祖父母、特に祖母の調子が良くない。
要介護となり、ますます判らなくなっていっている。 祖母の娘に当たる母、孫に当たる私のことがわからない。 同じ子供でも、叔父のことはわかるようだ。 同じ孫でも、姉と弟はわかるようだ。 ちょっと悲しいなあと思うが、もう歳なのだからしょうがない。 今までがちょっと健康すぎたのかもしれない。 ご飯を食べた事を忘れて食べ続けるのではなく、 とにかく食欲がないといってはご飯に箸をつけない。 少し遠くから心配している。
仕事では「悪い人間関係のケーススタディ」状態が続く。 克服はできない気がするが、 どうしたらきつい状況のなかで精神的にフラットになれるか、 嫌われている人(私も嫌い)に対してどれだけにこやかにしていられるか、 仕事上言いたくない事を言う場合、どれだけ相手の表情を汲まずに言うか、 私が行くであろう次の場に対しての特訓だと思うことにした。
しんどいが、彼だけが支えだ。 でもそれでは重いだろうから、何か楽しい事を探そう。
生きていてくれてよかった、と、本当に思った。 話した事もない、顔も知らない人だが、 生きているのがわかったとき、安心した。
私が同じ立場になったとき希望を失わないでいられるか、 見ず知らずの他人が「生きていて良かった」と喜んでくれるだろうか、 そう考えると薄ら寒い。
帰省中、商店街で盆踊りと特売をやっていたので母と見に行った。
商店街は人がおらず、閑散としていて寂しい。 一生懸命運営している商店街の人も、頑張ってはいるがさみしい。 盆踊りに子供を参加させて盛り上げたいという気持ちはわかるが、 大人だけのものになってしまった。 今の子供では盆踊りに興味をもつのは難しいのかもしれない。
閑散とした盆踊りをみているうちに、どうせ大人のためのものなのだから、 これを婚活でやったらいいのにと思った。 浴衣を着ていれば、婚活する年齢の人では魅力が3割増程度には見える様な気がする。
夕方から集まって、スイカやモモを食べ、みんなで浴衣を着て、 盆踊りを堪能した後は線香花火を縁側でする。 ビールを飲みながら打ち上げ花火を見るのでもいいや。 これで恋が生まれるかどうかはともかく、孤独な私みたいな人にとって、 こんな楽しいイベントを一人でしようとしてもできないことだから、 知らない人とでも誰かと一緒に楽しんでみたい。 そういうことを思った。
そんな婚活イベントがあれば、私なら彼氏がいなかったら喜んで参加したいと思う。
会社の中で心から笑ったのはいつの事だろう。 作り笑いすらできなくなってどれだけ経つだろう。 こうなってしまったのは私のせいだとも思うけれど、 それだけではない気もする。
仕事が山になっており、そのうえ精神的に孤立状態で、辛い。 今日、疲れきって仕事を終えた私に上司は、 「いつか報われるときが来るから」と言った。 何をもって報われるかと聞かれるとそれはわからないが、 本当にそうならいいなと思った。
いつか、こんなこともあった、こんなのまだましだ、と言える日が来るだろうか。
ミシンの縫い目やたちめかがりが見える浴衣が多い事に気がついた。 さらに、見た目がもろ浴衣なのにサンダルを合わせていた人がいたり、 巾着じゃなくてバッグだったり、なんだかそういうところが気になった。
浴衣が着やすくなったとか(私も浴衣を一人で着れません)、 大量生産できるとか、色々とメリットはある。でもなんだか味気ない。
浴衣を一人で着られるようになったら言える文句だとも思うので、 浴衣の着方を、母親からちゃんと聞いてみよう。
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