ひとコマ
何気ない日常のひとコマ

2002年09月30日(月) 月曜日の憂鬱と白い萩

朝、娘とパパを送りだしてしばらくすると、電話がかかってきました。

今朝、娘は「幼稚園に行きたくない!」と、

2階のテラスでずっと泣いて手こずらせたらしい。

パパからの話しだと「どうもクロスステッチが苦手で、

玉結びもできなくていやだと泣いていた」らしいのですが…。

お帰りの時に先生にお伺いすると、

「クロスステッチは、ゆうちゃん自ら、

『先生、今からクロスステッチをします』と言われて、嫌いな素振りは、

まったく見せていらっしゃいませんでした。」とのこと。

玉結びに関しては、まだはじめたばかりなので、

みなさん、出来なくて当たり前なんですよ…らしい。

(ここで言う玉結びとは、ステッチを仕上げた最後に

輪をつくり、針をくぐらせて作る玉結びのことです。)


泣いている娘に、先生が「どうしたの?」とたずねたところ、

「朝、パパにおこられた」と言ったとか。

(パパはおこってないけれど…)


たぶん、彼女の泣いていた最大の理由は、給食です。

偏食な彼女は、給食が大の苦手。

それが嫌で幼稚園に行きたくないと、素直に言えない娘は、

あ〜だこ〜だと、泣いている理由を他に転嫁している様子…。


確かに、クロスステッチもまだ上手に出来ないので、

心の中で、そのことも、ずぅんとのしかかっているようですが。

(お友達が上手に出来るので、また、自分がはがゆいのでしょうね…)


そんなこんなで、彼女の月曜日の憂鬱は、

しばらくは続きそうです…ふぅ。





出町柳にあります「常林寺」は、萩のお寺と呼ばれています。

お庭中に咲く、赤と白の花の滝。

赤色はきのうの雨で少しピークを過ぎた様でしたが、

白い萩は流れる落ちる水しぶきのように

美しく咲いていました。


幼稚園からの帰り、少しほころびかけた金木犀。

近寄ると微かに香ります。

夜になると、その香の範囲がすこぉし、広がっていました。



2002年09月23日(月) とのさまバッタ

お昼を急に外で食べることにしました。

3人で自転車に乗って出かけます。

日ざしがやわらかい…自転車に乗って風を切るのが心地よい季節。

こうして気ままにうろうろ出来ることの幸せ。


高野川沿いを下って行き、

北大路橋を少し下った亀石のところで休憩しました。

見ると、大きな「とのさまバッタ」がいます。

「ゆうちゃん、ほら! とのさまバッタがいるよ!」

つかまえようとすると、敏感にこちらのことを察知して飛びます。

しかし、このバッタちゃん、何も考えずに飛んでいるのか、

飛び上がっては、何度も、止めてある我々の自転車にぶちあたっています。

ぶぶぶっ。

ちょっとバッタさん、周りをよく見て飛びなさいよ。

その後、バッタは障害物のない方へと10m程飛んで行きました。

へえ、結構、飛べるものなのですねぇ。

きっと先程、私が笑ったので、怒っちゃったのかもしれません…。

その後、河原におりると砂地のところで、

今度は、とのさまバッタのランデブーに出会いました。

大きなメスの上に小さなオスがのって、

どうやら砂地に卵を産みつけている様子…。

じゃまをしてはいけないと、そぉっと観察。

しばらく見ていましたが、

卵を産む瞬間は見ることが出来ませんでした、う〜ん残念。


娘はいつのまにやら、サンダルで川に入っていました。

今日の高野川の水は透明でとてもきれい。

チョウトンボがひらひらと、せせらぎの上を飛び交っています。

しばらく魚たちの泳ぐ姿を見つめたり、亀石を渡って遊んでいましたが、

雨が降ってきたので、近くの図書館に駈け込みました。

南の空は晴れているのに…

まだ時雨れるにはちと早い季節ですよ、お天道様。




夕食を食べて、少し休憩していると

東の空に「立待月」がのぼってきました。

今宵は「月の頃」にふさわしく、とてもながめのよい月。

曇ることもなく、銀色の光を煌々と放っています。

双眼鏡を取り出して、お月さんの表情をじっくりと観察しました。




2002年09月22日(日) クロッシェレース

娘が、おばあちゃんと、どうしても琵琶湖に行きたいと言うので、

お昼過ぎに出かけました。

車には、娘とパパのキックボード、

そして久しぶりに私の折りたたみの自転車を積んで。

今日は曇り空。

琵琶湖を渡る風はかなり強く、寒いぐらいです。

少し遊んだ後、

今日、福岡へ帰る義母をJRの駅まで見送りにいきました。

見送ったら急にトーンダウンしてしまった娘。

気を取りなすべく再び、なぎさ公園へと向かいました。

トップに使っている琵琶湖の写真を撮ったあたりは

ちょうど比良山系をバックにして南湖が美しく見えるスポット。

その場所で、娘はパパと一緒に、キックボードを楽しみはじめました。

私といえば、ベンチに腰掛け、レース糸と針を取り出します。

先月、急にシロフォンの上にレースのカバーをしたくなったのです。

ところが市販の本はむずかしそうな作品ばかり!

フェリシモのクロッシェレースの会のレースは

初心者がチャレンジしやすそうな大きさで、かつ、優雅に見えたので、

それを注文してみました。

きのう届いたばかりのキット、今月はドイリーとコースターです。

レース編みって、何十年ぶりかも…。

さて、果たして作品が完成するかどうか…ちょっと不安ですが…(笑)

説明をよみながら、編みはじめます。

編んでいると、「何してるの?」って表情で、

犬が2匹、寄ってきました。(笑)


風が冷たくて、今日はほんの少し編めただけ。

しばらくは、娘のスイミングを待っている時の暇つぶしになりそうです。

そして、シロフォンのカバーの製作にかかれるのは、

一体いつのことでしょうねぇ…笑。



2002年09月21日(土) 十五夜に

夕方になってから、出町柳に出かけました。

次第に空の色が青色から茜色へと変化して行く中、

娘は、キックボードで遊んでいます。

その間に、義母が商店街でいろいろとお買い物をしてきました。

ふたばさんの月見団子。

今夜のお月さまにそなえます。

帰り道、ちょうど山からのぼってきた月に出会いました。

雲が少しかかっていて、

今夜の十五夜は朧月夜です。



2002年09月20日(金) 祖父母の集い/聴松院の湯豆腐

今日は幼稚園で「祖父母の集い」がありました。

去年とおととしは、滋賀に住む私の母が行きましたが、

今年は福岡の義母に声をかけました。

思えば2年前の年少の時、1学期から続いていた猛烈な登園拒否が

この日を境になおったのでした。

幼稚園まで、おばあちゃんを自分がエスコートして行ったことが

彼女にひとつ、自分で幼稚園まで迷わずに行くことが出来るという

自信のようなものをもたらしたのかも知れません。

今回も余裕の表情で、福岡のおばあちゃんを、

幼稚園まで案内したのでした。



幼稚園が終わった後、

お知り合いに教えていただいた南禅寺の「聴松院」へ

湯豆腐を食べに出かけました。




「聴松院」

臨済宗南禅寺の塔頭寺院です。






お庭をながめながら、湯豆腐料理をいただきました。

ちょうど、池にはり出した床があいており、

もみじの木陰に座ることが出来ました。

木々を渡るさわやかな風を感じ、

池泉廻遊式庭園をながめながらのお食事は、

とても風情があります。

娘は、池に大きなアメンボを見つけては喜んでいましたけれど…笑。


お食事のあと、南禅寺から哲学の道あたりを散策しました。

その様子は 「季節のかぜ」にUPいたしました。

よろしければ、御覧下さいませ。







2002年09月18日(水) 月夜のお買い物

夜になって、お味噌がきれていたことを思い出しました。

仕方がないので、もう外は暗かったのですが、

娘と一緒に近くのスーパーまで出かけることに。

スーパーまでの近道、

娘は「この道はこわい、こわい」と言います。

目の前には、昼間とはまるで違うもののように、

黒く立ちはだかるように見える比叡山。

道の横にある公園と交流会館の大きな木立が、

夜は少しざわめいて、

なんだか別の生き物のように見えるからでしょうか…。


お買い物の帰り道、娘は私にしがみつくようにして、歩いています。

ななめ上の大きな木立の向こう側に見える雲に、

うっすらと丸い虹色の光が出来ているのが見えました。


そして…しばらく行くと、

白く輝くお月さまに出会いました。

お月さまの光で満ちて、とても明るい夜でした。



2002年09月17日(火) 壊れたクラリネット状態

夜中に、娘が咳き込みました。

ひぃ〜、とかわいた咳。 

今までこんな苦しんだ咳をしたことがなかったので、

あわてました。(おかげで今日は睡眠不足…)

朝になると大丈夫でしたが、念のため、雨の降る中、小児科へ。

空気が変わると、アレルギー性の咳をします。

季節の変わり目…気をつけなくては…。


この頃、クラビノーバの調子が良くありません。

今、家にあるのは、15年前に、

一人暮らしの部屋に欲しくなって、ボーナスを叩いて買ったもの。


電源を入れても、音が鳴らないんです。

 ♪ドとレとミとファとソとラとシの音がでない〜!♪


しかも、きまぐれについたり、つかなかったりするので始末が悪いのです。

先日、修理に来ていただいた時には、たまたま音が鳴ったので、

結局、原因が特定出来ず、修理の方は無駄足になってしまって

申し訳ない思いをしました。

今日、再度、修理に来ていただきました。

接触不良かなにかで、すぐになおるものと思っていたら…

内蔵コンピューターがダメになっているので、

それを交換しないと…というお話でした。

お値段を聞きますと…2万5千円程度かかるらしい。

う〜ん。


明日はとりあえず、お知り合いのおうちで

ピアノの練習をさせてもらうことにしましたが、

まさか、毎日よせてもらう訳にもまいりません。


 ♪わたしのだいじなクラァビノーバ、

  ママからもらったクラァビノーバ、

  とっても大事にしてたのにぃ、こわれてでない音がある

  どーしよ、どーしよ…♪

はぁ、本当に困りました…。



困り果てて外を見ましたら、久しぶりにお月さまに出会いました。

膨らみつつある優しいお顔のお月さまでした。



2002年09月16日(月) 幼鳥

朝食をとっていると、いろんな小鳥の声が聞こえてきます。

最近、山から里にけっこう鳥がおりてきているのでしょうか。

それとも、窓をあけるようになって、

小鳥達のさえずりを、風が運んでくるからでしょうか。


そうして、今朝も、いろいろな鳥の朝のあいさつを聞き、

窓の外を飛んで行く様子をみながら、パパと鳥の話をしていると、

娘が「ねぇ、ママがずっと前(←この場合は3日程前の話)

名前がわからないっていっていた鳥、なんだろうね?

ほら、足がみどりの。」と、口をはさんできました。




そうでした。

園からの帰り道、加茂大橋から、いつもは見かけない鳥を見て、

娘と橋の上から様子を観察していたのでした。

からだが茶色っぽく、足がちょっと黄緑色をしていた…。

最近忘れっぽい私…鳥の名前、調べてなかったわ…(^^;


久しぶりに『野鳥の図鑑』(薮内正幸 福音館書店)を

取り出してきて、探します…。

あ、たぶん、これだ。

「ゴイサギ」の幼鳥。

そうそう茶色に、白い模様がありました。

今年、生まれたのでしょうか…。

魚の取り方、ちょっと上手になった?

どうぞ、元気に育ってね。


娘は、この連休は、トランポリン三昧。

午前中は、トランポリンをして、午後から出歩くパターン。

お昼からは、動物園に出かけて行きました。

(私は留守番してました。最近、出無精です…。)



2002年09月15日(日) フラフープ

午後から、幼稚園のお友達のバレエの発表会に出かけました。

今年は「眠れる森の美女」。

かわいい♪

ほんと、小さな子は舞台に出てきただけで、かわいいです。

娘達は第3幕だけを見せてもらったのですが、

うっとりとバレエの世界に入っていたのか、

「もっと見たかったのに!」と申していました。

バレエ鑑賞も楽しめるお年頃になってきたということでしょうか。

私は、去年も書いたような気がしますが、

男性ダンサーに目がいってしまいます。

やっぱり上手い。

ジャンプやターンが、しなやかで、それでいて力強い…。

ゴッデンの「バレエダンサー」を読み返したくなりました。


帰ってきてから、娘に「やっぱりバレエ、してみたい?」と聞くと、

「ううん、バレエはいい。

ゆうちゃんはね、フラフープが練習したいの」とのこと。

フラフープ?

それはもしかして、新体操のHOOPのこと…?

私としては、内心、新体操はさせてみたい。

高校2年生の春から始めた私は、

上手くはありませんでしたが、新体操は大好きでした。

まだ、「新体操って何?」って言われる時代のお話。

マイナーなスポーツでした。

今やすっかり華やかな競技として人気があるスポーツですから、

小さな子ども向けのクラブもあるようです。

しかし…、遠いのです、その教室が…。

娘よりも、親に通う根気があるかどうかが、

まずは問題なのでした…。



2002年09月14日(土) 娘の中に、ふと、自分を見るとき…

ちょっとしたきっかけで、娘がへそを曲げました。

体中から「私は機嫌が悪いの」オーラを発散しています。

その機嫌が悪い娘に、

「ゆうちゃん、上靴と運動靴、パパと一緒に洗っておいてね。」

(注:娘とのくつ洗いは、パパ担当。)と言うと、

「ひとりでいい! ひとりで洗うから!」と、

だれもバスルームへ寄せつけません。



そして、自分の怒りのエネルギーをぶつけるようにして、

靴をゴシゴシ、ゴシゴシ…。


う〜ん、なんだかどっかで見たような光景…って思っていたら、

「ああやって怒っているときって、ママにそっくりやな」とパパ。

どきっ!

やっぱり、そお…?!

娘の中に、自分を見たような気がしたのは、

私の気のせいではなかったようです…。



2002年09月12日(木) バードウォッチング(修正版)

朝、UPした小鳥の名前、ぼけていて間違っていました。

ゴメンナサイ(小さくなる私…)

正しくは、「ヤマガラ」です…はい。(うぅっ、小さくなる…)
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昨日、窓から見える木々のこずえに、

お腹が赤い小鳥が遊びに来ているのを見かけました。

あっ、ヤマガラだ。

そう思った瞬間に、またどこかへと飛び立ってしまいました。

そして、今日。

娘と「お3時」をしていると、

今日は、前の家のアンテナに、ひょいっとやってきました。

ん?

どうやらヤマガラは2羽で遊びにきている様子。

「ゆうちゃん、ゆうちゃん! ほら、あそこの小鳥さん、見える?

ずっと前、御所で、ゆうちゃんの手にのった小鳥さんだよ。」

(3/2の「ひとコマ」を見てね)


「あ、みえた、みえた。あそこでしょ!」

ところが、娘の視線は、アンテナを通り越して、

その向こうの電柱に止まっているキジバトを見ている様子。(笑)

「違うってば。もっと手前にいるでしょう…?」

そうこうしているうちに、ヤマガラは飛び立ちました。


次に来た時にすぐ観察出来るように、双眼鏡を取り出す私。

おやつもそこそこに、じぃっと待ちます。

「あっ! きたきた!」

今度は、娘もヤマガラがわかった様子。(^-^)

「ねぇ! ピーナッツは?」

娘は自分の思いつきに嬉しくなったのか、はずんだ声で言います。


「ごめん、今、ピーナッツがないわ…

あ、そうだ。パパのおつまみの種があったよね♪」


そうして、パパのビールのおつまみのナッツ&フルーツを取り出して、

ベランダのてすりに並べる娘…。

「小鳥さぁ〜ん、食べに来てぇ!」

おいおい、そんな声で呼んだら、逃げるって!(笑)

「そうだ!」

娘が何かをひらめいて、部屋の中に取りにいきました。

手に持ってきたのは、バードコール。

娘がバードコールを鳴らします。

う〜ん、私はこのバードコールの音って、少し苦手。

あ、それとも、鳴らし方がへたなんでしょうか…?


ベランダのデッキチェアに腰かけながら、

しばしバードウォッチング。

ヤマガラはまたどこかへ遊びに行ってしまったのか、

近くにいる気配がありません。


少し湿り気のある風を頬に感じます。

しばらく、木々の間を行き交うすずめたちや

セキレイ、それにヒヨドリたちの姿を見ながら、

夕方のひとときを過ごしたのでした。





2002年09月11日(水) 星の輝きと、小鳥のさえずりと。

昨日の夜、娘と一緒に早くに寝てしまったので、

朝方、4時半頃に目が覚めました。

窓をほんの少し開けていたので、冷たい空気が入り込んできます。

少し寒いので、閉めようと思い、窓に近づくと

星がまたたいているのが見えました。

私の裸眼は、0.01とほとんど見えていないような状態なのですが、

そんな視力の中でも、美しく輝いている星…。

シリウスでした。

星の輝きに、また季節が移っていたことを感じます。


PCに向かってしばらくしていると、

小鳥のさえずりが聞こえてきました。

今朝はセキレイの声…

美しいさえずりは、祈りのように聞こえました。



2002年09月09日(月) ななつのこ♪

今朝、カーテンを開けると、秋の空が広がっていました。

綿あめを作るときのような、薄い雲。

空が高く感じます。






「やあ、おはよう♪ 秋の空さん」

思わず、空にあいさつをしました。




夜寝る前に絵本を読み、本を読み…

それでも、今夜はなかなか寝付けない娘。

「なにか、お歌をうたって」と言うので、

久しぶりに娘の背中をトントンとしながら、童謡を歌いました。

  「やぎさんゆうびん」

  「やまのおんがくか」

  「ゆりかごのうた」 …

童謡を歌っていると、歌っているこちらも

なんとなく、安らかでおだやかな気持ちになっていくのを感じます。


そして…「ななつのこ」を歌っていると、

娘は、いつのまにか眠りの世界へと入っていきました。



…おやすみ…♪



  



2002年09月08日(日) 娘の前世は…

今日は白露。

心なしか、風が涼しく感じます。

夜になって聞く虫の音も、

なんとなく秋が本格的になってきたような…そんな趣きです。

明日の朝、ちょっと早く起きて、

エノコロクサの生えている空き地に露の精があらわれないか、

こっそりと見に行ってこようかしら…。


晩御飯をいただいていた時に、

娘が「ねぇ、オクラってどうしてお星様の形をしているか、しってる?」

と聞いてきました。

私が「そうねぇ、お星様になりたかったんじゃない?」と言いますと、

「ぶぶっ〜! 正解はオクラはお星様のなかまなの。」という答え。

そして、「なんで、ゆうちゃんはそのことを知っていると思う?」と

思わせぶりに言うので、「なんで?」と聞きました。

すると、娘はちょっといたずらっぽい目をしながら、

「ゆうちゃんは、ママのおなかにいる前にね〜、

お月さんの中にいたの。

それでね、その時、お月さまが教えてくれたんだよ!」と、

前世の秘密(!?)を話してくれました。

そして…

「お月さんと一緒にね、いろんなところへ行ったんだ」ですって。(^-^)

ふふっ、それはよかったね。



2002年09月06日(金) プールサイドで。

朝からずっと雨が降っていました。

幼稚園の帰りに高野川を見ましたら、思った程、水かさが増えていません。

この夏、あまりに雨が降らず、

一時は水の流れがなかったという話を聞いたので、

きっと上流の山々は、久しぶりのまとまった雨に、

喜んでいることでしょう。

大地がゴクゴクと、水を飲んでいる様子を、

おもわず、思い浮かべました。



6月に予約を入れていたスイミングスクール。

9月になり、ようやく通うことになりました。

スイミングスクールの入り口の前で、意気揚々と

「じゃあね!」と更衣室に向かった娘。

ところが、いざプールサイドに出てきましたら、

なにやら泣きべそをかいている様子…。

ガラス越しで見学しているので、声もかけられずに

ハラハラしながら、見守るしかありません。

準備体操がはじまり、プールに入る頃には、

笑顔がもどってきたので、ほっとしました。

後で、「どうして泣いていたの?」と聞いてみると、

どうやらロッカーの開け方がわからなくなったらしい。

で、泣いていたら、

「泣かなくてもいいよ」と、

小学生のお姉ちゃんが教えてくれたそうです。

優しいお姉ちゃんがいてくれて、よかったね。


それにしてもプールを1時間見学するのは、

とても長く感じました。

少し娘が慣れたら、見学をぬけて

この建物の前にあります「恵文社」で時間潰しをするのが、

私のひそやかな楽しみ…と思っているのですが、

さて、そんなことが出来るのは、一体いつのことでしょう…。



2002年09月05日(木) お泊まり保育の写真

幼稚園にお泊まり保育の写真が貼り出されました。

娘が出かけたその日は、

一日中そわそわと落ち着かない気持ちで過ごしましたが、

それも、もう遠い昔のことのようです。

貼り出されている写真を見ながら、

ふとタイムカプセルに乗って、

娘の様子を伺いに行ったような気分になりました。


大きな天体望遠鏡を覗き込んでいる娘の写真…

今日、娘に「ゆうちゃん、望遠鏡でどんなお星様を見たの?」と

たずねましたら、

「ひこぼしとおりひめを見たんだよ」って、言ってました。

なるほど…どおりで夜空を見上げると、

「あ、ひこぼしとおりひめが見えた」って言う訳です。

(私はまた、パパに教わったのだと思ってました…。)


写真を見るのに時間がとられ、気がつくと9時半を回っていました。

今日、娘達は消防局に見学へ出かけているので、

現地にお迎えに行かねばなりません。

家に帰ってもすぐに出なければいけないので、

ブラブラと歩いて、寺町に出かけることにしました。

寺町通を下って行くと、お茶の焙じる匂いが漂ってきます。

香のもとは「一保堂本舗」。

このお茶の焙じる匂い、大好きです。

去年、茶香炉というのをいただきましたが、

お茶の葉を焙じて漂う香りというのは、

何とも心を落ち着かせるものですね。(^-^)


その後、子どもみらい館に立ち寄り、

府庁前の消防局まで歩きました。

午前中でまだお日さまも高くなく、

ビルがちょうどほどよい陰をつくってくれたので、

ちょうど良いお散歩。

私って、やっぱり歩くのは好きなようです。

(単に、バスが苦手っていう話もありますが…。)











2002年09月03日(火) すずめの巣(幼稚園編)

今日は幼稚園の掃除の日。

久しぶりに加茂大橋を渡りました。

お日さまに輝いて、川面がキラキラ反射します。

川のせせらぎの音、川の匂い、

そして所々にたたずむコサギやアオサギたち。


教室の窓を拭いていると、自然と額に汗が流れて行きます。

テラスに出ると風が通りますが、まだまだ暑さが厳しいです。

お掃除が終わり、園が出して下さった飲み物をいただいていると、

園長先生が、鳥の巣を手に持っていらっしゃいました。

子ども達が集まってきます。

園庭の木を剪定していた植木屋さんが見つけたのを、

子ども達に見せようと、大事にとっておいてくださったそうです。

巣はやわらかな木の枝や草、それにどこから見つけてきたのか、

ビニールひもで編まれています。

ヒナが入る内側は、やわらかでとても心地よさそう…。

先日読んだ、鈴木まもるさんの『鳥の巣みつけた』(あすなろ書房)の絵が、

突然、目の前にひょいっとあらわれた気がしました。

きっとこの夏休みの前に、

園庭でにぎやかに遊んでいる子どもたちの声を聞きながら、

すずめの子たちは卵から孵り、

このやわらかなベッドでピィピィと鳴いていたのでしょう。

巣立っていったすずめ達、

どこかそのあたりの木々の間を、チョンチョンと飛びながら、

私達の様子を見ていたかもしれません…ふふっ。

(すずめは子育ての間だけ巣を作りますが、

ヒナが巣立ってしまうと、巣はいらなくなります。)


久しぶりにお友達と会った子ども達。

河原で遊びたいと言うので、亀石のところへと行きましたが、

あまりにも暑い日ざしにまいりました。

山のそばには、まだ、モコモコとした入道雲ががんばっています。

けれど、空を見あげると、刷毛で描いたような薄い雲…

子ども達がキャーキャーと河原で遊ぶ中、

シオカラトンボが2羽、

羽根をキラリとさせながら、飛んで行きました。

秋と夏が混じりあっている9月のはじめ…

明日から幼稚園が始まります。(やっと…笑。)



2002年09月01日(日) 初代デジカメで

朝、おふとんの中から窓の外の景色を見ました。

青い空に、もこもこ もこもこ と、ひつじがいっぱい。

ふだんみない角度から空を見ると、

いつもとは違った空を楽しむことができます。

部屋の奥の方からながめているのに、起きている時よりも空が広い…


最近、娘がデジカメで写真を撮りたがります。

けれど、今使っているカメラを自由に使わせる訳にはまいりません。

そこでパパが、娘が赤ちゃんの頃に使っていたQV10を

どこからか、取り出してきました。

実は、このカメラ、娘が落っことしてしまったものだから、

スイッチが壊れてしまって、お蔵入りとなっていたのです。

スイッチがないので、クリップを差し込んで電源をONにします。

娘は自分のカメラが出来たものだから、

いろんなものをパチパチ写しては喜んでいました。

そうして自分が撮ったものを見せてくれたのですが、

画像を見ているうちに、古いデータが残っていたことに気付きました。


…そこには、小さかった娘がニッコリと写っています。

思わぬところで2歳の娘と出会いました。

まだ赤ちゃんぽい、まんまるとしたほっぺた…

そう…小さいゆうちゃんは、こんなお顔だった。

ある日の夕食後のひととき。

私もパパも、それに私の友人も、みんな笑顔で写っています。

とても懐かしくて、三人で笑いあいながら、

QV10の小さな画面に見入ってしまいました。

きっとこの時も、

娘があれこれシャッターを押して遊んでいたのでしょう。

テーブルのはしっこが写っていたり、

床が写っていたりしています。(笑)


久しぶりに復活した我が家の初代デジカメでしたが、

やはりスイッチがないのが致命的。

しばらくはクリップで電源が入っていたのに、

そのうち、うんともすんともいわなくなってしまいました。

残念だったね…。

けれど、デジカメのおもしろさにめざめた娘、

「ゆうちゃんのカメラ〜!」と騒いでいます…。

う〜ん、なんとかなおらないかしら?






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