しました。
「あ、それは、もしかして『おばあさんの飛行機』ね」と、ピンと来たので、
この本を借りてくることに…。


私の母は、今も細々と編み物の教師を続けています。
この本を読んでいると、自分の子どもの頃を思い出しました。
母が編んでくれたセーターやカーディガンのこと。
古くなった毛糸をほどいて、巻き直したこと…。
そんな母が横にいながら、私は編み物をすると肩こりがひどくて、
結局、編み物はセーターを1枚か2枚編んだだけでした。
(嫁入り道具に編み針一式・輪針一式持ってきたけれど、
クローゼットの中で眠ったままです…(^^;)


自分では編まないけれど、
このおばあさんの編み物に対する探究心は
なんとなくわかるような気がしました。
そして、その後のことも…。


でもいいなぁ♪
こんな飛行機で夜空を飛ぶなんて、
考えただけで、ワクワクしちゃいます。(^-^)
娘もきっと夜間飛行を楽しんだことでしょう♪

パパも読んでいて、懐かしそうでした…ふふっ。
(もっとも偕成社の絵本版とは、絵が違っていたようですが。
今度、福岡に帰省したら、本を探そうかな…。)


おばあさんの飛行機
佐藤さとる/文 村上勉/絵 偕成社



2005年07月16日(土) 「リサとガスパールのデザートブック」

去年、フランス語版のこの本を見かけ、
わぁ欲しいなぁ…と指をくわえて(笑)ながめていたのですが、
日本語版が出たようです。

冷蔵庫に貼れるかわいいマグネットもついているようで…。
ほ、欲しい…♪(でも高い…(^^;)

リサとガスパールのデザートブック



2005年07月09日(土) 「星の使者」

先日、ピーター・シスの新刊「生命の樹」を見つけて、
ああ欲しいなぁ…と、思ったのですが、
そう言えば、ガリレオ・ガリレイのことも絵本にしていたなぁと思い出し、
この本を借りてきました。
そうしましたら、パパがいたくこの本を気に入ってしまいました。



「科学においては、多くの人が信じているからといって正しいとはかぎりません。
たったひとりの知性が、火花のようにきらめいて、真実をてらし出すこともあるのです。」

「自然科学の問題(自然の摂理)を論じるとき、書物に記されていることすべてが
正しいと思いこまずに、実験や観測で直接たしかめ、すじみちをたてて考えなければ
なりません。」

う〜ん、どっかで聞いたような話だ…。
あ、そうか、常にパパが娘に言っている台詞でした。(^^;
(彼はよく、「教科書に載っている事がすべて正しいと思うな」と
娘に言ってます。)


科学を探求する姿勢、
それはガリレオの時代も今も同じ…と
感じたひとコマでした。


星の使者―ガリレオ・ガリレイ」(ピーター・シス/文・絵 原田 勝/訳 徳間書店)



2005年07月06日(水) 「やかまし村のこどもたち」

娘がやかまし村を知ったのは、
映画の「やかまし村の子どもたち」と「やかまし村の春夏秋冬」からでした。
彼女はハラハラドキドキする映画は全く苦手で、
このやかまし村の映画のように、大きな事件はないけれど
子どもたちの日々の生活を綴った…というのが、
安心してみる事が出来るようなのです。
今日も学校をお休みし、寝るのに飽きた彼女は、
このやかまし村の映画を楽しんでいました。

そして、ちょうど今、
この間岩波少年文庫の仲間入りをしたばかりの
やかまし村の子どもたち」(リンドグレーン/作 大塚勇三/訳) を、
娘に読んでいるところです。

リーサたち、やかまし村のこどもたちの日常は、子どもにとって
なんて魅力的なことでしょう。
娘もきっとやかまし村に引っ越したいと思っているにちがいありません…笑。
読んでいる私も北欧の生活と自然を満喫しています。

「やかまし村の春夏秋冬」「やかまし村はいつもにぎやか」も
文庫化されないかなぁ…と思っているのですが。。。ねぇ、岩波書店さん♪





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スズ [木陰でひと休み]

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