ふすまのおく
細々、ぼそぼそ書いてます。

2010年03月22日(月)

リセットボタンをいざ目の前にして、怖気づいている事に今頃気づく。

けれど、現実はリセットボタンを押すみたいにうまい事切り替わらない。
顔や背格好が好みではないとか、劇的にセンスがないとか、
思ったことを言葉に出しやすいとか、
他人にされると微妙にむかつくリアクションをするとか、
ちょっと引っかかる部分もあるにはある。

それ以外に、色々な面倒な事が見えてきて、
それをどうやって面倒でなくするか、ずーっと考えている。
それが、ほとんどが自分の気の持ちようなのも知っている。

リセットボタンを押しても自分は自分でいられるのか。
働く事で得られた自分は、リセットボタンを押せば消えてしまうのではないか。
自分はただ飼われていられるだけの存在にならないだろうか。
誰もいない何も知らないところで自分を保てるか。

悩んでどうにかなるかは知らないが、悩みきるだけの時間は欲しいと思う。
色々考えて重い、と言っていたが、私も今そんな気分だ。
事の重大さが今頃わかった。



2010年03月01日(月)

腹を決めた。
かといってあまり急いでしまっては混乱してしまうから、
とりあえず今を楽しもうということになった。
金の卵を産む鶏の腹の中を割ったら何もなかった、
なんてことがないように、
この気持ちがこのまま温まりっぱなしならいいと思った。

リセットボタンが本物で、目の前に現れ、それを押すことにした。
押すタイミングはもうちょっと後になりそうだ。

別にリセットがしたかったわけではなくて、
その後の暮らしが何となく想像できて、
一緒にいてこれほどまで楽と思ったこともなくて、
自分だけでなくて相手もそんな風に感じていてくれた。

きょうは私のほうが眠れない。


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襖 [MAIL]