2005年06月30日(木) |
新刊メモ「生命の樹」 |
今日、書店に立ち寄りましたら、 ピーター・シスの新刊が出ていました。 「進化論」のダーウィンの生涯を描いた本です。 ビーグル号の船内図が載っていたり、 いろんな観察の様子が書かれたページがあったり…! それをながめているだけで、 ダーウィンが航海した時代にさかのぼって 探検しているようなワクワクした気分にさせてくれます。
今日は予算の都合上、買えなかったけれども やっぱり手元に置きたい1冊♪ (あ〜、やっぱり買うぞ!…笑)
「生命の樹 チャールズ・ダーウィンの生涯」 (ピーター・シス/作 原田勝/訳 徳間書店)
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ちなみに、今日、買ったのは 「やかまし村の子どもたち」、それに「銀河鉄道の夜」でした。(^-^)
2005年06月27日(月) |
「ごろごろにゃーん」 |
我が家の長新太さんの絵本との出会いは「ごろごろにゃーん」でした。 最初にパパが娘に読んだのですが、 娘はこの絵本のツボにはまってしまい、パパは何度も読まされました。 しばらく「ごろごろにゃーん ごろごろにゃーん と、ひこうきは とんでいきます」 というフレーズが、三人の頭から離れなくなる強烈な1冊でした。
この「ごろごろにゃーん」の続編を作られていたとか…。 来年4月に刊行予定とのことです。 (来年の「こどものとも」でしょうか…←私の勝手な予測)
ご冥福をお祈りいたします。
「ごろごろにゃーん」(福音館書店)
2005年06月24日(金) |
「長い長いお医者さんの話」 |
カレル・チャペックという名前は、 まず紅茶屋さんから知った私です…(^^;
チェコの文豪で、「ロボット」という言葉をはじめて使った人だったらしい。 この「長い長いお医者さんの話」には、表題の他、 8つのお話が納められています。
まず、娘に読んだのは「長い長いお医者さんの話」 「長い長いお医者さん」って何のこと?とずっと思っていたのですが(笑)、 長かったのは「お医者さんの話」だったのですね…(^^;
チェコの地名や名前に苦労しながら読んでいると 読んでいる私はどうも眠くなってくるのです。 (なんせ、お医者さんのお話長いし…笑。) でも、娘は気に入っていたようで、毎晩、私かパパかをつかまえては 「長い長いお医者さんの話を読んで!」とリクエストするので、 お医者さんの話を一話ずつ、一週間ぐらいかけて読みました。
で、このお話の最後を読んだのはパパ。 すると、次の日に娘が 「ママ、長い長いお医者さんの話ね、最後、おもしろかったで〜。」と ウメの実の顛末を語ってくれました(笑)。
子どもにとっては、こういう奇想天外なほら話って、 とってもおもしろいんでしょうね。 この旬をのがすと、私のように読みながら寝てしまうのでしょうけれど… (う〜ん、語り部失格かも。。。(^^;)
あ、でも、次の「郵便屋さんの話」は なかなかロマンチックでした♪ こういうお話だったら、眠くなりません…(笑)。
そんなわけで、 しばらくは…、 このカレル・チャペックの童話を 楽しむことになりそうです。
「長い長いお医者さんの話」 カレル・チャペック/作 中野好夫/訳 岩波少年文庫
2005年06月21日(火) |
「まよなかの魔女の秘密」 |
こそあどの森の物語の2作目です。 それとわかって借りてきた訳ではなかったのですが、 ちょうど「夏至」に合わせて読むことが出来て、 本当にグッドタイミングでした。(^-^)
1作目よりスピード感あり。 ハラハラドキドキ。 読むのを途中でやめて、「続きは明日」と言ったら、 娘が「え〜! 続きを知りたい!」と ころげまわっていました。(笑)
今日は眠くて最後まで読めなかったら、 娘は私が用事をしている間に 最後まで、読んじゃったみたいです。 (ふふっ、ねらいどおり…♪)
「まよなかの魔女の秘密」 岡田 淳 理論社
2005年06月18日(土) |
「どんぐりと山ねこ」 |
「風の又三郎」を読んだ後、次に読んだ宮沢賢治は「どんぐりと山ねこ」です。 モリスさんから岩崎書店の「宮沢賢治のおはなし」シリーズのを送っていただきました。 このシリーズは、なるべく原文を保ちつつ、年少の読者向けに改めてあるらしいです。 そのせいか、娘に読んでいても、先日の「風の又三郎」より、 かなりスラスラと読みやすい印象を受けます。 (パロル舎の「風の又三郎」には、旧仮名遣のルビがふってありました。)
娘は出てきた男の子が一郎だったので、 「あ、又三郎に出てきた一郎かな?!」なんて言っていました、笑。 彼女は裁判のシーンで、大笑い。 たしかに壊れたレコードみたいだものねぇ…笑。
これなら、学校の図書室に置いておいても、子どもが手に取りやすいかも…。 (図書室には偕成社版やら、くもん出版のやら、パロル舎のやら、 いろんな出版社から出ている賢治の本を置いたコーナーがあるのですが、 子どもたちは借りないのです。。。) このシリーズだったら、娘でも読めそうだし、 手に取りやすいよう、何冊か家におこうかなぁ…。
「どんぐりと山ねこ」(岩崎書店)
2005年06月16日(木) |
「ゆくえふめいのミルクやさん」 |
童話館から楽しみにしていた1冊が届きました。 デュボアザンの本です。 いつも思うけれど、この人の本は 見返しがおしゃれです。
さて、ミルクやさん。 ある日突然、仕事に疲れて、当てのない旅に出かけます。 行き先は、コインか、 「ドチラニ イコウカ カミサマノ イウトオリ」のおまじないのどちらか。
人間、やっぱり疲れた時には森に行かなきゃ…。 67年の本だけど、現代の日本の仕事に疲れた大人にも通じるよなぁ…。 あ、最近は、忙しい小学生にも通じるかも…ううむ。
「ゆくえふめいのミルクやさん」 ロジャー・デュボアザン/さく 山下明生/訳 童話館出版
三年生になったので、そろそろ宮沢賢治を娘と読んでいきたいなぁ…と 思っていました。 何から読もうか知らん…と思っていたのですが、 最近はじめた「名文音読・書き写しプリント」に、 ちょうど「風の又三郎」の冒頭が載っていたのです。
それを音読した後、娘が 「お母さん、青いくるみって、どんなくるみ?」と質問してきました。 「まだ茶色くなる前の出来たばかりのくるみ」と言うと、 「ああ、青いって、緑色ってことね…」と どんなくるみなのか想像が出来た様子。
そんなやりとりをしたので、いい機会だと思い、 「風の又三郎」を読み始めました。
言葉の意味がちゃんと伝わるかしら? お話にちゃんとついてこれるかしら?…と思っていたのですが、 娘の反応は 「(子供たちの)しゃべり方が楽しいから、読んで。」と 温かみのある方言を楽しんでいるようです。
「風の又三郎―画本 宮沢賢治」
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