何となく噛み合わせが悪い日が続いている。 数分前の判断力のなさを恨む日が続いている。 選択能力のなさに泣きたくなる日が続いている。
ただ以前とはちょっと違って、雑談ができる人がいてくれるので、 深刻な事を話す事はないけれど、気が紛れる。 周囲にいがみ合いもないし、何か気に障ることがあっても、 「わりとどうでもいい」という呪文を唱える事で今は何とかなっている。
一瞬だけかもしれないけれど、今は一人がちょうどいい。
久々に熱を出し、風邪薬を飲んで眠った。 だいたいそういうときには悪夢を見る。
私は元彼のアパートに合鍵を持って忍び込んでいた。その経緯はわからない。 元彼には今は未練どころか良い感情を持っていないので、 本当になんでそんな事をしたのか、 夢の中でも夢から覚めても考えたけれども、わからなかった。
そうこうしているうちに元彼がアパートに帰ってくる。 私はしどろもどろになってどうしてここにいるのかを説明して、 とりあえず寝室で寝ててよ、と居間を追い出される。 私はベッドに勝手に入り、布団を勝手にかけて、うとうとしだした。 元彼が寝室に入ってきた気配を感じて薄目を開けていると、 顔が近づいて撫でられたり色々されて、 ちょっと気持ち悪い、と思ったところで目が覚めた。
未練もあったらいい夢かもしれないけれど、今では立派な悪夢だった。 欲求不満かよ!と思うけれど、解消できるあてもないので困っている。
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