「暗幕」日記
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2002年12月27日(金) |
夢記録:用水ぞいの道 |
【夢の内容】 晴れた午後。日差しがまぶしくも北風が冷たくもない季節。何かを取って学校の寮まで戻ってこなければならなくて、片道30分の道のりを走って向かう。用水路ぞいの通りを入れば、見通しのよい田んぼの中に目的の建物が見えてくるはずだ。 しかし見えない向かい風に押されているように、進もうとするからだが押されて進みにくい。ここまでは走ってきたはずなのに、息が乱れても汗をにじませてもいないのを不思議に思う。現実世界ではなく夢であるのをうすうす気づきはじめている。
【今思うこと】 見えない壁に押し戻されるかのように、前に進めない夢をこの頃よく見るようになった。「進めない」というのはうれしくない。全体の雰囲気が明るいので心配はいらないと思うが。
2002年12月17日(火) |
つなぎとめられている理由 |
デパートめぐりをして帰宅したら近所で不幸があったという。昨年両親を亡くして一人住まいだった近所の人がなくなったそうだ。それも、自死であったらしい。
年末でいろいろなことに区切りをつけたくなる気持ちがわかるほどには、私も鬱に近いところにいる。じっと掌をみつめてきょうは死ねないとわかっていながら、崖の縁に立って下を見下ろす気持ちが。
さえた刃物の色が冷たく心臓に迫る。
私は欲しいものがあって、きらびやかな店を探して歩いていた。おいしいものを食べたい。きれいなものが見たい、作り出したい。気持ちのよくなるものを着たい。
つかのまの鬱の晴れ間に、自分の人生に見切りをつける行動を起こしてしまったかの人には、何もなかったのかもしれない。この世に自分をつなぎとめておけるだけの何か。身の丈に合う責任とか、心残りとか、「したい、やりたい!」という欲さえも。
【夢の内容】 雑誌か何かの企画で、年配の女性が同年代の友達とともに、わらべうたを202再現する試みを取材する。生垣のある日本家屋で、障子の側、二人の会話。
帰宅したら家の近くに、来ている服が汚れている怪しい男がいてこちらを見ていた。番犬がその男に近づいて噛み付く間に家に入る。
2002年12月10日(火) |
夢記録:夏休みの見舞い |
【夢の内容】 病気の友達の見舞いに、別の友達と二人で行く。友達の部屋は二階にあり、階段を登った狭い踊り場に柵が取り付けてある。「ここは階段を作るはずでなかったところだから」と、部屋の主である友達は言う。 帰郷して、旅館でくつろいでいると町内の子ども会メンバーが二列に並んで陳情に来る。病気の子を私と友達の二人で占有してしまったと思い込んで気にいらないらしい。「町内で北海道までの旅費も出したのに」というせりふも聞こえてくる。言うだけ言って帰っていった集団をおいかけて、友達は、見舞いに出かける前に記念写真をとった子をつかまえて説得しようと試みる。私もはだしでその後を追う。 説得はうまくいったらしい。「時間がなくてあの写真とるのもいっぱいだったしな」と友達はやれやれという声で私に語る。旅館までの長い石段を登る途中、夏の終わりで虫の大群にあい、また蜘蛛に体液を吸われて空っぽになった虫の抜け殻が、蝉の抜け殻に混じって点在している。「抜け殻でなくて中身の入った虫の死骸はないのか」という一人に、虫が死んだら蟻や蜘蛛がすぐよってきて食べてしまうからないのだ、と説明する。
※ホーム(prohosting)の広告、入るようになったと思ったら(7日)また消えてしまった。
カウンターメモ:12696
【夢の内容】1)新しく入学した大学では棟ごとに折りたたみの車椅子を貸してもらえる。歩けないわけではないが足の具合が悪いので借りることにした。 新入生のガイダンスがある三階建ての建物の、エレベーターが中二階までしか行かない。行くべき教室の表示がないが、フレッシュマンには見えない年配男性のグループが集まっている。同時に同窓会もやっているらしい。 借りた車椅子はコンパクトな上に、自分の足で歩くよりずっと早く走れる。坂も上り下りできるし飛び降りもできる。がけの頂点まで入ってしまって向こう側に落ちては困るので慌てて降りてきた。 初めの建物に車椅子を止めて、構内をあちこち見て回ったので車椅子をどこにとめたのかわからなくなった。記憶を頼りに戻ってみるが、坂の上の寺院に向かっていてこれは違うと気づく。昼休みの間に車椅子に乗って、次の集合場所に戻らなければならないのに。
2)コピーして出てきた紙は使用ずみの計算用紙に重ねて印刷してあった。A3のカセットを開けたら、サイズも紙質も違う反故紙が数十枚入っていた。文字は最近中途入社した使えないあいつの字だ。紙を大切にするのはいいが、自分のメモ用紙にでも使ってくれ。機械を壊しかねないこの所業に腹を立てて、本来のコピー紙でない紙を全部取り出して彼の机の上に置く。
2002年12月07日(土) |
夢記録:旧友/少年☆周波数特別編 |
【夢の内容】終業時間まぎわに、職場に高校時代の友人が訪ねてきた。おりあしく私は会議に出ないといけない。幸い終わる時間が決まっている会議なので、今夜の待ち合わせ場所を指定して離席する。このところ忙しいので、万年床になっている寝室のイメージが浮かぶ。
「少年☆周波数王様の棋譜」特別編『Ciel』2003年1月号に掲載。 本編最終回から半年後、北村兄(医者)の視点でみた入江の様子。
ラジオドラマ化されて今月初めから放送されていたらしい。当方からは聞けない局なので来年2月のドラマCD発売までお預けだ。
「少年☆周波数王様の棋譜」最終回感想
2002年12月04日(水) |
夢記録/リファラーから |
【夢の内容】フリーマーケットに出品するきょうは前日準備。階段教室の最後列端に私のスペース「75番」は配置されたので、料金表を掲示するパネルの置き場に迷う。普通に座った私の後方が商品を並べる長机になっていて、お客さんが通る通路は私の右横と後ろの、座席ブロックを区切る通路であるからだ。 その後ろの机の下方にダンボールやチラシをセロファンテープで貼りつけてだんだん販売スペースらしき状態になってゆく。隣や前の人と挨拶したりテープを借りたりのやりとりも起こる。 休憩時間に、映画館のドリンクスペースに似た売店で、カイワレと春菊の鉢植えセットを買う。入っているビニールの鉢植えは株がばらばらで、あまり小さいのはお昼に食べてしまって鉢を空ければ、その分荷物のかさが少なくなって宅急便を使わなくても持って帰れるようになると思う。
リファラーより Website Archiveの個人サイトとは何かに、2002年2月3日分がリンクされています。今同じタイトルで書いたら少し違ったテキストになるだろうと思いますが、私がここの読者について僅かな情報しか持ってなくて、できれば何を求めてくるのか、読んで何を考えたのか伝えてくれればうれしいと思っているところは同じです。
【夢の内容】商店街の中にある神社が放火されるという事件があった。見舞いにかけつけた社殿には、神主さんの一族の年配者たちが集まっていた。たくさんの人が来ると、古いこの建物は土台が心配なので、新しい大きな社殿に集まってもらったという。こちらは静かだ。 せまいケージに親子らしい縞の猫が重なっている。もらい手を見つけるためにわざわざ広間に放置しているのだろうと思う。すきまから覗いた子猫のあごをなでたら、猫が動いて戸の網にひっかかって不自然な姿勢になった。ケージの戸を開けて絡まっている体を外して出してやった。子猫だったと思ったがひざにのりきらないほどの大猫で、こちらの手を噛んだり(遊びだとわかっているらしく痛くもなく傷をつけたりもしない)、上にのっかってきたりと大喜びだ。
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