研修医、大いに打ち上げる - 2004年07月31日(土) 本日で研修開始から3ヶ月。 5つの内科のうち半分以上をまわり終えた我々です。 『打ち上げしたい〜』 『しようや〜』 てなわけで、業務終了後、病院にほど近い隠れ家チックな某無国籍料理店に4人でしけこんでこっそり打ち上げて来ましたよっと。 実は同期4人とも見事に下戸なんですが、盛り上がるのなんの。 ほぼ毎日顔を合わせているのに、話しても話し足りない位の勢い。 同じ環境にいると、こうも結束が強くなるものでしょうか。 いや、同期ってほんとうにいいものです。しみじみ。 そして、明日(8/1)は久々にDUTYから完全に解放された休日。 ※本来なら月初めから次の科へ移動ですが、それが日曜日なんだな。ふふふ。 素晴らしい。素晴らしすぎる。 いや、お休みが取れるってほんとうにいいものです。しみじみ。 ※ここ3週間、休日返上だったうえに連直・急変・ステルベン・サマリのリジェクト…と忙しかったので。 夏休み?何スか、ソレ?? 思う存分惰眠を貪ろうと思います。色気ゼロだな、私。。。 最後になりましたが、血液内分泌内科の先生方に心より感謝申し上げます。 お忙しいなか、ご指導ありがとうございました。 ... 女王様、タブーを犯す - 2004年07月24日(土) 〜医療従事者の掟〜 手早く仕事を終えて帰ろうと思っていても、口に出してはいけない。 当直が無事に終わりそうでも、口に出してはいけない。 容態が落ち着いた、もう大丈夫!と思っても口に出してはいけない。 何故なら口に出した途端 それらは逆さになってしまうからなのだ。 久々に平和かも、と思って朝、実家を出掛け、母に 『今日は適当なところで切り上げてくるわ』 と言ってしまったのがそもそもの間違いだったような気がします。 あぁ悪性リンパ腫で自己末梢幹細胞移植予定の患者さんが帯状疱疹になっちゃったよ。…と言ってる間に急性骨髄性白血病の患者さん、熱出しちゃって下がらないよ。しかも心電図おかしいよ!!血小板輸血せなあかんのに。え?糖尿病で教育入院の患者さんが胃潰瘍になった?!何て?神経内科で持ってたおじいちゃんが気管切開のチューブを引き抜いた?S先生じゃ入れられないから私がやってって? etc、etc… やっぱ言い伝えにはそうとされる理由がある(こともある)のです。 掟、侮ることなかれ。 ... にんげんだもの - 2004年07月23日(金) ご無沙汰しておりました。 ネタはあるけど時間とやる気が欠如していたのでちょっと更新滞り気味。 私はお陰様で概ね楽しく幸せに働いておりますので、どうぞご心配なく。 現在ローテートしているのは『血液・内分泌内科』ということで、白血病や悪性リンパ腫の患者さんに混じって糖尿病の患者さんも担当しています。 ところが何と。 そのうちのお一人に結核疑惑浮上。 うわぁあああ。単なる教育入院のはずだったのにぃいいい。 呼吸器内科に連絡とかしちゃってるよよよよよよようううううううう。 喀痰検査しなきゃ。採血してADAも測ってみる?それと、ツ反も。 そんなこんなでバタバタと各種検査をやってみて。 今日がツ反の判定日(※注)だったのですね。 (※昔の記憶がお有りの方も多いかと思いますが…。ツベルクリン反応って皮内注射から48時間で判定なのです。発赤をノギスで測られた日は遙か彼方。。。) と、ここで。 ツ反の判定の基準をそれはもう凄い勢いで忘れている事に遅蒔きながら気付きまして。自分が判定するのに、そりゃマズいだろってことで、最新の基準を知るべく、ネットで情報収集することにした訳です。 仕事の合間にかなり慌てて検索をかけ、各種感染症関連の検査の方法と解釈をまとめたかなりナイスな表を発見。 しめしめと思ってプリントアウトして、病棟に向かうエレベーターの中でよく読んでみたら――――――――― 手続きって難しい 〔番外編〕 - 2004年07月12日(月) 国家試験に合格してはや2ヵ月半。早いものですね。 医師免許証届いてますと区役所から実家に連絡が。 そもそも紙一枚にどうして2ヵ月半もかかるのか意味不明ですが、まあ良しとしましょう。 Jamais Vu 或いはグレゴール・ザムザのような - 2004年07月10日(土) ごきげんよう。 世の中には結構白衣からパンツ透けちゃってるヒトがいるもんだということを学び、そこはかとなく安堵(※参照)する今日この頃、皆様方にはご清祥のこととお慶び申し上げますわ。 えーと、どうでも良いことなんですが。近視なんですよ私。 大学に入った頃は授業中だけメガネを使用していたんですが、学年が上がるにつれみるみるうちに視力が落ち、今では矯正が欠かせません。裸眼視力はもしかすると0.1切っちゃったかも。 ※今、『あれだけ勉強しなかったのに…』と思った奴は三角木馬の刑ね。 現在、私の基本スタイルはメガネ時々コンタクトです。 【女王様的メガネの利点】 (1)角膜にやさしい (2)眼の汚染防止になる (3)UVカットもできる (4)賢そうに見えてハッタリが効く(?) (5)装着に時間が掛からない …ほら、いいことが一杯じゃないかっ。ハラショーハラショー! でも今日はちょっと気分を変えたくなって久々にコンタクトにしてみた訳です。ついでに久々にちゃんと化粧して(※注)髪型もちょっとアレンジを変えてみました。 (※何で”久々に”なのかというと、消化器内科ローテの間に荒れた肌を休める意味で、化粧禁止にしてたのです。やっと元通りになってきました…。まあ、疲れて化粧する気も起こらなかったというのもありますが。研修医、オンナ捨ててます…うぅ…) 最近ずっと患者さんや上級医やコメディカルや売店のお兄さんにまで 『レイナ先生、疲れてます?』『顔色青いですよ』 と言われていたけれど。今日こそ、そうは言わせませんことよっ。 鏡よ鏡、鏡さん…お〜っほっほっほっ!(←ヘン) と、勇んで病棟に向かった訳ですけれども。 …ちょっとお待ち。 皆さん何で、 私だって判らないの。 それとも何ですか? 私のアイデンティティはメガネに集約されているんですか?? …。 とりあえず、週明けはメガネで行こうと思います。 当直だし。 orz ... 調教ってゆーか - 2004年07月06日(火) 後輩を育てるということは、とても大変なことなのだろうな、と思うわけです。 特に、自分に余裕のない時代だと、辛いだろうなと思います。 まして育てる相手が”デキてない奴”だったりするとそれはもう…でしょう。 と、解ってないなりに一応思っているので、叱られれば素直に聞くし、嫌味を言われたらしおらしく(でも内心は受け流し)、期待に添えるように努力したりもするんです。一応な。 ええ。勉強不足で申し訳ないです。忘れちゃった分、今頑張ってます。 ヌケているのも、ごめんなさい。同じ間違いは二度としません。 しかーし。 ひとことだけ言わせて頂ける? 尾籠なハナシで済みません… - 2004年07月03日(土) 本日のお話はかなり一般の方にはかなりアレです。汚いです。 そういう訳なので、食前・食中はお避けくださった方が無難かと存じます。 …一応注意は喚起したわよ。あとは自己責任ってやつ?ま、そゆことでね。 消化管出血の有無を知るための目安の第一に、便の色があります。 いわゆる血便は、大腸・直腸・肛門といった下部消化管からの出血によるもので、血液が多く含まれる場合、肉眼的に赤く見えたりします。 これに対し、胃・十二指腸など上部消化管から来た、中等量以上の出血では『タール便』と呼ばれる黒くどろっとした便が見られます。この独特の性状は、赤血球に含まれる鉄が、胃酸によって酸化したり細菌によって硫化されたりすることに因り、生じます。 …てな感じに、便の色で大体の出血場所も分かる訳なんですが。 諸事情(ストレス?さぁ…)によりお腹の具合が芳しくない今日この頃。 今日、用を足して流す前にふと見やると。 何じゃこの真っ黒けの泥状なのはぁぁぁあ! つーかこれタール便? 私のTreitz靱帯(※注)より吻側には一体何が!? (※トライツ靱帯:十二指腸と小腸の間にあって、その部分を腹壁や横隔膜に固定している靱帯があるのです。一般に消化管の上部下部はここを境目に規定しています) 十二指腸潰瘍再発&増悪? それとも胃?食道?? それにしては心窩部痛も無いし、食欲もフツーにあるし。 大量の鼻血を飲み込んだりしてないよね? ってか久しく出てないよ鼻血とか。 何?何だろう??精査してもらったほうがいいよね?! つーか父方の祖父は胃癌で死亡・父は大腸癌で手術してるんですが。 ちょっとシャレにならないよ〜(;´Д`) …と、絶望の暗闇の中、幽かに甦ってきた記憶がひとつ。 血とホルモンと女王様 - 2004年07月01日(木) 本日より血液内分泌内科に。 この組み合わせ、個人的にはなんだか不思議なカンジです。 我らが母校、なにわ大学病院では代謝・内分泌は元々消化器とセット(もう臓器別内科への再編成などなどによって、随分前にそれぞれ独立してしまったんですけどね)で、血液は膠原病・腎臓とセット(ここは今でも一緒だなぁ…)だったので。 もう正直、共通点ナシですよ。 教室のカラーは違う、志向する人の性格なんかもちょっと違う(ような気がする)し、(大学の)系列も違う。
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