消内最後の日 - 2004年05月31日(月) 早いもので5月も本日で終わり。 GW明けからお世話になった消化器内科ともお別れです。 ※勤務先では、内科は一ヶ月ごとのローテーションなので。 『レイナ先生、次どこ行くの?』 『神経内科なんですよ〜。慌ただしいですよね』 『ホンマやなぁ。せっかく慣れてきた所でなぁ…』 『何か勿体ない気がして…』 『でもルートは確実にとれるようになったし、オーダリングシステムも使えるし、患者さんとも上手にやれてたし、最初の一ヶ月としては充分だよ』 『時間の空きがあったらいつでも見学においで。エコーなんかはどの科に行っても要るしな』 ここ数日こんな感じの会話が多くなっていました。 いつものように朝の点滴をして、検査の見学・介助をして、患者さんに会って、カルテやサマリー・中間サマリーを書いて。午後〜夕刻の検査の後、カンファに出て、日曜日の大変だった症例を解説して貰って。卒業試験だ!と(後から思えば)簡単なCTの読影をしてごらん、と言われたけれど、読めずに凹んだり。(あぁ…アホだなぁ私…5年生でも余裕で読めそうな奴だった…) まあ、要するにいつもの一日だったわけですが。 カンファ終了の時、部長先生&オーベンH先生から 『じゃ、先生、挨拶をひとこと』 言われて、立ち上がった瞬間。 涙腺の堤防決壊。 一介のローテーターに過ぎないひよっこを暖かく迎え入れて貰えたこと、忙しい中、沢山の指導をしてくださったこと、心から感謝してもし足りない位でした。一抹の寂しさもあって、ぽろぽろ泣きながら挨拶をしました。 オーベンH先生、びっくりしてました(笑) すいません。そりゃヒきますね。つーかカンファで泣くなよ、私…。 しかも神経内科に移っても、病棟一部一緒だよ…。アホだよ…。 しかもいつの間にか宴会要員にされちゃってたよ…何ですかソレ…。 今日読めなかったCTの所見と、大変だった症例のことと、『困ったらいつでも相談においで』の言葉と、ご馳走になった出前のチャーシューメンの味は、ずっと忘れないでしょう。日記からもこっそりお礼申し上げます。 ... 研修で痩せる!ダイエット - 2004年05月29日(土) 読んで字の如く。 研修を始めてはや3週間。 何か痩せました。つーか間違いなく痩せている、はず。体重量ってないけど。 服が悉くゆるい。大学入学時(細かった)の服を引っ張り出してみると… おお。着られるよ!5〜7号サイズ。 良い傾向です。胸までちょっと減った?のは頂けないですが。 板挟みプレイ - 2004年05月27日(木) 白衣見つかりました! リネン室のスタッフさん達にエレベーター内でお会いしたとき、困っていることを話したら、当日中に見つけて届けて下さったのでした。 よかったよかった。マニアの仕業じゃなくて。 さて。毎日頑張る(?)わたくし達にご褒美。 当病院レジデント会(…というのがあったらしい)の歓送迎会。 製薬某T社プロデュースで説明会(と言う名の飲み会)が開かれたのでした。 ※私の勤務先は市中の私立病院なので、公的病院・大学病院などよりは営業活動を受け入れやすい傾向にあるようです。ま、ローテーター研修医なんか営業のターゲットから完全に外れていると思われますが…(笑) あ、でもこないだ某O社が研修医にくれた輸液関連のマニュアルセット(何故か胃薬付き)は嬉しかったです。丁度輸液のことを勉強しなきゃ、と思っていたので。 20:00スタートで、某社商品の説明などもちょっと聞き、飲んで食べて日付のかわるちょっと前にお開きです。病院に戻って仕事の続きをする一団、二次会に繰り出していく一団、それぞれを尻目におとなしく帰ることにしたわたくしでございます。翌日も点滴当番が控えているし。 で、お隣り某科のN先生@華やか系4年目女医(この春より某大学病院から出向)とお話ししながら途中までご一緒した訳です。 彼女とお話をしていると、どうも1年目研修医の仕事ぶりに疑問と不安を感じておられるよう。彼女の科を廻っているのは同期の某先生なんですが… ◆やる気が感じられない。 ◆自発的に動かない。知識や情報は与えられて当然だと思っている ◆『え?土日も来るんですか?』と驚いていた ◆とにかく仕事しない。雑務を嫌がる傾向にある などなどなど。大変厳しいご指摘を頂いて来ました。 N先生以外の先生方がすっかり諦めてしまった中、彼女だけは某研修医を叱っていたそうなのですが、もう疲れちゃった、と…。 N先生だけではなくて、病院の色々なところから、今年の研修医について評判を聞くのですが…残念ながら、全体にあまりよろしくないです。。。 実はその一方で病院自体が研修医を上手に扱えていない事は、さておき。 早くも新研修制度のボロが出だしたな、という感じでしょうか。 N先生のところの同期研修医にしても、元々興味の無かった科で仕事を苦痛に思っていることを知っているので、完全に板挟みの気持ちです。 うーん。難しい。 当面は”人のふりみて我がふりなおせ”で行くしかないかなぁ。 こんな半人前未満の状態で、人の事なんてとてもとても言えないし。 『一見雑用に見えることでも、後々考えると勉強になったり、きっかけになったりしてるのね…。研修医が居なくても病院は回るように出来てて、でもそこから自分の仕事を見つけて食らい付いていくのが大事なんだと思う』 N先生の言葉がずっしりと響く今日この頃。 ... 当直の夜 - 2004年05月25日(火) 消化器内科部長について、副直というかたちで入ったはじめての当直。 一夜明けてみて。 踏んだり蹴ったりvol.2〜私的トラブル編 - 2004年05月21日(金) う〜〜〜〜〜〜〜〜。 眠いっ。 昨夜は5月一杯で別の病院に移られるY先生の送別会兼新しく加わったメンバー(わたくしも含む)の歓迎会で…。2次会のお開きまでご一緒したら、帰りがa.m.1:30とかでした。病院の運営やシステムのこと、トップはどうあるべきか、病棟婦長さんも巻き込んで、もう侃々諤々の大議論。 すげえよ…みんな熱いよ…。 なのに、今日は何事もなかったかのようにケロッとして…。 みんな4時間睡眠くらいですよね? 何でそんなにタフなんだぁあああ!!!私はフラっフラですよう。 昨今、何か身の回りの細々としたことにまつわるトラブル増殖中。 一人暮らしやある程度の物事の管理は全く初めてでもないのに、何故か今更色々と変なことが起きてます…。やっぱ疲れているんでしょうか。私。 【トラブルその1】 →久々に現金をおろそうと思ったらカードが無いですよ! 慌てて探すもロッカーや医局には無い、実家にも無い、借りている部屋にも無い…(滝汗)…GW明け以来、ずっと家-病院間のピストン運動 的生活だったので、これら以外の場所で失うことはないと思うけれど…つーか普通に気を付けていたらんなもん紛失しないよ!!ヽ(`Д´)ノウワァァァァァン 慌てて銀行の係に電話して止めて貰いました。げっそり。 【トラブルその2】 →その1で失ったカードを再発行して貰うためには、やはり銀行の窓口に行かなくては。 ところが。医師というのは世の中が動いている時間に外に出るのが非っ常〜〜〜〜ぉに、難しい職業でして。 最近銀行が窓口業務を午後7時まで拡大しました!とか土曜日もやってます!とかサービスを充実させてくれていますが、そんなもの意味なしおさんです。ハッキリ言って。 だって、その時間帯も仕事してるんだもん…。 しかし、今日はラッキーなことに検査の数が極端に少なく、昼に空き時間が出来ました!これもわたくしの普段の行いが良いからよね!お〜っほっほ!!(←じゃあ何でカード失くすんだよ…) 上級医に許可を取り、私服に着替えて最寄りの支店へGO!です。 どうにかこうにか手続きを終え、何とは無しに通帳記入してみると…、 何で前のマンションの家賃がまだ引き落とされているんだよ!!! …まぁ、判って良かったです。返金してもらわなくては…。 これ以上残高がヤヴァイことになるのは勘弁です(落涙)。 【トラブルその3】 →私の勤務先病院には毎週金曜日の定時までに汚れた白衣・術衣などを所定の場所に出しておくと、4〜5日後にロッカーの上に洗い上がって返されてくる、というシステムがあります。要はクリーニングですね。 で、先輩方に習って私も手持ちの白衣にロッカー番号と名前をしっかり書き、クリーニングに出した訳です。楽しみに。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2週間待っても返ってこないのはどうして?! 総務課に相談してみたところ、どこかに紛れている可能性があるとのこと。 一応問い合わせるけれど、最終的には自分で探すしかないです、と…。 紛れるんですかねぇ…。長白衣は支給されたものだから仕方ないとしても、私のケーシー(※羽織る奴ではない、ハイネックの短い白衣。白い巨●で柳原先生が着てたみたいな…。ちなみに名前の由来は昔の米国ドラマ『外科医ベン・ケーシー』から)、大学時代のユニフォームをちょっとリフォームしたもので、生地とか結構変わってるのに… …(゚д゚)ハッ!…も、もしかして白衣マニアな人の仕業ですか? 布地くんくん嗅いじゃったりして。 『う〜む、これはなにわ大学98年物のMサイズ…この汗の匂い、持ち主は20代後半未婚…バストは恐らくDカップ、性格的にちょっとM混じりのSだな…』 …って、んな訳あるかぁああああああああっ! もう白衣マニアでも何でもいいです。 いいんで、私の白衣返せ。 手持ちがケーシー上一着と長白衣一着しか無いのよ(しくしくしく) 仕方がないのでここのお店で注文しました。ナガイレーベン、アプロン等、安いと思います。 ... 雑誌をとってみたり - 2004年05月18日(火) 新しく購読し始めた雑誌があります。 臨床研修プラクティス(文光堂) 尤も、熟読出来るほどの時間をなかなか取れないというのが現実ですが。 今年度から始まった、新臨床研修制度。 あっちこっちぐるぐる廻って一体何が出来るようになるんだろう? どうなれたらいいの??他の人はどこまで到達しているんだろう??? 正直なところ、不安だらけの研修医です。 そんなところに『スーパーローテイトと直結したサポートマガジン!』とか言われたら、買っちゃいます。この商売上手っっ。 まあ、個人的には結構参考になってくれてます。 そんな雑誌の表紙を一瞥した弟β@非医学系(注:わたくしには弟が3人おりますの。上からα、β、γなのですわ。ほほほ)の感想。 女王様、患者になるの巻〔2〕 - 2004年05月16日(日) 前日に続いて、土曜日に勤務を抜け出し医療機関を受診しに行ったおはなし。 地下鉄某駅を降りるとすぐにその医院はありました。 受付で、今日は保険証を持参していないこと、後日持ってくるので差額の払い戻しを受けたい旨を話し、診察を受けます。 診察してくださった先生は、院長先生ではなく、若いバイトの先生でした。 この先生がなかなかのイケメンで、医者には珍しく(悪いけど私服姿の医者は大抵モサいわよね…)白衣の下の私服もなかなかお洒落だった訳なんですが…、 先生、その眉毛とヒゲなんとかしましょうよ〜。 眉毛の形はいい感じなのに、所々まるでお年寄りのようにぴょろっと延びている〜。 ヒゲもいわゆるお洒落ヒゲなんだけど、疎らで中途半端な長さがちょっと…。 うーーーーーーーーーーーーーーーーーーむ。惜しいっっ。惜しいなあ。←何が? しかも問診しながら先生のほうが緊張しちゃって顔面チック出てますよぅ。。。 そりゃ同業者ですけどさー。そんな怖がらなくってもいいじゃないかあああ。 取って喰ったりローソク垂らしたりしませんからぁ。ねぇ。 まあ、若さ故(?)のぎこちなさが目立つとはいえ、丁寧な良い先生でした。 ↑いつもの自分のことは完全に棚上げです。おほほほほ。 ちなみにちなみに。 その先生が普段お勤めの病院はやはり臨床研修指定病院なのだそうですが。 先日精神科が主導して、そこの研修医にアンケート調査をしたところ、 既に3割が抑うつ状態にある とのことだったそうです。 みんな大変なんですよね。 女王様、患者になるの巻〔1〕 - 2004年05月15日(土) 土曜日です。 今週は毎日3回の処置を必要とする患者さんがおられるので、土日出勤。 まあ自分の患者さんですし、黒猫のゲーテ兄さんも多分私をキモヲタとは呼ばないはず。 って言うか妙齢の女性に向かってそんな暴言を吐く悪い子は お仕置きしてやらなくちゃねぇ。。。フフフ。 さて。採用時健康診断ではつい隠しちゃったわけですが、実は鬱持ちなわたくしです。学生時代は母校精神神経科の教授に随分とお世話になり、SSRI(※注)と呼ばれる薬で現在は概ねコントロールできています。 〔注:selective serotonin reuptake inhibitor。日本語では選択的セロトニン再取り込み阻害薬。脳の神経伝達物質であるセロトニンの分泌を増やして、落ち込みすぎたり拘りすぎる気分をやわらげてくれます。従来の抗うつ薬に比べて副作用がマイルドと言われています。〕 既に最悪の状況から脱しているとは言え、医師・医学生がストレスフルな状況に置かれていることに間違いはなく、ちゃんと仕事をするためには、当分、薬という補助輪の力を借りて再発を防ごうという目論見です。 さてさて。 国家試験前に母校大学病院で処方して貰ったお薬がそろそろ切れます。 大学病院を飛び出した私には、暫く教授の外来に行くのは、遠いし、時間無いしで確実に無理。そういうわけで、OBの先生の開業している医院を紹介して貰った訳です。有り難いことに土曜日も午前中は診て貰えます。素晴らしい。仕事のない日にこそ、病院は開くべきです!←おいおい自己矛盾…(汗 処置の合間に病院を抜け出し、患者の私になります。 さっきまで『先生、オレ治る?』とか訊かれていたのに、ヘンですね。 どんなところかとドキドキしながら地下鉄に乗り込みます。 踏んだり蹴ったり - 2004年05月13日(木) まだまだ続く、イケてない話。つーか、どんどんヒドくなってまス… 点滴2戦2敗。スランプです。 総務から呼び出しがかかり何かと思ったら、B型肝炎の抗体が私にはないとのこと。学生時代に熱出しながらワクチン打ったのは何だったのでしょう。 午後は下部消化管内視鏡(所謂”大腸カメラ”です)の見学。その途中、助手をしていた先生が病棟に呼ばれてしまいまして…。何故か手が出ちゃいまして…。わたくし助手…。ベテランの先生もいらしたのに…(泣) 何が難しいかって、生検(カメラを見ながら組織を切り取って調べるのです)鉗子の扱い方。これが弾力のあるワイヤーで出来ているので、力加減や支える場所を間違えるとすぐびよよよよ〜んと撥ねるのです。 しかも恐ろしいことに、 術者(オーベンH先生)の顔に当たりそうな勢いで。 持つ場所角度力加減、オーベンがびよよよよ〜んを身をかわし避けながら教えてくださるのですが、もう全っ然ダメです…。コントロール不能。 た〜すけて〜〜〜!! オーベンを感染の危機にさらし、散々でした。 落ち込みながら一旦医局に帰るとPHSが鳴りました。 6年目の上級医、Ue先生からです。 『先生、外科に回す患者さん一人持ってたやろ?入院カルテと外来カルテ持ってカンファレンス室に来て』 ああ!今日外科・放射線科との合同カンファレンスだったよ!! つぅか、何でこんな大事なこと忘れてたんだ私のバカバカっ。 病棟からカルテを抱え全速力で階段を駆け降り、カンファレンス室へ入ると既にカンファは始まっていました。 すぐに私の患者さんの番が回ってきたのですが、何せ急なもので頭真っ白。よれよれのめろめろになってしまい、結局Ue先生@プレゼン上手にフォローされる始末。悔しすぎます〜(号泣)! 私は情けなくも外科の先生方の質問にちょこちょこと答えるのみ。 ※この患者さんは残胃癌と言って、一度癌で手術した残りの胃からさらに癌が出てきてしまった、という状態でした。条件が良ければ、もう一度手術をして癌を取り除くことができます。 『それで、この方は元気なの?』 ―――…ぜ、全身状態は良いと思われます。転移もありません… すると突然、カルテを見ていた他の外科の先生がハッとしたように ♪私は不備の総合商社生まれるべきではなかったかも♪ - 2004年05月11日(火) 本日のBGM♪:『不備の総合商社』 GREEDY GREEN 【本日の不備1】 →点滴失敗。一度失敗するとドミノのようにそれはもう…。今朝は3人の患者さんに無駄に痛い思いをさせてしまいました…。プレイならともかく、こういうのは楽しくないですわね。やっぱり。ほほほ。←当然だ!!! おまけに学生時代から失敗したことのない皮内テスト(※薬のアレルギーチェックの注射。ツベルクリンみたいな…)を初めて失敗。最悪。 【本日の不備2】 →とにかく勉強不足。いや、しなかった訳じゃないんですが…。国家試験が終わったら全部きれーーーーーーーに忘れちゃいました(はぁと)。もうマジでyear note(※学生に人気の内科外科一部マイナー科をおおよそ網羅したアンチョコ的参考書)持って歩きたいです(恥)…。あぁ…。 【本日の不備3】 →病棟看護師さんから連絡。『先生、Oさん(担当患者さん)が胃薬が切れたので出して欲しいと言ってます』 …ほほう。出してもいいのかな?オーベンH先生に相談してみよう。 電話、電話…。 『分かった。前回と同じ量用法で出しといて。やり方解る?』 …あ、一応マニュアルがありますのでその通りにしてみようと…。 『じゃ、頼むよ』 …はーい。…えっと、こうで、こうで、こう。前と同じって事は”DO処方(※前回処方と全く同じ処方)”だよね?よし。できたー。 〜数時間後〜 『先生、Oさんの処方ね、あれじゃダメなんだ。前回は外来処方だろ?だから14日分出せるけど、入院は一度にそんなに出せないんだよ』 …うっ…(泪)。出来もしないのに出しゃばりすぎですか?私…。 【本日の不備4】 →おぉう!そうこうしていたら他の病棟からも連絡が。『先生、Kさん(担当患者さん)熱発38.4℃です。指示通り血培(※血液培養。感染症の原因となる菌を突き止めます)とロキソニン出したんですけど、伝票とラベル出してくださーい』 今、造影室なんだなぁ。仕方ない、H先生に伝票の飛ばし方教えて貰おう。 〜電話にて〜 『…先生、Kさん昨日も熱出して血培出したよね。今日もやることに意味があると思う?』 …。無いと思います…というか、寧ろ採血が負担になってます…。 『昨日看護師さんに血培はもういいって言ったでしょう』 す…すみません…。指示書に”血培は1回のみとする”と書き足します…(汗 【本日の不備5】 →受け持ち患者さんの検査が決定。よしよし、オーダーして伝票2枚出して、一枚はカルテにのり付け。もう一枚は看護師さんに。 えーと、のり、のり、のり。あれ?のり何処?? …あ。あった。何かやたら大きいけど。これで貼ればいいか。変な大きさだけど。 と、そこにオーベンH先生の声が… 『先生〜、そんな大きなので貼らないの!ここに普通のがあるよ(笑)』 居合わせた準夜帯の看護師さん大爆笑。や、やっぱヘンだったのね?(汗) 『だって先生、それ補充用のボトルですよ〜!!』 『先生、めちゃくちゃ面白い〜(爆笑)』 …あ、有り難う…???はい、すいません。褒めてないですよねっっ。 【本日の不備6】 →何だかんだで結局仕事が終わったのは22:00過ぎ。 オーベンH先生がご飯を食べに連れて行ってくださることに。このところ毎日タダメシです。外食です。太りそう。 一緒にY先生@もうすぐ移動予定&U先生@実は大学の先輩女医さんが行くことに。 さて、帰る準備するぞー、と医局の前に来たその時。 U先生が、何かを思いだしたように、こっそり耳打ちを。 『あ、そうだ。あのね…レイナ先生…看護婦さん達がみんな気にしてて、私が代表で先生に伝えることになったんだけど… 先生、こないだ白衣のズボンからパンツ透けてたよ… 気を付けた方がいいと思う…』 誰か私を殺してください。 注)↑本気にしちゃイヤよ。念のため。 ... 研修医の土曜日 - 2004年05月08日(土) 多分このことについては、かなり多くの研修医がひっそりと気にしている筈。 主治医になってみる - 2004年05月07日(金) 昨日のことを反省し、今日は8時に病棟へ。 やっぱ点滴は私だよねー、と思ってその気でいたら病棟当番の先生に 『今日は見学にしとこうか…(にこっ)』 と言われ、ありゃ。残念。 一応、クリニカルクラークシップで数回経験しているんですけれども… 実は昨日お仕事終わってから同期のS先生@K府医卒の天然アンニュイ小柄女医♥とこっそり医局で練習したんですけれども… でも主に犠牲になっていたのは消化器内科3年目の親切な某先生でした。 O先生ありがとう!お陰で私は(もとい、だけ)無疵です!! とはいえ、色々なコツを一杯教えて貰えて、勉強になりました。 しかし何もしないのもちょっとカナシイので、皮内反応(←お薬のアレルギーチェックの注射です)だけはさせてもらいました。 9時からは下部消化管内視鏡の見学。 ね、眠い…多分周りが薄暗いのがいけないんでしょう…。 立ったままふらふらがっくん→( ゚д゚)ハッ!オキテイナキャ!! の無限ループ。 検査中親切にあれこれと教えてくださる先生が一杯なのは、余程私が眠そうに見えているからかしら…やっぱり… 正直 ιぁぅ゙ が欲しいです…。恥ずかしい… 今日は昼ご飯を職員食堂で。オーベンH先生にご馳走になりました。 ※指導医はローテ表に書いてあった部長先生なのですが、実質は中堅の先生が指導してくださいます。そりゃそうか。 『レイナ先生、もっと食べなきゃ〜』 (いや食べてますよ…。もっと食べることもできますけど…さらに眠くなると思うんです…(汗)) 午後からが緊張。 初めての担当患者さんにお会いして…検査に立ち会い…診察してカルテを書き…指示を出して…オーベンの監修の元とは言え、主治医欄の一番目に私の名前があるー。学生の頃と違って看護師さんが私に相談してくるし。 ※学生の頃、診察問診して指導医のチェックを受けて書いたカルテの内容を全く無視されたことがありました。結構重要な情報で、その後のカンファでも問題の鍵になったのに、次に記された看護記録でそのデータが無かったことに…(汗)違う病院でスタッフの性質が大きく異なるとはいえ、この差って一体?!です。免許ってすごいのね。やっぱ。 が、カルテを後でオーベンにチェックして貰うと不備だらけ。 『今回はいいよ(にっこり)』 と言っていただきましたが…。あぁ…もうちょっとちゃんとしたい…(鬱) 勤務先の先生は、注意するときに”怒らない”感じなのですが、もしかして私があまりにもアホ過ぎるのでもう呆れ返っておられるんじゃないかと心配。 本来、新人研修医如きに何も期待できないから、という説もありますが。。。 ちょっぴり凹みながら他の先生方がカルテをどう書いているかを見たり、オリエンテーションの時に配布された医療記録マニュアルを読んで脳内で訂正してみたり。大学病院とは勝手が違うので、このあたりちょっと不利。 夜は”1年目を励ますツアー”と称して、オーベンと若手Dr.3人が飲みに連れてってくださいました。病棟とは違う顔の先生達と馬鹿話&おいしいご飯に癒されました。私って単純。 ... 早々に - 2004年05月06日(木) 『6日は朝9時から指導医の先生について頂きます。直接指導医の所へ行っていただいても結構ですし、分からなければ8時45分頃に総務課に来ていただければご案内しますので』 GW前に↑こう言われ、初日はゆっくりめなんだなぁ…と思いながら出勤。 …が、途中でステート(聴診器)を忘れたことに気付き、取りに帰りました。。。 余裕を持って出ていたのですが、流石にちょっとヤバい?ということで… すごく金欠なんだけど… 遅刻するよりは数百万倍マシだし… 最終手段… タクシーに乗りました(汗)うわぁあぁぁぁぁ。すいませーん! ところが春の新人デビューシーズン故に、私の乗った車の運転手さんは何やら要領を得ません。さんざん遠回りして(それでも超・近距離なので時間的にはオッケー)病院の向かいの横断歩道付近に車を止めて貰い、支払いを済ませ、降りたら… 私の真ん前に何だか見覚えのある熟年男性… …あ…目が合いました…、 …い、いいいいいいいいい院長ぉおおうううぅ!!! (滝汗) あぁ。。。。初日からサイテーな印象を。。。しまった。。。 会釈して逃げるように走ってロッカー室へ。 着替えて部長先生@指導医に電話し指示を仰ぐと、 『研修医には朝の病棟業務についてもらうんだけど…9時にはもう終わっちゃってるよ…』 ―――申し訳ありません…。総務から9時と伺っておりましたので…。 『8時半だろう?ウチの若いのは7時には来ているよ』 ―――(…。で、でも9時って言ったもん。。。しかし反論してもな)はい。明日から気を付けます。 なーんか朝からいきなりダブルでミソが付いてしまって…(しくしくしく) 出勤フォビア - 2004年05月05日(水) やっとの事で、新居に全ての家具が届き、今日は半日がかりでドライバーや木工ボンドと格闘していました。あぁ〜...右手のひらイタイ... んで、書籍類やその他の荷物、家電類を段ボール箱の中からほぼ全部移し替え、 部屋はかなーり、すっきりしました。 したんですが、やっぱりどこか殺風景なんです…。家具自体のデザインは悪くないのに…。 何がいけないか考えてみると、本棚な気がします。。。 だって本棚が可愛くてもぎっしり詰まった本の背表紙が 日本人体解剖学 標準法医学・医事法制 現代臨床精神医学 …これじゃあなぁ。。。 しかも結局また実家に戻って来ちゃって、何やってんだか。ま、いいですけど… さて。明日はいよいよ初出勤。消化器内科に1ヶ月間の派遣です。 ※私の勤務先には5つの内科があり、1ヶ月ずつ全科をまわることになっているのです…。 何だか慌ただしい。それって研修としてどうなんだ… オリエンテーション時に写真入りで作ってもらった名札には 「医師」と職種が記されているのですが。 …ん…?…いし?石??縊死??? うわぁああああぁああ。私、医者だったんだっけか!? ぶっちゃけ、↑こんな調子です。我ながら情けない…ほんとに情けない…。 資格は持っているものの、OSCE(※注1)・クリニカルクラークシップ(※注2)といった先進的・実践的臨床教育を受けているものの、 全 く 何 も 出 来 る 気 が し な い です。 って言うか、実際に何も出来ないでしょうね。ほぼ間違いなく。。。 《注釈》 注1→Objective Structured Clinical Examination。直訳すると、客観的臨床能力試験。要するに、医師・医学生の臨床の能力を客観的に評価する試験みたいなものです。模擬患者さんから体の具合を聞き出したり診察したり。今後医師国家試験に組み入れられていくというお話もあります。 注2→これまでの見学主体だった『ポリクリ』に代わる臨床実習の形態です。学生も主治医団の一員となって積極的に診断治療フォローに参加します。注射や挿管といった少し侵襲的な手技も結構させてもらえるし、患者さんも受け持ちます。ちなみに私の最高記録は6年生時某内科での7人。指導医から『彼女が主治医なんで』と患者さんに紹介され、泣きそうでした。 しかし寧ろ、資格を持ってしまったがために責任は増大するのです。 一応 とんでもない誤診や誤判断をしちゃったらどうしよう。 患者さんにとてつもなく不快な思いをさせてしまったらどうしよう。 私がしたことのために誰か死んじゃったらどうしよう。 考え出すと怖くて怖くて仕方ありません。 女王様体質はどこへやら。緊張のあまり、弱気になっている私。 ... THE GOLDEN "WEAK" - 2004年05月02日(日) ごきげんよう。皆様、GW如何お過ごしですか? わたくしはと申しますと、一応お休みを頂いているのですが、 卒業式とか謝恩会とか卒業旅行とか新生活の準備とか引っ越しとか医籍登録とかで貯金通帳の残高が恐ろしい事になりつつあります…。 お陰で遊びにも行けませんわよど畜生跪いて足をお舐め!!
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