青い蒼い毎日
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私の後任で来た彼女を後輩と二人で昼食に誘った。 以前貴方が教えてくれた店にランチの予約を入れる。
「○○さんが昼食時に二人の歓送迎会をしましょう」って言ってましたよ と後輩が言うので予約を四人に変更する。
「あと一人は一体誰がくるの?」 貴方は少しだけ遅れてきて、彼女は驚いた様子。 スマートな会話と仕草に彼女は 「かっこいい」といっていたが 「惚れるなよ〜 彼はマダムキラーよ」と切り返しておいた。
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終業後すぐ 携帯が鳴った。 今日の五時以降の予定はどうですか? 例の接待がありますが、一緒に行きませんか?
今日は別の予定が入っていたけれど、それはキャンセルになっていた。 私は主催者から誘いを受けていないですよ。 確認とってそれでOKなら正式ルートから連絡くださいね。
いつもの場所で主賓を囲みそれなりに楽しく飲んだ。 いわゆる接待という会食。求められている役割を楽しくこなした。 そのあと飲み直しと今後の作戦会議のためカラオケに行った。
彼と私はチークを踊る。 ちょっとだけ仲間の視線をかすめてキスをする。 私の首筋に頬を寄せて この香りだと深く息を吸い込む。
彼はいたずらっぽく 私のブラウスに手を入れささやいた。 貴女の乳首を吸いたい
バカね と言って彼の頭を叩いた私。
夫とワインを飲みながら食事をしていたら彼から電話がかかってきた。 〜例の彼よ。少し飲みに行っていいかしら? 〜送っていくよ。 そう言って夫はレストランをあとにする。
「どこにいるの?」 「いつものガジュマルの下。今から部長たちと別の場所に飲みに行くんだよ。」 「あら。では私も合流するわ。 今ちょっと遠い所にいるけれど着いたら電話するわね。」
このごろ気になる彼女がいるという。 私は彼女に電話をして、それとなく三人で飲んだ。 本当に何気なく三人一緒にいただけで、でも彼は楽しそうだった。
ガジュマルの下で今日も哲学者は考える。 「彼は、お前は正しい。間違っていないって言うけれど、俺には重たい」
転勤で職場が遠くなる彼女を囲んでスキヤキをした。 年齢は違うけど、とても頭の切れる彼女。 アパートに一人暮らしをしている。 この転勤で、ここを引き払い都市部に戻っていくので 今日は分散会。
宴もたけなわ盛り上がってきたところで携帯が鳴った。 「もう夕ご飯はすんだ?」 「どこにいるのよ?」 「うん ガジュマルの下」 「元気があったら○○の駐車場までおいでよ。 迎えに行くわ。私たち飲んでいるの」
しばらくして彼を迎え今度は四人で飲んだ。 気になる女性がいて直球勝負にでたら 断られて落ち込んでいるらしい。 明日私は5時起きの6時半出勤なんだけど〜
その場の空気が 変わる 私の感覚が研ぎ澄まされる 緊張感と不思議な安心感と。。。
思うとおりにやってみなさい。 障害になるものは一緒に考えて乗り越えていきましょう。 まず、できないことは何もないのだと、前に向かって進みましょう。
不可能なことも可能に思える 貴方がいるだけで なんでもできるような気持ちになる
今朝 同僚から届いたメール 「こんなメール来ていたよ 大丈夫かね?」
それは こんな内容のメール
********************** 元気だせよ。あのさ。 にーにーさー 久しぶりに失恋しちゃった。 あーあー 年取るとこたえるね。 何時か飲みながらにーにーの愚痴も聞いてねー。 体重が2キログラム減りました。 ちゃんちゃん。 ばーばらに転送よろしく。 **********************
律儀に転送してきた彼女。
今日それとなく話を聞いたら 携帯からこのメール出すのに一時間かかったらしい彼。 酒の席で しかめっつらで 必死にメールをうっている彼を想像したら なんだかとても かわいらしく思えた。
オーダーメイドしたスーツが気に入らないと彼は言う。 「いつ着るのよ?着て見せてよ。」 「次のお見合いに着ようかな?」 「貴方 私の好みなのにねぇ。。。なぜ他の女性にもてないかな?」 「う〜ん お前にそういわれてもね〜」 (確かに。。 私はすでにダーリンがいる)
そんなクールに決めなくても 笑。
貴方は業務の打ち合わせの合間に私のデスクに寄って 「バレンタインデーのお礼にランチにお招きしますよ」 と言って場所を指定して行った。 ちょっと奥に入ったところにあるその店は とてもよい雰囲気で、食事もおいしいところ。 夜もいい感じの店だよと貴方は言う。
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人事が決まり職場の新年度方針も固まった。 「ギターの弦を買いに行ったのに、女子十二楽坊のCDを買っちゃった〜」 年末から激務が続いていた彼は、 ついふらふらとその「輝煌」に手が伸びたらしい。 武道館コンサートとプロモーションビデオのDVDがついていた。 今日はそれを聞きながら日記を更新している。
彼は「劉備玄徳には諸葛亮孔明が必要だ」と言う。 三国志ね。 私は 関羽でいこうと思った。
昨日飲みに行ったメンバーや話の内容をまったく覚えていない様子の彼。 昨日の会費ですよ。多めに払ったんでしょ?
なぜ貴女が知っていますか? 今朝財布を見たらお金がなくて。。。 でも郁○さんが3000円を会費ね〜といって 渡してくれたんですよ。それにこの3000円でしょ。 タクシーに支払った額を引いたら僕は昨日ただで飲んだことになるのか〜 誰にも言いませんから。。。 また今日飲みに行かないでくださいよ〜
はいはい〜 これでまた 飲みにいけるぞ 。。。どうやって自分が家にたどりついたかわかる程度に ね!
柔らかい貴女の体と精神と ぼくは今すべてを抱きしめている
シャイな彼はそう言った。 どこをどうひっくり返したら そういう言葉がでてくるのか
「昨日はありがとうございました。」 今朝彼は私に礼を言った。 なぜ礼を言われたのか よくわからない。
「私を 開いてみる?」 とても そんなことは聞けない。 大好きな貴方は いつもとてもシャイで。
でも貴方は私を強く抱いて「セックスしたい」と言った。 「私もそうよ」と言うのがせいいっぱいで 貴方のキスに応える事が 私ができることのぎりぎりのところ。 優しく背中をなでる貴方の手を 不本意ながらつねった私。 とてもとても好きで 大好きで 愛している。 言葉には表せなくて。。。
手を繋いでいると 貴方の体温が伝わってくる。
人事異動の内示がでた。 私は貴方から遠い所へ異動する。
同僚と飲みにいった。 めずらしく彼が踊ろうと私の手を取る。 前の課長がお前を使ったように使い切れなくてごめん お前はもっと仕事ができるのにさせきれなくてごめん 行事は全部お前にいってしまうし 他の人ができない部分をかぶっているのもお前だ
私は10の力を8しか使わなかったかも知れない 12だすことができたかも知れないのに。。。
何も言うな わかっている ごめん 能力を発揮させきれなくてごめん
私は彼のこの言葉で努力が報われたと思う。 もっと彼と一緒に仕事をしたかったと思う。 私のもてる力を全力で発揮できなかったことを後悔する。
彼は自分が必要なときには 自分のスタッフを集めたのに 俺が集めたいと言ったら、そうさせてくれなかった お前は彼が引っ張ってきた人材 俺はお前とプロジェクトを組みたかった お前のノウハウが欲しかった これで全てが終わったわけではないけれど。。。 自分は夢を描いている。もっと良い状態に持っていきたいと思っている
彼は27歳の時に彼女を交通事故で亡くした。 以来15年ずっと独身。 彼女の死はまだ彼の中で昇華しきれていない。 ずっとずっと3.5次元に彼女はいる。 仕事に打ち込んで自分の存在を支えて確認してきた人。 貴方のブレーンとして貴方をよく理解しささえている存在。 そして私に言う。
彼はとてもシャイだよ。わかるだろう? 素面ではお前に何も言えない。 抜けているところはたくさんあるよ でも俺たちは彼を選んだから 仲間だから 俺たちは彼のブレーンとして支えていかなくては ならない うん わかるよ
私はどこまでも貴方を支えていかなければならない。 彼はどこまでも貴方を支えていく。
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