切ない夢を見た。 学生時代の同級生Mちゃんが夢に出てきた。 Mちゃんとはお互いにイラッとするところがあって、 ここ10年は年賀状一言だけのやり取りになっていた。
夢の中で東京に用事で出てきていて、東京近郊に宿を取っていた。 日も翳り始めて一仕事終えて、帰ろうとしたところで、 街中でMちゃんとばったり会った。大人びてはいたけれど変わってなかった。 Mちゃんはにっこり笑って私に気づいて、 お互いに「久しぶり!」と会話を楽しんだ。
普段人を全く誘わない私が、Mちゃんに「この後時間ある?」と誘うと、 いいよ!とのことで、Mちゃんと私はバーみたいなところで飲んだ。 次の日用事があるからどうしても帰らなきゃ、と思っていたけれど、 最終は11時30分で、その電車で東京駅までたどり着けばいいから、と、 それは覚えていた。 Mちゃんとはとてもとても会話が弾んで楽しい時間を過ごした。 いつの間にか最終電車のことは忘れてしまった。
夢の中で目が覚めて、私はいつ宿に戻ったんだろう?と思って、 飲んだときからを思い出してみたけれどよくわからない。 まるで、Mちゃんが私を化かしたかのようだった。
Mちゃんがあまりに光った笑顔を私に向けたから、 その印象が強くて、夢から覚めて起きてからもしばらく強烈に残った。 Mちゃんは実在したんだろうかと思うほど、それぐらい笑顔が凄かった。
朝起きてからしばらく悲しくてしょうがなかった。 会いたいな。 昔の友達も、社会人になってからできた友達とも、離れてしまった。 寂しい。
嵐の前の静けさというか、一瞬凪いだような感覚。
これからかなり大変になるというのに、 なんだかその実感がない。 大変だねとも言われるし実際大変だとも思うけれど、 どうしても実感がない。 これから地獄を見るかもしれないというのに。 いつだか、同僚が会社を辞めたときもこんな感じだった。
私だって辞めたい、そう言いたいが足元を見られている気がして、 本当にやめる算段がついたところまで、ぎりぎりまで黙っているつもりだ。 それぐらいしか、復讐としてはできることがない。 その「辞める」あてができるめどもたっていないけれど。
以前こんな感覚でいたときは、その後、心身を壊した。 一度壊れたものが完全に元に戻ることはないけれど、 また今度も壊れてしまうのは避けたい。
ひさびさに夢を見て覚えていた。
知らない駅にいる。 駅は新しくて、いろんなところへ行けるターミナル駅のようだった。 二階に上がると大きい切符売り場が窓際にあり、光がさして明るかった。 その反対側に小さい切符売り場があり、そちらも明るかった。 こちらはマニアックな行き場所への切符売り場のようだった。
私は切符を買おうと思ってその大きい切符売り場に行ったけれど、 行きたいと思っていた場所への切符がなかったようで、 小さい切符売り場に行って、切符を買った。
場面が変わって私は自動改札を抜けたまでは覚えているけれど、 その後電車に乗ったかどうかまではわからない。
そんなに私はどこかへ行きたいというか逃げたいんだろうか。 それでも、夢占いでは結構いいことが書いてあって、ウキウキした。 いいことあるといいな。
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