こころのままに
2006年11月22日(水)  秘密の隠れ家
妹と子ども達が遊びに来てくれた。
うちに来るのは結構久しぶり。
男の子三人、大盛り上がり。
でもせっかく楽しそうに遊んでるのに、あまりどたばたしないように注意しなくてはならないのが、集合住宅暮らしのツライところだ。
そこで布団の下に敷くマットを組み合わせて立てかけ、上にブランケットをかぶせ、小さな秘密基地を作ってあげたら、子ども達に大うけ。
三人で中に入ったり出たり、とても楽しそうだった。
子どもってなぜか狭いところが好きなんだよね。

夜も遅くなり、そろそろ妹達が帰り仕度を始めた頃、ぷーが小声で言った。
「ママ、後で一緒に入ろうね」

バイバイした後、秘密基地におじゃましたら、寝っ転がれるように枕が二つ並べてあった。
そこに小さく寝ころんで、今日おやつに食べようとして忘れてたチョコエッグを一緒に食べた。
いつもだったら、夜にお菓子は食べさせないんだけど特別ね。

*     *     *     *     *

ここ最近、ぷーとぶつかり合う時が多かった。
私もどう向き合ったらいいのか悩んだりする事が増えた。ぷーは最近、理不尽な怒られ方をするとものすごく反発するようになった。
そんな時、反抗されればされるほど、ついヒートアップし過ぎて、「悪いのは悪い」と、頭ごなしに言ってしまう。
言えば言うほど、ぷーは私に暴言の嵐。
「ママなんか嫌い」
「ママなんか○○じゃえ!」(これはやっぱり許せないので伏せ字)
「ママがいじめる!」(最近多いいじめ問題報道の影響か?)
…。
私はまともにショックを受けてたりしてたんだけど、こういった子どもの言葉を真に受けてちゃいけないんだってね。
子どもは大人よりずっと衝動の世界で生きてるから、こういう言葉を言ったからって、決して本心ではないんだって。
まあボキャブラリーが増えて、憎まれ口も言えるようになったもんだと思っておこう。
(ここまでの心境になれるまでは多少時間がかかった。育児は育自て言うけど本当だ)

多分私はぷーに対して、無意識のうちに完璧を求め過ぎていたんだと思う。
これじゃストレスをため込んでしまうよね。
もっとぷーの話にきちんと耳を傾けよう。(これがまた訳わからない理屈を並べてきて、まともに聞くに堪えないんだけどね)
もちろん悪い事は悪いと教えるし、しつけは厳しくするけど、まず第一に安心出来る存在としての母親でいなくてはいけないね。
反抗も甘えももっとしっかり受け止めていこう。
悪い事を叱ってばかりじゃなく、許すことも大切にする。
そう思っても私はすぐに忘れるから、ここにこうして書いておこう。

ああなんか眠りたくない。(ただ昼寝し過ぎたせい)
昨日買ってきたスキマスイッチの新曲を繰り返し聞いている。

大切にしたくて 言葉で縛ってがんじがらめ
絡まった中には 君の影も見あたらない
守ろうとした手のひらで 握りつぶしてしまうよ
ただ君がいればいいのに こらえ切れずこぼしていた
夜が少し遠くなっていた
(スキマスイッチ/アカツキの詩)


この部分の詩にはっとした。
これは恋人同士の詩なんだと思うけど、自分とぷーに置き換えて聞いてしまう。
優しい歌声に泣きそうになる。
握りつぶしてしまわないように…。
気をつけないといけないね。
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