衒学ファンタジア...tk

 

 

ゾウが便器に座る日 - 2004年07月29日(木)

最近になって
ヲシュレットヲ取り付けた
象さん

居心地の良さに
今日も長っトイレ

サーカスの仕事も
そろそろ潮時かと思いながら
新聞の求人広告

以前、飲料水会社の
試飲部にいた象さん

試飲より
水浴びのしすぎで
クビになった象さん

お鼻でヲシュレットノ水圧を
細かく調整しながら

広告から目が鼻せないゾウさん





モニタリング・ステップ - 2004年07月28日(水)

例えば外を歩くとき

頭上20メートルから
自分はどう見えるのか
想像してみる

あの電線の上あたりから
真下にファインダーを向け
なぞるように追歩する

ビルの間をすり抜ける
猫背の自分が見える

車道を斜めに横切る
ちっぽけな自分が見える

何も考えない
二足のアリが見える

手前のカラスは
糞を落とす



赤飯 - 2004年07月26日(月)

今日なぜか
白いご飯じゃなくて

赤飯を食べた

お姉ちゃんに聞いたら
私じゃないわよ、と答えた

で、妹に聞いたら
まだだっつーの、と答えた

で、母親に聞いたら
わけないっしょ、と答えた

んで、父親に聞いたら
・・・、と答えた

で、兄ちゃんに聞いたら
ぶん殴られた

でもって、弟に聞いたら
そういえば弟はいなかった

九官鳥のピーちゃんに聞いたら
オハヨッオハヨッ

うちの赤飯は、塩が効いてて
とってもうまいよね
そういえば、僕も弟も
赤飯が大好きだった

あとで持ってってやろ





潜水 - 2004年07月23日(金)

君に触れるだけの感覚を残して
夜の海はすべてを溶かすよう

光の届かない世界で
笑顔に嘘もホントもなくて

傷口を騙しながら
この部屋まで潜ったんだ

引き返す気はないよ
呼吸(いき)が終わろうとも
手を離す気はないよ
過去が変わろうとも


闇に焼き付く秒針のリズムは
プライドまで炭酸にはじける

現実が遮断機を越えて
夢が追いつけないでいるよ

潜水の彼方に君を見つけて
両手にそれを貰ったんだ

引き返す気はないよ
呼吸(いき)が終わろうとも
忘れる気はないよ
どこまで沈もうとも








浮草 - 2004年07月19日(月)

ただ静かに揺れて
ただ君に触れた
昨日か明日か分からない
外灯の部屋で



赤のスケルトン下敷き - 2004年07月13日(火)

自分の親もそうだから
あまり大きな声じゃ言えないけど

携帯のメールアドレスに
自分の誕生日入れる人って

どうかと思いますね

うちの親は、ただ自分が
アドレスを覚えやすいってだけで
やっただけで
悪意は感じませんけど

意図的に入れてる人って
腹黒いというか

「分かってるよねみんな」的な

アドレス消してあげたくなりますね(笑)

「余計な情報入れたくねーんだよ!」

…ってかさ、別に
誕生日ぐらいって思うかもしれないけど
俺だって、誕生日を聞く位何でもねーけど

やり方が悪どいというか

特にこういうのって、女に多くて

「お前はいつから誕生日を発表できる程
 エラくなったんだい?」

という感じですよ

恥ずかしくないのかね〜
悪い事以外、何も考えてねーなコイツとか思っちゃうな

どうせだったら俺みたいに
3サイズをアドレスにすりゃ
俺から誕生日聞いて、それでからプレゼントすんのに

まったく、赤のスケルトン下敷きですね
答えを隠しても、よく見たら見えちゃうんだから














ヒステリック・グラマー - 2004年07月10日(土)

例え話がしたいから
話すんじゃなくてね

話したい事があるから
例え話が出るわけだ

例えば
三角形の穴を持つ女性がいるとする
卑猥な意味でなく

そして
自分は円(マル)だ

その三角に当てはまるように
窮屈なまま円の形を変えて
入っていければ成功だ

けど
その三角になった後
やっぱり窮屈に耐えれなくなって
穴から出てしまうだろう

要するに
三角を円に変える力か
そもそも元々が、円の女を探すか

そのどっちしかない

どんな例え話だ






バーボン先生のピアノ教室 - 2004年07月08日(木)

今日は僕が通うピアノ教室で知り合った
バーボン先生の話をしよう

バーボンというのはただの芸名で
ほんとは斎藤という

なぜバーボンなのかは
まだ入ったばかりの僕には
教えてもらえない

「教えてくださいよ〜」
なんてサービスゼリフも
一応吐き出す

バーボンは指が短い

何故ピアノの先生になれたかと言うと
実家がピアノ教室だったからだ

こないだ
エリーゼの為に
を弾いた

指が思うように動かず
恥ずかしい出来だった

落ち込んでいる僕を見て
バーボンは笑顔でこう言った

「顔には57の表情筋がある
 しかし、そのほとんどを人間は使えないそうだ」

「あなたの指はまだまだ豊かではないが
 指の前に、
 あなたの顔はとても豊かな表情を持っている」

僕は黙って聞いていた…

「僕からあなたへ
 ピアノのうまくなる為の
 宿題を一つ出そう」



「起きてる間でいいから
 1時間に、1回」

「誰かに笑顔をしなさい」





半年が経った

僕はとっくにピアノ教室をやめていた
理由はただ、飽きっぽいからだ

バーボン先生はと言うと
資金繰りが困難になり夜逃げしてしまったらしい

バーボンの由来も分からず終いだ

結局ピアノはうまくならなかったけど
バーボン先生には、何か他の大切なものを
残してもらった気がする

宿題は今でも実行している



別に疲れた夜は - 2004年07月07日(水)

無理して書くことないな
明日でもいいやな



にょってる - 2004年07月06日(火)

ねむいを通り越して
にょむい

かなり、にょむい

にょむいと、どうなるかというと
にょむにょむ言うようになる

にょむにょ



バンジーの賞味期限 - 2004年07月03日(土)

「関根勤とかけまして、バンジージャンプと解く」
そのこころは何か
「切れる事はないと思うけど、万が一切れたらどうしよう…」

…まぁ
…それと類似して

食べ物には、賞味期限ってあるじゃないですか
賞味期限も切れたら、どうしようって思いますよね

よく何も考えてないアホは
「1日くらい全然オーケー」なんて平気で言うけど
確かに大丈夫なんだろうけどさ

やっぱ賞味期限ってのはさ
食べても確実に大丈夫な期限を言うわけで

「1日くらい全然オーケー」って
「それはお前がアホだからだよ」って返したくなりますね

自信満々に言うなって思います

「じゃあお前は、絶対安心と言われてる
 バンジージャンプ、平気で飛べんのかい!」って

バンジージャンプとかけまして
賞味期限と解く

そんな感じで今日はおしまい




眠れる森の青い鳥 - 2004年07月01日(木)

野沢尚が自殺した
ゆっくり死んでくれると思ったから
余計残念でならない






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