木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2002年05月31日(金) 「よあけ」

ユリー・シュルヴィッツ・作・画

瀬田貞二・訳   福音館書店
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ふだん、もうあたりが明るくなってから起きることが多いですが、

たまに娘と一緒に早く就寝して、5時ごろ起きることがあります。

そうすると、まだしーんと寝静まっていた世界から、

次第に明るくなってきて、

そして小鳥たちが目覚めて、

チュンチュンと鳴きかわす声が聞こえてくるようになります。


夜から朝へと時が移り行くさまというのは、

本当に「静」の世界から、「動」の世界へと移っていく・・・

そういう感覚を、ああ、五感で感じるなぁ・・・と思います。


この本は、ずっとママの本棚におさめていたのですが、

きのう、娘がこの本に気がついて、取り出してきました。

娘とこの本を読める日を、ずっと楽しみにしていた私は、

彼女が自分で本棚から見つけてきたことが、

とても嬉しくなりました。


この本を読んでいると、

しーんとした夜の湖の空気を肌に感じることができる気がします・・・

墨絵のようなシュルビッツの絵からも、

瀬田貞二さんの美しい日本語からも。


そしてやがて「動」の世界へ移っていくとき、

ページをめくる前に、ドキドキしている自分に気がつきます。

娘も、そのページをめくった瞬間に、

「わぁ!」と声をあげました。(*^^*)


・・・いつか行こうね、美しい「よあけ」を見に。

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2002年05月30日(木) 「マドレンカ」

ピーター・シス・作 

松田素子・訳 BL出版
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今日、娘は幼稚園で歯科健診を受けてきました。

娘はきっと、下の歯が2本抜けているのを、

さぞかし嬉しそうに歯医者さんに報告していたんだろう・・・

と、思います。

この間も、いつも行くスーパーのレジのおばちゃんに

「見て〜♪」と、口をぱかっと開けて見せていましたもの・・・くすっ。


歯が抜けたってことは、子どもにとってはよほど嬉しいことなんですねぇ。

娘もきっと、「これで、私も一人前のおねえちゃん!」

っていう気分なのかな・・・と、思います。


宇宙のなかの ある惑星の ある大陸の ある国の ある町の

ある建物の ある窓のなかにいる「マドレンカ」も、

やっぱり「歯がぬけた」ことは、彼女の中で

とても大きな出来事だったのでしょうね。

マドレンカも、もうすぐ歯が抜けることを

みんなにしらせなくっちゃ!って思います。

そして、彼女が知らせにいった人々というのが、

実にワールドワイド!

フランス・イタリア・インド・ラテンアメリカ・・・etc.

みなさん、それぞれそのお国の言葉で、

マドレンカを出迎えてくれます♪



この本を読み終わった後、娘が、

「マドレンカって、私より歯が抜けるの遅いな」って言うんです。

何を根拠に言っているのかわからなかった私・・・

「なんで?」と尋ねましたところ、

「だって、今日、歯が抜けたんだもん、この子」ですって。

子どもっておもしろいですねぇ・・・ふふっ。

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2002年05月28日(火) 「ツバメの歌」

レオ・ポリティ・文とえ 

石井 桃子・訳  岩波書店(岩波子どもの本)
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娘とよく幼稚園の行き帰りや買い物の途中で、

ツバメの巣をチェックします。

すると、最初は親鳥しかいなかったのが、

そのうち、ツバメの赤ちゃんが生まれて、

にぎやかにジュビジュビ言いながら、

親鳥の帰りを待っているかわいい姿を見ることが出来ます。


家にいるときには、窓から、

親ツバメ達が忙しく行ったりきたりして飛んで行く姿をながめられます。

去年の6月のはじめの土曜日に、ベランダで洗濯物を干していましたら、

前の電線に、子ツバメたちが5羽ほどならんで、

飛行訓練をしているのに、出くわしました。

子ツバメ達はまるで井戸端会議でもするように、電線にとまって、

にぎやかにジュジュジュジュジュ〜っとおしゃべりをしながら、

親鳥をまっています。

そして、親鳥が帰ってくると、1mほど舞い上がりながら、

空中でエサを受け取るのです。

その様子が、あんまりかわいいので、

その日はずっと、娘とパパと3人で、

ベランダから子ツバメたちの飛行訓練をながめて過ごしました。



この本に出てくるジュアン少年も、教会にやってくるツバメたちのことを

とても楽しみに待っています。

(そうそう、この春にツバメがやってきたことがわかったとき、

私たちも、とても嬉しかった♪)

そして、ジュアンがジュリアンおじいさんと一緒に、

子ツバメの飛行練習をするところをじっと見ているシーンでは、

思わず、去年のその出来事を思い返しました。

娘に「ツバメさんたちが去年、飛ぶ練習をしていたの覚えてる?」と

聞いてみましたら、ちゃんと覚えていてくれたので、嬉しくなりました。

(今年もあの前の電線で、飛行訓練するかしらん・・・♪)


娘はようやく、ツバメさんがある春の朝、日本にやってきて、

夏の終わりのある日、また遠くへ旅立つことがわかってきたようです。

今年、ツバメさんたちが暖かい国へと旅立つとき、

ジュアンとジュリアンおじいさんのように

娘と見送れたらいいなぁ・・・と思うのでした。



なお、この本には、もう1話『ロバの旅』

(アン・ノーラン・クラーク・文 レオ・ポリティ・え)

が、おさめられています。

1冊で2つお話が楽しめます。(*^^*)

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2002年05月19日(日) 「はぬけのはなし」

上原 進・文 米本久美子・絵

「かがくのとも」2001年6月号 (福音館書店)
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日曜日の晩、娘の下の歯が抜けました。

(詳しい話は 「ひとコマ」にUPいたしましたので、そちらをどうぞ♪)

枕元に抜けた歯を入れたオルゴールを置いて、

妖精さんを待っている娘が、

今夜「これにしよ♪」と持ってきた本は『はぬけのはなし』でした。(*^^*)


(もう1冊、こんな日にぴったりな

『トゥース・フェアリー』【ピーター・コリントン BL出版】は

先月、図書館で借りたあと、まだ抜けないよね〜と悠長に構えて、

来月の配本にしてしまったため、間に合わなかったんです・・・あ〜ん。)



娘のぬけた歯を見てみると、

ぼうしのようにぽっかりと穴があいています。

この本によると、乳歯というのは、大人の歯がまっすぐ生えるように

歯のねっこを自分でとけてなくなっていって、

やがてぽろっととれるようになっているんですねぇ。

ほぅ・・・つくづく遺伝子に組み込まれた

身体のしくみに感心してしまった次第です。


さて歯が抜けたことをおばあちゃんに早速報告していた娘、

おばあちゃんは「歯を屋根の上にほうり投げたの?」と

たずねました。

私も自分の歯は、そうやって下の歯は屋根の上に、

上の歯は軒下にとほうり投げていた記憶があります。

しかし・・・あいにくマンション住まいの我が家、

よそのお宅のベランダにころがっても困りますから、

歯をそうやって投げるわけにはまいりません。

(こうして、日本の伝統が失われていくのね・・・。)

娘は「ちがうよ、妖精さんがもっていっちゃったんだよ♪」と

こたえてました。

(はたして、義母にこの話は通じたのでしょうか・・・?)

ちなみにこの本では、

お母さんが「記念にとっておきましょう」と言ってます。(*^^*)


・・・さていっぽう、我が家の場合、

妖精さんからまた歯をこっそり受け取った(笑)わたくしは、

どこに娘の歯をしまっておこうかと、ただいま思案中です。

そういえば、この『はぬけのはなし』の裏表紙には

いろんな国の乳歯入れが載っていました。

どんなんがいいかなぁ〜♪

小さな陶製のジュエリーボックスにしようかしらん・・・と

ひそかに楽しんでいる母でした。


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2002年05月15日(水) 「雨、あめ」

ピーター・スピアー・作 

評論社
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このところ、京都はよく雨が降ります。

「葵祭り」も、前日のようなお天気だったら

良かったんでしょうけれど、

あいにくポツポツと雨が降り出して、午後の巡行は中止となりました。

この時期に降る雨を「走り梅雨」というそうですが、

このまま梅雨にならずに、

もう少しさわやかな5月を楽しみたいなぁ・・・お天道様。(祈り!)


・・・朝起きて雨がざぁ〜っと降っていると、

私はとたんに憂鬱になります。

娘を幼稚園に送っていくのが、おっくうになるのです。

娘はレインコートが嫌いで、

「レインコートは明日、着る」と言い張ります。

「あしたは、雨降ってないってば!

きょう、レインコートを着ないで、いつ着るの〜」と私。

二人でレインコートをめぐって、押し問答・・・。

「スカートが濡れちゃっても知らないからね!」と

こわ〜い顔でいわれた娘は、しぶしぶレインコートを着ます。

そして、長靴をはいて・・・これでも一悶着。

「長靴だと走れないの〜」と、

信号がピコピコしているときに騒ぎます。

そして、私がまた

「さっき、ゆうちゃんがぐずぐずしてレインコート着ないから、

ここで走らなきゃいけないんでしょ!」などと

朝からいらぬことをついつい口走ってしまうのでした・・・ふぅ。


それにひきかえ・・・

この本の姉弟は、雨が降リだしたと思ったら、

いそいそとレインコートと長靴を履いてお出かけします。

ああ、なんて楽しそうなの!

(うらやましい・・・)

雨の日、濡れてもいいや♪って思いながらお出かけすると、

きっと世界がかわるんでしょうねぇ。

(ここが根本的に違うところだ・・・。)

娘はふだん「雨はきらい」って言ってますが、

こんなふうに雨とつきあうのを、ひそかに憧れているのかもしれません。

だって、今日この本を、何度も楽しみながら読んだんですもの。


この本は、文字のないので、「絵」だけで展開していきます。

去年までは、私が適当にアドリブを入れてお話しをしていたのですが、

今日は、私は本を開いているだけで、

ずっと娘が絵を指さしながら、お話をしてくれました。(*^^*)

そうして、二人でクスクス♪

ああ、こういうのも居心地がいいな・・・。

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2002年05月11日(土) 「うさこちゃんとうみ」

ディック・ブルーナ・ぶん・え 

石井 桃子・訳  福音館書店
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今日「未来への教室」のディック・ブルーナの再放送を観ました。

ブルーナさんの絵本作家としての姿勢というものが伝わってきて、

あらためて、ブルーナさんの絵本って素敵だなぁ・・・と、再確認です。


うさこちゃん(ミッフィー)が誕生した、はじめての本が、

実はこの『うさこちゃんとうみ』だということを

この番組で、初めて知りました。

この本が生まれたきっかけになったのが、

ご自分の当時2歳になる息子さんとの海水浴だったそうです。

なるほど、この本に出てくる「とうさん」は

ブルーナさんご自身だったんだ。

どうりで、この本からは、

お父さんに抱っこされているような居心地の良さを感じるわけです。


最後のページのうさこちゃん、

もっと遊びたいと思いながらも、こっくり こっくり眠っている・・・

うふふっ、外へ遊びに行って、遊び疲れて、

車の中で寝てしまった娘そのものです。(*^^*)

子どもはこんなところに、

自分とうさこちゃんを重ねていくんでしょうねぇ・・・。


今日、久しぶりに娘と

『ちいさなうさこちゃん』『うさこちゃんとうみ』

『うさこちゃんとどうぶつえん』『ゆきのひのうさこちゃん』

を、読みました。

読んでいるうちに、娘が

「うさこちゃんって、なんだかミッフィーちゃんに似てない?」

と、言い出しました。

なもので、私が

「うさこちゃんはミッフィーちゃんの日本の名前なのよ。

オランダではナインチェって言うのよ」と説明・・・。


ああ、でも私自身も、自分が最初に出会ったのは「ミッフィー」で

この「うさこちゃん」のシリーズは、

娘が3歳になってから、やっと購入したのです。


「うさこちゃん」のシリーズは、石井桃子さんの訳文が

とても心地よくて、大好きです。(読みながら、うっとりしちゃう・・・)

娘がもっと小さいときに、読んであげればよかった!と、

どんなに思ったことでしょう。

(ま、3歳からでもよしとしよう・・・と、今は思ってますけど。)


・・・そう言いながらも、

しっかりとミッフィーのアニメの影響を受けている私は

ついつい読み方が、

あのナレーションっぽくなってしまうのでした・・・(^^;


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2002年05月09日(木) 「きいちご だより」

古矢 一穂・絵 岸田 衿子・文

福音館書店
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子どものころ、父に連れられてよく野山を歩きました。

父は富山の田舎育ちで、お休みの日は、土をいじっているか、

野山に出かけるのが好きな人です。

本格的な山歩きではなく、近所の山を散歩するという感じで、

よく田上山や、立木山、それに岩間寺などへ参りました。


さて、そうして野山を歩いていると、

ふっと、赤い実に出会うことがありました。

そっと、ひとつとってみて、口に入れてみますと・・・

それは独特の甘酸っぱい味がしていた気がします。


今思うと、あれは「くさいちご」だったのかしら・・・と

この本を読みながら、思いました。


この本に載っている、きいちごは実寸だそうです。

花も載っているのが嬉しい(*^^*)

去年、そういえば、奥琵琶湖で「くさいちご」の白い花の絨毯に

出会いました。

今年は花を見に行くことは出来ませんでしたが、

今ぐらいに出かけると、今度は赤い実の絨毯なっているのかしら・・・と

その光景を思い浮かべるだけで、ワクワクしてしまいます♪



動物達のお便り形式になっていて、

お手紙好きな娘に、ちょっとずつお手紙をよんであげています。

海外の動物からの、きいちご便りもあるんですよ♪


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2002年05月07日(火) 「あんたがた どこさ」

おかあさんと 子どもの あそびうた

ましま せつこ    こぐま社
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先日のわらべうたの講習会でご紹介のあった絵本を1冊、

借りて参りました。

ましませつこさんの絵って、

なんて「わらべうた」にマッチするのでしょう。

どこか懐かしい・・・それでいて、ちょっと「粋」な感じで、

かわいいちりめんの布を見ているような雰囲気です。


この本に収録されているのは、

「あんたがた どこさ」や「いないないばあ」「おしくらまんじゅう」など

とてもなじみのあるものから、

「うえからしたから」「こどもとこどもが」「てってのねずみ」など

私がはじめてふれるわらべうたもありました。


おもしろかったのが、「おてらのおしょうさん」。

私がなじんでいる「おてらのおしょうさん」は

     おてらのおしょうさんが 

     かぼちゃのたねをまきました

     めがでて ふくらんで 

     はながさいたら じゃんけんぽん!


だったんですが、この本では「はながさいて かれちゃって」と

続きがあるんです!

歌の中に「東京タワー」なんて出てくるから、

きっと昭和40年代ぐらいに出来たバージョンではないかと思います。

(それに「赤影」が流行っていたころだわ・・・きっと。)

↑20代の方には通じない話題だったかも〜(^^;


で、どんなバージョンかって?

ふふっ、気になる人はこの本を借りてみてね。

今、娘とはこの昭和バージョン(?)で、楽しんでいます。


参考楽譜集が付録についているので、歌いやすいです。

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2002年05月06日(月) 「みつばちの本」はじめての発見5

原案・製作 ウテ・フュール ラウル・ソーテ ガリマール・ジュネス社

絵 ウテ・フュール ラウル・ソーテ

訳 手塚 千史   岳陽舎
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今日、お向かいの家の軒下にある蜂の巣から、働きバチたちが熱心に

出たり入ったりしているなぁ・・・と思っていたら、

しばらくすると、またうなるような音がしてきました。

どうやら、2回目(?)の「分蜂」の様子・・・

(最初の話は、5月2日の「ひとコマ」を見てね♪)


そうして、また蜂の群れが離れた後、しばらくは残った蜂たちも

こんな状態で、興奮している様子でした。

       


今日、娘が久しぶりに、ガリマール・ジュネス社の

はじめての発見シリーズを片っ端から取り出して見ていたので、

そうだ、もしかして「みつばちの本」に「分蜂」のことが

載っているのでは・・・と、見てみましたら、

ありました、ありました。

ちゃんと、ふるい巣箱がせまくなったときに、

コロニーが分蜂するって書いてあるではありませんか。

なるほど・・・。

私ったら・・・まったく、見落としてますね〜(^^;


このガリマール・ジュネス社の「はじめての発見」シリーズは

中に透明のシートがはさんであって、

それをめくると違う絵が出てくるというたのしみがある

おもしろい本です。

フランスでは60冊ものシリーズがあるということですが、

今、日本で出ているのは、15冊。

(以前は、リブリオ出版から20冊出ていましたので、

図書館には、リブリオ版も探すとあるかもしれません・・・)

テーマをひとつのターゲットにしぼってあって、

なかなかおもしろいシリーズです。


子どもも、気が向いたときに、ペラペラとめくって、

そしてその年齢ごとに、

きっと「あたらしい発見」があるのでは・・・と思います。

(大人の私も、今日になって、「分蜂」の発見したし・・・。)


ご参考までに、シリーズの本の名前をこちらに書いておきますね。

<岳陽舎>版

「からだの本」「りんごの本」「きのこの本」「魚の本」

「みつばちの本」「かえるの本」「恐竜の本」「光の本」

「数の本」「音楽の本」「てんとうむしの本」「鳥の本」

「花の本」「スポーツの本」「インターネットの本」


<リブリオ出版>版 (絶版です。図書館でお探しになってください。)

「天道虫」「卵」「木」「手と足」「土の下」「地球と空」

「自動車」「海岸」「城塞」「水」「猫」「色」「犬」「鳥」

「花」「熊」「嗅覚」「飛行機」「亀」「象」

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2002年05月02日(木) 「うーら うらら はるまつり」くさばなおみせやさんごっこ

長谷川 摂子・文  沼野 正子・絵

福音館書店(かがくのとも傑作集)
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先日、公園に遊びに行ったとき、シロツメグサが花盛りでした。

そこで、花を摘んでは編んでいき、娘の小さな手に出来るような

小さなプレスレッドができ上がりました。

自分が小学生のころは、よく草花で遊んでいたことを、

こうして娘と再び公園などへ出かけると思い出します。

しかし・・・悲しいかな、自分の子ども時代があまりにも昔だったため、

遊び方にほこりがたぁ〜んとつまれて、

記憶の奥底にうずもれていることもしばしば・・・

花かんむりを娘に一番最初に作ってあげようと思ったとき、

そのやり方を思い出すのにしばらく時間がかかりました。

先日も、カラスのエンドウでピーピー笛をつくろうと思ったのですが、

なかなかうまくならせません・・・

あ、でも子どもの頃も、

カラスのエンドウの笛は上手にならせなかったことを思い出しました(^^;

私が上手にならせたのは、

社宅の生け垣に使われていた「ネズミモチ」の若葉を

くるくるっと丸めて、先を少しつぶして作った笛でした。

これはやわらかい若葉でないと出来ないので、

この新緑の季節のおたのしみだった覚えがあります。(*^^*)


この本に出てくるどんぐりえんの「はるまつり」には、

子どものころに遊んだ、懐かしい遊びがいっぱいつまっています。

巻末には遊び方や作り方が載っているので、

私のように、記憶にほこりがかぶっている母には大助かり(笑)。

娘は、「うらないや」さんと「こうすいや」さんが

気に入ったようです。

最近、ベランダで育てている小さなラベンダーの花を

毎朝ひとつ摘んでは、水を入れた小さなジャムのビンに入れます。

そして時々、ビンのふたをあけては、

「あ〜〜〜、いい匂い♪」と、娘はうっとり。(笑)

最後は、お風呂にそのビンの水と花を入れます。

ラベンダーの香りが、お風呂に広がって、

とても気持ちがいいのでした。



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スズ [木陰でひと休み]

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