女王様の華麗なるつまみ喰い人生 - 2004年06月30日(水) 今使っているメモノート(←研修医の命!と言っても過言じゃないと思います。もっと偉くなってもそうかも。)が切れてきました。6月一杯で神経内科ローテート終了するのを機に、新しいのにしようと思い。 無●良品のA6サイズノート(型落ちで安かったんだー。ふふふ。)に缶入りキットカットのおまけステッカー(←箱のデザインが活かされていて素敵)+ミセス・グロスマンのステッカーを貼ったら か な り 可 愛 く っ て 上機嫌(わたくしのセンスも捨てたものじゃないわね!ほほほ)だった私ですが。 魔法の言葉 - 2004年06月26日(土) 努力が目に見える成果にならないとき、大抵の人は辛いものです。 やってもやっても空回りな日々は、人間から力を奪っていきます。 私にはそんな時思い出す”魔法の言葉”がありまして。 浪人していた頃、ある予備校の、生物の先生が私に言ってくれた言葉。 あれから瞬く間に7年が過ぎ、世の中も私も変わったけれど、 その言葉は辛くなったとき、めげそうになったとき、逃げたくなったとき、 今でも私に大きな力をくれるのです。 その言葉とは… こてんぱん - 2004年06月24日(木) 医師の資格を持っていてもまだまだ2ヶ月目。 お尻に殻をくっつけたままピヨピヨ言っている研修医は毎日が戦いです。 失敗し叱られ(あるいは叱られなくてもかなりブルーになり)、自分のふがいなさや未熟さにしょんぼりしたり、一人の時にちょっと泣いたり。 教科書すら満足にマスターしたとは言えない人間が、教科書に無い!ことに立ち向かおうと必死。難しい。キビシイ。 今日も失敗や分かっていないことに沢山ぶつかって、凹凹凹。 キてます、キてます! - 2004年06月22日(火) あー風邪引いちゃったよちくしょー。 受け持ち患者さんの心電図をオーダーしようと思って伝票を出したら 「6月23日 10:00」 になってました。 病棟で看護師さんにやってもらう随時のものなので、口頭で指示を出せば検査自体はやってもらえますが、やっぱり伝票は訂正して欲しいとのこと。 はいはい。わかりましたよ〜。二重線で消して…でーきたっと。 『先生?これ、今日の今からですよね??』 そうですよ。どうかしました? 『日付が…。24になってます…しかも2枚とも…』 ガビ━━━━(;´Д`)━━━━ン… …ってな事を、別の病棟でたまたま遭遇した同期のO先生@実はナニゲに緑一点に話したら、『大丈夫、オレも昨日凄かったで(笑)』 現在、呼吸器内科をローテ中のO先生、受け持ち患者さんの一人は遠隔転移だらけの肺癌の方です。大腿骨にも転移があり、骨折寸前、といった感じだったんだそうです。こりゃヤバい!と思ったO先生は、整形外科に対診依頼(※注)を出しました。 ※対診依頼とは、主に自分の科で診療している患者さんに、他の科で対処すべき病状があるとき、『こういう患者なんですが、こんな状態です。そちらでも診てやってくださいませ』と頼むことです。大抵の病院には専用の用紙があり、やりとりをカルテに貼るのです。 『…で、観血的に手術は無理そうやけど骨折させたないし、非観血的に固定か牽引出来ませんかって相談やったんやけどなー…』 台風の日に来るのは… - 2004年06月21日(月) 先日書いた△△さん、持ち直して、現在かなり安定した状態です。よっしゃ。 近畿地方を、台風6号が通過して行きました。…らしいですね。 って言うか、本当に台風来てたの? 自主当直 - 2004年06月16日(水) 今夜は病院から。当直に当たっているわけでもないのに、泊り込んでいます。もしかして、ここ数日内に、初の”受け持ち患者sterben”を経験するかも知れません。 〔※sterben:ドイツ語の動詞。『死ぬ』の意〕 うーん。やばそうな患者さんがひとり。どうする? 泊まる必要までは無いかなあ。看護師さんが『△△さん、危なくなったら先生の携帯にかけます』って言ったし。何よりあんまし役に立てそうにないし。ま、ちょっと病院に居る時間を増やそうかな。サマリでも書くか。 …と思ってだらだらと病院に残り、雑用をこなしていたら、消内の先生方に拉致られていつの間にか飲みに行ってました。ゲプー。 女王様、プチ同窓会に出る - 2004年06月13日(日) 大学の同期生の結婚式二次会に出てきましたよっと。 幸せ一杯な新郎新婦のオーラをちょっと分けて貰い、久々に一緒に学んだ仲間達と会い、それぞれの近況を報告しあったり、互いの失敗談に花を咲かせたりして、とても癒されて帰ってきました。 いや、この癒し効果、 下手なエステなんかより良いかも。 研修先の同期も大好きだけれど、やっぱ大学の友達っていいわぁ。 これでまた頑張れそうな気がしてきましたよ。うん。 恐怖の朝 - 2004年06月10日(木) 山に登りて笑え - 2004年06月08日(火) めまいの患者さんはお二人とも退院。 新しく皮膚筋炎の患者さんと頚椎症性脊髄症の患者さんを担当しています。 やっとそれらしくなってきましたねっ。良かった良かった(?) さて。今日のマメ知識。 スエゼンちゃん - 2004年06月06日(日) 据え膳喰わぬは男の恥、と申します。 めくるめく××× - 2004年06月03日(木) 初夏の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。レイナ女王様@夏枯れ神経内科です。 神経内科の夏枯れとは何か。 それはね…。病気にも四季折々の移ろいがあるってことなのですよ。 大学病院等のちょっと特殊な病院ならいざ知らず、私が勤務するような市中の病院ではいわゆるcommon disease(普段よく出会う『ありふれた病気』)が症例の大多数を占めています。 当病院の神経内科で圧倒的に受診数が多いのは言うところの卒中・脳血管障害な訳です。ところが脳血管障害が多発するのは主に冬季から春先。今の時期はあまり患者さんも入院してこないのです。皮膚科や泌尿器科が初夏になると忙しくなるのとは対照的ですね。 昨日、ひとり患者さんを割り当てて頂きました。少ない中から(笑)。 2日前にめまい発作で救急搬送されてきたおばあちゃんです。 診察の結果、脳や脊髄が原因のめまいではなく、耳の平衡を司る部分の不具合だろう、ということになって、治療方針がたてられつつあるのですが。 それって神経内科なのか?! いや、別に神経内科でだって診ます。診ますとも。 で、でも寧ろ…耳鼻咽喉科の領域な気がする。ビミョーだけど。 って言うか、よくよく調べたら当病院の耳鼻科にも掛かってたよ! ホントに何で神経内科に回って来ちゃったんでしょうか。 …ま、めまい自体はありがちな症状で、それを鑑別診断するための訓練だと思えばそれはそれでとっても有意義とも言えます。 そうだよね。 ガンバっとこうっと。 たとえ回診に行く度延々と嫁の悪口や戦時中の苦労話を聴かされようとも。 ※いや、この患者さんご自身はすごく良い方なんですよ。念のため。 〜そして今日〜 よーし。めまいに関してはちょっと賢くなったぞお。 専門誌の特集とかNEJM(※注)とか読んじゃったりして。 〔注:The New England Journal of Medicine。世界で最も権威ある医学雑誌のひとつ。よく大学病院なんかでも抄読会のネタに使われたりする。そういや学生の頃発表させられたなぁ〕 でも違う病気のことも勉強したいかも。。。 トゥルルルッ、トゥルルルッ、トゥルルル… あ。電話だー。なになに、、部長I先生@外来中から… 『レイナ先生、新しく入院の患者さんがいるから受け持ってくれるかな』 あ、持ちます持ちますー!わーい。 で、どんな患者さんなんでしょうか? 『名前は●●さん、70代の男性なんだけど… まためまいの人なんだ…』 …あぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 世界が回るぅうううぅぅうぅぅうう。 【問】 →このようなめまいを何と言うか。 『ハイ、全員、基礎からやり直し!』 - 2004年06月01日(火) 今日のタイトル。
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