■映画の感想です。映画館で観たもの中心。普通にネタバレしてるのでお気をつけください。
■好きなのはハリウッドエンターテイメント。邦画は苦手。イケメン俳優に甘いです。美しい男を発掘するのがライフワークです。
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2002年02月25日(月) オーシャンズ11

さあ行って参りました。
2002年の幕開けから観たい観たいと騒ぎ立て、いい歳こいて妄想甚だしくブラピを夢に見るほど(事情ご存知のそこのアナタ、苦笑禁止)気になっていた「オーシャンズ11」でございます。

早速ですけどね、ブラッド・ピットは相変わらず格好良くてよ奥さん!(誰) スーツ着用場面が多いんですけども、こう、さらりとスーツを着こなしてジャンクフードを頬張ったりするわけです。スナック菓子や何かを。なんつーか、この人は、カッコイイだけじゃなくカワイイんだよなあ。可愛格好いい。そんな37歳。どうですかフフフ。結婚してから特にカッコ良さ3割り増しくらいに見えるんですが。気のせいですかフフフ。個人的に髪はもうちょい長めの方が好みだけどまあそれはこの際どうでもよろしい。

あとはアンディ・ガルシア久々に見ました。変わらぬ落ち着きがオトナの魅力です。最近私的によくお目にかかるドン・チードルも(出番少なかったけど)また違った印象でした。それとカーマニアの双子!面白くてお気に入り。片方はベン・アフレックの弟さんだそうで。ふうん知らなかったー。

キャストだけでも割合楽しめたなあ。つくづくミーハーお手軽女ですね私。でもたまにはいいじゃないですかー、こういう、今が旬なスターの顔ぶれを楽しむための映画があっても。何と言っても監督が今をときめくソダーバーグですし。それにみんなすごく楽しそうなんだよねー。ワイワイ仲良く撮影したんだろうなあと想像してみたり。


仲良さそうでしょ?



ま、巷での評判通り内容はいたって単純で見せ場も特にないんですが。主人公ダニー・オーシャンを筆頭に11人の仲間達がカジノの金庫から大金を盗み出す、以上。ほんとにそれだけです。
ただ、私はもともと映画にリアリティを求めないタイプなのでストーリーのヌルさというのはあまり気にならないんですね。あと基本的にハリウッド映画はエンターテイメントであってくれ!みたいに思ってる部分があるのでご都合展開も大歓迎。こうした映画ならではの犯罪劇は実は好みでありまして、『スティング』とか、大好きな『スニーカーズ』などをちょっと思い出しつつ、それなりに楽しく鑑賞できたのでした。

ああそれにしても。ソダーバーグ監督作品は私、『セックスと嘘とビデオテープ』と『エリン・ブロコビッチ』しか観てないですよ。やっぱり次は『トラフィック』だ。次こそは。


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オーシャンズ11 【OCEAN'S ELEVEN】
制作:2001年アメリカ / 日本公開:2002年
監督:スティーブン・ソダーバーグ
主演:ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット
   ジュリア・ロバーツ、マット・デイモン
(劇場鑑賞)


2002年02月15日(金) 太陽と月に背いて

どうも。前回「次はやっぱ『トラフィック』だな」などと公言しておいて180度違う作品を観ている嘘吐き管理人です。いや、ほんとに『トラフィック』借りるつもりだったんですが、私が行ってるビデオ屋さんではまだ新作扱いにつき長期レンタル不可だったですよ。あまり頻繁に通えないので長期OKな作品しか借りられないのです。

ええと、この作品が公開された1995〜6年頃というのは日本でもまさにディカプリオブーム到来!だった気がしますが、当時レオ様ぁ〜と黄色い声を上げていた少女達はこれを許容できたのかなあ、とちょっと余計な心配をしてみました(今更)。
19世紀フランスの天才詩人ランボーと彼を見いだしたヴェルレーヌ。ランボーという人は16歳でかの有名な『地獄の季節』を書き上げ、その3年後、小林秀雄風に言えば「19歳で文学的自殺を遂行」し、37歳で一商人として死にました。それでこの映画は、ヴェルレーヌと共にあって詩作に励んだ3年間を主に描いております。
ディカプリオ演じるランボーは非常に奔放で傍若無人で傲慢なのですが、その言動ひとつひとつが少年らしい雰囲気に満ちていて私は良いと思いました。対照的にヴェルレーヌ役のデヴィッド・シューリスという俳優さんの鬱屈した詩人ぶりがまた見事でね。放蕩あり、同性愛あり、暴力あり。けれど詩人というものは、どんなに汚れても無垢なのです。



内容とは無関係ですが、先日回答した映画100Qでも触れましたが、この「太陽と月に背いて」という邦題は実に文学的だと思いませんか。ランボーの詩に関連した言葉なんでしょうか。その辺詳しく知りませんけれども。あと、公開時のキャッチコピー?というか宣伝文句「わたしは妻の肉体(カラダ)よりもランボーの才能に、欲情した」というのも、こう、すごくそそられるものを感じます。上手いなあ。 実際には妻の肉体にもしっかり欲情してるけどねヴェルレーヌ氏。

ところで私は徳間文庫から出版されてるこの映画のノベライズを持ってまして、その解説によると、この作品制作以前に、リバー・フェニックスがランボー、ジョン・マルコヴィッチがヴェルレーヌという配役で(監督ももちろん別で)映画化される話があったらしい。またですか?!またですかリバー!「バナナフィッシュ」のアッシュ役(という話が昔ウワサになりませんでした?真相は未確認ですが適役だよ…)といい、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のインタビュアー役(いえこれはクリスチャン・スレーターで十分満足してますが)といい、生きていたら演じるはずだった(かもしれない)数々の逸話を残して死なないで下さいー。くっ…、…惜しまれます。彼がランボーを演じたら、ディカプリオとはまた違った、憂いを帯びた危険な神童が見られたのではないかなあ、と、思いました。


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太陽と月に背いて 【TOTAL ECLIPSE】
制作:1995年イギリス / 日本公開:1996年
監督:アグニエシュカ・ホランド
主演:レオナルド・ディカプリオ、デヴィッド・シューリス
(ビデオ鑑賞)


2002年02月11日(月) スナッチ

うわーこういうの好きです。
86カラットのダイヤをめぐって起こる大騒動。内容は本当にそれだけなんですが、テンポの良さが絶妙であります。何だろう?と思ってる間にがーっと引き込まれてしまいました。登場人物もたくさん出てくるんですが、役どころというか、それぞれの事情が上手に描かれてるので煩い感じはしないです。ラストに決着がついてどうなる、というよりもプロセスが面白い。「パルプ・フィクション」なんかと近いものがあるのかもしれませんが、ああいう一種シュールな雰囲気とはまた別で楽しかった。

ブラッド・ピット良かったです。わざとらしく二枚目ぶりを強調した作品よりもこういう一癖ある役の方が私は好きだなあ。それにしてもあの英語はネイティブの方々なら聞き取れるんだろうか。私英語全然わからないのでどっちにしろ無理なんですが。
あとは犬がー!犬が最高!キュー、キュー、って。
ああんカワイイ〜。うちの犬にもやってみようかな。<ヤメロ

それとベニチオ君はまた途中で殺されてしまいましたね。熱狂的ファンの友達がいるんですが、最近彼女の影響で私まで必要以上に彼を意識しちゃいます。次はやっぱ「トラフィック」だな。うん。


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スナッチ 【SNATCH】
制作:2000年アメリカ / 日本公開:2001年
監督:ガイ・リッチー
主演:ブラッド・ピット、ベニチオ・デル・トロ、ヴィニー・ジョーンズ
(ビデオ鑑賞)


2002年02月07日(木) WASABI / (&100の質問)

広末涼子ピョンピョン飛び跳ねすぎだと思います。

日本の一般的な弁護士事務所に障子はないと思います。

日本のヤクザはヌンチャクで戦ったりしないと思います。



内容は全然違いますけど「ライジング・サン」を彷彿とさせるものがありました。フランスから見たジャポンてこうなのか。いや、でも、そんな単純な問題ではなく、実際の日本に対する認識がどうであれ、映画の世界の中では日本がこう描かれるということが求められている、とそういうことかもしれませんが。わかりにくいですね。私にもよくわかりません。

でも、広末涼子ちゃんはきっとすごく頑張ったと思います。台詞ほとんどフランス語だったし、フランス人スタッフの中で苦労も多かったのでは。もう少しまともな衣装を着せてあげるシーンがあってもよかったんじゃないかなー。

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「映画好きに100の質問」に答えてみました。上のリンクからも行けます。長いです。すみません。ご興味あれば。


2002年02月04日(月) ザ・ウォッチャー

とかくもう少し出演作を厳選すべきだと言われがちなキアヌですが、この作品に関しては、彼自身も失敗だったとコメントしているのを何かの記事で読みました(監督とうっかり出演を口約束してしまったらしい)。別にキアヌだけのせいってわけじゃないと思いますが公開時にも作品としての評価はさんざんだったと記憶しております。
それで、キアヌファンの私としてはそのダメダメっぷりを確認すべく興味本位で借りてみたわけです。



そしたら。




おもしろいじゃん!(<個人的事情含)




私はキアヌが好きです。そして実はジェームズ・スペイダーも大好きなのです(忘れてたけど)。おまけにマリサ・トメイも大好きなのです(忘れてたけど)。考えてみたら、それだけで十分観る価値アリ。




殺人犯キアヌ連続殺人犯と彼担当のFBI、FBIはもう心身共に疲れ果てて別の街に移ってきたのに殺人犯の方がFBIを追ってくるんですよ。なぜって構って欲しくて!殺そうと狙ってるとかそういうことではなくて、ただ注目して欲しくて!ジェームズ・スペイダーに執拗にこだわり、彼に見ていて欲しいというだけで見ず知らずの女性を殺し続ける、そんな殺人鬼キアヌ・リーブス。



FBI捜査官スペイダーそして一方で、事態に気付いて美しく苦悩するスペイダー。ああその悩ましげなご様子がたまりません。それでいて彼もまた、最初は覇気のない生活をしてたくせに、キアヌの捜査に加わることになったとたん妙に生き生きと指揮を執ったりしちゃって。まるでルパンを追い続ける銭形警部のごとく。なんだあなたも結局キアヌの存在によって生きる力を取り戻したんじゃん?みたいな。うわあー。二人とも大好きな私にとっては何て美味しいシチュエーション。撮り方や演出のチープさは否めませんけれども、でもこんなキアヌとジミーの愛憎劇ならたとえあと3時間くらい単調に続いたとしても見ていたいと本気で思いました。こないだの「ス○○○ト・ノ○○バー」よりよっぽど良かったよキアヌ!もうちょっと痩せてたらもっとよかったんだけどね。


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いや、えっと、言うまでもないことですが、まだご覧になってない方、上記戯言を真に受けないで下さいね。「ザ・ウォッチャー」はシリアスサスペンスです。別に愛憎劇ではありません。多分。



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ザ・ウォッチャー 【THE WATCHER】
制作:2000年アメリカ / 日本公開:2001年
監督:ジョー・シャーバニック
出演:キアヌ・リーブス、ジェームズ・スペイダー、マリサ・トメイ
(ビデオ鑑賞)


2002年02月03日(日) 天使のくれた時間

ニコラス・ケイジは好きです。好きですけれども、「シティ・オブ・エンジェル」が私は受け入れられなかったんですね。どうもそれ以来、ニコラスのラブ・ストーリーをちょっと警戒してました。彼にはやはり、サスペンスやアクション系で窮地に陥って走っていて欲しいというか。
でも意外にも、これとてもよかったです! いわゆるファンタジーなのですが、現代の大人達に向けたファンタジー。仕事に生きる独身貴族に一考を迫るお話です。






個人的には夢からさめてそれで終わりではなく、その後の展開があるところが印象的でした。ハリウッド映画って派手に繰り広げていきなり終わっちゃうものが多いような気がしますが、この作品はラストのシーンが、本当に綺麗で。納得して観終えることができました。

ニコラスの相手役のティア・レオーニがすごくかわいい。ばっちりキメてる時よりも飾らない様子の時の方がずっと魅力的に見えました。(意図的?だとしたらスゴイな)
それとドン・チードルがこの前観た「ソードフィッシュ」とあまりにも印象が違うのでびっくり。

最近観たラブストーリーの中ではイチオシです。


2002年02月01日(金) アメリ

噂のアメリですよ!すごいですよ!
何がすごいって混雑ぶりが。平日だというのに超満員、立ち見の方もいらっしゃる。小さい映画館だったからということもあるけど、それにしてもやはり驚くべき人気です。

公開されるやいなや「観る人みんなが幸せになる“アメリ現象”」がフランス全土に吹き荒れたそうで。なるほど愛らしい映画でした。こういう映画はあれこれ深く考えず、素直にその世界に入り込んでアメリと一緒に笑ったり泣いたりして楽しむべきだと思います。だからきっと、映画評論家よりも素人の方が、大人よりも少女の方が、より純粋にこの作品を楽しむことができる。
空想の中では何でもできるし他人に仕掛ける幸せないたずらも大抵上手くいく。なのに自分の恋のこととなるともう手も足も出ない――― 空想の世界を脱して生身の人間を相手にすることの難しさ、戸惑い、やるせなさ。このあたり、若いお嬢さん方には非常に共感できる部分があるんじゃないでしょうか。
そう、それとアメリの服がどれもすっっごくカワイイですよ!服のみならず部屋の家具とか、あと街並みの何てことない風景なんかもオシャレでね。さすがフランスだわね。


しかしあれだな。近頃アニメだの邦画だの続けざまに観てたところにまたヨーロッパ作品だったからな。何というか、そろそろバリバリのハリウッド系が観たいです。観たいです。観たいです(しつこい)。←「オーシャンズ11」を観に行く伏線をはってるらしい


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