こころのままに
2006年02月19日(日)  自転車記念日
公園の駐車場の脇の人通りの少ない道で、ぷーの自転車の練習。
サドルに添えていた手をそっと放してみると、すーっと一人で走り出した。
「一人で乗れたね! 今、ママ手放したんだよ!」
「えーっ、ほんとに!?」

その後は、すぐにコツをつかんだみたいですいすい進めるようになってきたけど、いつ転ぶかと心配で、横を一緒に走ってついていた。

そうしたら、
「ママとパパはそこで見てて」
と言いながら、ぷーは一人で走っていった。

どんどん加速しながら、だんだんと小さくなっていくぷーの後ろ姿を見守る。
そのスピードが思いがけなく早くて、なんだかなんとも言えない気持ちになってきちゃって。
自転車に乗れるようになるって事も、巣立ちの一歩なんだなぁ…なんて。

その日は夜寝るまでの間に何度も、
「今日は自転車乗れて楽しかったー!」
と繰り返し言ってた。

「以外とすんなり乗れるようになったね」
「自転車に一人で乗る日がきたんだね。大きくなったね。」
夫婦でそんな会話をしていたら、涙が出てきた。

ただただ祈る。
「どうか事故にあいませんように。」
神様にしっかり聞こえるように、声に出して祈る。
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