ときおり、すずめたちが数羽で、チュチュンと声をかわしながら、
この葦原の中へと入っていきます。
娘がその様子を見て、
「あ、きっと、すずめさんたちは、
『こおりおに』(おにごっこの一種)をしてるんじゃない?」
と言って、なごませてくれました。
しばらく行くと、
葦原の向こうに、静かにたたずむ鳥が一羽…。
「ゴイサギ」です。
まっすぐに南を向いて…じぃっと、じぃっと、たたずんでいました。
こちらもしばらく足を止めて、
ゴイサギの様子を、じぃっとながめます。
この鳥はもうすっかり成鳥です。
先日見かけた幼鳥が成長したのだろうか…
それとも、別のゴイサギかしら…
そんなことをぼ〜っと考えながら歩いていると、
少し北上したところにも、もう1羽いました。
ときおりこの河原を歩くけれども、
こうしてゴイサギを2羽も見かけたのは、はじめてです。
こんなふうに、
ブラブラと道草をしながら娘と帰る時間も、
あと半年。
もっと、ゆっくり、ゆっくり…
この時間の流れをわざと遅らせるように…。
そう思いながら歩くのでした。
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10/6の日記も書きました。(運動会のお話)
夜、久しぶりに夜空をゆっくりとながめました。
ベランダからは東の空しか見えません。
ちょうど空を見上げた時には、飛行機がラッシュアワー状態だったのか、
比叡山のいただき辺りから、点滅しながら動く光が
3つほど目に入りました。
う〜ん、飛行機のランプについつい目がいってしまいます…。
そこで、少し時間をおいてから、
今度は、マンションの渡り廊下を歩いて、北側へ行ってみました。
階段の踊り場から見ると、
まず、カシオペアが輝いているのが目に入りました。
それから北の空全体をゆっくりと見渡します。
ちょっと西側には明るい星…ベガが宝石のようにまたたいました。
そして、「りゅう座」を探します。
それから…
ピークはすぎたけれども13日頃まで見られるという
「ジャコビニ流星群」に出会わないかと、夜空をながめていました。
…今夜は出会えなかったけれども、
星空をながめていると、心が透明になっていくような気がしました。
明日もながめてみようかな…。
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ノーベル賞のニュースに、なんだか私まで浮き足立って、
とても嬉しい1日でした…♪
娘の幼稚園最後の運動会、曇り空の中、はじまりました。
子ども達が鴨川沿いのグラウンドに入場してきます。
まずは、お祈り、そして聖歌。
この時点で、少し涙腺があやしい…。
その後、音楽に合わせて体操がはじまると、
娘が思いっきり元気な声で歌いながら、本当に楽しそうに体操しています。
その様子を見ていたら、ふいに、ぽろりと、涙が落ちていきました。
プログラムがすすみ、年長児たちの最初の見せ場
「組体操」がはじまりました。
最初は、「ひとり」の技、次は「ふたり」、そして「さんにん」…
だんだんと技が高度になっていきます。
「くじら」という技では、
娘は3段ピラミッドの一番上になっていました。
そして、ハイライトは年長児全員による「かいていかざん」
子ども達がいっせいに、放射状になって、
でんぐり返しをしてブリッヂをするところは圧巻でした。
年長さんになると、こうしてみんなで呼吸を合わせて演技ができるまでに
成長するのですねぇ…しみじみ。
ちびっこオリンピックでは、きのうパパと練習していた「さかあがり」
結局、先生にちょっとお尻を押してもらって、どーにかこーにか…。
それより! おーい、娘〜!
縄跳びなんて、一言も私には言ってなかったじゃないかぁ…!
ああ、わかっていたら、練習させるのだったのにぃ…苦笑。
運動会が終わる頃には、青空も見えてきて、かなり暑くなってきました。
最後の競技、リレーも無事終わり、
娘は記念に「優勝カップ」(←年長全員もらえる)をいただいて御満悦♪
しかし、娘は何度訂正しても、しばらくすると
「しょうゆうカップ」って言うんです…くすっ、そう思い込んでるのねぇ。
ハハは何も競技に参加してなかったのに、疲れ果てました…
ああ、こんな時に歳を感じます…ふぅ。
運動会の後、修道院の日本家屋の縁側で、おにぎりをいただきました。
この縁側に座って、こうしてお昼をいただくのも最後です…。
このお庭の風情が好きでした…。
修道院の枯山水のお庭と、幼稚園のお庭の境目には、
いろんなものが植えられています。
プールの横には「ムラサキシキブ」
そして、この薄紫の花は、チョウチョの花園でした。
(どなたか、このお花の名前をおわかりでしたら、教えて下さいまし…。)
ヒラヒラといろんなチョウチョがやってきます。
写真には撮れなかったけれど、美しいアオスジアゲバも
この花の蜜レストランの常連さんのようでした♪
この小さな花園を横切って、修道院の方へ…。
娘が、おばあちゃんに説明しながら歩きます。
「これがレモンの木」
「こっちにミカンがあるんだよ」
娘が嬉しそうに説明する姿に、
ここで、娘の生活の一部があることを、
本当によかった…と思えたのでした。
植え込みのヤマボウシが赤く色づいてきました。
9月になって、赤くなってきたな…と思っていた実は
今日見ると、もう見当たりません。
残っているのは、まだ熟しきらない黄色い実がひとつだけ。
気配を感じて後ろを振り向くと、
ヤマガラがなにか口にくわえて、エゴノキにとまっていました。
その向こうがわでは、セキレイが尾をぴょこぴょこされています。
最近、忙しくて、気持ちに余裕がなかった…。
ふと、立ち止まると、
小鳥達とお近づきになったような気がしました。
※10/3の日記も書いています。
幼稚園の帰り道、娘に金木犀の匂いをかいでごらん…と
木に近寄りました。
ところが、娘は「?」という面持ち。
私もお花の近くまで顔を近づけたのですが…
う〜ん、どうも近づきすぎると、花の匂いがよくわからない。
どこか苦味のある甘い匂いのような感じ。
ちょっと離れたところに立つと、ふぁ〜っと甘く香るのに…。
不思議なものだな…と思いながら、
今度は橋のたもとにある大きな金木犀の横を通り過ぎました。
ん? やっぱりあまり香らない…。
ところが…
橋を渡って、信号待ちをしていたら、
川を越えてやってきた甘い香りに包まれました。
金木犀は、風にのっている間に、
やわらかな香に変化するのでしょうかね…♪
10月1日は、幼稚園の入園願書受け付け&面接のため、
在園児はお休みです。
幼稚園に面接を受けに行ったのも、もう3年前になるのですねぇ。
娘も大きくなったものです‥しみじみ。
北野天満宮の「ずいき祭り」を見に出かけました。
朝から、あいにくの雨…。
巡行が出発するのを待つ間も、雨はまっすぐに遠慮なく降り続けます。
雨の匂いにまじって、どこからか金木犀の香り…。
北野さんの「ずいき祭り」は10月1日から5日に渡って行われます。
今日は午後1時に、天満宮を発脚し、御旅所まで巡行するのですが、
雨のため、お稚児さんたちはハイヤーに乗って行かれました。
娘は、かわいい八乙女になったお友達について、
御旅所まで行くつもりだったので、ハイヤーを見送った後、
「もっと見たかった…」と涙をぽろぽろ。
よっぽど行列についていきたかったのねぇ。
5日の后宴祭の八乙女「田舞」奉納を見に行けたら、行こうね…。
デジカメで写真をとったつもりが、
雨で、なんだかシャッターの調子がおかしく、
全然撮れていませんでした。(涙)
けれど、心の中にしっかりと写したよね…娘♪
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「ずいき祭り」の詳細は
http://www.kitanotenmangu.or.jp/top.html
北野天満宮のサイトへどうぞ♪