もくじ|楽しい過去|明るい未来
明日は久々の講習会のお仕事だ。
テキストに目を通し、一人打ち合わせをする。
事務所から送られたテキストに勝手に鉛筆で書き込んでしまったのだがよかったのだろうか…。
さてさて、あとは酒飲んで寝るだけね。
そいじゃ、おやすみぃ〜。
ゼーハー、ゼーハー…。
今日もエアロビ行ってきた。
あぁ〜、疲れた〜…。
今日の先生は、超ハード。 でも振りつけは難しくなく、同じことを繰り返しさせる先生なので難しいこと考えずにノリノリになれるのである。
振りつけが凝っていると、私のようなニブイ人間は振りつけ覚えるだけで精一杯なので今日の先生はお気に入りなのである。
私と同じように思っている人が多いようで、この先生の時はフロアが満員状態なのだ。ただ、本当にハードで、みんな滝のような汗をかいている。鏡も熱気でくもってしまう程だ。
その甲斐あってレッスンの後、脂肪率を測ると激減しているのだ。わーい♪(でも翌日すぐに戻ってしまうが)
しかし、自分の全身の姿を鏡でみると、憎たらしいほどブヨブヨしているとあらためて感じた。 ただでさえも憎たらしくブヨブヨしているのに、ブルンブルンと肉を震わせながら踊っているのだから、これはもう救いようがないわよ。
体もめちゃめちゃ重く感じて、まったくついていけてない。 前はちゃんとついていけてたのになあ。 以前平気でできたことが、今はとっても難しく感じる。
最後にジョギングをするのだが、ジョギングの途中、もう死ぬかと思うぐらい辛かったよ…。途中なんだか吐き気がしてきた。 おいおい。しっかりしろよぉ〜、自分!
すっかり体力も落ちてしまったようだ。 しばらくはムリをせず、プールでウォーキングして体力をアップさせることから始めようと思う。 残念だけど、しばらく陸上のエアロビは控えることにしよう。
それにしても自分のお肉ながら あのブルンブルンは夢に出てきそうだ…。
京塚まさこかと思ったよ、自分のこと。
ワイドショーをみていたら、未成年の性意識に関する話題が。 今は、小学生も援助交際する時代だとか。
びっくりである!! ホントなのだろうか、この話。
テレビの内容を全部信じるわけではないが、向かい合ってナイフとフォークで食事をしながら
彼 「おまえ、オレの友達とやっただろ」 彼女 「やってねぇよ」 彼 「やっただろ」 彼女 「だから、やってねぇよ」
という話をして笑いをとっている番組があるが、なにがおかしいのか私にはまったく理解できない。
恋人の浮気をあばき、そして自分もあばかれる。 最後は浮気したもの同士大笑いして終わり。
…普通に考えたら、こんなことが現実に起こったら立ち直るまでに10年かかりそうだ。 そして、友達関係も戻らないと思うのだが。 人間不信に陥ってしまうかもしれない。
やらせだったとしても、これが「普通の感覚」などと子供達に植え付けてしまいそうでとても心配だ。(なんだか今日の私はまじめである)
これからどんな世の中になっていくのか、真面目に私は心配している。
ところで、今日はどこにも出かけず家にいたのである。
旅行と、それから久々のエアロビに疲れていたのかなんだかすっきりしない1日だった。 あ、でもちゃんと早起きは続けているのである。
今週末からいよいよ仕事だ。 今日は事務所と連絡をとり、講習会の内容の確認などをした。
N新田町の打ち合わせの電話だったのだが、(打ち合わせというほどすごい話ではなかったのだが、かっこいいので打ち合わせとよんでみた)
「昨年度のN新田町の講習会、とっても評判よかったんですよぉ。 とてもよいインストラクタだとほめていただきました」
と、話の最後に言われた。 う、うれしすぎる…。
ほめてもらいたくてやっている仕事ではないのだけれど、私なりに一生懸命取り組んできたことだったのでかなりうれしかった。
実は… 少し前にある会社の面接を受けていたのだ。正社員としての面接だ。 その仕事もパソコンのインストラクタの仕事。 勤務先も自宅から近いしなかなか魅力的な会社だったのだが、しかしすでにN新田町の仕事が決まっていた頃でもあった。 まだ断ることもできるタイミングだったので、もし採用されたならN新田町を断ろうと、そんなことを考えていた。 そのときの気持ちは正直、正社員の道を選ぶ方に傾いていたのだ。 でも面接前日になると、ちょっと迷いが出てきた。
とりあえず、受けるだけ受けてみようと面接会場へ行ったのだが、
結局次の日に即、辞退の電話を入れたのだ。
なぜかというと、
…あまり詳しく書くと、どこの教室なのか分かってしまいそうなので書かないが、 簡単にいうと 「オリジナリティー」 が発揮できないシステムだったかだ。
楽はできそうなのだが、 楽だけど私にとっては楽しくない仕事になりそうだった。
今まで何ヶ所かのパソコン教室でインストラクタの仕事をしたが、今回面接を受けた教室が一番楽そうだった。 でも私はいつか仕事がつまらなくなるだろうと思う。
それに比べ、N新田町、N市での日々の楽しかったこと…。
ずっと継続される講習会ではなさそうなのでいつ終了するかわからないのだが、やはりやってて「楽しい」と思える仕事を選びたいと思った。
パソコン教室に勤めていた昔、 とにかく受講者の検定合格を目標に置いた仕事だったのだが、(ノルマもあったので)IT講習会はそんなセカセカした雰囲気がなく、しかしその反面、受講者がパソコンを好きになるも嫌いになるも私次第…という責任もちょっとあり、そして何より受講者のおおらかさがたまらなく良かったので、結局私は今までどおりの仕事を選んだ。 (…ふつさんは勝手に採用されるつもりでいたらしい。自意識過剰なんじゃない?ふつさん?わざわざ辞退しなくたって落ちていたかもしれないじゃない) ********************************************
どうなることやらと思っていたのだが、 おかげさまで昨年度と同じく「N新田町」と「N市」の講習会の仕事に携わることになった。(噂では「N市」はないと聞いていたのだが)
N市のまりっぺさん、今年度もよろしく! 今度こそ再会できればいいのだが。
久々にスポーツクラブへ行く。
家から目と鼻の先にあるスポーツクラブ。 近くて遠い場所なのである。
なんたって私はナイト会員なもんで、夜の8時半以降しか入場できないのだ。
日中 「よしっ!今日こそは」 と決意してみても、夜になるとそのやる気が失せてしまうのだ。
しかし、先日までの旅行やら、日ごろの不摂生やらで、確実にからだが重くなっていることが分かる。
夕飯を食べ終え、イヤイヤながら準備をする。
久々なので、スポーツクラブに持って行くシャンプーやボディーソープの準備もしなければいけない。
以前持って行っていたシャンプーなど、とっくに自宅で使いきってしまったのである。
ホテルから持ってきたちっこいシャンプーを持って行くことにした。 荷物になるからボディーソープで洗えばいいやと、洗顔フォームは持って行かなかった。
9時半から初心者向けのエアロビがあることをフロントで知る。
1月以来、ずっとご無沙汰していたので5月のスケジュール表が手元になかったから、今日はなんのコースがあるか知らずにやってきたのだ。 風まかせってやつだ。
9時半までちょっと時間があるので、入会してから過去2年間の自分の体重の移り変わりをチェックしてみよう。
血圧計の横に大きな引出しがあり、そこには生年月日順で整理された記録帳のようなものが保管されているのである。
私は9月生まれなので「9」とペイントされている引出しを開け、自分の記録帳を引っ張りだした。
がんばってどんどん体重が減っていた時期もあった。 がんばってたよなぁ、あの頃は。
スポーツクラブとは不思議なもので、はまってしまうと毎日行かないと気がすまなくなってくるものなのだ。
私もそんな時期があって、ほとんど毎日通っていた頃があったのだ。
行かないと気がすまないのである。
さて、いよいよ9時半だ。
今日の先生は「みっちゃん」だ。 「みっちゃん」とは、妹と私が勝手につけたあだなである。
なぜ「みっちゃん」かというとものまねの「みっちゃん」に顔が似ているからだ。(ただそれだけ)
スポーツクラブでは先生や会員にひそかにあだなをつけている私達。
「だだーん」「ハーおばさん」「ジュリー」 「立川談志」「バナナ」「まんじゅう」「優しいオガタ」
などなど、このようなあだなをつけているのである。 ひとつひとつ説明したいが、とても長くなるのでいつかゆっくり。
2002年05月27日(月) |
横浜・東京で「ぶらチン」 |
ぶらチンとは、ぶらぶら珍道中の略である。 期待した方
ごめんなさい…。
今日はいよいよ新幹線に乗って我が家へ帰る日なのだが、ギリギリまで遊んで行こうと思い、旦那と二人で浅草に行ってみた。 浅草をブラブラしていると、妙な食べ物が…。 「チヤシ ウメン…?」 思わず写真におさめてしまった。
昨日までの疲れは残っていたが、浅草は私のツボにぴたっとくる町だったのでとにかく歩いて歩いて、歩きまくった。
途中、人力車の人に声をかけられ人力車のセールスをされたのだがセールストークの途中逃げてしまった。 人力車の人は、ものすごぉ〜く悲しい顔をしていた。 顔も声も草なぎ君似の人力車の人、ごめんなさい。
やはり浅草といえば、私の中では
これや
これなのだが
せっかく来たのだから、路地裏など観光地ではないところも探検してみた。
まだ4時前だったと思うのだがすでに居酒屋で出来あがっているおじさんに
「かわいいお姉ちゃん♪」
と声をかけられた。 この辺の居酒屋は早い時間から開いていて、オープンカフェのような作りの店が多かった。すごいなぁ〜。きっとこれも観光名所のひとつなのだろう。
「いいなぁ、ふつちゃんばっかりかわいいって言われて」
とうらやましがる旦那。旦那もかわいいと言って欲しかったようだ。
自動販売機でジュースを買おうと立ち止まったのだが、3人のおばさん達がすでに自動販売機を使っていた。
後ろに並んで順番を待っていたのだが…
私はこれにする、あなたは?
…とチョイスするのに時間がかかっていた。 そして、財布からお金を取り出すのもジュースを取り出すのもとにかく時間がかかっていた。 こんなに自動販売機で順番待ちするのははじめてだった。 のんびりしていていい町だなぁ。
待ちくたびれて別の自動販売機で買うことにしたのだが、私が飲みたいものはあの自動販売機にしかなかったので再び戻ることに。
しかしまだ3人でもめていた。そしてその後ろにまた別の客が並んでしまった。
ま、こうなったらとことん待つことにしよう。
足の痛みも忘れ、ステキな路地裏を見つけると進入してみた。 この町にぴったりの猫に出くわしたり、「これ、誰?」という演歌歌手のポスターを発見したりとワクワク感がどんどん高まっていく。
このペプシの販売機はもう使われてはいないのだが、
「傷でザラザラしたビンを思い出すなぁ。ここでスポン!と栓をぬいてさ」
と、旦那もはしゃぎ出す魔法のペプシだ。
さて、そろそろ帰ろうか。
じゃ、新幹線の中で食べる弁当を浅草で買っていこう。
うなぎ屋さんで
「天丼弁当あります」
という看板を見つけたのでそれを買うことに。
「テイクアウトできるんですか?」
とお店の人に聞くと
「もちろん」
と、ちょっと無愛想に言われた。 でも待っている間、お茶が出てきたので許す。
ああ、なんと楽しい3日間だったのだろう。
横浜でもおいしいものいっぱい食べたし、 従妹の美しい花嫁姿も見ることができたし、 ホテルのエレベーターの中ではサウジアラビアのサッカー選手と握手したし、 もんじゃも食べたし、 ブラブラ散歩もできたし、 帰りの新幹線の中の天丼とビールはうまかったし、
…明日から真面目にスポーツクラブに行こう。
結婚式では親戚達に
「あらあら、ふつちゃん、幸せ太りぃ〜?」
と言われてしまったし、そして更にこの3日間食べっぱなしだったし。
2002年05月26日(日) |
横浜・東京で「ぶらチン」 |
ぶらチンとは、ぶらぶら珍道中の略である。 期待した方
ごめんなさい…。
今日はヒルトン東京で従妹の結婚式があるのだ。 時間は4時から。
時間に余裕があるので、前日は横浜に泊まり1日中横浜で遊んでいた。
〜昨日のできごと〜 中華街で飲茶をしようと思っていたのだが、急にケチケチ精神が働き出してしまう。 「一人二千円は高いよねぇ〜」 などと言い出した旦那と私であった。
結局「聘珍樓」のファーストフード版の店でシュウマイや小籠包など… ありとあらゆる物を食べてみた。(テーブルいっぱいに皿を並べていたのは私らだけであったが) 一人前を半分ずつ分け合って食べたので種類を食べたわりには安く済んだのである。(ここまできてケチるとは)
夜は山下公園をブラブラしていたのだが、大道芸をみることができた。 とても日本語が上手な外国人男性二人による体をはった芸を堪能。 ギャグセンスは私より数段上だ。
〜ということで、やっと26日の話だ。〜
ホテルのロビーで私の実家の家族と合流することになっていたのだが、あの両親とあの妹のことだ。 無事到着してくれるかが心配であった。
奇跡が起こったのか、(ナゼ奇跡?)三人が無事到着。 あまりにもほっとしたせいからか、柄にもなくうちの旦那ったら到着した三人に向かって大きく手を振っていた。(ええ、普段は照れ屋さんなもので)
父は、全財産を体に巻きつけやってきた。 それを、ホテルのラウンジでビールを飲みながら私の旦那に自慢していた。
「ネックレスとやぁ、ブレスレットと時計だけでやぁ「うん百万」だっちゃ、オレ」
地声が大きい父。まわりは外国人だらけ。 東北弁まる出し。 …は、恥ずかしい…。
式までまだまだ時間があるので、今日宿泊する部屋で休むことにした。 26階にあるその部屋から見える景色ったらもう…。 せっかくなので、窓辺でたたずむ父をアップしてみた。 (丸坊主に見えるが、実際髪はある。しかし自然剃り込みが激しいこの頃)
私の従妹も、従妹の旦那もJRの社員なので結婚式の出席者はほとんどJRの人だった。
こんなにJRの人に囲まれたのは 生まれてはじめてだなぁ。(旦那談)
2002年05月25日(土) |
おのぼりさんしてきます |
今日はこれから横浜に遊びに行くのである。
明日は従妹の結婚式が東京で行われるのだが、せっかくだから一日早く家を出発し遊んでこようということだ。
今日は横浜の安宿に泊まるのだが、(二人で9,800円也)
明日はヒルトン東京に泊まるのである。わーい♪
2002年05月24日(金) |
未確認飛行物体!!今度こそ本物かっ!? |
ほとんど外に出ることのないこの私が、
おとといちょっと街に出た楽しさが忘れられず、家の中でウズウズしていた。
ちょうど出かけなければいけない用ができたので、やっほぉ〜!と言いながら外出した。
用をすませると、ちょっと疲れたので「ドトール」でお茶することにした。
妙にあまぁ〜いモノが食べたくなり、
アイスココアと プリンなんたら
を注文する。(高カロリー♪)
ところで今日、私が住んでいる地域の空で変な物体が浮いていたという噂を聞いた。 気象庁にたくさんの問い合わせがあったというのだが、いったいなんだったのだろう?
そろそろ地球にやってきたのかな♪ (そんな軽いノリでいいのだろうか?)
夕飯食べてから、激ねむだった。
お酒飲んだわけじゃぁないのに、目も開けていられないほどだ。
そんなわけでソファーにゴロリと横になり、ぐぉお〜と眠ってしまった。
まだまだ早起きに体が慣れていないようだ。
2002年05月22日(水) |
自分に酔いしれる私(恐るべしナルシスト) |
久々に街へ出かけた。
ここ数ヶ月伸ばし放題だった髪を切るために。
いつもの美容室に行ったのだが、かれこれここのオーナーとは8年近くのお付き合いになるのではなかっただろうか。(もっとかな?)
ここの美容室のオーナーが、以前別のお店で雇われていた頃からのお付き合いだ。 独立して店をオープンするということで、彼を担当にしていた私は、行き付けの店を彼の新しい店に変えたのだ。
「どお?主婦業ちゃんとやってる?」
と、挨拶がわりに聞かれたので
「ぼちぼち」
と返事をすると
「怪しいなァ…」
と、頭をかしげていた。
…いや、怪しいのはあなたの方だ。
ずっと思っていたのだが、彼は生活感がないのである。 食べ物を食べている姿すら想像できないのである。
きっと、あんどんの油を舐めているのではないかと… マジでそんな想像をかきたてるちょっと怪しい雰囲気を持つ妖怪チックな男なのである。 でもちょっと「田辺誠一」に似ている。(誉め過ぎだろうか)
腕はかなりいい。(これはマジ)
伸び放題で顎まで届いた前髪もパッツリ切り、 なんと、眉毛もちょぴし染めてしまったのである♪
自分で言うのもナニだが…
少女みたい…。( ̄m ̄〃)
え?私ってこんなに可愛かった?
22、3歳でも通用するかもしれない。
やばいよ、マジで。フランス人形だよ。これじゃ。
帰りの地下鉄で、鼻の上に髪の毛の切りカスがのっていることも知らず 一人ニヤついていた私が一番妖怪ぽかったであろう。
2002年05月21日(火) |
おたけび声をデパートマンに聞かれる恥ずかしい私 |
午後、用があり久々に実家に行った。
リビングにはいつも誰か必ずいるのだが、今日は誰もいなかった。 あれぇ?二階にいるのかなぁ?
よぉ〜く見ると、ソファーの上で黒いものが 「フガフガ」 と音を立てている。
その黒いものは
全長約 30センチ 体重約 8キロ 特長 ちょっと納豆臭い・犬なのにワキの下に汗をかく(ウソではない) 名前 黒パグのクロ助
黒いものは犬用のガムと格闘しているようだ。
久々にやってきた私に、ちょっとだけしっぽを振ってくれたのだが しかし、すぐにガムへの挑戦に戻ってしまった。
そんなつれないクロ助なのだが、その素っ気無い態度にムラムラしてしまった私。
「クロちゅけぇ〜ぇ〜♪」
誰かに聞かれてしまったら、穴があったら入りたくなるような究極の赤ちゃん言葉を発しつつ、両手でクロ助を「むんず」とつかみ裏返しにしてクロ助のおなかに顔をうずめた。(ちなみに私は今年34)
「ん〜♪ちょうでちゅかぁ〜。たのちいでちゅかぁ〜♪」
クロ助もその私の攻撃がけっこう良かったらしく
「フガフガ」
と喜んでくれた。
そんなことを延々と10分ほどやっていたのだが、 隣の部屋からナニやら父と母の声がすることに気づいた。
そして、聞きなれないスマートなしゃべりをする男性の声も聞こえるのである。
「???」
父は、ある高級デパートから「自分から自分に」と、退職祝という名目で買い物をしたそうだ。(その高級デパートと父は、「聖書」と「パンチパーマ」というぐらい似合わない組み合わせなのであるが)
今日は注文した商品が入荷したということで、わざわざ自宅まで届けにきてくださったようで…。(それも二人のデパートマンが)
私はその隣のリビングで、究極の赤ちゃん言葉を、剣道部出身者ならではの甲高い声で、それも機関銃のごとく…。
「あっ、わざわざお忙しい中ありがとうございます…。わぁ、お父さん♪よかったねぇ〜!後で私にも見せてね。あ、お茶、新しいのお持ちしますね」
一応ね、 隣の部屋に行ってご挨拶しましたよ。 なんだかね。 ちんちくりんだね。
2002年05月20日(月) |
「熱さまシート」の逸話に感動する私 |
特にナニもなかった日なので、「熱さまシート」について。
以前朝日新聞を読んで知ったのだが、 熱さまシートはすごいのである。
実は、熱さまシートとは、小林製薬の社員の発熱から生まれた商品なのだそうだ!
濡れタオルをおでこにのせていたのだが、寝返りするとずれ落ちてしまう。
「額にはりつくようになっていればなぁ」
そしてその思いつきをイラストにし、新商品として提案したそうだ。 (ちなみに彼は研究員や商品開発のスタッフなどではなく、営業マンであった)
小林製薬という会社は毎月社員が新商品を提案するという制度があるらしく、今までそこから、いくつもの新商品が生まれたそうだ。
商品化の賞金というものもちゃんと用意されているとのこと。(いいなぁ)
小林製薬の製品といえば、「覚えやすいネーミング」である。
「一度聞いたら忘れない商品名を」
を持論とする社長の名前はもちろん「小林さん」である。
確かに一度聞いたら忘れられない名前ばかりだ。
●糸ようじ ●トイレその後に ●ポット洗浄中 ●あせワキパット ●のどぬ〜る
などなど…。
おっと忘れちゃいけない!
●アンメルツヨコヨコ
2002年05月19日(日) |
某さみしい町を散歩する |
今日は久々に「さみしい町」を散歩した。
「さみしい町」とは、決してむなしいとか、暗いとか…そういう意味の町ではない。
私がいう「さみしい町」とは
○昭和の匂いが残っている町 ○デジャブーを感じさせる町 ○子供の頃を思い出させる懐かしさがある町 ○懐かしさと同時に切なさも感じる町 ○カレーライスという言葉よりライスカレーという響きがぴったりくる町
などなど、そんな雰囲気の町のことを指す。(自分勝手な定義)
そして 「さみしい」とは、
『昔を懐かしむが、実際には当時に戻ることができないんだ』
…という思いからきているのである。
近所のスーパーで買い物すればいいものを 車をとばし、今日はわざわざさみしい町のスーパーで買い物をすることにした。 それも夕方の時間に。
買い物をする前に、まずスーパーの近辺を散歩した。
私の胸を「ズキュン」と打つたくさんの風景に出会うことができた。 とてもよい1日だったなぁ。
夕暮れ時の撮影だったのでちょっと暗くて見づらいかもしれないが、
←この写真に映っている、電信柱のピンクや緑の飾りは「さみしい町」の大きな特長のひとつである。
それにしても、この飾りにはどんな思いが込められているのだろうか・・・。
そしてこの看板をいろんな「さみしい町」で見かけるのだが、→ なんだかこの看板をみると、四畳半ソングがきこえてきそうだ。
…と、同時に「共同風呂」「共同便所」までもがオーバラップしてしまうのである。
夕方、旦那の友人宅へ遊びに行く。
友人といっても私らよりずっと年上だ。
お酒を飲んで手作り料理に舌鼓をうつ。
そこの家の長男(20代半ばだと思う。かなりハンサム)と、その彼女も途中から加わってのパーティーだったのだが、
なな、なんと!その彼女というのは、私らが住んでいるマンションの不動産会社の社員であった!!
数ヶ月前、台所の配管がつまって不動産会社に電話をしたのだが工事のおじさんと同行してきたのが彼女だったのだ。
「わぁ〜!先日はどうもぉ」
とお互い挨拶をする。
びっくりしたなぁ。世の中狭いなぁ〜。悪いことできないなぁ〜。
2002年05月17日(金) |
今日はお出かけなぁ〜のだぁ〜(バカボンのパパ風に) |
夜はちょっと用があり、出かけるのである。
その帰り、旦那と待ち合わせをして外食をする約束をした。
あまり日常生活に楽しみのない私達は 数日前からもう
「やっぱり最初は生ビールにしようね」
「うん、生ビールは2杯ぐらい飲んで、その後すぐ日本酒にいこう!」
「日本酒飲むとき、何食べる?刺身?」
と、そんなことばかり相談しあっていた。 他に考えることはないのだろうか?
昨日の続きだが、
やはり背中の筋が筋肉痛だ。
妹と同じスポーツクラブに通っているのだが、 妹は最近まじめに通っているらしい。 恐らく彼女は今日もシコシコとダンシングなのだろう。
なのに姉ときたら、
今日もスポーツクラブのことを忘れ、生ビール飲んで刺身を食うらしい。
以前は姉妹で洋服を貸し借りできたのだが…
最近では怖くて妹の服が借りられない…。
妹は
「お姉ちゃん、これまだ着るの?(私には『まだ着られるの?』と聞こえる)着ないならちょうだいよ」
と私の服を強奪していくのである。
「じゃあ、そのかわり!…」
私はその後の言葉が見つからない。
「あんたの服ちょうだい…」
この一言が出てこないのである。
だって
だって!
はいんないだもん…。(鮎原こずえ風に)
天気がいいのも今日までということで
今日は布団を干したり洗濯物を干したりしていた。
シーツを干している時のことだった。
思いっきり伸びをして、シーツを竿にかけていたのだが、なんたってうちのベランダは狭いので何をするにも不自由なのである。
大きい物を干すときはいつも、エアコンの外についている機械が(なんと呼ぶのかど忘れしてしまった)頭に当たったり、いいとこナシなのである。
そんな狭い空間でシーツをやっとこ2枚干したのだが…
大体の家事を終わらせ、やっと休憩タイム…
パソコンの前に座りメールなんぞ打っていたのだが、メールを送信し終わって
「さて、夕飯の準備しよっかなぁ」
と立ちあがった時、背中がピキピキとつってしまったのである。
なんでも極端に考えるくせのある私は
「ひょ、ひょっとして狭心症?」(症状もよく知らないくせに)
と、一人和室でブルーになった。(それに狭心症は胸でしょうに)
背中の筋がおかしくなるような、そんな激しい運動などした覚えもないし。 (スポーツクラブ、ずっっっっとさぼってるし)
おかしい、これはおかしい…。
今晩はトリの照り焼きにしたのだが、トリに片栗粉をふっている時にハッと気づいたのである。
『シーツ!?』
この若さで恥ずかしい話だが、あんな作業でこんなことになるなんて…。
今も背中の筋がイテーェーよぉ〜…。
明日は筋肉痛になるでしょう。(お天気お姉さん風に)
そろそろスポーツクラブかな?(ひがし風に)
2002年05月15日(水) |
部屋の中が寺院の香り(又は上司の香り) |
今日部屋の芳香剤を買ったのだが、
私は一つのシリーズを使いつづけるということができない性分で (はみがき粉もシャンプーも、食器の洗剤も、何もかもすべて毎回違う物を試してみたくなる浮気者なのである)
部屋の芳香剤も今まで使ったことのない物を選んでみた。
ラベンダーの香りがするはずだったその芳香剤は、
ナゼか今部屋中で、バリバリ寺院臭を放っているではないか。
ここを寺院だと思えば、オリエンタルでステキな空気なのだろうが。
今日の夕飯は「カレイの煮付け」だったのだが、このオリエンタルな香りのおかげ で「華麗の煮付け」…文字で表せばこんな感じになってしまった。
そしてこの香りは長時間嗅いでいると、なんと
「上司の香り」
に変化するのである。
上司の香りとは、みなさんご存知だろうか?
どこかに勤めたことのある人なら、一度はこの香りに出会っているはずだ。
「すまんが、この部分の集計をとってくれんか」
と言いながら上司が近づいてくると、ナゼか甘く切ない香りがするのである。 それは、モロお線香ではないのだが、なんとなくお線香に似たありがたい香りと、プラス「やなぎやポマード」のような激しさがミックスされた香りなのである。
私は以前、上司の香りのする車の芳香剤を使用したことがある。 (店頭にサンプルがあれば確認できたのだが、あいにくその商品はサンプルが用意されていなかったのである。おかげで数ヶ月すばらしい香りの中でのドライブであった) 芳香剤のラベルを読んでみると
「オピュームの香り」と書かれていたのだが…。
オピュームってホントにこんな香りがするのだろうか?
上司=オピューム
ちょっとかわいい。
私の早起きブームはまだ続いているのである。
しかし今朝は30分ほど寝坊してしまった。 くやしい。
30分の遅れを取り戻すべく、
私は猛烈に顔を洗い、
そしてエアロビ用に買ったはずの今は部屋着と化してしまった「adidas」のジャージを胃のあたりまで一気に上げ、
数年前に買った訳のわからない英語がプリントされているヨレヨレのわら半紙のようなTシャツを、あやうく前後を間違えそうな勢いでかぶったのであった。
そんなに慌てたわりには、着替えた直後ソファーに座り「目覚ましテレビ」のなっちゃんの化粧のノリなどをチェックしていたのだが。
メシの方は、昨日の残りがあったので炊く必要はなかった。
だから今日はアイロンだ。
さてさて、今日のアイロンは、旦那の普段着用のシャツ2枚。 それとハンカチ3枚だ。 (もう出勤用のYシャツは在庫なしだったため)
このように私のステキな1日がはじまった。
ところで、今日「は○ま○マーケット」を観ていたら、Yシャツの正しいアイロンのかけ方というものが紹介されていた。Yシャツの洗濯の方法、干し方などもやっていた。 私のYシャツに対する愛情のなさを思い知らされ反省する。
でもあんな風にYシャツを扱っている主婦ってどれぐらいいるのだろうか?
そんなことより、どうして「は○ま○マーケット」って続いているのか、私はそっちの方が疑問だ。
今日はたまたま、私にとってタイムリーな「アイロン」がとりあげられていたから観ただけだ。
はっきりいってあの番組は好きじゃない。
なぜなら、司会者の目が魚の腐ったような目をしているからだ。 司会者の男のかた、もっと気のきいたコメントできないのか? 司会者の女のかた、番組中物を食べるときたまには
「おいしい」
と言ってくれ。ま、あまり観ない番組だがそれでもたまぁに観ていると、あなたはほとんど「おいしい」とも「まずい」とも言わず無表情にモグモグと口を動かしているだけではないか!
早起きをするための
「ギャンブラー作戦第2弾!」
を実行した。
「ギャンブラー作戦」とは、前の日記でも説明したがYシャツのアイロンがけをあえて朝にするというものだ。
寝過ごしたら最後。 旦那が着ていくYシャツがない…
そんな恐ろしい賭け。 しかしそのセッパ詰まった状況が早起きを促進させるのである。
しかし毎朝3枚ずつアイロンがけしていたので、いつしかタンスの中は充実してしまいYシャツ環境が安定してしまったのである。
これでは緊張の糸がプツリと切れてしまい早起きができないではないか!
そこで第2弾の作戦をあみ出したのである。
今朝はその新作の第2弾にチャレンジしてみた。
Yシャツバージョンに負けないくらいスリリングな賭けだ。
それは…
米をとぐ…
そして…
メシを炊く…(もちろん朝食用の)
これを実行できなければ朝食なしだ。 (いつもは前日にとぎ、タイマーをしかけているのだ)
なにせうちの旦那は、朝は「メシ粒」の人なので「パン」というわけにはいかないのである。
それも出勤時刻に影響しないよう、いつもの時間にメシ粒を食べさせなければいけないのである。
いつもだと冷凍庫には、凍らせたメシを常備しているのだが 先週末、お昼にレンジでチンして食べてしまったのである。
もう逃げ場はないのである。 ミスは許されない。
そんな状況をわざわざ作らなければ起きられない私もなかなか考えものだ。
ま、おかげで今朝も無事早起きができたからいいのだが。
2002年05月12日(日) |
今日は母の日。両家を渡り歩く。(それもメシ付き) |
今朝も早起き。
…と、言いたいところだが、
今日は9時に起床。
ま、日曜のわりにはいい方だろう。
(だんだん揺るんでないか、自分)
お昼は旦那の実家の母が用意してくれるとのこと。 ダメ嫁の私はまじめに楽しみにしている。
本来今日という日は
「おかあさん、これ作ったんです。食べてくださいな」
という光景が正しいのだろうが…。
「ねえ、お昼なんだろう?お赤飯かなぁ。それとも混ぜご飯かなぁ?あっ!親子丼でもいいなぁ。ねえ、ねえ」
とワクワクしていた。(旦那ではなく私がだ)
今回の母の日のテーマは 「手紙」だ。
両家の母に手紙を贈ることにした。 旦那の実家にはプラスブラウス。 私の実家にはプラス庭に植える野菜の苗。(←だってこれがいいと母がいうから。それにしても苗を欲しがるとは…)
今まで一度も母親に手紙なんか書いたことがないと言っていた旦那だが 「モノじゃなくて、手紙が一番欲しいんじゃないのかなぁ〜」 とにんにく臭い私からすすめられ(昨晩にんにく料理だったため)彼もその気になったようだ。
もともと旦那は優しい性格なので(自分の旦那を誉めるようだが)私のすすめがなくても、「いつか真心を贈りたい」と思っていたようだ。よしよし。
1時間ほどペンを置いたまま考えていたようだった。 出来あがりは数行だったが…。 しかしその数行の中にはたくさんの気持ちが込められていることが分かる。 母上、喜ぶだろーなー。
お昼は旦那の実家で、夕方は私の実家で母の日をお祝いをした。
両家ともメシ付きだった。
私は食うだけ。
2002年05月11日(土) |
休みだというのに早起き |
すっかり早起きが楽しくなってきた。
今までは
朝刊を新聞受けから取る作業と カーテンを開ける係は旦那だったのだが (え?いつからオレの係だったの?と、旦那の声が聞こえてきそうだが)
今はすっかり早起きが楽しくて私の役割となっている。
今日も休みだというのに、サクサクと布団から出た私はモーニングコーヒーなんぞ飲んで気取っていた。
なぜこんな楽しい習慣を、今まで拒んできたのだろうか。 (↑そんなセリフ、1週間続いたら言えっちゅうの)
数日前から早起きをしている。
できることならば1日中布団の中で暮らしたいというこの私が。
この私がである。
今までは、恥ずかしくて人には言えない時間に起き (旦那の出勤時間が遅いので、世の中の人はすっかり活動開始している時刻に起きていた) ゴミ出しもぎりぎりで、
ひどい時にゃあパジャマで収集車を追いかけていた子供だったあの頃…。
これじゃあダメだと、あるとき急に目覚めたのであった。
30うん年間、一度だって成功できなかった早起き習慣をどうやって植えつけたらいいのか考えた。
考えて考えた末、自分でも自分に惚れてしまうほどのナイスアイディアが浮かんだのである!!
名付けて 「ギャンブラー作戦」
ナゼにギャンブラーかというと、 読んで字の如く、「賭け」なのである。
旦那のYシャツが1枚もなくなったときに決行!
Yシャツのアイロンがけはあえてせずにそのまま就寝。 なぜなら翌朝アイロンをかけるからなのである。
寝過ごしたらOUTである…。
「そんなのやめてくれよぉ〜…」
と、子羊のようにか細く講義する旦那の声を無視し、私は強行作戦にはいる。
「おやすみ」
そして翌朝…
目覚ましがわりのPHSの電子音が枕元で鳴り響く。 ピピピピ。ピピピピ。
1度目の6時の電子音は無情にも却下される。 ストップボタンをブチリと押す。
ピピピピ。ピピピピ。 2度目の電子音もこれまた簡単に却下。
そしてラストチャンスの3度目の電子音…。 ピピピピ。ピピピピ。
…ここでいよいよ目覚めるのであった。 まるで冬眠から覚めたクマのように。 (3度目で起きるなんて、究極のギャンブラー)
こうやって無事アイロンがけが開始された。
1日3枚と決めている。プラスハンカチ1枚。
おかげさまで1日3枚もかけていると引出しの中が充実してくる。
そうなるとまた危機感が薄れてくるので私は次の作戦を考えた。
ふふふ( ̄ー+ ̄)
これまた恐ろしい作戦なのである。
2002年05月07日(火) |
へなちょこキャンプ/『お味噌まみれのおむすびちゃん』 |
注)この日記はキャンプから返ってきてからつづっている。 しかし、まるでその日につづっているようなインチキ日記である。
この日の日記は5月6日の出来事だ。 前回もご説明したが、インチキ日記なので1日ずれてしまった。 どこでどうずれたのかは不明である。
Pちゃんファミリーが去った後、しばらく
さみしい さみしい
と嘆いていた私達であった。
しかしその後すぐに、新しいお隣さんがやってきたのである。 そのグループはお父さん、お母さん、そして5人の子供という計7人の大家族であった。
家族は力を合わせ、荷物を車からおろしていたのだが、その荷物の中にはあきらかに動物が入っていそうなケージがあるではないか!!
今度はどんな子だろう!!
私達は期待と不安で胸を膨らませていた…。
ケージに入っていた子こそ、日記のタイトルに書かれている「おむすび」ちゃん、(ブルドック)その人であった。
おむすびちゃんという名前であることを、この後その家族の一員である幼児から教えてもらうのだが、おむすびちゃんはその幼児よりからだが大きいのであった。
大草原をぐわんぐわんと走りまわるその姿は、とても女性とは思えない。 しかしおむすびちゃんは、れっきとしたレディーである。
お隣さんはすっかりキャンプの準備も整ったようで、お父さんは子供とキャッチボールをしていた。
おむすびちゃんを撫でていいかとお父さんに尋ねると
「はい。どうぞ」
と了解してくださった。
おむすびちゃんに近づくと、おむすびちゃんはからだをひくくかがめて私達を上目づかいでジロリとにらむのであった。
いや、にらんでいるのではなさそうだ。 そう見える顔つきなだけであって、彼女は期待と喜びのまなざしを向けているようである。
恐る恐る手を近づけてみると、おむすびちゃんは喜びのダンスを舞ってくれた。 ダダン、ダダンと前足をバタバタさせ私の膝にその前足をかけてくれた。 旦那にも同じようなことをして、喜びをからだ全身で表現してくれる。
私の実家はパグを飼っているが、私はどうもこのクシャクシャ顔に弱いのである。
ブル系の犬を好きになるとやめられなくなると、以前ユーミンも言っていた。
(おむすびちゃんはブル系ではなく、ブルそのものか…。)
感極まったおむすびちゃんは、自分から「ぐれん」とひっくり返り
「私のおなかってこんな風になってんねん」
とピンク色のおなかを見せてくれた。
それがたまらなくキュートで
「おむすびちゃん、かわいいねぇ」
と、ついつい猫(犬?)なで声になってしまう。 あまりにもかわいいおむすびちゃん。 私達は二人がかりで頭からしっぽの先までなでなでしてあげた。
おむすびちゃんはその間ずっと「ぐれん」「ぐれん」と転げまわっていた。
「もー、めちゃめちゃかわいいっ……。あ、アレ?」
旦那の動きがピタリと止まった。
「ふつちゃん、…あれ」
…えっ?
旦那が指差しているのは、おむすびちゃんが転げまわっている地面部分であった。
なな、なんとそこには…( ̄□||||!!
茶色いお味噌が!! (それもまるで麺棒でのばしたかのような状態になっているではないか!!)
そそ、そういえば…
おむすびちゃんを撫でれば撫でるほどに私達の手がベタベタしてきているではないかっ!!
ああ、分かっている。
そんなところに味噌なんて落ちてるわけがないことを…。
もう味噌もクソも一緒だ。
こうなったらとことんおむすびちゃんと遊ぶぞォ〜!!
なるべくお味噌のところにおむすびちゃんが転がらないよう注意しながら、おむすびちゃんと楽しいひとときを過ごした。
そこにおむすびちゃんのお母さんがやってきて
「この子、とっても人に慣れてるんですよぉ」
とニコニコしながら教えてくれた。
(しかしお母さんはお味噌に気づいていないようだった。)
自分のサイトに戻ってから私達は相談した。
「おむすびちゃんの家族に悪いから、すぐに手を洗いに行くのはよそう」 「うん、そうだね。少しの時間自然にここでくつろいでいよう」
そういう答えを出し、私達は自慢のコールマンの肘掛付きチェアーに座りしばしくつろぐことにした。
本当はこの手の位置を、手術中のドクターのようにしたかったのだが…。
人間とは不思議なもので 分かっていながらも、もう一度手の匂いを確認したくなるものだ。 私はコールマンでくつろぎつつ、何度も自分の手の匂いを嗅いだりしてみた。
「さ、そろそろ手を洗いに行くか」
旦那が先に手を洗いに立った。 旦那が帰ってくると次に私が立った。
それでも私達はおむすびちゃんがかわいくて、すっかり虜になってしまった。 まわりの景色よりも、おむすびちゃんばかり見ていたような気がする。 ブルドック欲しいなァ。 でもなかなか手に入らないらしいし、なんたってお値段が…。
きっとあの家族はお金持ちなんだろうなぁ。
でも、しかし。
なぜおむすびちゃんという名前なのだろう? ま、見た感じおむすびみたいだしなぁ。
今回のキャンプはいろんなことがあった。 強風のためひどい目にもあったが、過ぎてしまうとそんなハプニングも楽しいものだ。 それになんたって、かわいい犬たちに出会えたのだから、動物好きの我々にとって最高のキャンプだった。
いよいよ我々が帰る番だ。 片付けにはいろうか。
黙々と片づけをする私達。
さみしいが、必ず終わりはくるものだ。 汚物のような鍋もきれいに洗い、 コールマンの椅子も折りたたんで車に積んだし、
さて、帰ろうか…。
「Pちゃんが男でおむすびちゃんが女なんて、おもしろいね、犬って」
と旦那が言った。
私達夫婦もそんな感じかも…
という疑問は胸にしまいキャンプ場を後にした。
…ってさ、私達のキャンプって酒飲んで動物観察しているだけではなかろうか?
それにしても、今日の日記も5日の出来事と6日の出来事がごっちゃになっているよ…。ま、いっか。
2002年05月06日(月) |
へなちょこキャンプ/『おむすびちゃんとの出会い』 |
注)この日記はキャンプから返ってきてからつづっている。 しかし、まるでその日につづっているようなインチキ日記である。
この日の日記は5月5日の出来事だ。 インチキ日記なので書き終わってから日にちがずれていることに気づいた。 しかしその辺はおおらかな気持ちで読んでくだされ。
今日でキャンプ最終日を迎えるはずだったが、あまりにも楽しかったため思いきってもう1泊延長することに決定!!
今日の朝食は…
凝りもせず、汚物のような鍋の残りに(まだ残ってるのか!!)さらに野菜をプラスしてスープにして食べた。 それにパンとコーヒー。
もう1泊するには、食料と、それとアル中気味の我々には大切な酒類も買出しに行かねばならない。
そこでお隣さんに出かけてくると声をかけた。
お隣さんは昼食をとってから帰るとのこと。 たった3日間のお付き合いだったが、お隣さんグループは全員キャラが濃かったので3年もお付き合いしてきたような気がする。
私達が留守の間にいなくなるようなことはないようなので少し安心した。 やはりお別れの挨拶をしたいから。
キャンプ場の近くには店がないので、車で40分ほどかかるスーパーへ行った。
開店時間前に到着してしまったが、すでに店の前には開店を待つ主婦達がたくさんいた。
私の時計ではとっくに10時になっているのだが、どうやらガラス越しに見える店内の時計は5分ほど遅れていてまだ開店する気配はない。
しかし誰一人としてイライラしたり怒ったりする人がいない。 のどかなところだ。
買い物から帰ってくると、まだお隣さん達が片付ける様子もなくのんびりとしていることにホッとする。
しかしここのチェックアウトは1時なのだが、お隣さん、こんなにのんびりして大丈夫なのか?
お散歩綱から開放されたPちゃんが私達のサイトに1匹で遊びにきた!
一目散に旦那の所にやってきたのだが、やはり旦那に惚れているようだ。
Pちゃんはトレーナーを着ているのだが(多分私が着ているトレーナーより高いと思われる)Pちゃんの取り巻きの子供達にまだ他に服を持っているのかと聞くと
「はい。まだたくさんあります」
と答えてくれた。(礼儀正しい子だった)
「PちゃんってちょっとSMAPの仲居クンに似てるよね」
と私が言うと子供達はみんなで笑ってくれた。
Pちゃんのトレーナーの腕部分に
「51」
という番号がデザインされているのだが、どんな意味が隠されているのだろう…。
のんびりと時間は過ぎ、いよいよお隣さん達は帰り支度にはいった。 (もうとっくにチェックアウトの1時は過ぎ、すでに3時を過ぎていたが、慌てる様子もなくおおらかに作業していた)
「ねえ、なんか寂しいね」 「うん。まさにふつちゃんの『ソ〜♪ファーラウェ〜イ♪』だね」
と、私達はお隣さんの片付けを見ながら寂しがっていた。
そんな私達をしり目にPちゃんは、相変わらず綱から解放された喜びを満喫しているようだ。 ご主人が忙しいことをいいことにPちゃんは、
ご主人のスポーツバックに向かって高らかに右足を上げているではないかっ!! 私達は同時に
「あっっ!!」
と声をあげた。
私達は子供の頃から犬との生活を経験している。 あのポーズの次に何が起こるのかは安易に想像できた。
…あーあ…。 Pちゃん・・・。
Pちゃんは涼しい顔をして私達のところに再び寄ってきた。
「Pちゃん。このことは3人の秘密にしてあげる。そのうちあのバックは乾くはずだから…」
と、旦那はPちゃんと男の約束を交わしていた。
そんな旦那の配慮もPちゃんには関係ないようで…
「あっ!!だめ!Pちゃん!!」
今度は草むらの中に埋もれていた、昨日私達が食べこぼしたと思われるひき肉を見つけホグホグと食べていた。
いくらシャンプーのいい香りがしても、いくら「51」のかっこいいデザインを着けていてもPちゃんはやはり犬であった…。
いよいよお隣さんはすべて片付け終わった。 お別れのとき。
「すみませ〜ん!シャッター押してもらえますか?」
Pちゃんのお母さんがカメラを持ってお願いにきた。 最後に集合写真を撮るようだ。
旦那はカメラを受け取ると
「じゃ! いきますよぉ〜!!」
と、普段は煙のような声の持ち主なのに信じられないほど大きな声を張り上げた。
恐らく万感の思いを込めての発声だったのだろう…。 そしてさらに…
「もう1枚撮りま〜す!」
と、積極性も発揮していた。
「今度は秋に会おうなっ!」
と、Pちゃんのお父さん。
1台ずつバイバイをしながら車を見送る私達。
さようなら。 なんだかとっても楽しい3日間でした。 楽しい思い出をありがとう…。 Pちゃん愛してるよ。
無言で手を振る私達の頭の中ではもちろん 「ソ〜♪ファ〜ラウェイ♪」 が流れつつ、家に着くまでにお父さんのスポーツバックが乾いてくれることを祈るのであった。
取り残された私達はしばらく心にぽっかりと穴が開いた状態であった。
しかし、その後すぐに
「おむすびちゃん」
という、それはそれはプリティーなレディーに出会うのである。
そしてこの後、強風のため私達のタープがメチャメチャに崩壊し、
ちんまりと車の中で夕食をとるはめになるとは(車の中は荷物だらけで私達に許されるスペースは1畳分にも満たないのだが、そんな空間で身体を折り曲げての食事)この時の私達はまだ知らずにいた。
こんな長い日記を最後まで読んでくれてありがとう…。チャオ♪
2002年05月05日(日) |
へなちょこキャンプ/『汚物のような鍋を食す』 |
注)この日記はキャンプから返ってきてからつづっている。 しかし、まるでその日につづっているようなインチキ日記である。
昨日のPちゃんの件をきっかけにお隣さんと仲良くなる。 お隣さんは、昨日私達に冷え冷えのビールをお土産に買ってきてくれた。ありがたい。 お隣さんも私達と同じく2泊3日だそうだ。
Pちゃんのご主人であるそのお父さんは、元野球選手であった田淵にちょっと似ている。 宮城県なまりもバリバリでとっても親しみやすい人だった。
「オレの財布もピーピーだよ」
と、Pちゃんの名前にかけての駄じゃれもステキだった。
そんなお茶目なPちゃんのお父さん、 知らない人が飼っている犬に向かって
「ハウス!」
と命令していた。 その犬は知らないおじさんからの命令にも律儀に答え、自分の小屋へソロリソロリと戻るではないか。 そんな犬の心をもてあそぶべくPちゃんのお父さんは
「バーモントカレー!」
と、小屋に戻った犬に向かって叫んでいた…
少年のようなお父さん…。
さてさて、今日のお昼は
昨晩の「つくね鍋」で残ったスープにインスタントの塩ラーメンを入れることにした。タマゴも割って入れてみた。 見た目はとても汚いが、実は素晴らしいエキスに満ち溢れた黄金のスープなのである。 鶏のエキスと野菜のエキス、糸コンや豆腐のかけら、それから昨日の最後に投入したうどんの切れ端などもブレンドされた、それはそれはすばらしい、きっとガチンコラーメン道でも絶賛されるであろうスープである。
めちゃめちゃうまいっ!! ウソではない!本当だ!!
でも見た目はまったく「汚物」である。 飲みすぎてこういう感じのもの吐き出したこと数知れず…。
夕飯は旦那による「ペペロンチーノ」である。
彼の性格がよく現れているのだが、にんにくはきちんと芯が抜き取られていて(芯を取っておくといいらしい)ジョウギではかったかのかのように等間隔でスライスされている。 そんな規則正しいにんにくをオリーブオイルで炒めているシーンを記念にアップしてみた。
箸さばきも一定のリズムを刻んでいる。
2002年05月04日(土) |
へなちょこキャンプ/『Pちゃんとの出会い』 |
注)この日記はキャンプから返ってきてからつづっている。 しかし、まるでその日につづっているようなインチキ日記である。
このキャンプ場へやってきたのは昨日の午前中だ。
到着してすぐに、タープを張ったりテーブルを出したりの大仕事をすませる。 途中喉が乾くが、昼食時のビールのためがまんする。 そんな楽しみのお昼は1枚3000円ほどもするステーキを焼いた!!
せっかくなので最高級ステーキ肉の写真をアップしようと思う。 ご想像通り、口に入れた瞬間とけてなくなってしまう、そんなニックイ肉である。
肉肉しい昼食を終え、パンパンの腹をたたきながら隣で楽しそうに昼食をとっているグループを見ていた。そのグループは子供も含め、軽く10人以上はいるようだ。
そして食事をしている人達の足元には、なんとうれしいことにそのグループの誰かが飼っているらしい、ちっちゃな1匹の犬がちょこまかと動き回っているではないかっ!!
動物好きの私らにとって、お隣さんが動物連れということはラッキーだった。
犬種はチワワだ。
か、かわいすぎる…。
ポークビッツ程度のち○ち○が見え隠れしている。男の子のようだ。 あのチワワとお友達になりたい…。
そして今日…。
午前中の出来事だった。
「すみませ〜ん。」
お隣のチワワグループの中のお父さんから声をかけられる。
「ちょっくら1時間ばかり犬をおいて出かけてきますんで。もし鳴いたら頭でも撫でてやってください。」
車で出かけるとのことだが、そこの施設はペット禁止なのだそうだ。
ワオ〜!願ったり叶ったりである!!
「もう!喜んで!!どうぞゆっくり出かけてきてくださいね(るんるん)」
チワワの名前が「Pちゃん」ということが分かった。
Pちゃんはとても人間に慣れていて、すぐに私達になついた。
「じゃ、どうぞごゆっくり!」
と、うちの旦那がPちゃんと戯れながらPちゃんのご主人にそう告げた時であった!!
Pちゃんはうちの旦那の顔めがけて連続ジャンプをしていたのだが、途中Pちゃんはバランスを崩し、折り曲げていた旦那の膝にみぞおちを打ったのだ。
「ぐえっ!」
と言いながら地面に転がるPちゃん・・・!!
しかし、そのようなことは日常茶飯事のようで、Pちゃんのご主人は
「んじゃぁ、ちょっくら行ってきます」
と、何事もなかったように去って行った。
「バツ悪いよ、Pちゃん・・・。ご主人の前であれはないだろ。勝手にジャンプして勝手に転んだのはPちゃんなんだからね」
と、旦那はPちゃんに困った顔で言い聞かせていた。
Pちゃんは、ナゼか旦那のことがえらく気に入ったようで、旦那の周りでハチャハチャと動き回っていた。 トレーナーの袖をひっぱったり、
…ちょっとエッチな話だが旦那の腕にしがみつきつつ腰を前後に激しく振ったりするのである。
Pちゃん、それはいけないよ…(-_-;)
2002年05月03日(金) |
キャンプさ行ってくるダ! |
2泊3日で行ってくるのだ。 思いっきり高い肉買っちゃいた。
今日は酒盛りだ!!
それではまたっ!!
私の実家の父は退職してからというもの、すっかり山菜の虜になったようだ。
退職してからは、古くからの付き合いのある焼肉屋の親方と二人でちょくちょく山に出かけているようだ。
この親方は、ルックスは「佐藤竹善」+「パグ犬のプー助」をたして2で割ったような人だ。まん丸でキュートさんだ。性格は「男の中の男!!」というタイプで口数は少ないが、静かな中にも優しさと強さを感じさせるのである。
パグ犬のプー助
焼肉屋さんというと、換気扇に油がべったりとへばりついていたり、窓ガラスが油でくもっていたり、ベタベタしたイメージを持ってしまいがちだが、この竹助(竹善とプー助をミックス)はとってもきれい好きなため、驚くほど換気扇は美しく(新品同様)窓ガラスもスッキリと透明感を保っているのである。 営業終了後、毎日換気扇を取り外し洗っているとのこと。すごいなぁ。 もちろん味も評判がよく、ちょっと地元では有名な焼肉屋さんなのだ。 厨房で、タオルのねじりハチマキをして黙々と働く親方はとってもステキなのだ。 ひそかに、母と妹と私は親方のファンである。
午前中、父の退職の挨拶状をパソコンで作ってくれという依頼があり、それとお昼もご馳走したるということもあり、実家に出かけた。
私が実家に着いてしばらくすると、親方の車に乗せられ父も帰ってきた。
「あ、親方!いつも父がお世話になってます」 「おお!お姉ちゃん、久しぶりぃ!」
タータンチェックのシャツが「山男」というイメージをかもし出している。
親方と挨拶をしつつ、私は心の中で
庭にいるプー助と親方の至近距離を楽しむのであった。
ん〜、似ている。兄弟みたいだ。
その親方と二人で、今日はコシアブラというモノを採ってきたとのこと。 それと雪どけ水。
雪どけ水は「協和焼酎『大五郎』2.7リットル」のボトルにつめられていた。 それも6本も。
父が採ってきたコシアブラと雪どけ水をもらい家に帰る。 さ、今日はこの水でご飯炊こう。 コシアブラはてんぷらにするとうまいと母が言っていたのでそのようにしてみようと思う。
最初は父が採ってくる山菜が怖くて食べることを躊躇したという母は、父にまず山菜を食べさせ30分経過して父に異変が起こらなかったことを確認してから食べたという。
「だから実験済みだから安心して食べてね」
と母は言った。
もくじ|楽しい過去|明るい未来
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