ジョン・バーニンガム・作
谷川俊太郎・訳 ほるぷ出版
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きのう、ごはんがあと3分で炊けるっていうときに、
ふと娘の方を見ると、まるでみのむしのようにかけぶとんにくるまって
今にも寝てしまいそう。
「ゆうちゃん、もうすぐごはんだよ」
「わかってるって・・・こうしてるだけ・・・zzzzzz」
・・・あ〜あ、ねちゃった。
そして、10時すぎにいったん起きた娘、
「ご飯食べて、お風呂に入る?」と一応聞いてみる。
「ううん、もう寝る・・・」
そして「ごほん、読んで」と持ってきたのは、
「ねんころりん」と「おやすみクマタくん」でした。
・・・眠いから、おやすみなさいの本をセレクトしたってことか・・・笑。
さて、「ねんころりん」
ねこのかあさんも、おふねのあかちゃんも、3とうのくまさんも・・・
みんなつかれて、ねむい、ねむい・・・
どこかねるのにいいところはないものか・・・
ああ、このきもち、わかる、わかる。
くたびれていると、「どっかで休みたい〜」と
身体が声をあげているものねぇ。
この本に登場する人も動物も、その様子がよくわかる・・・ふふっ。
でね、みんな後半には、それぞれに
気持ちよく眠れる場所を見つけます。(*^^*)
娘が布団にくるまって寝ていたようにね♪
リズムのよい、谷川俊太郎さんの訳も
心地よさを運んできて・・・
それでは、いい子たち、
「お・や・す・み・な・さ・い・・・zzzzzz」
2002年01月30日(水) |
「てんさらばさら てんさらばさら」 |
わたりむつこ・作 ましま せつこ・絵
福音館書店
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今日、幼稚園の面談の待ち時間、幼稚園の貸し出しの本だなを
なにげなく見ていましたら、この本が目に留まりました。
おお!? 去年、図書委員していたときには確かなかった・・・
どなたかが、ここ1年で寄付されたのかしらん?
実はこの本は絶版・・・
私のネットのおともだちがこの本を欲しくて探していらっしゃたのですが、
それほど冊数も多くないうちの幼稚園にあるので、びっくりしました。
しかも・・・読者ハガキがはさんである・・・
1983年発行の本にもかかわらず、新品のような美しさでした。
(もったいな〜い、なんで読まなかったんだろう。
・・・て、おおきなお世話!?・・・笑)
で、「てんさらばさら」とは・・・別名「けせらんぱさらん」のことです。
おばあちゃんとおにごっこをしていたときに見つけた
「てんさらばさら」・・・おばあちゃんは、まゆにこう言います。
「これに おしろいを ふりかけると、すこしずつふえてね、
そのたびにいいことがおこるんだよ。」
でも、だれにも見せてはいけない・・・と忠告されます。
まゆはおばあちゃんのいいつけどおり、だれにもみつからないように
大切にしまっていました。
しかし、いつしか「こうり」いっぱいあふれるほどふえて・・・。
「ほんとうのしあわせ」って、どんなものなのでしょうか。
ふふっ、まゆの夫「かざたろう」って、いいわぁ・・・ほれぼれ。(*^^*)
ところで、さきほどケセランパサランなるサイトへ行ってみましたら、
この本、いちおういつか再販の予定があるらしいです。
(時期未定ってなってたけど・・・再販されるといいなぁ・・・。)
2002年01月29日(火) |
「ロッタちゃんとじてんしゃ」 |
リンドグレーン・作 ヴィークランド・絵
やまむろしずか・訳 偕成社
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今朝の新聞で、リンドグレーン女史の訃報を知りました。
94歳・・・天寿を全うされて天に召されたのですね・・・
たくさんの作品、まだまだ読みきれていません。
あなたの作品を、これから娘と楽しませていただきますね。
どうぞ安らかに・・・。
追悼に、今夜は「ロッタちゃんとじてんしゃ」を手にとりました。
パパが娘に読んでいたのですが、後で私のところへ来て、
「バムセって、くまだったんだね」
「は?」・・・
そうそう、ロッタちゃんはママが作ってくれたぶたのぬいぐるみを
ぶたぐまだと思っていたのでした。(すっかり忘れてた・・・)
ふふっ、リンドグレーンはいったいどんなぬいぐるみを頭に思い描いて
いたのでしょうね。
我が家にあるぬいぐるみの「バムセ」はどうみても、ぶたにしか見えないから、
彼女の頭にあった「バムセ」とはちょっと違うのかも知れませんね・・・。
2002年01月28日(月) |
「くつがあったらなにをする?」 |
ビアトリクス・シェンク・ドゥ・レニエ・文 モーリス・センダック・え
いしづ ちひろ・やく 福音館書店 __________________________________
以前、他の出版社からモノクロ版が出ていましたが、
あらたに彩色されて、少し大判になったものが、
去年、福音館から出版されました。
レーニエのナンセンスな詩を
センダックがとてもユーモラスで楽しい絵を描いています。
いしづさんが、リズムのある詩に訳されていて
娘と楽しく読みました。
それでは、絵本のように電気を消して、おやすみなさ〜い♪
2002年01月27日(日) |
「ゆきがふりはじめたら」 |
マーティン・マティア・絵 フィリス・ゲイシャイトー・文
小池昌代・訳 講談社
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ゆきがふりはじめたらどうする?・・・
きみはなにをするの?きみはどこへいくの?・・・
ねずみは・・・ねこは・・・とりは・・・。
いろんな動物達、ゆきがふりはじめたら、
それぞれにすることや、行くところがあるようですよ♪
2002年01月26日(土) |
「ぼくのともだち、おつきさま」 |
アンドレ・ダーハン 架空社
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我が家にありますのは、その昔、架空社から出てました
「文字無し」バージョンです。
娘の大好きな1冊です。
私と娘とで絵からイメージした「言葉」でお話をします。
今は、講談社からきたやまようこさんによる文章をつけて出ています。
先日、講談社の子どもの本通信「DanDan」で、
きたやまようこさんが、この絵本に文章を書かれた
エピソードのようなものをのせておられました。
日本では、なかなか「文字のない」絵本というのは、
受け入れられにくいそうなんです。
読むのに、やはり「もと」となる・・・
つまりマニュアルのようなものがないと不安なんだそうです。
なるほど・・・そうなんだ。
きたやまようこさんご本人は、文字のない絵本は見る方の感性で奥行きが うまれるからおもしろいとおっしゃっています。 なお、オリジナルのフランス語版は、
文字のないバージョンらしいです。
どうしても文字なしバージョンがいいわ♪といわれる方は
こちらをどうぞ。
原題は「MEIN FREUND DER MOND」です。
2002年01月21日(月) |
「どうぶつはいくあそび」 |
きしだえりこ・作 かたやまけん・え
のら書店
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去年の秋に買った「おーいぽぽんた」の中に、
この「どうぶつはいくあそび」からいくつか収録されています。
その句がとてもお気に入りの娘。
「どうぶつはいく」の全部を読みたくなったので、
この小さな本を図書館で借りてきました。
五・七・五のリズムにのせて、軽妙などうぶつたちの俳句。
子どもは素直にその粋な遊びの中に入っていけるのではないかしら・・・
娘とくすくす笑いながら楽しみました。
片山健さんの絵も味わいがあって、いいです。
今日も、「ねむいにゃら〜」と一句くちづさんでいた娘・・・くすっ。
谷川俊太郎・文 長 新太・絵
福音館書店(かがくのとも傑作集)
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ときどき古本屋さんに行くと掘り出し物が見つかります。
今回、手に入れたのはこの本。
「わたし」
「おとこのこからみるとおんなのこ」
「あかちゃんからみるとおねえちゃん」
「おにいちゃんからみるといもうと」・・・
「わたし」という一人の人物、
相手が変わると呼び名も変わります。
しかし「わたし」は「わたし」であることには、変わりないですよね・・・。
そして「わたし」を客観的にみること・・・これも大事なことです、はい。
娘のお気に入り本の仲間入り。
2002年01月19日(土) |
「いじわるブッチー」 |
バーバラ・ボットナー・ぶん ペギー・ラスマン・え
ひがしはるみ・訳 徳間書店
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読み惜しみをしていたこの本をついに借りてきました。
私は、あまり「この本は何才から」という枠にこだわらずに絵本を読みます。
でもたまに、娘がはじめてその本に出会うのに適齢期がありそうだなぁ・・・
と思う本は、読み惜しみをします。
さて・・・ブッチーのママとあたしのママはとても仲良し。
ブッチーのママはしょっちゅう、うちに遊びに来て、
そして必ずブッチーも一緒なんです。
ブッチーたら、とてもいじわるで、私はいっしょにあそびたくない・・・
だけど、ママはいろんなひととおともだちにならなきゃ
ダメって言うんです。
ある日、ブッチーのパパとママがシカゴへ行くと言うので、
ママはブッチーを預かるって・・・さあ、どうする!?
ほっほっほっほっ〜♪」読み終わった後が痛快よねぇ、この本!・・・
私は自分が小さい頃、一番ちっこかったせいか、どちらかと言うと、
この「あたし」のようにいじめられていたほうです。
で、なんだったか忘れたけれど、そのうちの一人がいじわるをして、
たぶん私はなにか抵抗をしたのだと思うけど、
その相手の母親がうちに乗り込んできたことがあります。
あやまれって・・・
え〜ん、あやまって欲しいのはこっちのほうよ〜と思いながら、
母が相手に謝っていて、とても納得いかなかった・・・うぅ。
いまだに覚えてるってことは、よっぽどくやしかったのねぇ、私・・・笑。
それはさておき、この本のように痛快にいじめっこを撃退するには、
やっぱり自分もそれなりに知恵を練らないとねぇ!
(私には、その知恵が足りなかったのね、きっと。)
それにしても、日本の作家で、こんなふうにスカっといじめっこを
追い払っちゃう絵本ってあったかしらん?
・・・う〜ん、思い当たらない。
この本を読んで、私がすぐに思い浮かべたのは、
カニグズバーグの「魔女ジェニファとわたし」にでてくる、
「わたし」とお母さんがおともだちになって欲しいと
思っている女の子との関係でした。
・・・こういうセンスって、アメリカ的なんでしょうかね。
娘にも大受けのこの本・・・
あなたもいじめられたら、知恵をしぼって自分を守るのよ
・・・と思う母であります。
そしていつだって、私はあなたの味方よ〜と
で〜んと受け止められる母でもありたい、と自分自身にも言い聞かせて。
・・・しかし、娘のほうが、いじめてたりして・・・(^^;
2002年01月17日(木) |
「もりのおかしやさん」 |
舟崎靖子・作 舟崎克彦・絵 偕成社
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もりはおもしろランドシリーズの1冊です。
娘がきのう「読んで」と持ってきました。
まるで、私のお誕生日のためにこの本を選んできたかのようです。
と、いいように解釈する私・・・うふふっ。
おかしやさんのいたちさんがお誕生日に
「あなたのかたちをつくるケーキ」を作るんです。
たとえば「うさぎ」さんだと「ふわふわなマシュマロで作って、
目はあかいいちごで・・・という具合です。
ある日、だれの誕生日かわからないのですが、
注文のお手紙がやってきました・・・。
さてはて、どんな形のケーキを作ったらよいのでしょうね♪
・・・もりの動物達、みんな気がきいているんですよ♪
2002年01月14日(月) |
「ふゆめがっしょうだん」 |
冨成忠夫、茂木透・写真 長新太・文 福音館書店
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たまに本棚の整理をします。
こちらの本をあちらへ移して・・・と、
あ、そうだ今の季節にぴったりの本、あった、あった。
・・・そうして出てきたのが「ふゆめがっしょうだん」でした。
ふゆの木の芽を拡大した写真、どれもこれもお顔のようで、ユーモラス。
じぃっと木の芽を観察すると表情豊かなんだぁ〜と感動してしまいます。
目や口のように見えるところって、
落葉した葉っぱに養分を送っていた管の断面なんですねぇ・・・。
(しみじみ・・・。)
「パッパッパッパッ」という長新太さんの文章が娘には大受け!
二人でニコニコしながら読みました。
今度、このお顔を探しに出かけてみたくなりました。
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