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2006年04月30日(日) |
■2006年4月に観た作品 |
※以下は2007年になってから過去を振り返って書いてるコメントです。ので、いつも以上に参考にならない感想ですみません…。
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■劇場版名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム) 劇場版10周年記念作!ってことで、良くも悪くもお祭り映画でした。お馴染みのメンバーから意外なあのキャラまで、それはもうオールスター総出演の大サービス。ファンなら見ていて飽きません。しかし一方でストーリーが少々弱いというか、事件そのものにあまり説得力が感じられなかったのが残念なところ。話がある程度進んでも、これは一体どういう事件なんだろう、真相が知りたい、という気持ちにならないのです。タイムリミットまでに謎を解かなければ仲間が危ない!というなかなか緊迫したシチュエーションの割にそれほどハラハラすることもなく、なんだかこの派手な状況設定から先に作られたんじゃないかと思いたくなるんだよね…(笑)。 などと文句を言いつつやっぱり楽しかったんですけど!だってオールスターだから!次々登場するキャラクターを見てるだけで楽しいの!見どころは怪盗キッドです。美しく華麗に空を駆け(空だけじゃないけど)、鮮やかに大胆に人を惑わすその姿をじっくりとご堪能ください。かっこいいよ!ほんと! あ、犯人役の声優さんもビッグな方でしたよ。
■キスキス、バンバン ロバート・ダウニー・Jrとヴァル・キルマーの共演という味のある顔合わせに惹かれて観に行きました。そしたら内容の方もなかなか味がありましたよ(笑)。L.A.を舞台に起こる殺人事件がメインの話なんだけど、これどう言ったらいいんだろう、コメディなのかサスペンスなのかハードボイルドなのかわかんない!(笑) すっごくオススメ!とは決して言えないんだけど、なんかちょっと面白かった。そんな映画。ゲイの私立探偵という役どころのヴァル・キルマーが、ほんと、いろんな意味でいい味出してました(笑)。
■ぼくを葬る オゾン監督は私には難しいです。突然余命三ヶ月の宣告を受けた主人公が、一人で死を迎える準備をする。それ以外にこの作品をどう受け止めればよいのか? 祖母(ジャンヌ・モロー)に会いに行き話をするシーンはじんときました。あとはもう、ただひたすら主人公の行動を見ていただけ。オゾン監督は難しいです…
****** 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)
2006年 日本 監督:山本泰一郎 声の出演:高山みなみ 、神谷明 、山崎和佳奈、山口勝平 (劇場鑑賞)
****** キスキス、バンバン 【KISS KISS, BANG BANG】
2005年 アメリカ / 日本公開 2006年 監督:シェーン・ブラック 出演:ロバート・ダウニー・Jr、ヴァル・キルマー 、ミシェル・モナハン (劇場鑑賞)
****** ぼくを葬(おく)る 【LE TEMPS QUI RESTE】
2005年 フランス / 日本公開 2006年 監督:フランソワ・オゾン 出演:メルヴィル・プポー、ジャンヌ・モロー (劇場鑑賞)
2006年04月01日(土) |
「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」 |
わーシンクロしてる!(笑) kaiさんkaiさん、私も観ましたよ!ハシゴしたんですよ昨日!映画の日万歳!
ということでこのシリーズ、私も初見でございました。レイフ・ファインズが声で出てるからといういささか不純な動機(※いつものこと)で注目してたわけですが、いやいや実際観てみたら純粋に映画として楽しかったです!というかグルミットがとにかくかわいい!かわいい!これは独特の愛らしさですよ!犬好きにはたまらない! ちょっと解説をしておくと、グルミットというのは主人公ウォレスの相棒犬で、犬だから一言も喋らないんだけど、でもものすごい表情が豊かなんですよ。目で語る。全身で語る(笑)。その様子がなんともいえず絶妙で、見てると気持ちが手に取るようにわかるんです。しかもこの子は、人間以上に賢くて優しくてとっても健気なの…!自分の野菜にタオルをかけたり音楽を聴かせたりして一生懸命慈しんでる姿は最高に愛しかった!(そしてそれをウォレスのために使うところは最高に感動的でした!) あとグルミットは、車の運転したり料理をしたり編み物までするくせに、歩く時は律儀に四つ足なのがイイ(笑)。なんかトコトコ歩くんだよ!そのギャップが!超かわいい!おおおグルミットーー!
などとうっかりグルミットのことばかり語っておりますがお目当てのレイフも最高でした。すっげーヤな奴だったよ!(笑) ヴィクターという、財産目当てでヒロインに近づく悪役で、銃を片手に全てを暴力で解決しようとするような人。まあ悪役といっても人間的には所詮小物なんですけど(笑)、そのイヤミな感じが声によく出てた!むしろノリノリで楽しそうだった!また歌ってたし!鼻歌だけど!いや、公開前にkaiさんと「プリンス・オブ〜に続いてまた歌ってたりしてねー」なんて話をしてたんですが、まさか本当に歌ってくれるとは思いませんでした。声優として出演するときには必ず歌を歌うのが彼的定番なのかもしれません。(違う)
全体的な印象としても、もっと子供向けなのかと思っていたらそうでもなかったです。ついつい吹き出しちゃうシーンや色んな映画のパロっぽいシーンもあったりして(キングコングとか、あと最初の出動シーンはサンダーバード?)、大人が見ても退屈せずに楽しめる。それとストーリーより何よりも、なんだかビジュアルに癒されるんだよね。クレイアニメの質感って、こう、あたたかみがあるというか、ほっこりとやさしい感じがするよなあー。
ところでこの作品、実は日本語吹き替え版でヴィクターをやってるのがわたくしの愛する透・マスタング・ルーファウス・大川さんということで、吹替版も観ました(…)。非常に楽しかったです(笑)。だって怒ったシーンで「ぷんすかぷーーーーん!」とか言っちゃうんだよ大佐!わ、笑わせないで…! 欽ちゃんも飯島直子さんも良かったです。ていうか私知らなかったんですが萩本欽一さんてこのシリーズの日本語版でずっとウォレス役だったんですね。さすがイメージにぴったり!でした。
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で、この日はもう一本観た別の作品の上映前に「ナイロビの蜂」の予告が流れたりしてレイフ三昧でウハウハでした(笑)。ハリポタの悪の華(named by kaiさん)&小物の悪役ヴィクターに続いて、久々にスーツ着た正統派レイフだもんねー!楽しみです!
****** ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! 【WALLACE & GROMIT: THE CURSE OF THE WERE-RABBIT】
2005年 イギリス・アメリカ / 日本公開 2006年 監督:ニック・パーク 出演:ピーター・サリス、レイフ・ファインズ、ヘレナ・ボナム=カーター 日本語吹替版声の出演:萩本欽一、飯島直子、大川透 (劇場鑑賞)
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