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2004年08月26日(木) |
今日たくさん手紙をもらいました。 |
というわけで、ちゃんと届いています。 きっとずっと前に届いたものもあるのだろうけど、一気に受け取って感動しているのです。ありがとう。
れいちゃんからもらった、日本のびっくり絵葉書にはforufeががっつり食いついてきてそれを得意げに見せるrika。 学校にも持っていき、今はフラットみんなが使うリビングの机の上に飾ってあります。
日本を出発する少し前に友人たちと温泉に出かけた写真を若菜ちゃんに送ってもらって、昨日は自分の色の白さに驚いた。 というのはここロンドンで、日焼けしてしまって真っ黒だから。 日本ではとにかく日焼けしないようにって思っていたのだけど、ロンドンでは太陽の下でとにかく笑って日焼けする日々だった、この夏。 でも、今すごく寒いの。今日だってコート着てたのだから。
近いもの、見えているように感じて もう十分だと感じて、離れて気づくものの重さ。 それは想像以上のものだなと実感しているよ。 どんなに研ぎ澄まして感じようとしても、その場では気づくことがほとんど無理だったりする。
だから私たちは、昔を思って、 「あの時こうしておけばよかった」って過去をたびたび思い出すんだよね。
振り返って想うこと、私には必要なこと。 そして振り返って、想える大切なものがある人はつよいと、ずっとずっと想っている。
でもその後の事、そこにいるわけにはいかないって知っているよ。 あとさずりしてその場に戻ることは不可能なことだから、私たちは、ぐいぐいっと進んでいかなきゃとおもう。 立ち止まって、休憩して気持ちをチェンジすることはできても、 今まで歩いてきた場所にはもういろいろなものが咲いていてだから今自分がここに立っているのだから、前に前に進まなくてはと思う。
「あの時こうしたから今がある。」 って思う私でいたいといつも繰り返し思う。 私はショートメモリーだから、本当に自分の気持ちをいつも繰り返すよ。 「あの時こうしておけばよかった。」 なんてことはきっと一つもない。それも含めての今の自分だ。
私の道は、私の大切な人たちの道ときっと近いところを通って来ている。 この先交わることは一生ないけれど、自分だけの道の周りに今までであった大好きな人たちの道があるんだなと思うだけで、私は安心してこの道をまっすぐいけるよ。
世界は自分の目で見た分だけ。 私の世界は小さな夢と小さな幸せと、この手に抱える範囲の大切なものだけ。
だからこの道がいつか自分の力でちゃんと小さな夢や幸せにたどり着けますように。
2004年08月22日(日) |
非通知不可の犯人は私です。 |
私のこの部屋。 一面大きな窓。 ベットに寝てテレビを見れば後ろは大きな空と、ロンドンの町。 その空にたくさんの飛行機の飛んでいく姿。
いつかはここから見ているあの飛行機の その中のひとつに乗って私もここを離れるのだからと思う。 いつもこの時間は今しかない自分だけの大切な時間だと思っていきたい。
いつも空と飛行機と雲を見て思うこと。
昨日はクラスメイトとともにパブへ。 そこは10時になると店内がダンスフロアーに変わってみんなが踊りだすところだった。 今ヨーロッパ諸国全体がサマーホリデーだからフランスやイタリアからたくさんの生徒がきていて、 私のクラスも人でパンパンに膨れ上がっているのだけど、 その彼らのほとんどが来週一気にいなくなるよ。
ここで会わなければ一生会わないこと間違いなしの私たちが いま笑ってミラクルだよねって私の言葉に反応してくれている。 ミラクルだよね、本当に。
父がよく言ってた、 「できれば苦しまないで人生楽しく進んでね。」という言葉があるよ。 私は少し前まで、苦しいことから逃げちゃいけないってずっと思っていた。 そういうことから目をそらしてはいけないんだって考えていた。
今私が思うことは、嫌な事を無理してやりつづけなくていいってこと。 それから誰が「逃げる」って言葉を作ったのかな? どこからどこを見て判断するのかなって思うんだよ。
たとえば「あいつは現実から逃げた」という言葉。 本当に「逃げた」のかな?って考えたりする。 その人の心は逃げたんじゃなくて、選んだんだと思っている私です。 自分が楽しく進める自分の大切な未来への少しの軌道修正と、大きな勇気をもってだよね、きっと。
今日はmaragaのお誕生日。 yutakaやkenさんにも久しぶりに会えるので、すごく嬉しいな。
2004年08月21日(土) |
雲は流れる ぐいぐいぐいっと |
今朝朝早くに目がさめて、 私の部屋は今きっと、この町のどこよりもいい空が見えるんだよねって自己満足しながら見ていたら、 今日の雲の流れが速くて、それと同時に私の大好きな人も、この秋帰国だなんて思う。
前の家からずっといっしょのmarutaに、 同じ学校で出会った若くてしっかり者のあやこに、 これまた若くてでも年なんて関係なく(勝手に私が)大好きなちなみチャンも。
今日も昨日もテストだったし、9月にはまたテストがあって、 12月もどどーんと大きいテストがあるよ。 テストだらけ。でも目標がないとだらける私がいるのは重々承知で選んでいるからいいの。
つい最近 「自分たちのスピリットは、コミュニティーだ」といっていてフランス人がいて、 私はその言葉がすごく気に入ってしまって、あれからずいぶん心で唱えているんだ。 なんだか私にとってもそれはすごく大切にしていることなんだよ。
今の私がいるのは、 周りの環境・コミュニティーが大きな影響を与えてくれたからだと思っているの。
それはもうずっと思ってきたこと。 自分の顔は、自分で作ってきたものなんだなってずっと昔から思っている。
たとえば道端ですれ違ったまったく知らない人に対しても、 あまりに魅力的で素敵な空気や表情を持っている人を見るとその人の人生の進んできた裏のほうを知りたいなって思ってしまうの。 表の華やかな舞台は最後に見て感動したい。 それよりも、それらを作ってきた、裏の努力やたくさんのやさしさのほうを知りたい。
私はできたらずっとこの顔で、笑い顔でいたいな。
今また空を見たけど、雲の流れ速いな。 ロンドンの天気もいまだつかめない。 というか、きっと永遠につかめない。 そういうものはこの世の中に沢山あるよね。
2004年08月17日(火) |
じゃじゃーんついにあっちゃんと母ロンドン上陸。 |
感情には形がないよ。 硬いのかやわらかいのか、小さいのか大きいのか、その判断はその人だけのもの。 一番大切なことは私がどうしたくて、今どう動いているか?動いていくのか?
流されているようで、私が動かしているのは私自身。 だから責任は全部自分に帰ってくるのであって、誰かに求めるのでも増してや迷惑を掛けているものでもない。
今まで見落とさないように見落とさないよいうにって、ずっと思っていた。 色んなこと。
でもそんなきょろきょろしなくていいんだってはってきづいたよ。
落としたものは最初から落とすべくして落としたもの。 だから今偶然受け止めたように思うものたちは、私が受け止めるべくして受け止め、私にとって必要なもの。
この一週間は、あっちゃんや母がロンドンに来ていて、 それはそれはまったく代わらない、パワフルな二人とここであって、 2人の前では、どんなに虚勢を張っても所詮ばれてしまうのねって思ったよ。 私はまったく変わってないみたい。しっかりものになった振りをしたって、2人の前では見抜かれちゃうよ。 変わった振りをしても、だめだった。(笑)
分かれる瞬間はなきそうになったけど、 家に帰ったらmarugaとmarutaとnoriaとお兄ちゃんが待っていてくれて、 そして友人のtomoも参加して、みんなで私の大好きな緑色のぶどうを食べて過ごしていたら、ここで笑っていたいなって気持ちが復活。
今日は、今から家にroenたちがくるよ。
淋しくて会いたい人が誰だって心にいるのは当然だよね。 人から見て好きなことばっかりそれがどこにつながるかまったくわからないような生き方をしていても、 絶対自分の気持ちにうそはつかず、そして自分自身だけはちゃんと行き着くところに行くって信じて進もうと思うよ。 それを私の大好きな人たちはちゃんと見ていてくれているから、それでもっと勢いをつけれるよ。
淋しくて会いたい人が心にいるから、ここでもっと自分を見つめていく。 母やあっちゃんが今きてくれて本当によかった。 無事に日本へ着きますように。
2004年08月10日(火) |
空気が思わせるのかな |
人は、その人の流れ、スタイル、空気を持って生きているんだなと思う。 ロンドンに来て余計思ふ。 そしてどんな流れも、受け入れてくれる器を持っているのが、今私のいる国。
ロンドンに来て、出会う日本人は多いようで少なくて、 さらに仲良くなる日本人の方は本当に少なくて、 でもここでであって、大切に思う人は一生ものになるんだと思わずに入られないよ。 そういえば、今晩ともにお酒を飲むtomoもそんなこといってた。同感。
rickyを通して知り合うことができた、satokoさんとjemusのおうちに、土曜日お邪魔してきたよ。 そしてもう本当にリラックスしまくってしまって、日本食まで食べさせてもらって幸せだった。
satokoさんが料理をしている間、容赦なくしゃべるjamusの英語がなんだか理解できるようになってきていて、 自分ではわからないけど、複雑なこと、シンプルに思えるようになってきた。
「jamusはラッキーだね。satokoさんに出会えて。」 と、本気でいわずに入られなくて、彼はものすごい笑顔で私に答えたよ。
えへへ。 7階のバルコニーからいっしょに見た夕日も、 jamusの笑顔も、 satokoさんのお話する日本語も料理も、 私の胸をきゅきゅ締め付けたよ。ロンドンに来てよかったな。 腹八分目なんて気持ちも含めたら絶対無理。そういう一日だった。
たとえ失敗してもひとつ経験と自分の幅が広がったと思えば、楽しいよねとおっしゃってくれて、なんだかすごく楽になった。
いつもすごく思うことがたくさんあるけど、その中のひとつが世間体。
外見とかその人の持っている職業とかそんなんで人を判断しないし、去れないとずっと思っていた。 でも、今まで私の周りはそういうことで判断する機会が多かったし、 社会そのものの仕組みもそういう流れだってこと、わかっていたけど、見て気づかない振りしていた。 それでも、ロンドンにぽんと来てしまった私は、実はすごく複雑だった。
私の父と母は寛大だ。 じゃなかったら、仕事をやめて、夢だった生きたいとずっと思っていた国へ行くこと、賛成してはくれないと思う。 そして、きっと外へ行きたいのにいけない人も大勢いるのに ここでいろいろなことを感じて生きて入れる私はきっと贅沢。
でもやっぱり、やりたいことをやらなかったっていう生き方ができないのではないかと自分でわかっていたよ。 この先、今ここで生活していたこと、長い人生の中で本当に必要だったんだって思いたいな。そして今十分その気持ち。
私はこの頭で物事を考えて、 この心で日本の中を生きてきてきたから、 体いっぱいに想いや、言葉が染み込んでいるよ。 だから逆に、戸惑ったり、惑わされたり、そのたびに「自分の一番大切にしたいこと」を想わなきゃって繰り返して思うの。
それは苦しいけど、その答えもよくわからなかったりするんだけど、 最後の最後に本当に笑って入れたら私には大きな価値なんだって思うんだ。
2004年08月09日(月) |
旅から帰った一週間。 |
フィレンツェ行ってきました。
イタリアのフラットにお邪魔して、パスタを作ってもらったり、 DUOMに登ることもできたし、2年前にいったときよりも心に残る旅。記憶に残る旅。 イタリアに行くまでに出会った人や、現地で出会った人、またまた人に助けられたいい旅をしたよ。
そうだ。 バスでいった、シエナという小さな町の美術館でなんだか一気に感情があふれて、感極まってそれからまた一気に、ノートにそのときの気持ちを書いたのだけど、それをなくしてしまったことが少し残念。
でも、そのときの言葉も全部自分の中にあるのだからと何度も繰り返して、覚えている自分がいるよ。 そして、言葉は生ものだきっと。
日本でたくさんの人が私にいろんなことを言ってくれてた。 この先もさらに多くの人が私の行く先々について発するんだろう。
そのたびに私もそうなるのかと、 その人の経験したことを鵜呑みにしてどきどきしていたけど、 一度だって同じ事は起こらない。この先もきっと。
皆そうだ。 誰かと同じ留学なんてありえないし、私の今は私だけのもの。 真似もできないし、できなかった。 ましてや私の毎日はお手本にもならないんだって思ってる。
今を私が自分を見つめていくことができれば、ただそれだけの簡単なことだ。
それからいつかは自分の大切な人たちの誰かの心の中にずっと残るような、 相手のための言葉を残せる人に気づいたらなっているような、そんな自分になりますように。
口で言うのも、ここで文章で残せることもかんたんだけど、 心の中では絶対忘れないようにしつこくしつこく繰り返しているんだよ。 英語もそうだけど、 夢もそうなんだけど、 口に出して毎日毎日言っていれば、忘れないし、しゃべれているし、かなってしまうような気がするよ。
これは本当。
そして私の大好きなxyaominも今週末帰国だ。 無理をして会いに行くわけではなくて、自分が大切な人に会いたいから会いに行く。
人に会いに行く理由ってその一つのシンプルな、でもすごく大切なそれだけだと私は思っているよ。
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